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プロフィール
コメント数 606
性別 女性
ホームページ http://blog.goo.ne.jp/nohara-gogo/
年齢 53歳
自己紹介  映画とこのサイトには本当にお世話になっています。
 読み返すと稚拙で恥ずかしいレビューもありますが
 どうぞご容赦下さい 。

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評価順123
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21.  アドルフの画集 《ネタバレ》 結局のところこの物語の芯は何なのかがよく分からない。若き日のヒトラーの姿をじっくり描いているとも思えないし、原題の「MAX」たる画商の心の機微を追っているとも思えない。長い映画は苦手なのだけれど、これに関して言えばもう少し時間を足して作り込んでも良かったと思う。でも役者たちは良かった。灰汁が強すぎて取扱注意的な風貌のN・テイラーがアドルフ・ヒトラー役とはベストマッチ。常に自信も金もない苦悩の男がぴったりだった。またそれをいつも平坦なJ・キューザックが受け皿としてうまく支えている。最後まで画描きになりたがっていたアドルフ、マックスを襲う事件、悲しい運命の螺旋とクリスマスの風景が美しいラストはなかなかの出来だったのでさらに惜しい。[DVD(字幕)] 6点(2005-11-13 22:04:58)

22.  アメリカン・スプレンダー 映像の合間に実在の本人が出てきて「ああ、そうだよ。」なんて言うこの映画の作り方、ちょっと馴染めなくて実は苦手。それなら一貫してドキュメントとして仕上げればいいのに…、と多少苛立ちながら観ていたんですけど、やっぱりこの題材がダメダメちゃんな私には捨て置けない。まったくの日常を描き、その中の輝きや愛おしさをサラリと表現したコミック『アメリカンスプレンダー』。作品そのものの主人公の人生とダメダメな風貌にクスクス笑いを送りながらも、微かに感じる優しさや寂しさが胸に来る。強いぞエライぞすごいんだぞ、と聞き飽きたセリフで真正面から来られるよりも、こんな変化球でアメリカの側面が観られるのはいいことかもしれない。[DVD(字幕)] 7点(2005-09-17 02:30:48)

23.  悪魔の手毬唄(1977) 市川崑の金田一映画は漂う空気の湿っぽさがたまらない。邦画特有の闇と悲哀と、かすれたような色の美しさが堪能できる。今作は脇役がなかなか粒ぞろいだったが、磯川警部役の若山富三郎が突出して素晴らしかった。どっしりと静かに構えて、さらに人情味溢れていた。最近こんな役者を観ていないので、軽くショックを受けた。[DVD(字幕)] 8点(2005-06-30 09:48:18)

24.  赤目四十八瀧心中未遂 《ネタバレ》 「あんたはあかんな。」この一言に尽きる。昔の少年のミイラだ、などと形容されていた木訥な主人公は、わかったような口ぶりで過去から逃げて「折角死んでいるのに…」などとのたまう。綾と赤目へ落ちて行くにしても、厚い情に押されてというよりも成り行き上そうなったという感じで、本気で死ぬ覚悟もなく、何一つ成し遂げられない弱さが顔に滲んでいる。生卵を丸飲みして微笑み、背に彫った「迦陵頻伽(カリョウビンガ)」のようにどこかに羽ばたきたがる綾に、心を見透かされても仕方ない。綾と別れた後、彼は闇の中にでも堕ちていくのだろうか。この物語は、自身の業を引きずって歩く男の姿を、暗い視線で描いた秀作だと思った。映画は2時間半以上の大作だが、最後まで興味深く観られた。主人公の気持ちを映すような暗い黒っぽい画も美しく、瀧のシーンは、濃い緑のなか浮かび上がるような白い服の二人が印象的だった。恋や情で繋がるのでなく、「死ぬに死ねない」という部分で繋がった悲しさがいっそう二人の道行きをを美しく彩っている。良い邦画に出会えたのが嬉しい。[映画館(字幕)] 9点(2005-06-21 18:10:33)(良:2票)

25.  アリス(1988) ピカソの絵を初めて見たときのような感覚。奇妙で猥雑でとっても凝っている。あのくらいの子どもの頭の中って、実はあんなギョッとするような思考が折り畳んでしまってあるんだと思う。幼い頃から、ある部分成長無しの感覚を持ったシュワンクマイエル監督のおもちゃ箱。できれば短編をもっと見てみたい。[DVD(字幕)] 7点(2005-04-16 13:35:13)

26.  あの娘と自転車に乗って ストーリーに起伏などないが、とても丁寧に作られた画で綴られていて、監督の甘くて懐かしい時間への愛情は感じますが…この小品に田舎ののどかさや美しさ、思春期の甘酸っぱさは多少感じられたものの、何か光るものを感じるところまでは行かず、ちょっと点数は低めです。これは、監督の少年時代の回想なんでしょうか?セピアのモノクロの画面は、ひたすら田舎ののどかな景色と音を伝え、いたずらん坊達が日がな一日ほこりまみれになって遊び、時が過ぎゆく様を映しています。その中、時折ハッとするような鮮やかなカラーシーンが挿入されます。想い出って、ある瞬間がパッと鮮やかに甦る。あの感覚を思い起こさせる映像でした。5点(2005-03-19 22:12:46)

27.  アンブレイカブル 《ネタバレ》 自分の、シャマラン映画への愛情に気づいてしまった私は、公開当時酷評を受けていたこの映画を観ていなかったことに気が付いた。他の方々のレビューを敢えて読んでからの鑑賞。感想は、他の作品のどれより良かったんじゃないだろうか。必要以上に暗くて鬱々とした映画だし、あっと驚くどんでんを期待すれば肩すかしを食らう内容だ。けれどもS・L・ジャクソンの異常というよりゆがんだ精神の持ち主と、B・ウィリスの寡黙で悲しい人物像はなかなか良いキャラクターだと思う。ヒーローと悪役とが、二人して自身の存在の意味をもがきながら探しているとは。こんな人間の弱い部分を見せられると、弱虫な私はとたんにしんみりと見入ってしまう。細かい粗は言い出せばきりがないが、これがコケたが為に「君の映画はアッと驚けなくちゃ!」とどこかの外野が耳打ちした結果が“サイン”や“ヴィレッジ”なのかと思うと、隠れた才能の芽を摘まれたような思いがする、そんな作品…う~ん、褒めたいのにうまいこと書けない。自分のこと印象的に登場させなければ、もうちょっと点もいいのに。シャマランよ。7点(2004-09-21 00:51:29)(良:2票)

28.  アザーズ 《ネタバレ》 しっとりと古典的で、美しい映画ではありました。でも、光アレルギーのこととか、なぜニコールの家族に悲劇が起こったのか、とかよくわからなくて消化不良気味。あの使用人三人組の存在も…「共存するしかないのです。」って、ねえ。オチがわかってからまた思い返してみても、んーなんか足らないんだよニコール、母性も怖さも。そして観賞後調べてみてガックリだ。「オープン・ユア・アイズ」の監督だそうで…。何であんなにこじんまりまとまっちゃうんだ?!期待していた方向に伸びてくれなかった。残念。5点(2004-08-30 23:36:58)

29.  嵐が丘(1992) いやはや、もうにっちもさっちもどうにも…って感じです…。私はこの類の文芸モノ映画って、原作を読まずにどんな物語かをお勉強するために鑑賞することが多いです。でも、このエミリー・ブロンテの「嵐が丘」だけは別でした。高校生の頃むさぼるように読み、あとがきの言葉「相当強引で強烈な力作」に大きく頷いたのを思い出します。田舎教会の、男なんざ知らない娘がたった一作だけ残した強烈な色合いを持つ小説。私の持つイメージは映像ではとうてい越えられないとは思っていたものの、いんやー、つまんなくてだれちゃいました。もっとメチャクチャ、ギラギラ、自己中心的で良いのよ、ヒースクリフとキャシーって。3点(2004-07-14 21:02:28)

30.  アメージング・ハイウェイ60 《ネタバレ》 ん、なかなか面白かった。 でも、2時間ドラマ風の作りと、脇と比べると主人公の青年の力が弱いのが惜しい。あれだけ曲者俳優達がみんなして曲者を演じているのだから無理もないが。 しかし文字通りアメージングな旅は、先の予想が付かなくてとても楽しかった。 私は、主人公は間違いのない道を選んだのでは無いと思う。 焼けただれた法科学生の自分を見て「やっぱり間違ってる!」と気づいたように見えるけれど、あのまま画家になったって、そのうちスランプで悩み、のたれ死んでしまうかもしれない。 彼の心の奥底にある絵への執着、つまり最初から彼自身の中にある答えに、グラントおじさんが気づかせてくれたのだと思う。 今の瞬間、後悔の無いようにベストを尽くせば答えもおのずと見えてくるかな、と、なんだか漠然とした不安感を抱えている最近の私に、ちょうどいい薬になった。 もう一回見てみようかな、今度はゲイリーとマイケルJのオデコのシワを数えるくらいの余裕を持って…。7点(2004-07-09 01:42:17)(良:2票) 《改行有》

31.  アナライズ・ミー ドバッと大きな笑いが起こるのじゃなくて、細かく洒落っ気のある、品の良い(?)笑いがちょこちょこと盛り込まれた映画。バックミュージックも全編ジャズでちょっとカッコイイし変にドタバタしているよりは全然良いのですけれど、やっぱり平坦な進行具合にあくびが出てしまいました。泣き虫マフィアと分析医の掛け合いはさすがのテンポでしたが、うーん、わかりやすい笑いがもうちょっとプラスされていた方が私向きだったかな、と思います。もう一度観てニヤッと出来るところを探してみようかなあ…。数は少ないけれどリサ・クードローが見せる瞬時の切り返しは冴えてました。6点(2004-07-05 00:21:31)

32.  アマロ神父の罪 《ネタバレ》 良くまとまった面白い映画だった。しかしこの重苦しさはいかんともしがたい。見終わった直後、誰かに助けて欲しいような気分になった。若き神父アマロは、神父としても人間としてもまだまだ未熟な存在。出世のための世渡り術にしても、アメリアへの想いにしても、手探りで一歩一歩先に進んでいるような感じだ。ただ、一貫して神父としてのキャリアに執着があり、物語を見守るものを唖然とさせるラストもそれによって引き起こされる。私は、未熟で身勝手なひとりの若者の行動に人間臭さを感じ、「呆れた人だ…」とため息をつきながらも、なぜかあまり腹立たしさを感じなかった。僅かばかりかもしれないが彼の中にきらめく“良心”を、この出来事が一生ギリギリと締め付けるのかな、と思うと少しやるせない気持ちにもなる。不謹慎だろうか?でも大罪を胸深く仕舞いこんで生きていく辛さは、どんな罰より厳しいだろう。最近個人的に注目しているメキシコの風景と流れてくる聖歌の美しさも手伝い、暗い物語ながら一度は見て欲しいと人に勧められる作品だ。8点(2004-07-01 18:40:57)

33.  愛・アマチュア 《ネタバレ》 なんだか不思議な感覚が残る。犯罪が絡んだストーリーなのにスピード感や緊迫感が無い。個々のキャラクターが個性豊かで見ていて飽きなかった。イザベル・ユペールとマーティン・ドノヴァン(今回初見の俳優)のカップルがなぜかしらとても素敵に見えてしまった。特にふわふわと浮遊感のあるイザベルには驚きだ。元尼僧のポルノ作家というヘンテコな設定で、時折爽やかさまで感じる。ストーリーが特別面白いわけではないのに(かえって解り難い)なんだかんだと最後まで引っ張られてしまう感じ。ああ、こんなよくわかんないけれど印象に残る映画にまた出会ってしまった。点数を付けるのがとても難しかったが一応合格点ということで…。ハル・ハートリーという作家の作品をまだまだ試してみたくなった。8点(2004-07-01 18:36:26)

34.  アナコンダ 《ネタバレ》 蛇嫌いの代表、私の母が「ショック療法だ」と言って観ていた。「人間のこと、ゲロッ、パクッて、やーな映画だったよねータロー。」怖くって飼い猫抱きながら観やがったな。何の療法にもならなかったようだ。猫の方もトカゲ捕獲を止めようとはしない。3点(2004-06-23 00:24:19)(笑:2票)

35.  アメリカン・ビューティー ひとつの作品としての出来は良いと思う。でも、なんだか好きになれないのだ。起承転結で魅せる話ではなく、割と淡々と日常を映していたと思う。見た目は整っていても、みんな心のどこかがほころんでいる。平凡で単調な現状から、みんなもう一歩飛び出してみたい。不満と焦燥感を胸に必死にバランスを取る人々の姿は、現代のアメリカと言わず日本もかなり近くなってきた感じで少し怖い。物語の進行とともにため息も増えた。何年か前、アメリカで「悩み事を相談する相手は誰?」というアンケートをとったら家族、友人ではなく「セラピスト」が1位だったという。観ながらそんなことを思い出した。5点(2004-05-12 20:54:51)(良:1票)

36.  アデルの恋の物語 《ネタバレ》 心の中の光であるイギリス軍人ピンソンを、恋で盲目になったアデル嬢が心を切り裂きながら追いかけるお話です。紙を買っては溢れる想いを書き記す彼女の瞳は、最初から明らかに半分夢の中を漂っていました。心を病んで病院に入ってからも、書く行為は延々と続いたそうです。アジャーニの何かを乞うような、訴えるような瞳は、美しくもあり怖くもあります。ピンソンという男ではなく、恋の持つ得体の知れない闇に捕らえられた人間のおろかさ、悲しさを彼女はしっかりと演じていました。もう30年近く前の映画!アジャーニの才能に驚かされます。8点(2004-02-19 18:03:21)

37.  あこがれ美しく燃え 《ネタバレ》 第二次大戦下のスウェーデンが舞台。多感な時期の少年が主人公で、学校の臨時教員とだんだん深い関係をになっていく…というのが主なストーリーです。面白いのは、教師の飲んだくれの夫を交え、妙な三角関係が出来上がるところです。この夫婦、何が原因かはよくわかりませんが冷めたところがあり、傷を持ちながらお互いを敬遠している感じであまり好きになれませんでした。対する少年は家族の不幸を乗り越え、教師との関係を自分で断ち切ります。心の成長を遂げしっかりと二本足で立つ少年に比べ、教師が哀れに見えました。同情は無かったですが。かなり前に見た映画ですが、今でも印象に残っているのが、主人公に想いを寄せる少女が「スウェーデン標準語講座」のようなラジオ番組を聴くシーンです。どこの国にもあるんですね、こんなの。すごく熱心なのが可愛かったです。7点(2004-02-17 21:22:39)

38.  愛のエチュード 《ネタバレ》 ちょっと変わった人を演らせたら右に出る人がいないこのお二人。チェスに心を支配され崩れていくタトゥーロ、彼をどこまでも優しく支えるワトソン、両方ともとても良かった。特に繊細で迷い子のようなタトゥーロは出色です。ヨーロッパのリゾート地や回想シーンで出てくるロシアの旧家など、背景も美しい映画です。タトゥーロが逝ってしまい悲しみ溢れるラストと思いきや、最初からかなりはっきりと意思を貫くワトソンが、その芯の強さで死んだ彼を縛った呪縛に勝利、微笑で終わります。残った余韻で穏やかな気持ちになる。素敵だったなあ。7点(2004-02-14 09:51:51)

39.  アパートメント(1996) 《ネタバレ》 結局、ロマーヌ・ボーランジュ演ずる女が一番泥臭い人間だった、というわけですよね。策略によって別れを迎えたとはいえ、モニカは傷心旅行で金持ちのパトロンとくっついたし、ヴァンサンだって清潔そうな可愛い婚約者なんかいるんだから。手口はともかく、ロマーヌが一途な想いを通したわけですね。ラストも、この泥臭く純真なお嬢さんは報われなかったのです。本当にしたたかなのは男だったという、ちょっと珍しい結末。私はサスペンス色よりロマーヌの人間くさい女の子の色のほうを強く感じてしまった。モニカとヴァンサンが、あと少しで遭えるのにという路上のシーンは、ハリウッドのにおいがしてちょっと好ましくなかったかなあ、私には。6点(2004-02-11 18:14:26)

40.  あの子を探して 《ネタバレ》 素人の子ども、しかも本当に貧しい生活を送っているらしい子どもを使っての映画。走ったり、むくれたり、泣いたりの顔に役者では持つことのできない必死なものがあるため、こちらもついつい真剣に・・・。少女の代理先生が、出稼ぎのために村を出た生徒を探し、村まで連れて帰るお話。近年の中国は経済的に発展し、上海北京などの都市を歩く若者達は日本のそれとさほど変わらない風に見えるが、この映画はまだまだ本当に有りうる話らしい。チャン・イーモウがこんな形で世界に「中国」を見せる姿勢に感心する。7点(2004-02-06 19:41:43)

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