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1.  トイ・ストーリー3 《ネタバレ》 最後の最後まで仲間を大切にし、一緒にいることを選んだウッディの姿に感動しました。仲間を思いやる優しさ、そういうものをきちんと教えてくれる素晴らしい映画である。映画は大衆を喜ばせ、笑わせ、泣かせ、感動させて、夢の世界へと引き込ませるのが映画本来の形である。如何にリアルに描くかではない。やたら小難しい映画ばかり誉めて、それを持ち上げる今のアメリカ映画の賞レースが大嫌いだ。こういう子供から大人まで、男女関係なしに楽しめる映画にこそアニメだからと区別せずにアカデミー賞作品賞を与えたいし、与えるべきだと声に出して言いたい。映画はどれだけ夢の世界へ誘わせてくれるかである。そういう意味でもこの映画は文句なく夢の世界へと誘い込ませてくれる。映画って良いなあ!そう思わせてくれたこの映画に関わった関係者全員にありがとう!と言いたくなりました。 [映画館(吹替)] 10点(2010-08-22 11:06:08)(良:9票) 《改行有》

2.  万引き家族 《ネタバレ》 本当は書こうかやめようか迷いましたが書かせてもらう。万引家族、確かに万引家族だ。こんなタイトルでパルムドール受賞、そりゃ普段は映画など見そうにもない人が平日の昼間にも関わらず休日かよっていうぐらい観に来てた。洋画なら観る様な人達、邦画など興味ないけどパルムドール受賞だから、評価されてるからという理由だけで観に来てる様な人達、この映画は全てにおいてあざとい上に美化し過ぎ。万引だろうが、誘拐だろうが、母親殺しだろうが全て犯罪には変わらない。それでいて、万引による血の繋がりの無い人達が本当の家族の様な生活している。万引による血の繋がり、犯罪を美化して家族愛とはよく言ったもんで、何が家族愛だよ。ふざけるな!こんな話に家族愛など何も感じない。他人の子を誘拐しておいて何の反省も感じられない人達、無駄にエロいシーンを見せ付けて観客の気持ちを向かせようとするあざとい演出、妹には万引などさせるなよと言うシーン、台詞に妹なら許されるのか?万引は万引だし、妹だろうが兄だろうが関係ない。全てにおいてあざとい。犯罪を美化し過ぎで被害者の立場を無視している。こんな作品が世界中で大絶賛されてるのが不思議な上に許せない。確かに俳優の演技は素晴らしい。だからと言って評価しようという気持ちにはなれない。何がパルムドール受賞だ!賞を受賞したからそれが素晴らしい映画、良い映画、好きかと言われるとノーだ。こんな犯罪を美化している作品に1点足りともやる気にはなれない。万引による被害者の気持ちを考えて作ってるとは思えない。全て制作者側の視点からしか描かれていない不愉快な作品。[映画館(邦画)] 0点(2018-06-13 21:24:36)(笑:1票) (良:6票)

3.  シン・仮面ライダー 昼間、会社で先輩にシン・仮面ライダーって見た?あれ、面白よな?て言われ、えっ?マジ? この監督、脚本家、スタッフ等が作ったゴジラもウルトラマンも糞つまらなかったんだがて言ったら、変な顔された上にお前、見る目ないよて言われ、頭に来たから仮面ライダーも見てやることにした。予想通り、いやいや、予想以上につまらない。 もうね、相変わらずシン・ゴジラもシン・ウルトラマンもシン・仮面ライダーも全部に共通するタイトルにある物とは別人が主人公みたいで、今作で言えば浜辺美波演じる緑川ルリ子とかいう女が主人公みたいに目立ち過ぎ。前回のシン・ウルトラマンの長澤まさみ同様、浜辺美波のプロモーションビデオか? タイトル詐欺でしょ! 本来なら主役であるべき仮面ライダー、本郷猛が目立なきゃならない筈なのに仮面ライダーより出番の多いてどういう事? 仮面ライダーのバトルも全く緊張感なし! お遊戯会ですか?てレベル 出演者の下手な演技と相変わらず説明ばかりで、いい加減ににしてくれてなる。 血しぶきさえ出せば、おう!すげ〜て思ってるのか? こんなん子供には絶対に見せられないし、大人が見ても全く面白くもない。 シンて名乗って良いのは、クレヨンしんちゃんとタイガー・ジェットシンぐらいだ! クレヨンしんちゃんほど、大笑いできるわけでもなければタイガー・ジェットシンの試合程、緊張感、殺気があるわけでもない。 全てにおいて学芸会レベルかそれ以下です。シン・ゴジラ、シン・ウルトラマンに次いで今作も当然0点です。 最後に少しだけ言いたい! 会社の先輩が勧めてくる日本映画は絶対に見ない。[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-15 21:13:34)(笑:4票) (良:3票) 《改行有》

4.  シン・ゴジラ 《ネタバレ》 酷い。監督の自己満足、所々で入ってくるエヴァぽい音楽、ゴジラ映画なのに何故そこまでしてエヴァぽくする?ゴジラが可哀想。ただ歩いてるだけなのに何よ?あのやられ方は?在来線にやられる。口の中にコンクリートを注入される。あまりにも酷いし、気の毒だ。酷いと言えば、ゴジラ映画なのに、会議ばかりで誰が主役なんだ?てなるぐらい退屈。ただでさえ多い登場人物にいちいちテロップ入れるなよ!無駄に長い会話と早口、そして、出演者の酷い演技、中でも石原さとみの酷い演技、英語はアメリカ人が見たら間違いなく怒るだろう!怪獣映画としてなら 1点ぐらいの価値はあるが、ゴジラ映画として評価するなら 1点もやりたくないぐらいゴジラに対する愛を感じないので0点以外与えたくない。[インターネット(邦画)] 0点(2024-02-02 18:29:34)(笑:3票) (良:4票)

5.  トップガン 学生時代にどうしても見たいていう友人の誘いに飯ぐらいおごるからさあ!て一言で釣られてしまい仕方なく見に行った映画でしてってお前は魚かよ?そんなことよりもこの映画はアメリカ人のアメリカ人によるアメリカ人ってほら、こんなにも凄いんだよ!ねえ、見て見て、かっこ良いでしょっと言ってるだけにしか思えない。つまり、人が死のうがそんなことよりもただゲーム感覚で見る者に対して、空を飛ぶってことは凄いんだよ!強いヒーロー、戦闘機の迫力ある映像で世のパイロットに憧れている。ゲームが大好きな若者の世代を引き付け、女性にはトム・クルーズをはじめとするケリー・マクギリスとのラブシーンで劇場に来てもらおうというような狙いが見え見えの作品!あの例の大ヒットした音楽についても正しく映画よりも音楽で観客を引き付けようというものがありありと見える。駄目なハリウッド映画=大ヒット映画=必ずしも良い映画とは限らない。むしろ、大ヒット映画=駄作であるというイメージを私に叩き込ませたという意味でも許しがたい作品です。この映画を劇場で観て以来、私の中では全米ナンバーワンヒットは駄作のオンパレードというイメージしかありません。[映画館(字幕)] 0点(2009-04-01 19:14:12)(笑:1票) (良:5票)

6.  ゴジラ-1.0 《ネタバレ》 監督が山崎貴だから、本当は見るつもりなくいたのだが友達に誘われて見てきた。映画代も出してくれると言うから仕方なく見たけど、いつもの山崎貴作品と同じです。無駄に長い台詞、説明口調、更にゴジラが主役であるはずなのにゴジラよりも人間が主役みたいな内容のオンパレード!突っ込み所満載です。 あれだけゴジラが近くに来てるのにも関わらず何故見てる?逃げろよ!馬鹿者!て気になるし、浜辺美波、何故生きかえる?死んだ人間を無理矢理生きかえらして、ああ、良かった。良かったてか?相変わらず無理矢理に泣かせようてする演出にウンザリさせられる。 怪獣映画に、余計な感動メッセージなんか要らない。ゴジラを見せ物にして、感動の大安売り!こんなんもんが大絶賛されるようじゃ本当に日本映画は終わりです。 少なくとも本家本元のゴジラには全くもって足元にも及ばず。他にもまだまだ言いたいことは有る。スピルバーグの傑作!ジョーズを彷彿させるシーンもあるけど、ジョーズがやりたいなら、他でやれ!タイトルに−1.0て有るけどマジでマイナス付けたいぐらいだ。 問答無用の0点です。[映画館(邦画)] 0点(2023-11-06 20:55:30)(笑:5票) (良:1票) 《改行有》

7.  キングコング: 髑髏島の巨神 《ネタバレ》 キングコングが暴れまくる。そりゃそうでしょ! 自分の家を後からやってきた人間達にやりたい放題、ミサイル撃ち込まれたりすればキングコングじゃなくても怒るのは無理もない。そんなキングコングがとにかく暴れる。人間達の勝手は許さないぞとばかりに暴れる。それでこそキングコングだ。 キングコングなんだから、怪獣映画なんだからあくまでも主役はキングコングなんだよ。日本の誰かさんが作ったみたいに誰が主役なんだ?みたいな作りになってないのが良い。下手なお涙頂戴も無ければ無駄な説明も無いし、長いだけの会議も無いから楽しめる。キングコングが何故、怒るかを説明する髭ずらの男が昔、全日本プロレスを主戦場にジャイアント馬場と死闘を繰り広げていたハーリー・レイスというレスラーに何となく似ている。解る人は解るけど、解らない人はこいつ、何言ってるんだ?てなるだろうけど、あのおっさんがハーリー・レイスならやっぱりキングコングはブルーザー・ブロディだろ。だとすると、映画の終盤でキングコングと戦うトカゲみたいな怪獣は誰かな? おっと、話がそれてる。自分の家、住処を散々な目にされて怒りまくるキングコングが次々とヘリに乗り、攻撃を仕掛けてくる身勝手な人間達を倒していく。キングコングは何も悪くない。悪いのはあくまでも人間達だ。キングコングの凄まじいまでの暴れぷりを見て、興奮するそういう作品です。[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-10 17:44:38)(笑:4票) (良:1票) 《改行有》

8.  君たちはどう生きるか(2023) 先ず、言っておきたい事がある。宮崎駿て名前だけで持ち上げられてる作品だ! 近くの映画館の無料ポイントが溜まってたから利用して見てきたけど予想通り、いやいや、予想を遥かに超えたつまらなさ。 やはり、宮崎駿監督は風立ちぬで引退するべきでした。いや、違う。もっと早く引退しておけばここまで多くの映画ファンに叩かれる事はなかった筈。宮崎駿作品で評価できるのは紅の豚が最後で、もののけ姫以降はただ単に説教臭い台詞、監督の自己満足作品ばかりで子供も大人も誰もが楽しめる作品を撮るつもりは無いようにしか感じない。千と千尋で海外の人からも認められた。それまでの功績に対する評価を与えられたことで、引退したくてもまだ引退できない状況になったと感じるのだ。 かつてのワクワクできるストーリーがこの作品にはないし、魅力のある人物もいない。分からない。つまらない物はつまらないと素直に言いたいぐらい、何がしたいのか?宮崎駿てブランドが無ければこの作品はヒットはしてないだろうし、海外の人からも評価されてないはず。 このつまらない作品を宮崎駿だからていう理由だけで、持ち上げるような事を私はしたくない。 駄目な物は駄目!つまらない物はつまらないし、改めてアカデミー賞は何の参考にもならない事を知ることになりました。[映画館(邦画)] 0点(2024-03-16 22:17:33)(笑:3票) (良:2票) 《改行有》

9.  映画ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 はばたけ 天使たち 相変わらず今でもドラえもんの声は大山のぶ代しか認めない。という現在のドラえもんに対する批判を聞いたり、そういう書き込みを見たりする。でもね。今のドラえもん=水田わさびであるということを受け入れて観てこそ本物のドラえもんファンではないかと私は思う。だってさ、今の子供達にとっては水田わさびがドラえもんなのである。ドラえもんって何?て聞かれたら子供の為の漫画、アニメ、映画であって、大人達にとっては今の子供達がドラえもん映画を観て笑ってる。ワクワクしている。楽しんでいるのを観て、自分もそういう今の子供達と同じように小さかった頃に観て楽しんだ思いを大人になっても忘れないでいたい。そう願って観に行く。私はそうである。同じ思いの大人が他にもいるはずである。今回のこの作品、子供にとっても大人にとっても楽しめる要素が沢山、詰まってます。ドラえもん映画史上、一、ニを争う傑作の「鉄人兵団」のリメイクである今作、前作を何度も観てはその度に感動した思い出が甦ってきて素直に泣けたし、文句なしに楽しめた。前作にいなかった新たに加わったピッポというユニークなキャラクターの登場で前作を知らない子供達の笑い声が劇場内で聞えてくるほどの面白さ、そんなピッポがのび太との友情で得た真の心、優しさ、これこそがドラえもんの素晴らしさである。勿論、いつもの仲間達の友情、絶対に仲間を裏切らないという本物の友達、ドラえもん映画においてのジャイアンのかっこ良さ健在、しずかちゃんとリルルの女の子同士の友情、人間もロボットも同じ心を持つという事を描く素晴らしき国民的アニメ、それがこのドラえもんである。今の子供達がドラえもんを観ながらいずれ大人になり、そして、生きることの素晴らしさ、友達の有り難さを知る。この世にドラえもんある限り、日本の未来は明るいと信じて生きていきたい。そう思わせてくれているそんなドラえもん映画が私は好きでたまらない。だから来年以降もずっと劇場に足を運ぶだろう!昨年のが正直、全然楽しめなかったのと個人的ドラえもん映画ナンバワン「鉄人兵団」のリメイクという不安を全て打ち破ってくれたこの映画製作に関わった人達、全員に「ありがとう」と言いたい。文句なしの満点です。[映画館(邦画)] 10点(2011-03-05 21:50:57)(良:5票)

10.  さびしんぼう 《ネタバレ》 好き好き!大好き!たまらない。何もかもふっくるめて、とにかく大好きでたまりません。さびしんぼうの姿の十六歳の母がもう一人のさびしんぼう、橘百合子からのヒロキへのプレゼントのチョコレートを渡した後にヒロキがチョコレートを投げ捨てるシーンにおけるあのさびしんぼう(十六歳の母)の台詞「明日は私の誕生日なの。今の私はね。十六歳の私なの。十七歳にはなれないの。」もう、こうして書いているだけで涙が出てくる。更にエスねこさんが書かれているように雨に濡れたら終わりなのに雨の中、ヒロキの帰りを待っている十六歳の母であるさびしんぼうには涙が止まらない。男の心の中にはいつも「さびしんぼう」が存在する。この映画を見るといつも私はそう感じてしまう。あの尾道の美しい風景、そして、美しいショパンの「別れの曲」のメロディも何から何まで全てが涙腺を刺激する。今まででおそらく一番回数見ている日本映画です。私がこの世に存在している限り、そして、死ぬまでにあと何回この映画を見ることだろう!そして、見る度に必ず涙することであろう!数ある大林宣彦監督の作品の中で一番好きな映画でもあるし、少なくとも日本映画史上私のベストテンに必ず入る愛しくて、愛しくてたまらないそんな映画です。これ以上のファンタジー映画が日本で生まれることは不可能だと思うぐらい素晴らしい最高の青春ファンタジームービーです。この映画がある限り例え、どんな失敗作を撮ろうとも私は大林宣彦監督という監督を嫌いになることは絶対にないし、これからも一生、大林宣彦監督の撮る映画は見続けて行こうと思う。[DVD(字幕)] 10点(2005-06-09 22:16:28)(良:4票)

11.  洲崎パラダイス 赤信号 《ネタバレ》 川島雄三監督が描くこの世界、どうしようもなく駄目な男とそんな駄目男を愛して病まない1人の女、橋の向こうのパラダイス!冒頭、駄目男演じる三橋達也と哀れな女を演じる新珠三千代の二人を映すシーンの何とも言いがたい余韻、そこから終りまで二人の人間ドラマと、そこに関わる人達、全てが愛しくてたまらない。三橋達也の駄目ぷりの素晴らしさ、新珠三千代の掴み所のない女としての哀しさ、いつの間にかそんな二人を応援せずにはいられなくなってしまう不思議な魅力に取り付かれ、観れば観る程、この作品がどんどん好きになっていく。二人が手を取り合い、去っていくラストも凄い余韻の残し方、あのラストシーンに込められた二人の幸せを願う。願っているような川島雄三監督の演出の凄さ、素晴らしさ、やはりこの監督、ただ者ではない。もしかしたら、これこそ川島雄三監督のベストなんじゃないかと思ってしまうぐらいだ!川島雄三信者として、川島雄三作品に順位を付けるなんてことは到底、無理だ!最初は9点にしたけど、この作品、観れば観るほどに愛しくなる作品として、満点に変更致します。最後にもう少しだけ付け加えるとして、芦川いづみよ!この映画でもとにかく可愛くてたまらん!芦川いづみファンなら必見です。あっ!書き忘れていたけど、出てくるだけで怪しい。そして、面白い日本映画史に残る名脇役小沢昭一の蕎麦屋の出前持ちもこれまた良い。とにかく全てにおいて、愛しい。愛しい。そんな作品です。[DVD(邦画)] 10点(2005-11-04 22:14:41)(良:4票)

12.  二十四の瞳(1954) 《ネタバレ》 日本の映画史上、最も多くの人の涙腺を刺激し、泣かせた映画ではないだろうか!この映画、とにかく音楽の使い方が素晴らしくてそれだけで涙が出てきます。全編に流れる小学唱歌の名曲の数々、子供達の歌う村の鍛冶屋などある意味、反則だとは思うが、反則だろうが、良いものは良い。あの子供達の健気さだけで既に私はもう、何度見ても解っちゃいるけど涙が出てきて困る。あの桜の木の下で大石先生と子供達が電車ごっこをして遊ぶ場面における素晴らしいショットも映画ならではの幸福感というものを感じることが出来て本当に素晴らしい。それにも増して七つの子は全編に流れる音楽の中でも最高です。あの子供達と撮った集合写真が出てくる度に泣けて泣けて本当に涙で眼の前が見えなくなりそうです。最初からとにかく泣けるのに大石先生(高峰秀子)の教え子達が青年になり、そしてその教え子達が戦争が始まった事により、みんな兵隊に行ってしまった後の物語など特に泣けて仕方がない。その教え子達の半分以上は戦争によって亡くなってしまい、そして戦争が終わるものの、大石先生の夫も戦死して帰ってこない。何という悲しみ!これを観て泣かない人がいたらそれは鬼です。戦争が終わり、かつての教え子達の中で生き残った何人かと再会をする場面も本当に泣ける。眼の見えなくなってしまった岡田磯吉(田村高廣)が集合写真を見てそれを隣で見ている大石先生とその他の教え子達(仲間達)、窓を明け、「浜辺の歌」を歌う香川マスノ(月丘夢路)、この場面も涙なくして見れません。この作品とにかく日本映画史上に残る反戦映画の名作です。大石先生演じる高峰秀子の美しさと全編に流れる音楽、美しい瀬戸内海の風景、どれをとっても素晴らしく文句無しの10点です。「先生、何もしてあげられないけど、一緒に泣いてあげる」あぁぁぁ~大石先生よ!なんて良いこと言うんだ!最後にこの話は他にもリメイクものやテレビなどでも幾つも作られてはいるけど、どれも駄目!認めたくない。大石先生は絶対に高峰秀子!高峰秀子しか認めません。[映画館(邦画)] 10点(2005-07-17 22:22:07)(良:4票)

13.  男はつらいよ 寅次郎紅の花 シリーズ最後となってしまった第48作!これが最後となるなんて、渥美清さんの身体の調子の悪さを知りながらも本心はまだまだ観たい。そう思っていた。けど、結果、これが最後で良かったと思う。何だかんだと言いつつも、満男には泉ちゃんが一番似合うのと同じで寅さんにはリリーが最も相応しい相手だとこの最後の作品を観ると必ずそう思う。そんな寅さんとリリー、最後まで一緒にはなれなかったけど、でも心はお互い通い合っていることが観ていて解る。寅さん全部を観て思うのは、辛い時、悲しい時、疲れている時でもやっぱり寅さんを観るとそれだけで元気になれる。中には当然、ハズレもある。でも、私はそれでもこのシリーズ、大好きです。そして、シリーズ完結となったこの作品、やはり死を目前にして、身体の調子の悪いのにもそれでも寅さんファンの為に二十七年間も、最後の最後まで至福の時を与えてくれた寅さん、俳優、渥美清さんに心から感謝の気持ちを言いたい。このシリーズがスタートしてからは寅さん以外の役をほとんど断って、車寅次郎という日本中に愛される男を演じ続けてきた渥美清さんの姿に何度観ても涙が止まらない。心から「ありがとう!寅さん!ありがとう!渥美清さん!ありがとう!田所康雄さん!そして、そして、こんな素敵なシリーズを二十七年間、全48本にも及ぶ作品で私に笑いと涙と感動を与えてくれた山田洋次監督をはじめとするスタッフ全員、ありがとう!」この最後の作品に関しては作品の出来云々の問題ではなく、シリーズ最終作にして、寅さんらしい見事な終りに、10点以外は考えられません。[映画館(邦画)] 10点(2007-01-20 22:19:43)(良:4票)

14.  ゴジラ キング・オブ・モンスターズ この所、山崎貴に庵野秀明とクソつまらないゴジラ作品を二つも見てしまった後に、たまにはアメリカ人が作るゴジラ作品でも見ようかなて選んだのが今回の作品!ストーリーそのものよりもゴジラ、キングギドラだけでなくラドンにモスラまで登場させてくれた事に感謝したい。それぞれに見せ場を用意してくれていて、とにかく暴れまくる。怪獣対人間は勿論、怪獣対怪獣による怪獣同士の迫力あるバトルまで見せてくれてるのが良い。怪獣映画はこれで良いのだ。下手なお涙頂戴や無駄に長い会議なんて要らない。怪獣が暴れまくる。人間を喰いちぎる。逃げ惑う人間、それを追いかける怪獣の構図、怪獣映画本来のあるべき姿がこの映画にはある。迫力のある映像、ストーリーどうこうより、怪獣映画ならではのバトル、今の邦画には無理だろうなあ!と思う迫力、ゴジラ映画にと言うよりも怪獣映画に求める人間と怪獣、怪獣同士の戦い、見所たっぷり!確かに映像の暗さやストーリー的にも突っ込みたくなるし、チャン・ツィイー双子設定に違和感もあるが、それを差し引いても最初から最後まで大いに楽しませてくれたこと、日本人にとって、多くのゴジラ、キングギドラ、ラドン、モスラファン全員が楽しんでくれたら良い。そういう監督からのメッセージを受け取る事ができた作品として私は評価します。[インターネット(字幕)] 8点(2024-02-04 18:26:54)(笑:3票) (良:1票)

15.  男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け 《ネタバレ》 私もイニシャルKさんと一緒でこの17作目がシリーズ最高傑作だと思います。いや、このシリーズだけでなく、山田洋次監督の撮った全ての映画の中でも最高の映画はすばりこれだと言いたい。少なくとも世間的にやたら好評で数々の賞を獲得した「たそがれ清兵衛」なんかではない。←ここが最も重要である。本物の山田洋次監督ファンならば山田洋次監督と言えば誰が何と言おうと「男はつらいよ」の監督です。と言う筈です。そんな寅さんシリーズの中にあって、唯一、寅さんがマドンナに振られない。失恋しない作品であって、また善人しか出てこないこのシリーズの中にあって、唯一の悪人が出てくる。大地喜和子演じるマドンナで芸者のぼたんの明るさ、そんなぼたんが大事に貯めた200万円という大きなお金を悪人に騙し取られたことを知った寅さんが裁判所が向こうの方を持つなら俺が何とかしてやるとばかりにぼたんの見方となる寅さんの男としての心意気、やってること、言ってることは滅茶苦茶だけど、その滅茶苦茶な生き方こそ寅さんそのもの!そんな寅さんの心意気に心を打たれたぼたんが「私、初めてや!男の人のあんな気持ち知ったの!」て言うその台詞にこそ寅さんの優しさが伝わる素晴らしさを見ることが出来る。話の前半、飲み屋で偶然、出会った画家との旅先での交流、更にはいつもと同じで旅先で出会う人々のやりとり、寅屋でのおいちゃん、おばちゃん、妹さくらと亭主の博、寅さんシリーズに欠かすことの出来ないお隣の印刷屋(朝日印刷)のタコ社長との会話の楽しさなど全てが面白くて可笑しくて、切ない。そして、この映画はラストも素晴らしい。寅さんシリーズ史上、最高の感動をもたらしてくれるあのラストシーン!寅さんがぼたん宛てに送ってきたもらった画家(青観先生)の牡丹の絵を見て、「先生!ごめんよ!」と言って東京に向って手を合わせるシーン!このラストがあるからこそこの作品がシリーズ最高傑作と言われる所だと思います。笑えて、泣けて、寅さんの惚れた女(マドンナ)の為なら自分はどうなっても良いというその姿勢、寅さん映画の素晴らしさが全て詰まった文句なしの大傑作![DVD(字幕)] 10点(2005-10-29 23:27:06)(良:4票)

16.  告白(2010) 《ネタバレ》 10点、9点ばかりの中で申し訳ないが平均点を下げさせて貰う。中島哲也監督らしい観る者を話の中へと引き込んで離さない演出力と映像美、あの汚れた感じの空の色、雲の色の不気味さこそが人間の怖さ、この映画の不気味さ、狂気というものをよく表しているし、自分勝手な奴らきり、人間が如何に自分本位な考えで生きている生き物なのかを皮肉たっぷりに描いている作品としての評価という意味では見事である。しかし、この映画を見て馬鹿な真似をする奴ら、刑に罰せられないからと犯罪を犯す少年、少女が今以上に増えてしまわないか?映画というメディアによる影響力の強さ、人が人を人とも思わずに殺人を犯す人間、それを警察でもない森口教師のように自分の手で復讐しようなんて思う人達がどれだけ周りの人達を不幸にするかということのやりきれなさ、娘を自分の教えているクラスの生徒に殺された教師、殺した二人の少年、少年Aと少年Bの幼児性、誰よりも目立つことしか考えない愚かな少年Aとそんな少年Aを羨ましく感じている少年Bという対照的な二人の少年、そんな二人に関わってしまった結果、悲劇的な死を迎えることとなる教師森口の娘と二人の少年の気持ちを誰よりも理解していたたった一人のクラスメイトの美月、何の罪も無いのに自分勝手な二人の犠牲となってしまった二人のことを思うと、どんなに凄い映画であれ、手放しに絶賛する気持ちにはなれない。この映画は人が人を信じ、疑い、互いが自らの命は自分の手で守らなければならない。娘を守ることすら出来なかった教師の視線から見た場合と加害者である二人の少年とその母親との視線とで大きな違いが沸いてくることは見た人なら絶対に解るはずである。少年法という制度がある以上、どんな罪でも刑に処せられない中学生、私はそれが中学生であれ、例え小学生であれ、年齢など関係なく罰するべきである。日々そのぐらい思ってます。この映画を誰が最も観るべきか?それは子供でもなく我々普通のいわゆる一般の大人でもない。では誰に最も見せるべきか?国の法律を変えることの出来る人達、そういう人達にこそ見て、一日も早くこの今のおかしな少年法という制度を無くして頂きたい。[映画館(邦画)] 6点(2010-06-10 22:22:15)(良:4票)

17.  チャップリンの黄金狂時代 《ネタバレ》 何て面白い作品なんだ!この作品を観てチャップリンって最高の喜劇俳優であって最高の映画監督だと思った。この映画、とにかく物凄い笑えるんだけど、笑いの中に見え隠れする人間の欲望と言いますか、飢えの全て、タイトル通りのお金に対する欲望、更に食べものに対する飢えと愛に対する飢え、人間の持っている飢えを全て描いている所がチャップリンならではの凄さであり、あの有名な山小屋でのシーンのパントマイムの芸の凄さは圧巻です。誰にも真似の出来ない映画、それがチャップリン映画の凄いところで、素晴らしいところです。[DVD(字幕)] 10点(2005-06-12 09:34:20)(良:4票)

18.  フラガール 《ネタバレ》 やられました。参りました。こんな素晴らしい傑作とは予想を完全に上回る出来で本当に良いものを見せてもらった思いでいっぱいです。私の中では「パッチギ!」以来の日本映画の大傑作です。絶対に泣かないぞと思っていたものの、途中から我慢出来ず、涙が止まりませんでした。蒼井優演じる紀美子と親友、早苗との別れのシーン辺りから涙を堪えるのに必死で、それもあの落盤事故の後の話からはとにかく涙を堪えることなど出来ず、周りの眼を気にすることなど出来ずに泣けて、泣けて、観終わる頃にはそんな涙が心地の良い(気持ちの良いと言った方が良いかもしれない)涙へと変わり、なんて素晴らしい作品なんだと心の底から思えるぐらいの本当に素晴らしい作品を観た思いでいっぱいです。松雪泰子演じる先生を慌てて駅へと駆けつけるフラガール達が先生に教えてもらったフラダンス「わたしは、あなたを心から愛しています」の意味を持つ踊りをするシーンでそれまで我慢していた私もここで一気にきました。涙がここから最後まで止まらなかった。蒼井優演じる紀美子が一人、黙々と練習している場面で、父親の仕事の都合で夕張へと引越して別れた親友の早苗からの手紙とプレゼントを何も言わずにそっと渡す母親とのシーンなど言葉なんて必要ない。台詞なんて無くても二人の気持ちが痛いほど見て解る感動的なシーンだ!そんな感動的な場面を用意した上で更にフラガールのメンバー達が踊るシーンなど、日本映画というよりも何か華やかな良きミュージカル映画でも見ているような躍動感に満ち溢れ、とにかく盛り上がる。盛り上がる。映画ならではの素晴らしい躍動感と愛情に包まれた素晴らしい感動を「ありがとう!」とそんな気分にしてくれたこの映画、洋画も含めて今年のナンバーワン映画に決定です。心から本当にありがとう!そう言いたい。文句なしの10点です。[映画館(邦画)] 10点(2006-09-23 23:05:51)(良:4票)

19.  翔んだカップル オリジナル版 《ネタバレ》 薬師丸ひろ子という女優について、私の友達が大の薬師丸ひろ子ファンであり、この作品、CSでずっと前に放送したのを宝物のように大事に持っている。そんな友人に頼んで借してもらいました。私自身、この映画の監督さんである相米慎二監督が昔は苦手だった。それが「お引越し」を見てから考えが変わった。この監督の持っている感性、独自の長回しにおける映画的力強さを感じさせるショット、そして、この監督の作品を何本か見ているうちに思ったことがある。それはヒロインなり子役なりの画き方において作品の中で輝いている。活き活きとしているのだ!例えば同じ相米慎二監督の作品そのものは大したことないと思うけど「セーラー服と機関銃」の薬師丸ひろ子だったり、夏目雅子の魅力を十分に引き出して見せた「魚影の群れ」の夏目雅子や「東京上空いらっしゃいませ」の牧瀬里穂だったり「お引越し」の田畑智子だったりととにかく相米監督の作品の中でのヒロインはいつも活き活きとしているのだ!今作における薬師丸ひろ子も活き活きとしている。例の「私、きれい」のあの台詞に込められたまだ大人にはなりきれていない子供のままの自分、早く大人になりたいと願う女子高生ならではの気持ちを表した見事な場面である。ラストのモグラ叩きを見て、私も今でもよくゲームセンターなどでモグラ叩きのゲームを見るとついついやりたくなってやってしまいます。そんな私ですから共感出来るそんな映画として評価したいと思いますし、薬師丸ひろ子という女優さんはテレビではなく映画の中でこそ本物の輝きが出せれると思ってますのでつまらないテレビなどには出ないで欲しいと思う次第でございます。[CS・衛星(邦画)] 7点(2009-08-16 22:49:57)(良:4票)

20.  嫌われ松子の一生 《ネタバレ》 うわあ~何か物凄いものを観てしまった気がする。この映画、内容はとんでもなく悲惨な話なのに、何故だ?最後の方なんて感動してしまった。松子の妹(市川実日子)の「お帰りなさい!」と松子(中谷美紀)の「ただいま!」には完全にやられました。不覚にも涙してしまった。まさかこんな暗くて悲惨な物語に感動するなんて、予想もしませんでした。松子の女性としての愚かさ、したたかさはまるでどこか「風と共に去りぬ」のスカーレットの様だ。本当は物凄く心の弱い人間なのに強そうにふるまうその姿は正しくスカーレットそのもの!そして、そんな松子の不幸な人生を演じた中谷美紀のあまりのぶっ飛んだ演技に、私の脳裏はがつんとやられました。これだけの不幸な物語を監督の中島哲也監督は素晴らしい映像の数々、あまりの不幸な物語をまるで一種のファンタジー映画の様に描く辺り、本当にお見事としか言いようがありません。早くも今年の洋画も含めてのナンバーワン候補に会った気がする。10点でも良いぐらいの本当に凄い映画ではあるけど、「火曜サスペンス劇場」の片平なぎさはちょっとやり過ぎの気がするので、マイナス1点!しかし、間違いなく私の中では2006年を代表する傑作の一つであることだけは変わりません。[映画館(邦画)] 9点(2006-06-03 19:20:20)(良:4票)


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