みんなのシネマレビュー |
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1. 君たちはどう生きるか(2023) かつて数々の賞を獲得した宮崎駿のアニメ作品の 完全な崩壊に、図らずも立ち会ってしまいました。 彼がこれまでに描き出してきた創造力と深遠な物語が全く感じられず、 人間の心に響くテーマの欠如が明らかでした。 私にとっては、可能性、夢、魔法が一瞬で消え去ったかのような経験でした。[映画館(邦画)] 3点(2023-07-19 01:56:40)(良:2票) 《改行有》 2. 日本沈没(2006) 《ネタバレ》 原作を知らなければ只のつまらない映画で済ませたでしょうが、原作の大ファンの私にとっては決して許せない映画です。田所博士はその独特な世界観(地球感)感に凄みが表れるのに映画では平凡な天才学者でしかないし(モニター殴るなよ)、最後のアルマゲドン的な自己犠牲愛の押しつけには映画に対する演出者の主張が微塵も感じられない。極めつきは日本が沈没しない!日本が沈没するからこそ、そこに社会の姿が露わに映されて、物語の存在意義が成立するのに、これでは三流メロドラマに終わっている。繰り返しになりますが、許せないです。[DVD(邦画)] 0点(2007-05-06 03:22:17)(良:2票) 3. 天気の子 映画館で観たときは消化不良に終わったが、 自宅での再視聴でその良さに気付いた。 子どもから大人になる過程で誰もが経験する 理性と感情のアンバランスの中にだけ存在できる 「かけがいのないもの」が見事に映像化されている。[インターネット(邦画)] 8点(2020-06-08 01:34:06)(良:1票) 《改行有》 4. 夜のピクニック 前半はストーリーに締まりがなく鑑賞が苦痛なほどでしたが、後半は原作に忠実に大切なシーンをしっかり再現してくれたので満足です。しばし彼らの世界に入り込めました。トータルではキャスティングの成功がこの映画を支えたと思います。[DVD(邦画)] 7点(2007-05-06 03:33:50)(良:1票) 5. ルパン三世 カリオストロの城 テレビ版や映画ルパン対マモーでのルパン三世は、お宝に目がなくて、エッチで、そして破天荒。銭形のとっつぁんも突っ走りすぎ。そんな若き日の彼らを観てきたからこそ、年を重ねて素敵な’中年’になったルパンや銭形やその他の面々に私は心を奪われるのだろう。観客の記憶に潜むルパンたちの残映を巧みに利用した宮崎駿の演出術には、ただただ驚くばかりだ。[地上波(邦画)] 10点(2007-06-12 03:12:50)(良:1票) |
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