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1. 模倣犯
《ネタバレ》 友人とした、どちらの映画が面白くないかの勝負で私を完敗させた作品。
見れたのは最初の部分だけで、後はただただ時間の経過が遅く感じるほどつまらない展開。
いろいろつまらない作品を見てきたが、この作品はじわじわ人の気分を害していく作品で、時間が経つにつれいらいらが募るように出来ている。
なんとか我慢して最後までみるとあの首すっぽん。
ケンカ売っているとしか思えない展開で終了。
これほど長く感じた時間も珍しい。
劇場に金を払って見た友人の心中を察すると尊敬すらしてしまいそうになる不快感。
面白い部分がどこにも見当たらない。
この作品見て誰も止めなかったのかと思うと映画会社の(映画の出来に対する)無能っぷりが炸裂している。映画を撮る資格も配給する資格も自ら捨てて仏門にでも入れば被害もでないものを。
こんなもので人様から金取ってたのかと思うと虫唾が走る。
ひどい言い草と思うあなた。ぜひ、見てから言って下さい。ノーカットぶっ通しで。
ただ、これ以下の映画を知っているので泣く泣く1点。[DVD(字幕なし「原語」)] 1点(2008-07-01 00:08:24)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》
2. ミッドナイト・ラン
《ネタバレ》 ギャングの資金を横領し逃げた会計士を追う事になった元刑事の主人公、逃げていた会計士、その命を狙う昔主人公と関係のあったギャング、ギャングを逮捕するために会計士を証人として確保したいFBI、報酬をなるたけ払いたくないが早く会計士を確保したい保釈屋、そして主人公のライバルであり友人の賞金稼ぎ。そこに情報をもらす保釈屋の相棒、ちょっと間の抜けたギャングの手下も加わる。
それぞれのおっさん達がそれぞれの思惑でとにかく自分中心で動くさまがとても自然。上記のキャラ達がいろいろにからみ合いストーリーは進んで行く。特に過度なアクションや無意味な恋愛シーンなどないのが素晴らしい。全体的に地味なのだが、そうだからこそいろいろなものが染みて来る。また、この監督の特徴でもあるがほんの数秒にか出てこない脇役までもが粋でいい味を出している。列車の乗員、バス切符売り場のおばさん、コーヒー屋のおじさん、などにはにやりとさせられる。
たくさんのウソと駆け引き、大人気ないやりとりの果てに主人公と会計士にうっすら、そう、あくまでうっすらと生まれる友情もさり気ない。全編で使われる音楽も飾らなく重くなくあっさりしていて良い。
保釈屋は痛い目にあったが、大団円。ラストシーンを見終わってとてもすっきりできる。
大笑いはできない、しかし、たくさんにやりと笑ってしまうはずだ。心地良い映画で、こういう映画に会うとまた映画館に足が向く。[ビデオ(字幕)] 10点(2007-07-29 14:40:58)(良:1票) 《改行有》
3. ダイ・ハード4.0
《ネタバレ》 シリーズの3でクリスマスから離れ、市街を駆け回る事になったマクレーン刑事でしたが、それでも巻き込まれている感があった。そしてずっと頭痛にも悩まされていた。
今作の4も最初は巻き込まれるが後はやたらと積極的で行動範囲も広くなり、ご都合主義や無意味に過度なアクションが多くゲンナリ。
相手側の犯行も、せっかくサイバーテロで正体隠しているのに、実行強襲部隊が飛び回ったりとスマートさに欠ける。
「結局お金」というのに1のように死んだと思わせる工作もなし。また、解決に繋がる知識などが、当たり前だが全部ネット用語だから説得力もリアリティも共感もできない。
つながりのないCG頼みのアクション。頭の弱い犯人。
感心させられる事は皆無。
3まではまだ許容できたが4は無理。[映画館(字幕)] 3点(2007-07-29 14:10:30)(良:1票) 《改行有》
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