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自己紹介 鑑賞した映画を批評する為というより作品の評判を知る事と見方・感じ方・批評の仕方を学ぶ目的で参加させてもらっております。『見る価値無し。』だの『つまらん。』だの、『別に見たくも無い映画だったが誘われて仕方なく見てやった』だのいう、子供じみたくだらない、ご覧いただいた方や映画自体にも無礼で不快になる様な書かない方がマシなレビューにならない様に心がけてます。 1本120分平均の映画を1000本以上も見て書いた人も大勢いて驚きです。毎日1本以上映画見る人って凄いね…。

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評価順12

1.  シン・ウルトラマン 《ネタバレ》 ※1当映画の監督様と同年代・同世代のであり第二期怪獣ブーム・変身ブームの洗礼を受けたオヤジである私です。 ※2当該作品に感激し高評価した諸兄方の反感と怒りを買うと思われます。バッドボタン代わりに【笑】をいくつでも頂く所存で書きます。以下、感想。 ⓪ OPクレジットでいきなり『え?違う映画?』と思わせられ驚き。本編進行につれ納得。同じ世界か。 ① 初登場から分離退場まで残ったままの疑問。「ウルトラマンさんは命を捨てても良いと思える程、地球人類全体を好きになってくれた理由って、神永の自己犠牲を一回見たから?それだけ?」。そりゃ、オマージュ元の初代マンさんは別にして、義理の弟たち(セブン・帰マン・A・太郎)はみんなそうしてきたけど、ストーリー進行と設定上、仕方ない流れだけど、ほんとにそれだけ? ② というか、『自分が助けに行きます(キリッ(`・ω・´))。』と一言で対策本部を飛び出して現場まで走って行ってしまって良いの神永?。アンタ対策チームの一員だし仕事の真っ最中だし。 ③ なので、誰か一人くらい止めてよ禍特対。 ④ で、その禍特対の働き、現状況と禍威獣の分析と作戦指揮だけなら今そこにいる自衛官の精鋭部隊だけで良いような氣が。 ⑤ 【隊】ではなく【対】だけど、ウルトラマンさんと共闘するための超兵器が無いのはリアル路線なので止む無しか。でもウルトラマンさんと人類が力を合わせて勝てました!が魅力なのだが、と思ったらラスト(以下自粛)。 ⑥ 『まーた単独行動?』。いやだから、五人しかいない国家レベルの厄災の対策チーム内で無断欠席っていいのかと。変身ヒーローの宿命だからしょうがないけど。 ⑦ 国家レベルの対策チームはいつでも和やかな雰囲気。どこにでもいそうな兄ちゃん姉ちゃんの集まり。『人類じゃどうしようもない!』と泣かれても、それでも見ていて和やかそう。 ⑧ 『発展途上の未開人は私らが指導した方が幸せだし、逆らんなら私らの植民地にした方が全てにおいて良いでしょう』というザラブやメフィラスや像フィの言い分は、やられたくはないけど現実的。 ⑨ 何を話しかけても『ああそうだ。』『ああそうか。』的なぶっきらぼうな答え方は幼い人類への対応だろうけど、それでも何でも、人類の味方でいてくれるウルトラマンさんに感謝。 ⑩ 【最強】の異名に相応しいゼットンの【超】が付くほどの変貌ぶりが嬉しい。いや、人類全滅レベルのやばさなので嬉しくない。 ⑪ でも、ウルトラマンさんはやはり僕らを救ってくれた。ありがとー--っ!て、手を振りたかったんだけどなあ。 ⑫ ところで、何度も何度も映し出される【あのぬいぐるみ】、売店には無かったけど、どっかで買って欲しいのか? 以上。 【蛇足】 他のレビューでも書いてるけど、私と同年代の当該作品の監督さんは必ずカワイ子ちゃん(オヤジ語)をストーリーの根幹に据えて活躍させたがる。 で・昭和の特撮ヒロインたるカワイ子ちゃんのフォーマット的役割は、 ① 敵に捕まり柱に縛り付けられ人質にされる。 ② 敵に捕まり催眠術を掛けられ敵の先兵として悪さの片棒担ぎをさせられる。 ③ コスチュームはミニスカを常用で、格闘シーンで高々とキックして【見せる】アクションを命じられる なのだが、私と同年代の監督は同年代のヒーローであるウルトラマンを制作したにあたって、同年代の御同輩へのサービスなのか②と③を実施してくれた。もっとも、昨今の変なコンプライアンスに配慮してかアングル的に【見せる】には至らせられなかったらしいが。 それでも言わせてもらう。 なぜかはわからないけど、人類を救ってくれてありがとうウルトラマン。 その氣持ちはよくわかるぞ!。同年代に配慮してくれてありがとう樋口監督。 あ、最後に一言。 ひろこ隊員が何度も『バディを何だと思ってる!』と怒っていたけど。 私はあなたを『ナイスバディ』だと思っている。 オヤジってやーねぇ(←きんどーさん風に)。[映画館(邦画)] 6点(2022-06-11 16:07:29)(笑:6票) (良:1票) 《改行有》

2.  ゴジラ(1954) 《ネタバレ》 機会あり、やっと鑑賞できました。ゴジラ映画の原点にして頂点みたいな扱いですが、…申し訳ありません。先人や諸兄皆様が口をそろえて称える様子に同調できませんでした。戦後十年足らずで作られた水爆と戦争へのアンチテーゼ映画ととるべきですね。そこだけは解ります。あの平和の願い?みたいな重々しく暗い合唱で芹沢博士は決心したけど、そこも何とも…。以下は印象に残った点。 *田舎なら浜辺から全長50mものモンスターが上陸しても出現まで誰も氣付かないのか。 *戦後10年足らずで、日本の一大事だってのに米軍が関与する様子もない。 *初代ゴジラが口から吐くのは放射能火炎じゃなくて溶解液と発火液の二種類だった。 *既に台風と地震のコンボ並の大災害を引き起こしているゴジラを『殺さず研究すべきぢゃなゐか』とか呑氣な事言う大先生。 *全長50mの直立怪獣に対して手回しガトリング砲を打つ自衛隊(江戸時代末期の武器だろこれ)。 *全長50mの直立怪獣に対して戦闘機から放ったミサイルを20発くらい外してる自衛隊。 *全長50mの直立怪獣が目前に迫ってるのに実況リポートを続けた挙句殉職しなければならない当時のマスコミが可哀そう。 *えみこさんと緒方さんと芹沢博士の美形ぶりは令和の今でもちょうど良い。流行は巡る。 *菅井きんさん演じる野党議員のキャラクターも、令和の今でもいますよね。流行は(ry *足跡発見時ならまだしも、海中にいるゴジラへの船での接近時にまで防護服無しの民衆と科学者。 *なぜ、緒方さんだけ引き上げられたのか? *芹沢博士が右目が不自由な理由をストーリーに関わらせれば深みがでたのでは。 重ねて、この映画に高得点付けた皆様すみません。さほど怖くもない怪獣映画といった印象でした。[ブルーレイ(邦画)] 5点(2019-10-02 20:40:56)(笑:2票) (良:1票) 《改行有》

3.  ガメラ 大怪獣空中決戦 《ネタバレ》 氣にいってます。場面の切り替えやエンドマーク、ミニチュアモデルや操演が昭和の味で嬉しい。敵役の設定もぬかりなく、しっかりと肉食獣であるギャオスの獰猛さ・恐ろしさを表現してくれてます。対して主役のガメラもまた、[主人公と心を通わせる時の優しさ演出]・[人類の味方設定]・[生物なのにジェット噴射で飛行]・[敵役怪獣と光線兵器を打ち合いながらの白昼バトル]という、安っぽくならざるを得ない条件を見事な演技力(笑)でクリアしてくれており、第二期怪獣ブームで育ったオッサン世代を満足させてくれる内容でした。ラストシーンで、『ヒーローは、僕らのためにきっとまたきてくれる。』的なセリフは同世代にとって、ツボを知り尽くした感涙もの。怪獣特撮映画で清々しい氣分になれて嬉しい。[ビデオ(邦画)] 9点(2019-07-02 10:57:29)(良:2票)

4.  ゴジラ-1.0 【24.3.12.追記】アカデミー賞・視覚効果賞受賞おめでとうございます。 個人的には『そうだろうな』と思い、また、『ストーリーも役者さんたちの演技も監督はじめスタッフ全員の心意氣からして最高ですよ』と言いたい作品ですが(笑)。 【以下、レビュー原文】 このレビューを書いているこの時期。全国各地でクマが人間を襲う事件が頻発している事に感情が重なりました。 もちろん現実の猛獣による恐ろしく痛ましい事件と、フィクションのSF映画を同列には語るつもりではありませんが、【人間には叶わない猛獣が明らかな殺害目的で目前まで追い詰めに来る恐怖】が、ふと連想されたわけです。 猛獣に命を奪われる痛みと恐怖が、過去作品と比べて抜きんでている今作。それに留まらず、心身に傷を負っても尚、生きる人々を描けている。それぞれの立場で生き残ったり、逃げて生き永らえたり、生きなきゃならなかったりした人々が描けている。役者さんたちは皆、本当に見事な演技。キャラクター皆に共感できる。 この映画、登場人物もストーリーも闘いも生き方もゴジラも(ゴジラは戦闘力凄過ぎですが脇役にすぎません)、全てにおいて、観客の心に【肉迫】する映画です。 人間がどう生きるか。どう生きたか。【とにかく生きる人間】とか【それでも生きる人間】をまざまざと描いた芝居(≒ドラマ≒映画)は激烈に大好きでして。それが作り手にでも役者にでも見えれば9点。そこから突き抜ければ10点満点というのが私の採点基準。 これ以上の出来は無理だろうから映画館に行けば良かったと後悔した前作・シンゴジラの反省を踏まえて本作を映画館鑑賞したわけですが、 10点としか言いようがない。[地上波(邦画)] 10点(2023-11-06 17:53:51)(良:2票) 《改行有》

5.  蝿男の恐怖 《ネタバレ》 昭和の終わり頃にね、民放テレビ局はどこも、放送終了前の土曜日の深夜という時間帯に隠れた名画を放送してくれてたんです。そんなエクセントリックな時間帯に観た映画はことさら記憶に刻まれる事になったもので、当該映画はその代表格。 リメイクの1986年版と比べても、個人的にはこちらが怖い。ストーリーが静かに進行し、誰もが善意で行動し、誰かを救うためとか愛してるがゆえに起こしてしまった行動の結果で語られるため、鑑賞者の心に無理なく入ってきます。特撮技法がチープだとか笑えません。行き過ぎた善意と化学が生んだ悲劇。犯罪者として裁かれる道を選んだ夫人も、何も知らないふりして生き続ける事にした刑事たちも、罪が無いのに重い人生なんだろうな。観た後に眠れなくなった思い出の映画。[地上波(吹替)] 9点(2019-07-06 05:56:37)(良:2票) 《改行有》

6.  アバター(2009) 驕り高ぶって何でも支配して正論ぶってる性根の腐った人間ども。彼らの(性根の腐った)正論に反旗を翻して闘う人間の物語。個人的に好きです。自然界が味方してくれたとなれば更に嬉しいです。あんまり小理屈で小難しく見ると肩こるのでゴチャゴチャ考えず勧善懲悪の童話として見て、そのうえで充分楽しめました。 それと、ネイティリもトゥルーデイも最高にイイ女だなと思います。[DVD(字幕)] 9点(2015-03-04 07:48:05)(良:1票)

7.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 《ネタバレ》 褒めちぎった[VSビオランテ]以降の有様を見て… 過去の栄光とネームバリューの大きさだけで、出演すること自体が飽きられているのに大物扱いされ続ける年配俳優みたいなゴジラと、ソロデビューさせたからには是が非でもドル箱スターにしたいが為に、メークと衣装の愛らしさでゴリ押しが続けられる小娘アイドル歌手みたいなモスラと、奇抜なルックスと存在感だけで勝負するが、結局最後はヤラレ役で退場というパターンに決まっているお笑い一発屋芸人みたいなキングギドラ。こいつら【3バカ怪獣】を今更勢ぞろいさせて作る話なんて、どうせネタ切れのバトルロイヤル程度だろうとナメてた私がバカだった。いや、公開当時のポスターに写っているコイツらの顔ときたら、3バカどころか魑魅魍魎か文字通りの【化け物】で、この時点で氣付いたものの、本編映像はもっと凄まじかった。くだらない程に甘ったるかったこれまでの物語を(毎度の事だが)全て御破算にして心機一転。ゴジラが戦没者の怨霊。それゆえ残虐に暴れまわり、その他2人プラス1の怪獣が古代から日本を守護した聖獣として、残虐ゴジラに立ち向かう。怪獣が引き起こす恐ろしさの表現もまた嫌悪感が湧くほど巧み。『怪獣映画は恐怖映画でなければならない。』と評していた人がいたが私も賛成。もう二度と見たくないと思わせる恐怖映画だった。そう思わせてくれたからこそ高得点を献上する。尚、若干付記するが、商店の飼い犬を殺そうとしたクソガキどもに襲い掛かり、見事にこのガキどもを成敗した【化け物モスラ】。私は大ファンになった。[ビデオ(邦画)] 9点(2015-06-23 22:07:07)(良:1票) 《改行有》

8.  魔界転生(1981) 監督・脚本家から道具係りさんに至るまで全ての関係者が120%の本氣パワー全開で創りあげた映画と見えました。昭和の時代は何の分野にでもいた職人の仕事ぶりに感服。取り分け役者さん方、アクションのベテランは勿論ですが、神に捨てられた(と思い込み)恨みで魔に転じた若き殉教者を、狂氣たっぷりに演じているジュリーさんの姿は見事。当時、真の意味でのマルチタレントだった彼の実力を見せつけられた感があり、大いに見応えあります。[ビデオ(邦画)] 9点(2015-03-13 06:46:39)(良:1票)

9.  CASSHERN 監督と脚本家と演出さんが本作品に真剣に、本氣で一途に取り組んだ作品ですね。作品鑑賞後に知りましたが監督が原作に強烈な思い入れがあったと。だからこそか、自ら本作制作の全て(殺陣からBGMからキャスティングから小道具デザインから何から何まで文字通りに全て)に関わって作り上げたと。ハイ確かに大多数の皆様が仰るように、フラッシュバックや説明セリフ多用の、あの表現方法は大多数の観客には耐えがたい物と感じられるものでしたでしょう。ただ私の場合、この映画には【人間の醜悪さと悲しさを芸術として映像化する】意気込みと技術に見惚れて感銘してしまったのでこの点数です。私は原作原体験世代ですが、この監督さんが作った自分の【新造人間キャシャーン】は全面的に指示するし他人にも薦められます。これ以降昭和の特撮ヒーローのリメイク作品は次々と映像化されるけど、原作が大好きでリスペクトしているから真剣に作った、というのはこの監督だけみたいですね。[映画館(邦画)] 7点(2015-04-05 02:50:11)(良:1票)

10.  トイ・ストーリー3 オモチャを主人公にしたアニメにおいて、愛と友情と卒業と成長と新たな旅立ちを描いた冒険活劇ってところですね。ちょっと大袈裟ですが、老若男女・人種性別を問わずに存分に楽しめる作品だと確信しましたのでこの点数を献上。1と2のレビューは後ほど。[地上波(吹替)] 10点(2015-07-03 22:55:27)(良:1票)

11.  ターミネーター2 この作品の素晴らしさは多くのレビュワーさん達が語りつくしておられたので、それらに同意です。クオリティが高いという事は、観た者に生きる張り合いが出来るって事か。あのストーリーならキャストだって全員が役作りに没頭したのも頷けます。リンダ・ハミルトンが憑かれた様に傭兵訓練を受けて鬼の形相になったり、ロバート・パトリックが冷酷なロボット演技の訓練を私生活でも続けたので奥さんと離婚寸前になったりといった裏話も納得。素晴らしい作品です。【ターミネーター完結編】と私は思ってます。[映画館(邦画)] 10点(2015-04-07 05:41:24)(良:1票)

12.  ローレライ 《ネタバレ》 大好きな映画です。 web上の大概の場所で卑下され嘲笑されている様ですが私はそう思いません。不真面目な作りの映画ではないし。まあ感じ方は千差万別だし己の感想を書く場なのでそうさせて頂くのみとします。因みに私はいわゆる第二期怪獣世代なので、実写の特殊効果だけがアニメとか、人形や釣り糸モロ見えな映像に不備は感じない質で更に、ガンダムを面白いと感じず、エヴァという作品はロボットと女の子のイラストくらいしか知りません。 [素晴らしいと思った点] ①オープニングテロップから敗戦色の濃さと人心の疲弊を感じられる。一瞬で原爆投下の事実と威力を解りやすく表現した映像が見事。 ②祖国最後の希望という最終兵器の盛り上げ方も巧い。しかもその兵器が未知で非人道的で制御困難という事実が発覚しても、誰もくじけず希望を捨てないのが良い。 ③登場人物全員の強烈な人生背景を理解できる。なので行動と信念の動機が明確に解り誰にでも感情移入できる。左遷されても部下を見殺しにする選択をしてでも己の信念を貫いた艦長。自分を裏切った少年兵に自分の宝を形見として与えた軍医長。少女の純真さに撃たれ己を恥じて復讐心を捨てた掌砲長。国家を憂い正論ばかり振りかざしたために国も人も理解できず恰好付けて惨めに敗北した朝倉大佐と高須機関士。青春(つまり命)を駆けて打ち込んだ野球の象徴であるボールをいっときも離したくないあまりに墓穴を掘ったが覚悟して死を選んだ清永。実験動物同然の扱いで感情を無くしたが周囲の兵士達と艦長はじめ大人勢の心に触れて「歌える」という理由だけでも希望を持ったパウラ。自死で家族の敵討ちする事しかなかったがパウラ同様に希望を見つけた織笠。 ④絶望的な状況と死闘、そこから開ける希望を見事に表すBGMの数々。 ⑤第二次世界大戦中の日本軍は木製のナイフや戦闘機に限らず、【ジェット戦闘機】・【レーザー兵器】・【対戦艦用パワードスーツ】などを開発していた事実を知っている者としては、『ドイツ軍が、海水を媒介して艦船の位置を視覚化できるセンサーを開発しました』というストーリーに違和感を感じなかった。 まあ、朝倉大佐ほどの頭脳と情報網があれば、どれほど日本を憎んでいても凄惨な破壊力をもつ原爆の東京投下はあり得ないとは思いますが、登場人物が皆、自分の信念を語っているので感情移入できます。 いずれにせよ『愛する者を守りたい』という一途な思いが主題のこの映画、大好きです。[映画館(邦画)] 9点(2015-06-21 12:01:47)(良:1票) 《改行有》

13.  宇宙大怪獣ギララ 《ネタバレ》 心底氣に入ってしまい通算6回観て6回泣いてしまったゴジラ/-1.0。本日はマイナスカラーを観てまた泣いて、レビューしようとしたら当サイトにこの【ギララ】という作品の変更を書いた方がおられて。何氣なく動画検索したら当該作品があげられてたので、私が幼児期に制作されたこの作品を謹んで拝見しました。 うーむ。これは凄い(絶句)。  G/-1.0/cで流した涙をさし置いてでもこちらのレビューを書きたくなってしまいました。この堪え性の無さは年のせいかしら。 ストーリーやら主題歌やらは他のレビュワーさんに追従しますが。なんかあの、エービーガンマとかいう宇宙船ってどっかの観光地の遊覧船にありましたよね?ああいう形。乗組員も氣楽に椅子をくるくる回して会話したりバインダーのメモ用紙をすっ飛ばして慌てたりと楽しげ(制作スタッフは安全な宇宙船航行は観光地の遊覧の延長と考えてたんでしょう)。月面基地もさ、どっかの観光ホテルか旅館みたいですよね。通信室はフロントみたいな作りだし木造の風呂とか。基地には飲み屋あるしダンスしましょ?なんつってくつろぐし。指令室ではタバコ喫い放題。コーヒー無料(制作スタッフは安全な宇宙基地での寛ぎとは社員旅行でホテルや旅館で休息する感覚なのでしょう)。そんなこんなの楽しい宇宙バカンスに本編の50分近くも費やされてもう何の映画だかわけ解らなくなったタイミングでギララ登場。 登場するとき、箱根の火山(?)の炎と煙に巻き込まれて熱そうだぞギララ(笑)。 で、怪獣なので登場したからには取敢えず暴れて町を壊すんですが、可愛い顔つきもあって何か、子供が駄々こねるみたいな破壊。 戦闘機も戦車も、ドえらい数量を次から次へと投入する自衛隊。もちろん怪獣には通常兵器は通用せず。 あっ!ギララがタンカーをぶん投げた!。山崎監督はここをG-1.0でパロったか!?…んなわけは無いか。 ああっ!戦闘機がギララの頭部に特攻した!!。山崎監督はここを(以下自粛)。 あとはもう、なんだっけ?【ギララニュウム】。ってカタカナ書きされた箱を持ってジープで疾走して逃げる隊員と、それをよこせとばかりに追いかけて迫るギララの爆走。  ここね、怪獣に追い詰められる恐怖の場面だと思うんですけど、なんか昔のコントであった【おまわりさんと泥棒】みたいな構図で撮られてるので思わず爆笑してしまう迷場面になっちゃってんですよ(笑)。もしご覧になられるならここのシーンは【ハチャトゥリアン : 剣の舞】をBGMにしながら見ると絶妙に合います(笑)。 けっきょくなんだかわからないけれどギララはスムージーみたいになって。 さらに何だかわからないけどラストは、なぜか金髪姉ちゃん隊員が日本人のお姉ちゃん隊員に負けたわとか言って角刈り男の隊員に失恋して、 【終】 でした。 いや待て。なぜこの映画の〆が失恋話になるのよ(―▽ ̄)?とか言ってはいけないかも知れない雰囲気。(笑) いやいや、正直言うと、月面基地の宴会(20分経過)時点から2倍速で見て、それでももうおなか一杯でした。 G-1.0の後に観たという間の悪さ。 でも、【自分の意に反して観えてしまっただけの映画】というには相応しい。和める作品でした。あー面白かった。当サイトの採点基準、(なかなか面白い作品。 他人に薦められなくもない。)の7点を献上させていただきます。 どことなく【男はつらいよ】の雰囲気あると思ったら同じ制作会社と知り、二度楽しめましたとさ。[インターネット(邦画)] 7点(2024-01-15 21:35:05)(笑:1票) 《改行有》

14.  スター・ウォーズ/ジェダイの復讐<特別篇> 《ネタバレ》 (※この作品シリーズの良さは語りつくされており既出となるためそれら以外の私独自の、当時の感想のみ書かせてもらいます。) 完結作との事で友人を増員して、当時公開真っ最中の映画館へ。以下感想。 1…銅像にされたままの船長、恐ろしく、悲しい。   …これ何年経過したんだよ。 2…そうかあれから長い年月が経ったからね。…レイア姫、貴女も経年変化したんだからそのコスチュームは客にはキツイっす。 3…その年月を修行していて各段に成長したルーク、カッコイイ。 4…武勲者とはいえ農夫が中尉。密輸船長が将軍。博打の胴元も将軍に出世か。革命っていいなあ。 5…あれ?ベイダーの上司ってモフ・ターキンじゃないの?。急に出てきたのに偉そうにしてる悪そうな爺さんアンタ誰よ? 6…『信念を無くして敵に寝返ったのは殺されたと同じ事。ワシャ嘘は言うとらん』。年寄りって子供に命令するときは嘘でも屁理屈でも言うよね。 7…生き返った船長。チョイワルのカッコ良さ・敵に見つかるドジさ・ロボットのジョークで怒る氣の短さで客の笑いを独占。 8…地上での白兵戦・宇宙での戦闘機戦・ステーションでの超能力戦+心理戦の三場面決戦は緊迫感最高。 9…最新化学兵器で武装した帝国軍兵士が   原始人のクマちゃんに負けるんかい!!??  (←特筆) 10…『妹を使えばまだまだ一儲けできるわい。』なんて親父に言われたらそりゃ兄貴としては怒るよね。 …でももはや、修行した剣の達人じゃなくてバット振り回してる子供だぞルーク。 11…爺さん、親子の大事な場面だ。目立ちたいの解るけど来るな。てか、メンツつぶされて切れたか。 12…爺さん、抱えあげるような失礼な部下に放電すりゃいいのに。 13…爺さん、落とされてまで放電すなよ。 14…(ベイダーさんの素顔については触れまい) 15…独りで父を荼毘に付すルーク。父から、因縁の全てからの独立って意味もありますね。 良い映画です。[映画館(邦画)] 9点(2016-11-12 17:19:49)(良:1票) 《改行有》

15.  GODZILLA ゴジラ(2014) 前回のハリウッドゴジラもだったけど。 【人類がいつかは放棄しなきゃならない核兵器の影響で生まれたモンスターが警鐘として襲い掛かってきた。英知を結集して退けたが決して勝てはしない。再来したら貴方はどうする?】 というテーマを何としてもボカす氣なんですかね欧米の人達は。[地上波(吹替)] 4点(2015-09-26 14:12:51)(良:1票) 《改行有》

16.  大巨獣ガッパ 《ネタバレ》 公開当時は怪獣ブームが巻き起こっていた時代なので、おそらくは大手映画会社がブームに乗って更に一発当てようとした野心的な作品なのでしょう。フィルムを使った丁寧な撮影と見事に作りこんだ精密なミニチュアの数々(孤島・山岳・民家・自衛隊の戦闘機etc)を見る限り怪獣映画作りに真剣に取り組んだ姿勢が感じられます。だがしかし惜しむらくは、怪獣映画のノウハウとセオリーの熟練者がいなかったらしいところ。ストーリーは常道のあれです、【文明人が未開地の怪獣をさらって連れ帰って一儲けしようとしたら、保護者怪獣が救助に来襲する】というやつ。怪獣を親子に設定することで情愛も表現してますが、ウルトラマンと同サイズの主役怪獣の動きがチョコマカ・ウロチョロと忙しなく重量感無し。さらに感情表現を人間と同じようなジェスチュアでやらかしてしまってるので、子供をさらわれたモンスターの怒りというより吉本喜劇の人情コントになってます。怪獣の名前は子供の期待を無視したおっさん的センスだし、顔は商店街とかどこかそこらへんで会った事があるオジサンオバサンみたいなデザインだし。エンディングテーマに至ってはもう、この会社の得意分野である『流れモンにゃ女はいらねぇぜ』的なアウトローヒーローと同じフォーマットで作った乗り乗りの【昭和歌謡曲】なんぞ流されちまってもう、笑って笑って腹抱えて笑って、のた打ち回って笑い過ぎて涙が止まりませんでしたわよ(笑)。でも貶すどころか得点通りの佳作とおもいます。なぜかというと慣れない分野に果敢に挑んで作った情熱が熱く熱く感じられるから(わたしゃ不器用な人間の努力が大好きなんですってば・笑)。それともう1つ、50年も前のこの作品は、CG頼みで都市破壊と滑稽アクションにばかり比重を置きっぱなしの現代のモンスターパニックやアクション映画の製作者のテキストに最適と思ったからです。映画作りに必要なものをつくづく実感させられた、我が国の佳作!と、勝手に思ってます。うーん楽しかったぜぇ!(笑)。[CS・衛星(邦画)] 10点(2015-08-19 18:16:36)(良:1票)

17.  レインマン 《ネタバレ》 公開当時に話題になっていた作品でしたが何となく見送り、先ほどBS放送で何となく鑑賞しました。 詩的で優しい描き方をしていますが医療従事者として言わせていただければ、自分の生活とルールを強引に奪われた自閉症患者のパニックと逆上はあんな程度では済みません。同時に、自ら親との縁切りしていながら遺言に逆らい兄を(しかも精神障碍者を)誘拐して人質にして身代金を要求する息子を、兄と触れ合えて喜んだ好青年みたいに描かれており嫌です。現実にあれをやったらお兄さん、良くて症状悪化。最悪、信号無視の場面で轢かれるか撃たれています。[CS・衛星(字幕)] 6点(2022-06-13 15:29:28)(良:1票) 《改行有》

18.  スター・ウォーズ/帝国の逆襲 《ネタバレ》 (※この作品シリーズの良さは語りつくされており既出となるためそれら以外の私独自の、当時の感想のみ書かせてもらいます。) 前作の続きとの事で友人と共に当時公開真っ最中の映画館へ。以下感想。 1…ぎゃあああ白熊さんの腕をぶった切るなんて可哀想ーーー!! 2…アメリカのドラマってどうしても必ず、美人が言い寄られた男とくっつくって決まってんだよな。 3…ギャグかますひょうきん爺さんが偉大な先生ってよくあるパターンよね。 4…相手の方が強くても自分が負けると解りきってても友達を助けに行くルーク偉い!カッコイイ!!男だ!! 5…ぎゃあああC3POちゃんがバラバラに!!! 6…ぎゃあああ船長が銅像に!!! 7…ぎゃああああああああルークのぶった切るなんて可哀想ーーー!! 8…ぎゃああああああ…じゃなくて、『私がオマエの父だ!』って何ワケ解らねー事言ってんだこのまっ黒ロボット野郎!!(←ベイダーが人間と知ったのはこの後すぐ!)。 以下は公開と鑑賞を追って続く。[映画館(邦画)] 9点(2016-11-12 16:23:00)(良:1票) 《改行有》

19.  ランペイジ 巨獣大乱闘 《ネタバレ》 ランペイジってじゃじゃ馬って意味じゃなかったか?。まあそれはともかく巨大化した野生動物が暴れまわるお話。USAアクションムービーなので ①大都市を縦横無尽に移動しながらのビル群の破壊。破壊・破壊・ひたすら破壊の繰り返し。 ②諸事情で退役した凄腕設定の元・軍人が主人公。現場で現役軍人をサクッと張り倒して武器を調達して敵とタイマン勝負。 という、頻発パターンが飽きもせず描かれます。でもまあ制作資金は充分らしくCGはこまやかだし、欠伸が出ないくらいの笑いのネタもありました。 登場した途端にプロジェクト大失敗してる生物兵器会社。パワハラ社長姉弟。邪魔なほど図体でかい入道主人公は例によって軍人あがり。 巨大化された罪なき野生動物大暴れ。止められるのは元・アメリカ軍人主人公の俺だけだ!って主張しても現軍隊は相手にしてくれないので②をやらかす。『ヤツに武器は効かない!効くのは解毒剤だけだ!』そうなの?そのキュウリくらいの大きさの薬が全長30mで時速80kmで走り回るやつらに効くの?ふーん。 とにかく現場に踊り出す入道。さすが軍人。すぐに(都合よくそこに置きっぱなしの)ヘリをかっぱらって2~3回失敗しても飛行する。 『解毒剤を飲ませるんだ!』だからどうやって全長30mの、、、、いやまあいいや。とにかくどうにかするんだろ元アメリカ軍人だし。 しかしパワハラ社長(姉)に腹を銃撃される入道。えっ終わりなの!?と思ったら『急所は反れた!』いやアンタそこ肝臓に当たってるし。 解毒剤の貯蔵庫は電子ロックされてるけど一発蹴とばせば壊れるし。 データ消去されてもそこらへんのターミナルにパッド繋げば探せるし。 「悪党はゴリラの餌よ!」正氣を失ってもちゃーんと悪党をセレクトして食べる(グロいよこのシーン)ジョージ。一緒に食べた解毒剤が聞いて正氣を取り戻し、入道の『俺たちで奴らを止めるぜ(びしっ!)』に応える雄叫び。カッコいいぞヒーロー(キュウリ大の解毒剤は即効性あるらしい)。 見たことない銃器をバカスカ撃ちまくって巨大オオカミと戦う入道。肝臓撃たれてもアメリカ軍人はなんともないぜ! オオカミもビルをぶっ壊しながら反撃!。オオカミのくせにゲゲゲの鬼太朗(若い人は解らなくてすみません)みたいに体毛を針にして飛ばしたり、なぜか四肢生えた膜で滑空して飛ぶ!。いかに入道でも驚いて一言『オオカミだって飛ぶよな。』いや飛ばねーから普通。 新規参入してきた巨大ワニがオオカミを退ける!。入道の相棒・ゴリラが助けに来る!。ゴリラ劣勢!。入道は(都合よくそこに置きっぱなしの)軍用ヘリの機銃を打ちまくり、弾薬を投げつけ、ゴリラを援護する!『俺の友達に手を出すなあああああああ!』 偉いぞ入道!その友情に目頭が熱くなるぜ!。巨大モンスターと至近距離で戦う人間なんてアイアンキングの相棒・静弦太郎以来だ!(若い人は解らなくてすみません)。肝臓撃たれてるのにアメリカ軍人は(ry。 結果、ビルが倒れたり倒れたビルの上から飛ばないヘリで非難したり、そのヘリごと地上に激突しても無事でぴんぴんしていた入道さん、アメリカ軍人は無敵どころか不死身だぜ!ってことですかね。ここに文句言っちゃいけないんでしょう多分。 相棒のゴリラさんも身体ぶち抜かれてるのに無事。街は大規模で甚大な被害が出てますがこれも文句は(ry 問答無用。反論不要。女子供は麦を食え(これは違うか)。 これぞいかにもな、ザ・アメリカン・アクションムービーでした。前大統領のトランプさん流に言うならアンメウィカン、フゥスト!ってとこですかね。観終わったら全てを忘れそうです。 でもあえて一言。格闘シーンにて、背景が物凄い速さで流れながら人物を度アップに接写したり一氣に遠引きしたりする目まぐるしい撮影手法は日本の少年向けアニメの影響でしょうか。観てて疲れました。[地上波(吹替)] 4点(2020-04-01 15:12:06)(良:1票) 《改行有》

20.  十手舞 《ネタバレ》 幕府公認の殺し屋【黒十手】の暗躍。それを仕切る大物奉行の貫録。出生から生い立ちまでが浮世の垢と血にまみれた美貌の主人公が、幻想・芸術的な殺し技のみを頼って生きざるを得ない姿。…面白い要素満載なのにコケた映画。まあ主演女優さんにも大問題があったのは事実だそうですが、それ以上に脇役に、他の役者もストーリーも一切合財排除する様な演技をしてしまう俳優を二人もそろえてしまったのが敗因と思えます。でも主役を見たら、遠慮する氣も失せたのかな、夏木さんと竹中さん。[ビデオ(邦画)] 3点(2015-03-02 07:10:01)(良:1票)


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