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プロフィール
コメント数 1620
性別 男性
自己紹介 基本的に3~8点を付けます。それ以外は、個人的に特別な映画です。

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41.  アンダー・ユア・ベッド 《ネタバレ》 主人公の孤独で静かな変態性の表現は、そこそこイイ線を突いているというか、部分的には共感すらできなくもないと思う。しかし、結局この彼は自分が何をどうしたいのか自分でもよく分かっていない(これは、そもそもそういう人物を描きたかったのだから、別にそれ自体が悪いという訳ではないのだけど)、ということからの行動のチグハグさというか、端的には目の前で千尋が凌辱されているのに(そのための武器も持っているのに)助けもしない、という部分には、正直言って「な~にやってんねん!」となってあまり感情移入できないし、だからこのキャラには(ある程度共感はできるものの)根本的に魅力や納得というものを感じない。 ヴァイオレンス面の描写の見応えも中々素晴らしいのだが、いかんせん少しやり過ぎたというか、このレベルで殴られてたらもっと早く逃げ出すだろ、という意味で話のリアリティは毀損してしまっている。総じて、お話としては観ていて歯痒い、やるせない、腑に落ちない、心が痛い、ムシャクシャする(→千尋の旦那に)、というネガティブ方面の感想しか出て来ない、という感じ。 しかし、そういう映画も偶には好いのではないか、という意味では、それでいてまずまず優れた見応えも得られる作品とは言えると思う。高良健吾は見映えも良いし(この話を中途半端なブサイクがやったらそれこそ観るに堪えんし)、無感情なモノローグの質も存外に高かったと感じる。一般向けでないのは確かだが、個人的にはそこそこオススメ。[インターネット(邦画)] 7点(2020-09-12 22:17:27)(良:1票) 《改行有》

42.  アバウト・タイム 愛おしい時間について 《ネタバレ》 シンプルですが、実に羨ましい能力ですね。この能力があったなら、私なら高校時代を永遠にループするか、1日を10回繰り返して少しずつ進んでいくか(やり残しをつくりたくないタイプです)、どっちかだと思いますね。 しかし、コメディ的なことではあるのでしょうが、主人公とゆーのが中々に残念なヤツで、この能力が無かったらどーにもならない様な、とでも言いますか。ただ、彼に好感が持てるというのが、あくまで自分と自分の周囲の人の幸せを守るために、ごく謙虚にこの能力を使うこと。私なら、シャーロットにあんな感じで誘われているなら、一回は為る様に為ってから時を戻しますよね。 お話自体は割と平穏でノンビリ観れるというものですが、もう一個印象に残ったのは、女の子がみんな可愛いなあと!地味な所で言うと妹も結構可愛いと思ったのですが、のっけのシャーロットがまずエラい美人さんだなあ、と思ったらこれがまだ若きマーゴット・ロビーでした。しかし、そんなのどーでもいいかもというレベルで可愛すぎるのがレイチェル・マクアダムス。こんな感じに程良くエロくて面白くて、かつ優しくてキュートな女の子と人生を歩んでゆけたらと、誰でも想像してしまいますよね。 個々のシーンでひとつ、嵐の結婚式(大惨事)も好きなシーンですね。大爆笑でした。[CS・衛星(字幕)] 7点(2020-07-25 01:26:20)《改行有》

43.  アップグレード 《ネタバレ》 SFアクションの佳作。アクション面は少し『寄生獣』の様な質感と言うか、人間離れしたスマートな格闘が中々に優れたSF感を醸しており(少し『マトリックス』ぽいけどそれより更にAI的、とでも言うか)、かつ切れ味も上々でかなり面白い。 SF的ストーリー面でも、意外さを狙ったラストは個人的にはそこそこ意表を突いてもらえた感じで面白かった。ただ確かに、ステムがエロンを支配しているという状況の不自然さや、ラストのあんな差し迫った場面でグレイの支配を完全に奪えるなら回り諄いことせずに最初から人格奪っちゃえばいいジャン!とか、ツッコもうと思えば盛大にツッコめるとも言える。そもそも、もう少し尺を取ってキチンとつくり込んだ方がSFとしてはクオリティを改善できた様にも思う。 ただ本作は、そこら辺の整合性をある点で犠牲にしてもスピード感と勢いで乗り切ってしまおう、という映画に思える。そしてその意味では、その「狙い」は十分に成功していると感じる。結果的にサックリ観れるし、観て損することも決して無いかと。普通にオススメ。[インターネット(字幕)] 7点(2020-06-06 23:14:08)《改行有》

44.  愛欲のプロヴァンス 《ネタバレ》 南仏の明るく美しい風景をバックにしつつも、妙にアンニュイな冴えないオッサン。最初見るからに怪しい青年が出てきてよもやソッチ系の話かと身構えたが、別にただ飲んだくれただけで話は続いてゆく。その後、若いカワイ子ちゃんが出てくるも、彼女も妙に情緒不安定でどことなくメンヘラ風味。男も女も、どうにも拭い去れない過去があるらしい。 そこら辺が繋がってくるのはだいぶ終盤で、その時点では単なる三角関係の話かと思ったら、ラストは正に「ありえね~」な大ドンデン返しの一撃必殺。背徳的なバッドエンドは左程好みとは言えないが、カワイ子ちゃんを思う存分抱いたオッサンが地獄に堕ちたのをザマア見ろと横目で見つつ、単純な話ながらさり気なくも巧みな伏線の貼り方や、心情の移り変わりの自然な表現の上手さ、快刀乱麻な伏線回収の鮮やかさを含め、最後まで観ると結構よい仕事だったとも思う。お手軽でダウナー系な恋愛映画としては、観て疲れることもなく、そこそこ有用かと。[インターネット(字幕)] 7点(2020-04-14 16:47:34)(笑:1票) 《改行有》

45.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 スパイものとしては平凡な筋で、しかも正直かなり分かりにくい(意味の分からない無駄なレズネタとかも分からなさを助長する)。しかし、それを補って余り有るアクションの高品質さ。特に打撃が本気でブン殴ってるようにしか見えない大迫力。ハンディカムを戦闘真っただ中に放り込んだかのような撮影も非常に見事。セロン姐さんの頑張りも出色。アクションとしては超オススメ。[DVD(字幕)] 7点(2020-02-22 00:40:12)(良:1票)

46.  アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場 《ネタバレ》 「継続戦争」を全期間にわたって、フィンランド兵士の視点でダイジェスト的に描く。明確なストーリーが有るというよりは、種々の戦闘・戦場描写の積み重ねを通して、この戦争の真実・実態を描き出そうというつくりだが、戦場描写は大半が寒そうな泥んこ森の中での歩兵戦に占められており、思ってたのよりもだいぶ地味(なんかこう、雪原でスナイパーが大活躍!みたいなの想像するジャン!)。 ただ、殊に戦況が悪化していく終盤は戦場の様相もだいぶ悲惨で、しかしそんな中でも(この手の戦争映画にしては珍しく)士気の高い愛国的な兵士達には、悲壮さと、そしてある種の気高さ・崇高さを大いに感じ取れるのである。フィンランド国民にとっては涙なくしては観れない作品だろうなあと思う。戦場描写は前述どおり結構に地味とは言え、かなりリアリティは高くつくり込まれており、見応えは中々。そして映画として観る価値も十二分。良作だと思う。[インターネット(字幕)] 7点(2020-02-01 22:41:45)《改行有》

47.  アルキメデスの大戦 《ネタバレ》 一人の天才の活躍を描く(ある種のよくある)ヒーロー映画だが、題材の着眼点は相当にユニーク。そして、頭脳明晰(決して頭でっかちという訳でなく、状況に応じて柔軟に行動できる本当に「頭の良い」タイプ)、愚直なまでに実直、かつ剛毅果断な主人公は、軍隊嫌いとか抜かしつつも非常に軍人向きなキャラクターで、話によく合っていた(もちろん菅田将暉の演技も、有能さ&変人ぶり&青臭さと熱さを兼ね備えた素晴らしい出来だった)。 ただ彼も、真にこの騒動の本質を最初から見抜いていた訳では無く、そのことを最終対決の真っ最中に(今まで尽力した見積の計算など無意味だったという衝撃的な事実という形で)思い知らされることになる。戦艦と空母のどちらがより国益に寄与するかが問題なのに、実は誰もそのことについて論じていないという意味不明な会議ではあるのだが、空母陣営も別に空母がより優れていると証明している訳ではないのは戦艦陣営と同じなのだよね。その意味では、実は戦艦の設計に欠陥がありましたという決着は「それを言っちゃあ始まらねーよ」なヒドい取って付けだとも言える。 しかし、だから逆に、ラストはとてもよく出来たドンデン返しだと思う。そりゃそうだ、空母にしとけば戦争を回避できるというのは、山本五十六の真っ赤な嘘だったのだから。 観終わってよく咀嚼すると、対決以降の展開は妙に複雑によく出来ているように感じる(「妙に」と言いたいのは、一見は大和建造の史実との整合性をとるためのコジツケにも見えるからだ)。加えて、観ている最中はそこら辺のイマイチ理解が追い付かない点を感じさせない程に、演技の出来の方が素晴らしい(大体みんな良いのだが、とにかく田中泯が圧巻)。前半の実は意味の無かった見積作業も、結構分かり易くテンポも良くまずまず面白く観れるのは確か(菅田くんと柄本佑の掛け合いも相性抜群)。 ちょっと主人公が万能すぎる点と、前述の取って付けな決着がやや残念だが、総合的にはかなり面白い映画だったと思う。[インターネット(邦画)] 7点(2020-01-26 02:06:28)《改行有》

48.  アギーレ/神の怒り 《ネタバレ》 極めて重苦しい雰囲気の中に描かれるのは、静かな絶望。そしてそれは確実に全員の生命を奪い去るであろう極限状況と、そんな極限状況下でも人間を支配して狂気へと誘ってゆく醜く際限の無い欲望そのものであるように思う。非常にネガティブな映画であり、ストーリーも希薄なので面白い・楽しいという作品では全くないが、逆にここまでの醜悪で破滅的な映画全体の空気は、ある意味ものすごく貴重。これこそ観て損は無いという映画。[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-11 23:14:23)

49.  アイリッシュマン 《ネタバレ》 決して面白くなくはないし、長尺ながら全く退屈した時間も無かったのだが、どこかこう(淡々としてるとまでは言わんが)少し抑揚を欠き、なんか平坦だなあという印象。例えばそれは、この手のギャングの一代記によくある「血気盛んな若造時分のエピソード」を殆ど描いていないことが原因だったりするのかも知れない(CGその他も使っているようだが、70過ぎたデニーロが演じるには40代が限界ということだろう)。あと、特に暗殺その他の犯罪シーンでは逆にデニーロの「手際が良過ぎる」ようにも感じる。何と言うか一本調子で、3時間も掛けてるのにゴールまでノンビリ一直線、という印象が拭えない。これで3時間半つーのは正直限界に近く、Netflixで好きなタイミングで止めながら観るのが前提?とか思ったりもする。同じマフィアの話でも(しかもキャストも激似だが)『グッドフェローズ』のテンション高くてノリの良い感じの方が映画としては大いに好みだが、それよりも更に晩年のヤクザを描くというのが全体のコンセプトということなのだろう。その意味ではややシニア向けの映画であり、一応まだ若者な私には少し早いとも言えるのかも知れない。 しかし、何回目だよと思わせるデニーロ&パチーノ御大のヤクザ芝居は円熟味も増して実に結構(演技の強度もそこそこ高く、年の割りに超頑張ってると言えるし)。また三顧の礼で出て貰ったジョー・ぺシの眼力も健在で、凄い迫力。加えて、どの場面も十分に金を掛けて細部まで精密かつ豪華につくり込んでいるのが一目瞭然なゴージャスさ。これらだけでも観る価値は十二分だと断言できる。[映画館(字幕)] 7点(2019-12-31 11:54:28)《改行有》

50.  アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 これは、「バトル・エンジェル」というタイトルの正にそのままに、日本オタク文化のメインテーマたる「戦闘美少女」の魅力が主題という(ある意味オタク垂涎の)映画である。エンジェル・フェイスな女の子が実は物凄く強いというだけで2時間観せたろという作品であり、その意味では極めて日本(オタク文化)的に感じるが、その分といってはなんだが実際に大した内容は無い。世界観はかなり陳腐化したものだし、そもそも映画では世界観の作り込みも相当に浅く、やや詰め込み過ぎな割に展開面も至極平凡で、特に序盤の導入部分が非常に単調で工夫も無く、その点は近年の大作映画としては完全に標準以下な出来だと思う。 ただ、「戦闘美少女」という意味では「戦闘」も(=非常にスピーディで切れ味抜群、かつ体術がかなり練り込まれておりアイデア抜群で非常に面白い)「美少女」も(=アリータはかなり原作に寄せたビジュアル設定(異常なデカ眼)で個人的には非常に可愛いと思うし、ただ可愛く強いだけでなく「真に強者な戦士」であるというキャラ設定も「ギャップ萌え」を更に際立たせている)両面共にかなり良い出来で、これだけでも2時間観る価値は十分にあると思う。内容はともかく、展開運びの上手さ自体は流石のキャメロンで、テンポも良くつまらないということは決して無い。アクションとしては十分なクオリティに思う。 ただし、そもそもの話をすれば、これは日本人が作るべき映画だと断言する(何十年戦闘美少女ばっか作ってると思ってるのか)。こんぐらいの映画を邦画でも観られるようになったなら、正直死んでもいい(見果てぬ夢)。[映画館(字幕)] 7点(2019-12-16 01:28:50)《改行有》

51.  aftersun/アフターサン 《ネタバレ》 率直に、かなり繊細な映画でしたね。とゆーか、中盤チョイ過ぎまではマジで殆ど脈絡の無い、父と娘ふたりのバカンス風景の数珠繋ぎ…としか言い様がありません。個人的な感覚としては、もしかすると(ソコまでで)脱落しちゃった人も少なからず居るんじゃないかな~とでも言いましょーか、そーいうタイプの方のごく「繊細」なる映画であったかな~とは思ってしまいますかね。 ただし、一方で本作が語るべき内容自体の方は、コッチの方とてそれ自体は別に全然超・シンプルなコトなのですよね(⇒あらすじに書き下しても精々50文字で語り尽せるんじゃねーか、的な)。そして尚且つ、その結論的なテーマの部分だって、誰でも非常に簡単に共感できるだろうってコトであるのは間違い無かったりもするのでして、だから畢竟、難しいコトを言葉足らずに(=再び難しく)語ろうって気取った映画ではないかな~とは思えて居ますかね⇒その意味では今作は、中身よりも表現技法の方にひたすらこだわってるって方のオツな映画…というコトには(また)思えてます。全体として比較的、雰囲気映画として観た時には(重ね重ね)繊細なる文芸作品みたいな感じであるとも思われるのですが、根本的には今作って(前述の)テーマ的なトコロを「ひたすら映像で語る」&「決して語り過ぎない(or 語らな過ぎる)」て方のヤツだった、とも思えてまして、その意味では(ある点では)ワリとごく非常に映画的な映画だったのかな…という気もしてます⇒文学にするとしても、小説ではなく詩集、或いは俳句集…みたいなコトになるべきヤツだったのではねーかな、と。 結論的には、最後まで観たらまあまあ面白かったかな…とは思えたのですが(⇒内容的にも・技術的な側面からも)、他方で前述どおり前半は少し(引き込まれるコトなく)ボンヤリ観ちゃった…という感覚も強くって、なので一応差し引きしてこの評価としておきます。でも、いつかそのうち再見したくなるかも知れない…という気は少~ししてますよね。[DVD(字幕)] 6点(2024-04-14 18:26:50)《改行有》

52.  アクアマン/失われた王国 《ネタバレ》 基本的には前作と似た様な評価に落ち着いたとゆーか、でも前作って個人的には(いわゆる昨今の量産型ヒーロー映画の一つとしては)かなり好みではあったのですケドね。端的には映像偏重+ストーリー軽視とゆーか、ソレでもソコでは舞台装置としての「水中」を活かしに活かした独特の浮遊感&スピード感がヒーローものとしても非常にユニークだったと思ってまして、でソレ自体は続編としての今作でもまた十分に感じられるトコロではありましたか。ただ、その「ストーリー軽視」の方は更に一段と合理化(=ある種の開き直り or 深刻化)が進んでて…とゆーか、前半~中盤くらいは正直「お話の内容なんて何も気にしちゃあ居ない」みたいにあらゆる全てがごく軽っい!&薄っい!って「最低限」の代物でしかなかった様にも見えてましたよね。プラス、今作はソコを映像のパワーのみでチャンとキチンと取り返せて居たか…とゆーと、また個人的には残念ながらそこまでの斬新さ・ユニークさ・パワー(の進歩)までは見て取れなかったかな…とも思いますね。ソレでも、また×2極・超・ご都合主義的に結成されたモモア&パトリック・ウィルソンのガチムチブラザーズがアクション的なバディ主人公としてかなり相性好かったと思えたコトも含め、もう一点足すか迷いつつのこの評価とさせて頂きます。単なる娯楽映画としては、そんなに悪くはなかったかと。[映画館(字幕)] 6点(2024-01-14 10:04:36)

53.  アラビアンナイト 三千年の願い 《ネタバレ》 いや~~、、まさか恋愛映画だったとは…ちょっと流石に予想外……… 確かに(タイトルどおり)ファンタジック要素自体はゴツ盛りなのですが、ソレを全部差っ引いたらモ~その辺のB級恋愛娯楽作品!としか言えませんですよコレ。とは言え、冒頭から三分の二…位はファンタジックなエピソードを羅列してゆくのであって、加えてそこそこ気合の入った映画にも見えていて(ソコで)映像は終始結構凝ってる感じなので、羅列とは言え全然退屈もせずに観てゆくコト自体は可能かとも(⇒でも、単純にファンタジックで美しい…とも言い切れない美醜を重ね持つ様な「クセ」強めな映像だらけだとも思いましたケド)。しかし、そっから先の恋愛映画のナマ本番の方は、劇中の台詞「理性から愛は生まれない」かの如くにちょっと凡人の頭では理解が到底追い付かないって代物で御座いましたので、結果的には「分らなくはないケド・納得までには至らない」+「詰まらなくはないケド・メチャ面白くはない≒ちょい微妙」+「(見た目その他としても)醜いとも美しいともナンとも言い切れない」みたいな、諸々とかな~りもどかしい…てな感覚の内に観終わってってしまいましたよね。それでも兎に角、相当にユニークな作品だとは(確実に)思われるので、暇なら観ても好いかな…位には全然思えますケドも。 前述どおり、結局主人公のティルダ姐さんは今回も(色々と)ブッ飛んでる美魔女役…なので、またハマってるコトはハマってるのではねーかとも思いましたケドね(⇒年甲斐が有るのか無いのかって判断は個々の鑑賞者に任せるしかねーとして)。イドリス・エルバの方だって、ティルダ姐さんが(ナンと)恋愛映画やるって言い出して⇒その相手役に選ばれた…テンなら、コッチも別に如何なる異存も無いのではねーかな、とは。まあ重ねて、オーラスなんてそんな二人でまたもう至極にエキセントリック!な恋愛映画的ショットで終わってってくれやがって、重ね重ね私はちょっと付いて行けない…てな感じで笑ってしまってましたケドね。[DVD(字幕)] 6点(2024-01-04 23:56:31)《改行有》

54.  アンネ・フランクと旅する日記 《ネタバレ》 コレまた、やや評価の難しい映画かも知れませんね。キティという(原作由来の「実在の」)キャラクターを巧みに活用して、現在・過去・空想の世界を自由に行き来してゆく…という点でも、まずは実に多層的で自由な構造を擁する作品⇒色々なモノを描くコトの出来そうな作品⇒で実際に色々なモノ・出来事・価値観(モノの見方)を流れる様に描いてゆく作品、という様に見えました。そしてソレ自体は、確かにやや散漫な印象もありますが、逆に淡くて爽やかで(=重くなり過ぎずに)かなり心地好い…という印象にも繋がっている気がします。中々にテクニカルな作品だな…とも思いますよね⇒アニメーションの出来もシンプルにかなり高度だった(アーティスティックだった)とも思いましたし。 ただ、オチの付け方が(そのまろやかさ・好い意味での曖昧さからすると)かなり唐突にギュッと・また唐突な一点に集約してきてしまってて、個人的にも高度な違和感があったとゆーのが正直なトコロですかね。難しいのは分かるのですケドね⇒一切合切をひっくるめて単純化するとゆーのも(今般なら確実に)「レッテル貼り」だと忌避されるモノだと思いますし、だからって今回の様に「子ども」に対象を限定して共感を引き出そうとするのも、今回に関しては何よりとにかく唐突感が強かった、とは思いますね(ラストのインタータイトルが苦しいな…と思ってしまったりも)。 でも同時に、非難や分断といった唯ネガティブなモノを(より強力に)引き出してしまう位なら、曖昧で散漫でどっちつかずな描き方に留める…ケドも作品は作品としてつくって発表する(主張したいコトを主張もする)とゆーの自体は、コレは絶対にポジティブな方のコトだと思うのですよね(満点の回答ではないのかも知れなくとも)。こちらもやはり、興味の在る方はこの機会に是非。[インターネット(字幕)] 6点(2023-10-21 09:53:04)《改行有》

55.  アウトレイジ(2010) 《ネタバレ》 実は3作目を観ていなくて、で今回観ようと思ったのでついでに1・2作目も観直してみたのです⇒そしたらやっぱ結局、1作目が一番面白かった…という始末なのですケド。。 でもまあ、気楽に(テーマとか気にせずに)観る分にはシンプルにかなり面白いですよね(⇒その意味でも1作目が一番だとは思いますが、暇潰しになら3作全部使えるか…とは)。1作目がまた結局、お話としてもシンプルで分り易いのも大きいと思いますし、役者の演技のキレも(2作目の西田敏行・塩見三省を除けば)やっぱ1作目が一番バランス好かったかな…と。ただね~重ねて、別にヤクザ映画としてもそこそこ面白いとは思うのですが、かつての東映の任侠映画とかヤクザものとかを多少観てきてしまうと、特に「全員悪人」とか言われると……例えば鶴田浩二さんとかはちょっと別格としても、高倉健さんとかだって(若い頃は)観てるコッチがちょっと怖くなる位に「マジでヤバい」雰囲気ってのが確実に感じ取れるのですよね。でも、昔のヤツは基本みんな(ある面では)そーいう感じでもあって、でソコにちょっと(また部分的に)雰囲気の柔らかい菅原文太さんが入って来る…とかはやっぱバランスとして悪くないと思うのです。けども、逆に今作は基本みんな「ヤクザの演技をしてる善良な市民」にしかなってなくて、ソコでソレこそビートたけしさんだけ(昔みたいに)マジヤバ、という風に見えてしまうのですよね。そんな意味でもやはり、ちょっと「全員悪人」は誇大広告だと思ってしまいましたかね⇒コレもやっぱ、部分的にはコメディに見えてしまうのですよね(ソレはソレとして素直にそーいう風に仕上げれば・見せかければ好いのに…と)。[DVD(邦画)] 6点(2023-09-25 23:04:25)《改行有》

56.  あなたがここにいてほしい 《ネタバレ》 原題は、意味的にはまんま「私たちは(=あなたと私は)一緒に居たい」という意味らしいですが、劇中一箇所、実際に言葉として出てくる場面では、字幕として「付き合ってください」と当てられていたのですよね。そのシーンに於けるニュアンス=意訳なのかとも思われますが、この句が実際にそーいう(ある種の)定型句として使われるモノなのかは、ちょっと調べたダケでは分かりませんでした。中国では、この様に言いたい時には、彼らは実際には何と言ってるのでありましょーかね。 中国本土の映画ですが、内容は相当にコテコテでメロメロ、かつ(前半の一部は)キラキラキラ…な青春恋愛ものなのですね。もう、日本でゆーたらひと昔(いやふた昔)は古っちい様な質感だ…と。若くして出会って、そして暫く青春のひと時を共有しつつ先をも見据えるけれど、突如社会の不条理が二人の仲を分つ…みたいな。でも、本質的に極めてオーソドックスな内容だ…とは言え(+個々の構成&演出の要素として音楽・画づくりとかも含めて、確かに日本のそーいう映画にもま~ソックリだ…とは言え)ソレでも随所に「彼の国らしさ」とでも言える様な諸々も垣間見るコトは可能だった、とも思うのです。重ねて、見た目とかもかなり「いつもの感じ」のソレに近いのですケド、やっぱ空気感とゆーか映像の「色遣い」みたいなモノも少し風変わりに見えたりもしますし、人物の具体的なキャラクターや抱く価値観なんかもそーだとは感じますよね。あと終盤は新疆の奥地が舞台になって軽く「別の星」みたいな情景の中で物語が展開してゆくのも、流石は中国…と思わされてしまいましたです(昔のドラマですが、少し『大地の子』を彷彿とさせられました)。その一方で、内容的&映像的にも意外なマデにごく「プラトニック」とゆーか、肌の露出する様なそーいうシーンはほぼ皆無だったのも(ある意味)特徴的なコトかな…とも思ったり=今どきのこのジャンルとしては。 もう一つ、恋愛映画としては、主役の二人にどれだけ入り込めるか=諸々の魅力をどれだけ感じ取れるか、というトコロは個人的には重視しているのです。が、まず男の子の方は(コレも)全体的にちょっと古風とゆーか、ごく一本気・かつ(最近の日本の軟弱な若者だったらばもはや珍しいマデに)「甲斐性」に溢れているトコロなんかは、個人的には結構好きになれる方のヤツだったな…と思いますね。んで、女の子の方は…とゆーと、コッチは実に単純にルックスがメッチャ好みだったのですよね。結論、私としては(私としても)全然まったく悪くない恋愛映画だな~と思いつつ観終わるコトが出来ました。プラス、ラストなんかについても、私はも~個々で好きに解釈すれば好いかな…とも思いますかね。[DVD(字幕)] 6点(2023-07-31 00:06:35)《改行有》

57.  愛情萬歳 《ネタバレ》 前作『青春神話』に続けて観たモノですが、率直にテーマはまた似たよーなモンだと思いますかね。でも、まずは全体的にだいぶん小綺麗にはなってましたよね⇒まァ舞台となるあの部屋とゆーのは、そのものズバリ彼ら3人にとっての「オアシス」なのですから。しかし、演出方針そのものは、台詞の少なさ・説明描写の薄さ・音楽の完全無添加、等も含めてバリバリに硬派な映画でした⇒だから、映画としての好みは分かれる・人に依るかも知れない…とも。個人的には、終盤~オーラスにかけては流石に少し理解が追い付かない部分が在ったコトも含めて、前作と比較して一旦のこの評価としておきます。[インターネット(字幕)] 6点(2023-07-03 14:42:29)

58.  アナコンダ 《ネタバレ》 全体のつくりはごくB級な感じ(尺・内容・展開の運び方⇒特に終盤盛り上がり始めるまでが1時間位はショボいトコロ、とか)なのですが、ソコからするとCGの出来が結構好いので、まず観る価値ってのは今でもあると思いますし、ラスト付近の派手なモンスターアクションは(そこまでと比べても)全然かなり面白いのですよね(だからこの評価です)。個人的には、該当年代(=前世紀末付近)のこの感じのCGって、一種のノスタルジックもくすぐられて相当に好み=テンション上がっちゃう感じだったりもして…ですね(『ハムナプトラ』とか『インビジブル』とか)。 ただ、どーしたってやっぱB級…とゆーのが(前述どおりの)展開運びの雑さでして、折角のジョン・ヴォイトに係るモロモロには正直「うん?」となってしまうコトが多かったですね⇒コレなら、あんな一流の悪役を連れて来ずとももっとチンケ(でコミカル・かつ安手)な悪役俳優に演らせても好かったかも…と感じます。思うにヴォイトが主人公の船に乗り込んできて⇒で乗っ取る、という流れに無理が在りすぎるのですよ。フツー、この流れだったらシンプルに船が二隻ありゃ好いのだと思うのですね⇒で同じ目的の為に競争してる…と。何となくですが、予算的なコトである気もしますかね(ただ今作、B級と言いつつそれなりに予算掛かってる作品なのですケドね⇒だからCGの出来が存外に好いのだと思うのですが)。[DVD(字幕)] 6点(2023-06-04 08:53:48)《改行有》

59.  暗殺のオペラ 《ネタバレ》 お話の建付け自体はサスペンス(ミステリー)で、中盤やや別の方面に行ってしまうきらいはありますが最後まで観るとソッチの面でもそこそこ面白みの在るストーリーだとは思うのですね。ただ、監督が真にやりたいコト・描きたい内容とゆーのはそのサスペンスではなくて、映像(+オペラ楽曲)を駆使しての自らの美的感覚「語り」とゆーか、その意味では大いにアート系の雰囲気映画だとも思われました。個人的にはシンプルにちょっと観方を「間違えた」とゆーか、でも如何にもサスペンスっぽく始まっておいてこの中身はちょっとズルいな…とも思いましたかね。アート系としてはワリと高度なクオリティだとは思うのですが、その詐欺まがいに引っ掛かってしまったコトの仕返しとして、一旦この位の評価にしておきます(私自身にも責任の一端は有る…とは思ってますケドも)。 一点、Wikiを観るとテレビ映画らしーのですケド、マジですか?(マジでした…)はえ~、イタリアってのは、やっぱスゲーな…と(でも、ある種ソレこそがイタリア映画が衰退した理由なんジャネ?とも少しダケは……)[インターネット(字幕)] 6点(2023-04-23 16:18:24)《改行有》

60.  アントマン&ワスプ:クアントマニア 《ネタバレ》 量子世界だぜ!とゆーコトで、ソコに吸い込まれた直後あたりはまあまあ異次元な感じも見られるのですケド、話が進むに連れて寧ろ高度文明な感じや有象無象の人型のクリーチャー(CG全開)がウジャウジャ…みたいな部分が完全に『スター・ウォーズ(新三部作)』にしか見えなくなってゆくのですよね。でもゆーて、どーみてもフツーの人間ぽいヤツもしこたま居らっしゃるし、翻訳トロトロドリンク!なるモノを飲むダケでまたフツーに英語でソイツらと喋れる様になっちゃうし、その辺の理屈もほぼ説明されないし、で世界観のつくり込み・据え付けってのはまず率直にかなり雑な方だと思いましたよね(『スター・ウォーズ』とは比較になんない)。 で、そもそも量子世界に(皆揃って)吸い込まれたのだって娘のテヘペロ!が原因だし、なんかトンデモないコトを(嘗て)やらかした風を散々に醸していたミシェル・ファイファー姐さんだって結局大したコトもしてなかったワケで、んでラスボスが脳筋かつコレまた大して強くもない…てなトコも含めてストーリーも実にいい加減な方だったと思いますね。加えて『アントマン』シリーズの(ある種の)コンセプトとゆーか決してシリアスなアクションになり切らないコメディ含みの弛んだ雰囲気といい……それら要素とゆーのは完全に、私の好みのアクション作品とは全く違うモノだったと言っても過言ではねーですね。 ただ、アクションそれ自体はそんなに悪くはなかったかな…とも。最初の魅せ場はカメラワークが結構凝ってたし(アンだけみんな走り回りながらカメラは接写で長回し+ほぼフルCGてのは、正直どーやって撮ってるのでしょーね?)中盤のアントマン&ワスプのはまま風変わりだったし、でオーラスはかなりボリューミーで爽快な方ではありましたかね。でも、そのオーラスも結局今回のアントマンはデッカくなって大暴れして終わり!みたいな感じでま~たついこないだ『ブラックアダム』でそーいうヤツ観たばっかだったし、ワスプの方もよく見りゃ殆どペッパー・ポッツ…だよねコレ?てなモンで(女優のルックスや年回り的にも)前述どおり世界観もストーリーもアクションもよく考えりゃあ「観たコトあるヤツ」ばっかだな…と。やっぱね、昨今のヒーローものにおいて「既視感」とゆーのは(ソレこそ)サノスをも凌駕する「最大最強の敵」だと思うのですよね。結論、個人的には決して楽しめなくもなかったのですが、点数は低めに倒しておきます。はい。[映画館(字幕)] 6点(2023-02-17 23:24:51)《改行有》

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