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1. 人のセックスを笑うな
《ネタバレ》 悪い意味でリアル。
自由奔放に生きてる(つもり)の永作の演技がリアル過ぎて不愉快。
彼女は「自由奔放に生きてる」のではなく、「自由奔放」を気取って若い男の子を惑わせているだけの気がした。
旦那さんと彼が会ってしまってもなんの動揺もみせないのは、罪の意識がないからでなく、そのきまずさを「奔放さ」でごまかしてるだけだろう。人を喰ったようなセリフや振る舞いは「奔放な自分」というパフォーマンスを他人に見せるための手段でしかないと思う。
動揺する彼を見る楽しみ、秘密を共有する楽しみ、そんなことにしか楽しみの持てない悲しい女。でもってインドとは…永作のしたかったことは、松山の心にいつまでも刻み込まれるような「インパクトを持った女」として、彼の心の中に生き続けたかったんだと思う。その女としての「薄さ」が、妙にリアルでとても悲しい。「自由奔放」とか「悪女」って人にそう思われるためのアクセサリーなので、松山くんがそれでも永作を想ったまま終わるのは、ちょっとヤだった。思う壺じゃん!でもそこまで考えさせてくれたんで、7点献上します。絶対そんなそぶりはみせないだろうけど、本当は松山より永作のほうがツライはずだと思います。面白い面白くないより、見る時期を選ぶ映画。タイミングのあう時期にみればハマるだろうけど、じゃないとおそらくとても退屈。[DVD(吹替)] 7点(2008-11-30 04:32:32)(良:1票) 《改行有》
2. ドラッグストア・カウボーイ
マットディロンが好きじゃないとあまり意味のない映画。ポスターがカッコよかったので買いました。マットはトムクルーズにもなれず、ショーンペンにもなれず、はたまたジョニーデップにも…彷徨っています。彼の持つ独特のクールさの時代は終わってしまったんでしょうか?彼が出演を渇望していたバスケットダイアリーズが見てみたかったです。客を呼べる役者に成りそこなったのがちょっと悲しい。彼はやっぱり寂しいワルがよく似合う
[DVD(字幕)] 6点(2007-11-16 03:23:43)(良:1票) 《改行有》
3. メメント
《ネタバレ》 ヤラれました。
記憶が持たないんだからから自分がジョンGに復讐を果たしても覚えてられないのは当然。どうしてこのことに気付かなかったのか。
か~やられた~と思いました。
ノーランはこのことに気付くのが先だったのか、それとも映画のコンセプトを思いついたのが先なのか、どっちにしろこのことに気付いたのはスゴイ。
徹底的に練り上げた脚本だったのでしょう。
しかしDVDで順再生ができるので、それを見てると出てくるキャストのほとんどが奥さん殺しのジョンGとは関係なく(てかもうジョンG事件はすでに終わってる話なので…)
後になってこの映画は「殺された奥さんの話」とは一体なんだったのかと愕然となります。
オチが理解できてもまだなんかあんじゃないかって深読みさせてくれる面白い映画。
結局「ジョンG事件」とは直接何も関係ない話です。
ズルイけど納得。気持ちよく騙された。[DVD(吹替)] 8点(2008-10-03 00:14:06)(良:1票) 《改行有》
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