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プロフィール
コメント数 1620
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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21.  悪魔が夜来る 《ネタバレ》 全体として、少し取り留めが無い=一番言いたいコトが何なのかがややはっきりしない(具体的でない)という感じも有るには有るのですが、最後まで観ると高度に寓話的で比喩的で示唆的⇒そして実に芸術的な優れた作品だと思えました。時代と、そして製作背景を考えれば結構驚くべきコトにも思えますね。芸術的という意味では、前半は確かに少しダルいのですが(その時点からも)流石のジャック・プレヴェールの手による詩的な台詞回し(愛の囁き)が中々にお洒落だったと思いますし、後半は俄然力の入ってゆく演技の質がまた高かったですよね。悪魔役のジュール・ベリも(当然)大目立ちではありますけれど、他方で名優アルレッティの得体の知れない+ごく妖艶な雰囲気も素晴らしかったかなと(ちょっとダケ若いコトもあって、ワタシ的には『天井桟敷の人々』の時よりも素直に魅力的だと思われました)。あと、その相方の男の方もよく見るとドエラいイケメンなのですよね(ギリシャ彫刻みたいな)。諸々と結構、シンプルに眼福な映画でもありました。 ドラマとしても個人的には、この世界には色々な種類の人間が居るのだ…という事実を冷徹に描きつつ⇒その中に一つ「でも正義は必ず勝つ!」というヒューマニズムなメッセージを描き込んだ、シンプルに気持ちの好い作品だと思われましたね。重ねて、この作品がつくられた状況をしっかりと鑑みるに、ソレは非常に尊いコトだった、と率直に思われます。名作の範疇かと。[インターネット(字幕)] 7点(2023-07-09 09:33:15)《改行有》

22.  愛情萬歳 《ネタバレ》 前作『青春神話』に続けて観たモノですが、率直にテーマはまた似たよーなモンだと思いますかね。でも、まずは全体的にだいぶん小綺麗にはなってましたよね⇒まァ舞台となるあの部屋とゆーのは、そのものズバリ彼ら3人にとっての「オアシス」なのですから。しかし、演出方針そのものは、台詞の少なさ・説明描写の薄さ・音楽の完全無添加、等も含めてバリバリに硬派な映画でした⇒だから、映画としての好みは分かれる・人に依るかも知れない…とも。個人的には、終盤~オーラスにかけては流石に少し理解が追い付かない部分が在ったコトも含めて、前作と比較して一旦のこの評価としておきます。[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-03 19:34:01)

23.  アナコンダ4 <TVM> 《ネタバレ》 前述どおり3の続きで監督も役者も同じメンツです(ナンなら同時に撮っといたのかも…と)。しかし、その意味でもかなり「ついで」な感があるな…とゆーか、話にも見せ場にも全く内容とゆーのが(更に)ねーのですね。終盤は流石にアクション的なシーンが続きますが、ココもとにかくアナコンダではなくて人間同士の争いの方(銃撃戦だの取っ組み合いだの)がほぼ8割を占めてますし、そもそもアナコンダは不死の蘭のエキスによって再生可能=不死身となった…というコトであるのなら、結局お話としても「カタ」が付いてねーのに終わってもーた…とも思います。もう一点、3作目同様に映画としてもアメリカ国内の話で、だからロケも全部米国内だと思うのですが、やっぱ流石にモロ北米!な雑木林だの草原だのが舞台だと、ソコにアナコンダがニョロニョロ這って来てもまァ~雰囲気でないっすよね~(残念)。予想どおり、シリーズでは一番の駄作でしたかね。[DVD(字幕)] 3点(2023-06-05 00:17:11)

24.  アナコンダ3 <TVM> 《ネタバレ》 この3作目+4作目は、話としては2作目の続きなのですが(⇒例の「不死の蘭」の設定を引き継いでおり)、まずはテレビ映画としての製作になってますし、かつ3・4の2作品として完全に繋がった話、になってるのですね(各々一作で完結はしてますが、実質は前後編かと)。んで、第一にテレビ映画というコトで製作費も安いようで、アナコンダをジャングルから持ち帰ってのアメリカ国内での話になってるのですし(⇒近場で撮影できる)、全体的にCGの質も非常に安っぽいモノになってしまっては居ます(+その辺はお手軽にグロ・ゴアみたいな描写を添加して誤魔化してますね)。特にまた、アナコンダに巻き付かれる・噛みつかれて宙吊りになる、等のシーンにおける人間側の(カラの)演技が実にテキトーですね(=ただ突っ立ってる・吊るされてるダケにしか見えない)。そんなこんなで、少なくとも1作目とは比較すべくもないクオリティだ、とは私も確かにそう思いますかね。 ただ、比較的にはこの3作目の方はそこそこ面白く観てはゆけましたかね(⇒テレビ映画にも色々あるかと思いますが、そのジャンルとしてはまあまあ好く出来てる方…かと)。全体的にそこそこ盛上りもメリハリもあって退屈まではしなかったのと、また単純にラストの方は爆発とかでテンション上がった、のが理由です。しかし一点、今作のアナコンダって(科学者がシコシコ実験してた結果とは言え)コレもシンプルにちょっとデカくなり過ぎじゃねーですか?(絶対に18メートル以上ある…)作中、主人公がしきりに(警察をスッ飛ばして)軍を呼ぼうとするのですが、ソレを却下してひたすら独力でナンとかしよーとする悪役連中には「ドコに勝算あったんケ?」とまた小一時間は問い詰めたいですね(何なら、米軍でも歩兵一個中隊くらいは簡単に屠ってしまいそーな怪獣レベルですぜ…と)。[DVD(字幕)] 4点(2023-06-04 18:03:06)《改行有》

25.  アナコンダ2 《ネタバレ》 前作よりも確実に向上していると思うのがお話のシンプルさ・分かり易さでありますし、そこから同じ話をやっていくと思いきや、前半はジャングルクルーズ的な冒険要素もあったりしてやっぱ内容はコッチの方が全然好きですね。しかし、如何せん致命的なのが何よりも超・肝心なアナコンダに係る内容の貧弱さです(正直、ドコを手ェ抜いてんねん!と)。ごく終盤まで大して出ても来ませんし、その終盤とても前作に比べての「型落ち」感も半端じゃあありませんのです。うーん…彼方立てれば此方が立たぬ、とはこのコトですね…結論、二作足して、で二で割らなかったらワリと結構傑作になったかも知れませんかね(無駄は削るとしても)。[DVD(字幕)] 4点(2023-06-04 16:05:27)

26.  青の帰り道 《ネタバレ》 青春映画(群像劇)ではあるが、これ見よがしに不幸に襲われる大勢の若者たちが描かれてゆく、その部分については多少は、リアリティの方を追求した現代劇とは異なる方向性を擁する作品…だと思う。でラストはまた唐突にミョ~に暢気に終わってゆくコトからも、今作はお話自体を描くとゆーよりはあくまでソレを通して描き出したいモノがある、という作品かと感じた。 最近私が観た日本の青春映画とゆーのを考えても、例えば『ここは退屈迎えに来て』なんてのは(群像劇なのも同じで)内容もかなり似通っていた様に思うし、『佐々木、イン、マイマイン』とか、或いは『猿楽町で会いましょう』なんてのもその系統かとも思う。確かに、若者を取り巻く状況は厳しいのだ。それは、世の中がどんどん高ストレス・高リスク・低リターン化してゆく中で、初めて世に出た若者が直面する学生と若年社会人の間の環境面の「乖離」の大きさに現れてくる(=それも今作にも描かれていると思っている)のかも知れないし、日本社会がどんどん弱者・敗者に厳しくなってきている(=そーするダケの余裕が無くなってきている)ことを意味しているのかも知れない。ただ、あくまで個人的には、それは仕方の無いコトなのかとも思う(⇒今までの日本が甘すぎたんだろう、と)。グローバル化って、そーいうコトでしょ、とゆーかね。 結論、この手の映画には大いに「共感」は出来ますですよ。でも、そーいう残酷な世界を生き抜く伝手として、大抵の邦画青春ものは結局友情だとか愛だとか、そういった「当たり前」のモノを見せつけて終わってゆくことしか出来ない、ソコにはある種「不満」が在ると言っても過言ではないのだ(偉そうなコトを言って申し訳ないですけれど)。まあ、あと10年20年もすれば最後の戦争世代まで完全に居なくなり、年長者の庇護(或いは「貯蓄」)も何もかも無くなってそれこそまた「焼け野原」になったこの国で、何の希望も無くてもひたすらに戦ってゆける人間だけが生き残る様になる、その頃になれば映画の中にも違った「答え」が見出せる様な状況になるのではないか、と思ってはいるのだケド。[インターネット(邦画)] 7点(2023-05-04 09:44:45)《改行有》

27.  暗殺のオペラ 《ネタバレ》 お話の建付け自体はサスペンス(ミステリー)で、中盤やや別の方面に行ってしまうきらいはありますが最後まで観るとソッチの面でもそこそこ面白みの在るストーリーだとは思うのですね。ただ、監督が真にやりたいコト・描きたい内容とゆーのはそのサスペンスではなくて、映像(+オペラ楽曲)を駆使しての自らの美的感覚「語り」とゆーか、その意味では大いにアート系の雰囲気映画だとも思われました。個人的にはシンプルにちょっと観方を「間違えた」とゆーか、でも如何にもサスペンスっぽく始まっておいてこの中身はちょっとズルいな…とも思いましたかね。アート系としてはワリと高度なクオリティだとは思うのですが、その詐欺まがいに引っ掛かってしまったコトの仕返しとして、一旦この位の評価にしておきます(私自身にも責任の一端は有る…とは思ってますケドも)。 一点、Wikiを観るとテレビ映画らしーのですケド、マジですか?(マジでした…)はえ~、イタリアってのは、やっぱスゲーな…と(でも、ある種ソレこそがイタリア映画が衰退した理由なんジャネ?とも少しダケは……)[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-28 01:51:40)《改行有》

28.  AKIRA(1988) 《ネタバレ》 最近、観てなかったと思ったら観てた、というコトが発生する様になってしまったのですが、今作は、観たと思ってたのですが観てみたら明らかに(少なくともチャンとは)観てなかった…というヤツでした。。 ソレはさておき、何より内容の方が(30年以上前の作品としては)かなりブッ飛んでますよね。作画の方も、同様にごく素晴らしいとは思うのですケド、コッチは部分的には年代相応…かとも思いました(ガンダムだと『逆襲のシャア』と同じ年、ジブリだと『ラピュタ』の少し後、くらいなので、超クオリティ!とは言え個人的にはソコまでの驚きでもなかったかな~と)。でも、中盤のアキラの保管庫?が地上に引っ張り出されるシーンなんかは(今なお)相当にスゲーなコレ…と思いましたです(完全に観入って呆けてました)。シンプルな画・構図の出来やアイデアについては、やはり時代を超えてゆくというクオリティを備えていると思いますかね。 結論、映像もお話もかなり興味深く・面白く最初から最後まで一気に観切れたので、文句の付け様は特にありませんです。蛇足で2つ言わせて頂くなら、まずオーラスは流石にナニが起こってるのか(具体的なコトは)ちょっと伝わらないかな…という点と(ソレでも十二分に「感じ取れる」とは思いますケドも)、もう一つ、キャラの人物造形あるいは「魅力」の描き出しは多少甘めかな…とも思いました⇒コレについても、だったらよりボリューム有るであろう漫画版を読めば好いんじゃね?と自己解決はしてるトコロですケドも。[インターネット(邦画)] 8点(2023-04-11 22:21:24)《改行有》

29.  アントマン&ワスプ:クアントマニア 《ネタバレ》 量子世界だぜ!とゆーコトで、ソコに吸い込まれた直後あたりはまあまあ異次元な感じも見られるのですケド、話が進むに連れて寧ろ高度文明な感じや有象無象の人型のクリーチャー(CG全開)がウジャウジャ…みたいな部分が完全に『スター・ウォーズ(新三部作)』にしか見えなくなってゆくのですよね。でもゆーて、どーみてもフツーの人間ぽいヤツもしこたま居らっしゃるし、翻訳トロトロドリンク!なるモノを飲むダケでまたフツーに英語でソイツらと喋れる様になっちゃうし、その辺の理屈もほぼ説明されないし、で世界観のつくり込み・据え付けってのはまず率直にかなり雑な方だと思いましたよね(『スター・ウォーズ』とは比較になんない)。 で、そもそも量子世界に(皆揃って)吸い込まれたのだって娘のテヘペロ!が原因だし、なんかトンデモないコトを(嘗て)やらかした風を散々に醸していたミシェル・ファイファー姐さんだって結局大したコトもしてなかったワケで、んでラスボスが脳筋かつコレまた大して強くもない…てなトコも含めてストーリーも実にいい加減な方だったと思いますね。加えて『アントマン』シリーズの(ある種の)コンセプトとゆーか決してシリアスなアクションになり切らないコメディ含みの弛んだ雰囲気といい……それら要素とゆーのは完全に、私の好みのアクション作品とは全く違うモノだったと言っても過言ではねーですね。 ただ、アクションそれ自体はそんなに悪くはなかったかな…とも。最初の魅せ場はカメラワークが結構凝ってたし(アンだけみんな走り回りながらカメラは接写で長回し+ほぼフルCGてのは、正直どーやって撮ってるのでしょーね?)中盤のアントマン&ワスプのはまま風変わりだったし、でオーラスはかなりボリューミーで爽快な方ではありましたかね。でも、そのオーラスも結局今回のアントマンはデッカくなって大暴れして終わり!みたいな感じでま~たついこないだ『ブラックアダム』でそーいうヤツ観たばっかだったし、ワスプの方もよく見りゃ殆どペッパー・ポッツ…だよねコレ?てなモンで(女優のルックスや年回り的にも)前述どおり世界観もストーリーもアクションもよく考えりゃあ「観たコトあるヤツ」ばっかだな…と。やっぱね、昨今のヒーローものにおいて「既視感」とゆーのは(ソレこそ)サノスをも凌駕する「最大最強の敵」だと思うのですよね。結論、個人的には決して楽しめなくもなかったのですが、点数は低めに倒しておきます。はい。[映画館(字幕)] 6点(2023-02-22 01:48:14)《改行有》

30.  ある用務員 《ネタバレ》 これまでの監督の他作品と比べると全体的に少し雰囲気が違うとゆーか、終い方なんて特に「ワリとマジメに」つくってる感じが強いのですよね(音楽とかも)。前半だって結構チャンとドラマしてる感じですし、だから結局要所で(他作品では出て来ない様な)フツーに名前を聞いたコトある役者さんが出て来たりもして、その辺も雰囲気の差には確実に繋がっては居ますよね。ただ一方、ごく「いつもの」感じの面子の方もままゴツ盛りではあるのでして、だから部分的には(当然)監督らしさとゆーのもそこそこタップリ感じられる…とも言えるのです。 で個人的には正直、ソコまで悪い作品だとは思わなかったのですが、ソレでもやっぱり「違和感」を強く感じた部分が何箇所か在って、結局ソレは(監督の個性たる)「チープさ」が(今作では何故か)好くないモノの方に見えてしまった…というコトではねーかな、と。おそらくソレは前述したある種の「ツギハギ」が原因ではねーかと思うのです。つまり、山路和弘の思いがけない熱演にアレッ?と引き込まれた直後に、その手下の組長のポンコツな長台詞を聞かされたり…だとか、平時だったらとても可愛らしく&面白く観てゆける髙石あかりちゃん&伊澤彩織ちゃんとて、一方でごくシリアス&シビアな芋生悠ちゃんの演技と並べちゃうとバランス悪く見えちゃったり…とか。映画ってやっぱり「全体の統一感」って結構大事なのかな~と思ったりしましたですね。 結論、ソレでもやっぱ別に『黄龍の村』とそんなに面白さに差が在った…とは思っていないのですケドも、迷いに迷ってこの点数としておきます。[インターネット(邦画)] 4点(2023-02-16 20:34:49)《改行有》

31.  悪魔のかつら屋 《ネタバレ》 確かに、ホラーだと偶に結構在るんですケド「ああ、このシーンが撮りたかったんだな…」≒「他は正直全部どーでも好い=取って付けなんだな…」という現象なのでして、まあゆーてハーシェル・ゴードン・ルイスってのは何なら全部そーだ、とも言えるのですケド、今作は中でもソレが際立ってる…というヤツですかね。ショックシーンは計4回(犠牲者の女性3人+オーラス)で、ソレ以外のシーンは本当にマジでドコまでもひたすらにどーでも好い…のですケド、にしてもナ~ンだコレ?という超・陳腐で激・くっだらないシーンばっかなのですよね。逆に、ソレが(も~シュール・コメディばりに)ちょっと笑えちゃう…て始末なのですわ。 件の探偵ごっこの(失笑せざるを得ないという意味での)微笑ましさも然るコトながら、続く劇中映画シーン=こんな史上最高レベルにつまらない映画の中でソレよりも更につまらない映画を表現するという高度なメタ芸術、は久方振りにも~エド・ウッドの「風」をすら私に感じさせてくれましたよ(『グレンとグレンダ』以来のアヴァンギャルドっぷり)。あと、ま~た本当に何の意味・脈絡も無くレース場のシーンが挿入されたりするのですケド、コレも何故だか「夜」なのですよね(だから正直、車もナンもよー見えん…という)。コレとて何故に単に昼のレースを撮らなかったのか…とも~一晩は問い詰めたいです。 もう一つ、その女性殺害シーン3回についてもよ~く観ると、コレ場面の順序と画角が全部同じなのですよね(応接間⇒作業場⇒現場の倉庫のドア外側⇒ドア内側⇒作業台でのメインのスプラッタ、が全部カメラ位置が同じ…)。私もよーやく気づきましたがコレってハーシェル・ゴードン・ルイス「流」だったのですね(⇒だから『血まみれ農夫の侵略』でも全く同じコトをやってたのは立派な「オマージュ」だったんだな、と)。う~ん要らないと思うケドな~そーいうこだわり…(もっと違う人の違うモンを参考にせーよ…と)[DVD(字幕)] 2点(2023-01-24 01:47:01)《改行有》

32.  或る夜の出来事 《ネタバレ》 言い尽くされたコトではあるでしょーが、シナリオ的には後発の『ローマの休日』+『卒業』といった感じで、特にラストが(『卒業』宜しく)ごく清々しいのを含めても、個人的には『ローマの休日』にすらもシナリオ的には全く劣らない…と思ったのですね。また非常にテンポの好いコメディでもあって、今だに「観ていてかったるくなる…」という類のクラシックでもないかと思います。ソレである種ココまで来たってーと、今後モ~永遠に良作ラブコメの範疇を外れるというコトも無い映画か、とも思いますね。やはり地味に凄い映画だな、と。 『ローマの休日』は個人的には9点なのですが、今作がソコからマイナス2点の理由は、非常にシンプルに主役の2人の個人的な好みに依るモノですね。コルベールはキャラはともかくルックスの面では(少なくとも私としては)ヘプバーンには遠く及ばないと感じたのですし、ゲーブルは(コレも個人的には)少し口数が多すぎる・喧しすぎると思いました。2点まで引くかは(大いに)迷ったトコロですが、いったんこの評点で。[インターネット(字幕)] 7点(2022-12-31 23:26:03)《改行有》

33.  アバター:ウェイ・オブ・ウォーター 《ネタバレ》 まず、噂のハイ・フレームレートはかなり効果的に見えましたですね。動きの有るシーンのみ通常の倍(48fps)だってコトなのですが、先に『1』のリマスター版を全く同じスクリーンで(3Dで)鑑賞したのもあって、最初はそのヌルヌルとした異な質感には結構面喰らいましたです(やっぱどーしたってテレビゲーム or テレビドラマ風とゆーか少し「安っぽく」も見えるのですよね)。ただ、開始1時間ぐらい経過して多少慣れてきたトコロで肝心な「海」のシーンになってからは、モ~暫く鳥肌が止まらなかったですね。水がナチュラルに備える「滑らかさ」や「浮遊感」の中での動きを表現する技法としては、当然の如くCGの超クオリティも含めてやはり画期的だったと言って好いのではないかと思いました(⇒今作、兎にも角にもやりたかったのはコレだ!と)。 他方、特にお話の中身とゆーのは種々の側面で前作ほどにも完成度は高くなかった…と(やはり)感じましたね(⇒まあ前作もお話に見ドコロが在る…という映画とは全く違うと思いますが)。特に、人間=スカイピープル側の状況・事情とゆーのは説明が雑で全般的に好く分かりませんし、中でもクオリッチ大佐がナニをしたいのか(or スカイピープルが彼にナニをさせたいのか)は好く考えると全く繋がってないとすら思います。あと、前作はそれでも終わり方が実に派手&爽快でごく快感だったのに比して、今作はソコがちょっと展開的にも地味で、また爽快・痛快とゆーよりは美しくて幻想的な映像とゆーのをメインに据えていた様にも思えて、ソコはアクション映画としてはやや大人しい終わり方かな…とも思いましたです(個人的な好みの範疇ではありますが)。 まあでも重ねて、この監督はこの手の「映像的にやりたいコト」を「シンプルで手堅いストーリーで語る」という人だとは思ってるのです(『1』にせよ『タイタニック』とかにせよ)。その意味では今作も(コレも個人的には)ごく十二分に「手堅い」お話ではあったかな…とも思います(実は、ごく個人的にこの内容がちょっと「タイムリー」だった…という事情もあるのだろうとは思ってますケド)。予定される『3』もこんな感じだと流石にチョイ苦しくなってくるかな…とも思ったりはするのですが、結論的には全体として前作にも決してソコまで劣らない作品だ…という評価として、この点数にさせて頂こうと思います。十分に傑作の範疇ではあるかなと(重ね重ね、特に映像的にはとにかくも)。[3D(字幕)] 9点(2022-12-24 00:52:52)《改行有》

34.  アムステルダム 《ネタバレ》 楽しめるとは思うのですが、本作はドラマ(でかつほんのりとコメディ)ではあるものの本質的な話の内容はサスペンス・スリラーに類する作品で、そして結局そのサスペンス部分の中身ってのが正直大したモンではねーのですよね(クライマックスの真相暴露!とかも率直にあまり盛り上らないし)。少なくとも、こんな大仰にスターをかき集めないと出来ない…という話では確実にないのですよ。その意味では、むしろスターをかき集めたコトに一番意味・価値が在る…という作品にはなってしまってますよね。個人的には逆にちょっと安っぽい・なんかテレビドラマっぽい…とも(少しダケ)思ってしまいました⇒いちおう歴史もので雰囲気が(当然)レトロなのも相まって、ソコは本邦のテレビの2時間サスペンスのスペシャル(金田一ものとか)で好く観た様な質感に通じるトコロが在るかな~なんて。 しかし、流石にスター揃いなのでその個々の出来映えに関してはまた流石!というしかない面白みがふんだんに、かつごく彩りも好く感じ取れはするのです。だから重ねて、やや長尺ではあるのですが全然退屈せずワリとテンポ好く観切れるコトは観切れるか…とも。ただコレも重ね重ね、ソレで最後まで観切ってもどーもイマイチしっくり来ない=サスペンスとして鮮やか!という感じでもない、のもまた確かなのでして。結論、俳優個々のファンの方とかだったらまァ観て損は無いかな…てぐらいでしょーかね(特に主役の3人は、いずれもかなり好演だったと思います)。[映画館(字幕)] 6点(2022-11-07 19:15:39)《改行有》

35.  アイヌモシリ 《ネタバレ》 思ったよりも劇映画、とゆーか、演技経験の浅い実際の関係者を多用した全体の質感とか、随所にまた実際のアイヌの儀式や生活風景の描写を挿入しているコトだとか、確実に多分にドキュメンタリチックな性質を孕みつつ、でもその一方で非常に明確な(創作の)ストーリーが一本通して在る、という作品なのですよ。コレって、率直に実は結構難しい…とゆーか、特にしっかりした…と言いつつかなり繊細な物語を描く上ではやはりその演技の質感とゆーのは(誤解を恐れずに言えば)少なくともやや「いつも(の映画)と違う」という感じだったのは確かかと(例えてゆーならソレこそ、中盤のリリー・フランキーのシーンだけは妙に安心して観れた、とでも言いましょーか)。とは言え、伝えたいコト自体はまずまずチャンと伝わる作品だとも思いましたし、ある種「両構え」であるコトの好さとゆーかドキュメンタリ的な観方をしたとしても(その側面からの)クオリティとゆーのもまま十分に得るコトが出来た…という感じだったとも思いますね。個人的には、観て損は無い…て作品かな、とゆーのはワリと強めにも思われたトコロです(やや「ホット」な題材だとも思いましたし)。[インターネット(邦画)] 6点(2022-10-24 19:08:38)

36.  RRR 《ネタバレ》 ちょうど『君の名は。』に対する『天気の子』みたいな感じとゆーか、正に『バーフバリ』ファンの為にもっかい一肌脱いでやったぜ!てな作品なので、該当の方はも~必見だと思います。ストーリーは今作の方が比較的シンプルかとも思いますが(非常に分かり易い勧善懲悪なのに加え、そもそもコッチは前後編でもないのですし)今作でもソコに描かれるのは友情や使命・大義、そして抵抗と勝利…といった非常に根源的な価値観ではあるのですし、映像のクオリティの高さ(特にアクション)も相変わらず素晴らしかったな…と(+今作は最初から完全にIMAX対応みたいだったので、迫力自体は更に増しているモノかと思います⇒池袋のIMAXレーザーGTテクノロジーで観たので尚更でした)。またマル3時間という長尺ですが、個人的には全くダレずに観切るコトも出来ましたね。是非是非。 細かい点について補足しておくと、まず一番肝心な純然たるダンスのシーンは本編中には1回しか入りません(ただしエンドロールで一発思いっ切りやってくれてはいます)。でも、コレも『バーフバリ』準拠かと思いますがアクションがまたどれも「踊るかの様な」という舞踏の要素を含むヤツなので、全体としては多分にミュージカル的だったとも思いますね。加えて、文字通りの歌(歌唱)がBGMになってるシーンが比較的多かったと思えて、んで中盤にはその歌でメッチャ盛り上がる(=血沸き肉躍る)シーンがあったりするので尚更ミュージカルぽかったかな…とも。アクション個別としてもコレはまた非常に力強く、かつやっぱ何かしら(インド風に)かなり独創的で面白みとゆーのが多々ありました。大河アクションらしく全体のテンポもゆったりなトコロ、アクション場面では「今どきま~だココまでやる?」てな具合にスローモーションが超・多用されるのも(最早)ちょっと質感としてユニークだったかな、とも。[映画館(字幕)] 8点(2022-10-23 18:40:30)《改行有》

37.  アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場 《ネタバレ》 暴力はいずれ必ず暴走する。そしてそれはまた必ず、振るわれる側のみならず振るう側の「在り方」そのものを歪めてゆく。だから一つの思想として、暴力と一切の繋がりを絶ってそれを行使しない、というのは確実に傾聴に値する考え方ではあると思う。しかし現状、それは世界・社会のあちらこちらにおいて残念ながら現実的な選択肢ではない、とも思う。だからそれを振るう側(振るわざるを得ない側)として常に追い求めるべきはどのようにして暴力を「手懐ける」か、つまり、その実行可否をどう客観的・合理的に判断し、影響範囲を必要最低限に極小化し、或いは状況に応じたその判断基準のスケールアップ・ダウンをどういったルールと承認の下に行い、結果的に不要な暴力を如何に世界から可能な限り排除するか、それを可能にするシステムの構築+運用にあるのだろうと思う。重ねてそれは、本質的には暴力を振るう側の為にこそ在るのだ(結果として振るわれる側の痛みも軽減される、とは言え)。この映画には、その現実の有様が描かれているのだと思う。 同時に、そこで肝要なのはその種々の判断・評価からどのようにして属人的な要素を排除するか、ということだとも思う。しかし現時点、完璧な自動化・システム化は難しいのが実情なのだろうし、それは今後も当面は変わらないのだろう(本作では、その部分については制度自体が未だ曖昧で不十分だ、という描かれ方になっているかなと)。であれば、尚更に現実に即した方策として、システム上のユニットとしての「判定者」たる人員を如何に機能させるか(=そこから如何にまた属人性を排除するか+教育によって質・量を維持してゆくのか)に関するノウハウの蓄積がやはり何よりも重要なのだろうと思う。この国にはそれが有るか。無ければ、では如何にしてそれを養ってゆくのか。[インターネット(字幕)] 8点(2022-10-22 23:16:49)《改行有》

38.  ありふれた事件 《ネタバレ》 妙な感覚でしたね。モキュメンタリなので確かに映像は高度にリアルで、肝心のブノワのキャラにしてもも~完全にガンギマリで(=コレもリアルで)、でも「ありふれた」なんてコトも微塵も無いトンデモないお話でその面ではも~ファンタジーかSFかなんか、みたいな感じだったりもして、んで結局全編とても不快極まる…という感覚だけが際立って、と言いましょーかね。やっぱり、その意味では非常にチグハグな映画だ、とまずは思ってしまうのですよ。重ねて、諸々と間違い無く「リアル」ではあるのですケド、肝心の「中身」がどーにもリアルじゃない…というコトそのものが(シンプルに)実に心地好くなかったのだ、と思うのですね。ヴァイオレンス描写のキレ味・虚ろで乾いた質感なんかは中々に独特で(ソコは)ワリかし以上に興味深かった、とも思うのですケドね。[DVD(字幕)] 4点(2022-10-15 14:12:23)

39.  アバター(2009) 《ネタバレ》 実は、今作を公開当時に3Dで観なかった…てのは結構(映画)人生最大の悔恨であったのですが、いずれリバイバルはあるだろーな…と思ってたところ続編公開に併せて3Dリマスターが公開されましたので、勇んで参上してきました。いや~確かに、間違い無く絶対に3Dで観るべき映画でしたよね(カメラワークとかがもう立体感を前提にしてますもんね)。初見時と同じく、お話の内容自体はだいぶシンプルな作品だ…という認識は今回も決して変わらなかったのですが、コレもシンプルにアクション映画としてもやはり史上屈指のクオリティ(盛上り・爽快感・没入感)だな~と思いましたし、何より今リマスターによって作品の擁する第一のクオリティ⇒すなわち今作が我々にもたらすのは「世界観」を越えたもはや新たな「世界」そのものだ…とゆーのはより鮮烈かつ明白になったかな、と思いましたです。なので、従来の評価より一点加点してこの評価とさせて頂きます。傑作。 いちおう、今回の3Dリマスターの変更点は、まず2K/SDR⇒4K/HDRのアップスケーリングをはじめとする映像の精度向上がメインとのコトです(+音響もハイグレードになったらしい)。作品自体は現時点そもそも、オリジナル版(162分)に加えてより長尺の特別編やエクステンデッド・エディションが在るとゆーコトのよーですが、今作のベースはあくまでオリジナル版で、ただし今冬公開の続編に関わる新規映像が挿入されておりそれ故に尺は若干延びている(5分程度)という感じかと。機会があれば是非。[3D(字幕)] 10点(2022-10-02 01:46:33)《改行有》

40.  哀愁しんでれら 《ネタバレ》 正直、私がここ数年のうちに観た中でもトップクラスで観るのが苦痛な映画でしたね。理由は三つ、第一は端的に旦那と子役のキャラにおける「振り切った」不愉快さ。第二は、その二人+主役の土屋太鳳のキャラの「裏付け」たる部分、あるいは話の進み方自体においても余りにも合理性を欠く(=不条理である)モノが目立つコト。そして第三、そーいうかなり「尖った」物語を展開しておきながら、作品全体として結局ナニが言いたいのか(やりたいのか)がサッパリ分からなかったコト。 そもそも今作、カテゴライズすべき適切なジャンルからして私にはモ~好く分からないのですよね。子役の(コレもモ~人外チックな)アンモラルぶりは重ねてその裏付けが希薄なコトを含めて確実にホラーモンスターの方に近い⇒だからコレはホラーかな?とまず思ったりもしたのですケド、一方で他にも諸々と極めて筋が通らない感じ+終盤のブッ飛び展開なんかを観るってーともはやブラック・コメディ位にしか見えないな…なんて思ったりもして、他方、重ね重ねキャラにリアリティが無さ過ぎるので人間ドラマには最初から成り様が無いとも思いますし(何しろ結局「人間」が出て来ないので)、でこーいう類における「最後の砦」たる風刺的な意図とかだって(あくまで個人的には)汲み取れませんでした。煽りではなくマジで、どーいうコンセプトの作品だったのか誰か教えて欲しいのですよね。 ただ正直、ソレを説明されれば諸々と繋がってくる…という作品にも(やはり個人的には)決して見えていませんし、そこら辺をコジツケる為にこの後もあーだこーだ今作に関わってゆこう…という意欲も率直に皆無なのですよね。なので手前勝手で恐縮ですが結論、好く分かんないケドたぶんインパクト重視の(ポンコツ)ビックリ箱映画だったんちゃうケ?と思うコトにして、こんくらいの評価とさせて頂きますです。はい。[インターネット(邦画)] 4点(2022-10-02 01:35:01)《改行有》

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