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1. KUBO/クボ 二本の弦の秘密
《ネタバレ》 最初、設定がよく分からず(いきなり折り紙が動きだしたり)、そのうち分かるだろうと思って観ているうちに、よく分からないまま終わってしまった印象。でも最初の母子のシーンはじーんとしたし、クボが灯篭に向かって父親に語りかける姿には涙まで出た。ただ物語の緩急のバランスというのか、展開が唐突に感じられ、設定も意味もよく分からないまま観たので、観終わってもどうも腑に落ちなかった。それでネットである程度解説を読んで、もう一度観賞した。そうするとだいぶ内容が理解できた。7点は2度目に観たときの点数。こんな日本的なもの、日本人にしか分からないような根底にある哀しさのようなものを、よく表現できたなと感心した。映像も美しいし、折り紙のハンゾウがとにかくかわいい。[CS・衛星(字幕)] 7点(2019-05-09 15:31:30)(良:1票)
2. 百円の恋
《ネタバレ》 普通にいい映画だった。
最初見始めたときはもっとアングラな感じかと思ったら、
最後は爽やかな気持ちにさせられた。
家を出てからの安藤サクラにはいろいろなことが起こる。
それは一般的には社会に出て働くであろう年齢から32歳までを、
この短期間に凝縮して体験するみたいな、そんな感じを受けた。
世間知らずゆえに、ひどい目にも遭う。
しかしロッキーのトレーニングシーンのようになってからの彼女が、
何ともいえずいい。
それまで尖っていた目に徐々に光が宿っていくような、
その少しずつ変化していく演技がすごいと思った。
それから、
彼女は最初から最後まで割とぶれていない。
働いていないときも、働き出してからも、割に自分という軸を持っていると思う。
だから最後は良かったなと素直に思えた。
ただ男のほうはどうにも好きになれない。[インターネット(邦画)] 6点(2021-10-23 22:39:50)(良:1票) 《改行有》
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