みんなのシネマレビュー |
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1. スウィングガールズ 《ネタバレ》 物語のメインとなる彼女たちが、音楽を楽しむことに喜びを見出している点ではいいと思いますが、でもあんだけ上手くなるにはかなりの苦労や挫折を味わうんですよ。そのなかで「もうこんなのやりたくない」と何度投げ出しそうになったことか…。この映画には、その描写がほとんどない。吹奏楽歴たかがうん年の私が言うのもなんですが、経験者として言わせてもらうとこの映画の彼女たちはものすごいノー天気な人か、生まれつきの天才です。そういうこと何も考えないで気楽に見ればいいんだよ・・・と自分ではわかっているつもりですが、どうしてもそう思ってしまうのです。これを観てジャズを始めた人っているのでしょうか。そしたらきっと一筋縄ではいかない音楽の複雑さに直面していると思います。ジャズというかっこいい音楽の、その明るい部分だけ出して映画にしようだなんて、ずるい考えですね。 [DVD(字幕)] 4点(2005-05-01 23:46:36)(良:2票) 《改行有》 2. アバター(2009) 《ネタバレ》 今後、私の人生の中で、3Dメガネを付けて観た初めての長編映画として記憶に残るのでしょう。アバター、私は楽しめました。特に気に入ったのがナヴィのヒロインで、最初は違和感があったけれど、強さと女性らしいしなやかさを併せ持つ彼女に、次第に惹かれて行きました。一族の木が襲撃され、彼女の父が殺されたときの絶望的な心境を思うと、自然と涙が流れていました。これと同じようなことが、実際に地球上でも起きていたと考えると、あらためて人間の非道さを思い知ります。結局、殺戮によってストーリーが終結してしまうのは哀しいですが、鑑賞する側からすると、力には力をもって対抗するしかスッキリ終わる方法は無かったので、仕方ないことだったのでしょう。あくまでもエンターテイメントとしての映画作りなのだということです。疑問が残る終わり方であっても、疑問にしておくことが、社会に対する考えをかえって深めるのかもしれません。本当はどうすれば良かったのか?と考えるきっかけになるからです。けれど反対に、エンターテイメントとしか観ていない人が居ても、それはそれでいいのではないでしょうか。話題づくりに貢献していますからね。少なくとも私はこの映画を「映像美だけの中身の無い映画」とは思いませんでした。侵略者に対する、身が切り裂けるほどの怒り、自分の住処が破壊されていくことへの悲しみ…ジブリではそのあたりはあまり感じられませんでしたが、この映画では痛いほどわかりました。[映画館(吹替)] 8点(2010-04-11 22:04:01)(良:2票) 3. スノーマン<TVM> このアニメが好きで、PS版のゲームを買ってしまったくらいです; 空を飛んでる場面でなぜか涙が出ます…。トトロやピーターパンと空飛んでるのとでは訳が違うんです。なにより歌が絵とマッチしていて素晴らしい。ずっと大切にしたい、動く絵本です。10点(2004-12-26 17:24:21)(良:1票) 《改行有》 4. となりのトトロ 《ネタバレ》 この映画を観てると田舎で暮らしたくなります。自然の森は新たな発見と生の喜びに満ち溢れていると思います。機械的に作られたものはすぐに飽きてしまうし、心は豊かになりません。だから、そんな田舎で生き生きと暮らしているさつきやメイは幸せだと思いました。でもひとつ気になることがあります。メイがいなくなって、さつきもばぁちゃんも村の人総出で探してるのに、なんでお父さんは平気で大学で授業やってるんだ!てことです。しかもその後さつき達の母親といっしょに病院いるし。とうもろこし見て「案外そうなのかもしれないよ」って!すべて知ってたのか、知らなかったのか…でもこれじゃ子供に無関心な父親だと誤解されて当然です(苦笑)9点(2004-07-25 19:04:00)(笑:1票) |
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