みんなのシネマレビュー |
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1. 世界の中心で、愛をさけぶ 原作は正直、泣かせるためにつくられた、内容の薄い、漫画のような感じで、なぜこの小説が村上春樹の『ノルウェーの森』を越えて売れているのか理解できなかったが、映画はなかなか良かった。号泣というほどではないが、『死』についてホント考えさせられた。確かに、この映画の背景を考えるとかなりの矛盾(婚約者と同郷で何も知らなかったの??とか)もあったような気がするが、与えられる情況だけを考えたら、原作のストーリーよりかなりよかった。そして、出演者の演技のうまさもすばらしかった。かなりの、話題作だけにプレッシャーもあるだろうが。すばらしい。 しかし、あえて、作品に注文をつけるとしたら、もう少し、朔と亜紀の発病前の幸せのシーンが見たかった。青春時代が綺麗に映し出されていただけに。 その点で今のところ自分的には現在2話まで放送されているドラマ版のほうが好きです。ただ、映画版も見て、損はしないと思う。8点(2004-07-10 21:19:18)(良:1票) 2. 青春デンデケデケデケ 自分にとって親の世代の青春時代ということで、古臭さなどは感じたが、今と比べ、若者が物もお金も少ない時代で夢をいっぱい持っているという感じがした。なんか、少しうらやましかった。とにかく音楽がかっこいいが、映画全体としては、長く退屈と思われる時間帯もあった。6点(2004-06-26 14:47:16)(良:1票) 3. ラブ&ポップ エヴァンゲリオンの監督と知らずに見ました。。 正直、自分はエヴァンゲリオンのキャラクターにハマっている、大人(自分は当時、中学~高校生くらい)を見て、正直、エヴァンゲリオンという、映画を見ていないのに、映画そのものを軽蔑している感があった。しかし、この映画をみて、この作品と同じ監督なら、ちょっと見てみたい気がし始めた。 とにかく、この映画は、登場人物、社会のカオスをうまく表現している気がする。もちろん、その主人公のカオスに、共感できる人、出来ない人がいるとは思うけど、表現を出すという点ではこの映画は傑作だと思う。 もし、自分のようにエヴァンゲリオンに何か抵抗がある人は、それを、忘れて見てほしいと思う。 なんか、うまく表現できないけど、とにかく良かったです。 自分は主人公の女の子と同じ時期の高校生だった(自分は男だが)ので、共感というか、同じようなことを考えているところも、多くあった。もちろん、反発するところもあったが。8点(2004-07-04 12:47:47)(良:1票) 4. リリイ・シュシュのすべて 確かに一度にこんなことが起こることはないだろうから、リアルかといったら、そうではないかもしれない。しかし、とにかく、普通の若者が急変する怖さが凄くでている。そして、孤独感。とにかく、すごい、メッセージが伝わってきた。音楽も最高。さすが、岩井俊二といわせる作品です。ハッピーエンドの映画を期待する人は見ないほうがいいと思います。映画からのメッセージを期待する人には最高だと思います。確かに、低評価をつけている方も多くいますが、そのほとんどの方が、後味が悪いとおしゃっています。その気持ちは凄くわかります。ただ、高評価の方にも低評価の方にも強いインパクトを与えたのには間違いありません。あとは、好きか嫌いかです。 傑作は賛否分かれるものだと思います。 自分にとっては傑作中の傑作。こんな映画見たことないです。10点(2004-07-04 17:24:34)(笑:1票) |
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