みんなのシネマレビュー |
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1. スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐 《ネタバレ》 無難でサプライズがない。エピソード4から2まで全部見ている人にとっては、3でどういうことが起こるかすべてわかっています。そういう観客にとっても「ああ、そうだったのか」というような意外感とか、「わかっていても泣けるなあ」というような壮絶な人間性とかを感じさせるのがシリーズ最終作の課題だったと思います。 しかし、本作では戦いに終始した感じで、ドラマの描写が足りてません。アナキンが転んだ理由もパドメが出産で死ぬのを防ぎたいからという点だけで、内心での葛藤や善悪の戦いに説得力がありません。あれだけ強かったジェダイ達のあっけない最期。あんなに簡単に潜入できるなら、オビ=ワンとヨーダの二人で襲えば皇帝は倒せたよなあ。オビ=ワンがアナキンを放置するのも謎。これでは見た人の多くが、「こいつらの、この愚かしさが後年あれだけの悲劇を生んだのか」と思ってしまうことでしょう。3作全体で、シスの暗黒の大きさ、フォースの不安定さ、ジェダイの形骸化をもっと描くべきだったでしょう。 戦闘シーンは確かにすごいんですが、なんのためにこれだけ戦うのかっていう点で腑に落ちていないので、ただただ戦っているだけ。 進歩する映像に反して、イマジネーションは失っていったシリーズだったなあというのが正直な感想です。最終作ということでおまけして6点。[映画館(字幕)] 6点(2005-07-11 07:30:44)(良:4票) 《改行有》 2. トゥモロー・ワールド 《ネタバレ》 まず驚いたのが、子供が産まれなくなった近未来というすごく重大で残酷なテーマを扱っていながら、映画の内容はそれとはほとんど関係なく進展すること。製作者は何の映画を作りたかったのか?私の中での結論は、「ドンパチを撮りたかったのだろう」です。自然保護を訴えつつ他人を排斥する運動をしている団体を見ているような、空虚さを感じてしまいました。[DVD(字幕)] 2点(2007-05-14 00:40:21)(良:1票) 3. パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト 《ネタバレ》 前作をそれほど面白いと思わなかったのにもかかわらず、映画館まで行ってしまいました。結果がこれではガッカりとしか言いようがありません。 パート1に輪をかけて支離滅裂なストーリー。グロさだけはアップ!なにより、映画が一本終わるというのに、何も解決されず、グダグダなまま「続く」というのが信じられないです。他の作品との比較で恐縮ですが似たような状況のスターウォーズやバック・トゥー・ザ・フューチャーのパート2は、同様に「続く」なのに何だかほっとするような感覚があり、単独の作品としても評価できるものだったし、スパイダーマン2は傑作と言っていいレベルでした。人気にあぐらを書いたこのような安易な映画作りは遠慮願いたいというのが本音ですね。 [映画館(字幕)] 3点(2007-06-11 02:14:22)(良:1票) 《改行有》 4. パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド 《ネタバレ》 2を見た勢いで3も行きました。結果は惨敗。ストーリーは相変わらず支離滅裂で意味不明、物語世界について説明不足なのと登場人物の行動が理にかなってないので訳がわかりません。長い割には見せ場も少ないです。巨大な制作費と猿と犬に免じて3点。[映画館(字幕)] 3点(2007-06-11 02:26:53)(良:1票) 5. 華氏911 映画を政治に利用するというのは嫌悪感を持ちますね。0点(2004-09-25 01:28:47)(良:1票) |
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