みんなのシネマレビュー |
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121. アイス・キャッスル 《ネタバレ》 予想していたより、嫉妬や葛藤が入り乱れる一筋縄ではいかないサクセスストーリーでした。その分、最後の爽快感は素晴らしいものがありましたが。 父親は娘に傍にいてほしい。 ビウラはアレクシスの才能を開花させたい。 デボラはアレクシスの才能を開花させることで、実績と名声が欲しい。 それぞれがアレクシスに求めるものが違うことで、ドラマに深みが増した気がします。 そして恋愛係のニックとブライアン。 これにスケートでの成功と挫折、そして再起をもりこんでいるものですから、そりゃあ面白い。・・・と言いたいところですが、個人的な意見で、どうも登場人物の誰にも感情移入できるほどの魅力を感じません。 フィギュアスケートにあまり興味がなかったのもイマイチ盛り上がれなかった原因かもしれません。 スケートで拍手喝采を浴びるシーンとラストはとても良かった。 無名の選手が注目される瞬間というのはたとえフィクションでも気持ちが良いものですね。[DVD(字幕)] 6点(2012-10-03 00:51:55)《改行有》 122. 悪魔の墓場 《ネタバレ》 ストーリーが割りとしっかりしているゾンビ映画だと思います。 これぐらいのテンポで出てくるゾンビもまた乙な感じで良いですね。 ただ道具使うのだけはやめて。 あと変な儀式もやめて。 それ以外はまぁ良いでしょう。 特に病院で出てくる頭に包帯巻いたゾンビはなかなか良いビジュアルでした。 お笑い芸人の誰かに似ている・・・ (1箇所だけつっこみ) →「こっちに来い。警官、君もだ!早くこっちに避難するんだ!」 「・・・・逃げ道がない。・・」 っておいおい! あまりホラーにつっこみはいれないほうなんですが、 そこだけはつっこみまっせ![DVD(字幕)] 6点(2012-07-20 15:25:28)《改行有》 123. 悪魔の毒々プラトーン 《ネタバレ》 映画としては0点なのかもしれないんですけど、暇つぶしとしては満点でした。 いやー、もうテロリストの弾が当たらない当たらない。 しかも出てくる出てくる。次から次に。「えぇ?そんなにいたの?」っていうくらい出てきます。 そしてやられる。やられる。次から次に。 「えぇ?そんなに弱いの?」っていうくらいやられます。 そんでストーリーが無いもんだから、無駄なシーンが出てくる出てくる。 「えぇ?今のシーンは何?なんか意味あんの?」 っていうシーンばかり。 そんで最後は。 「見て!コニーよ!」 「ジェニファー!」 ・・・・なんか、良いはなしで終わらそうとしている。 こんな映画もあるんですねぇ。 映画の世界は自由で良いなぁ。 [DVD(字幕)] 5点(2012-07-15 14:29:45)《改行有》 124. アウト・フォー・ジャスティス 《ネタバレ》 無敵超人セガールの無敵物語。 「まてー」「やんのかー」「おらー」ぼこぼこ。 「あいつはどこだー」「知らねーのかー」「暴れたい気分だぜー」「おらー」ぼこぼこ。 「あいつはどこだー」「言わねーのかー」「別にいいやー」「おらー」ぼこぼこ。 「敵だー」「撃ってきたー」「だからなんだー」「おらー」ぼこぼこ。 「見つけたー」「おらー」「おらー」「おらー」ぼこぼこ。 「てめえ犬捨てただろー」「おらー」ぼこぼこ。 結構言いがかりも多いセガール。 ただの悪漢に見えなくもない。 そんなセガールが大好きです。[DVD(字幕)] 6点(2012-06-16 11:08:07)(笑:3票) 《改行有》 125. アラクノフォビア 《ネタバレ》 小粒ですがまったく観る者を飽きさせないすばらしいエンターテイメントに仕上がっていると思います。 何より、小さくてひ弱なくせに、一撃必殺の毒蜘蛛という設定が良いではないですか。いつどこに潜んでいるのか分からない現実感がぞくぞくします。 しかも最初は誰も原因に気づいていないんですよ。しかしその謎をひっぱりすぎず、ジェニングス医師がすぐに「蜘蛛が原因ではないか」と疑いの目を向けます。良いテンポですねー。 ですが、ジェニングス、なぜか街の人たちから信頼されていなくて、「ドクター・デス」とか呼ばれちゃって、だれも彼の言うことに耳を貸しません。いいですねー。やきもきしますねー。「ああ、もう。ジェニングスが言っていることが正しいのに!」と良い意味でいらいらします。 そして次第にジェニングスの言っていることを裏付ける証拠が次から次に出てきます。 このテンポです。このノリです。このノリを楽しむ映画と言っても良いです。「ほら、だから言ったじゃん!」と、見返す感じが楽しいのです。 登場人物たちはみんなキャラが立っていて個性的です。 博士の助手、後半からの出場のくせに、いい仕事しています。 みたいな感じで、脇役好きな方にもおすすめの一本です。 いやー、この映画楽しいですけどねー。[DVD(字幕)] 9点(2012-05-08 15:49:59)(笑:1票) (良:1票) 《改行有》 126. 悪魔のいけにえ3/レザーフェイス逆襲 いやー。面白いです。 大好きなんです。こういうまったりした狂気。 だめですか? 1は見たことないですけど、2よりかは断然良かったです。[DVD(字幕)] 7点(2012-05-01 02:38:12)《改行有》 127. 悪魔のサンタクロース2 《ネタバレ》 前回のダイジェスト長すぎ。殺人鬼への変貌が唐突すぎ。 前作は人間ドラマをしっかりと見せてくれたので、感情移入できたのですが、今回は終始他人事のような目でしか見られませんでした。ホラーとしてもひねりがないのでいわゆる駄作。わざわざ見るほどのものではありませんでした。 ただラストでついに院長の最期を見届けることができたので、少しだけ胸のつかえがとれました。[DVD(字幕)] 4点(2012-04-15 05:52:32)《改行有》 128. 悪魔のいけにえ2 《ネタバレ》 チェーンソー2刀流だ!ガキーン!ガキーン! これがわたしの奥の手、手榴弾だ。 え?アクション映画じゃないの?[DVD(字幕)] 4点(2012-04-09 00:17:00)《改行有》 129. 悪魔のサンタクロース/惨殺の斧 《ネタバレ》 ホラー映画では退屈になりがちな前半の40分も、ストーリーがよく作りこまれていて見応えがあります。 確かに後半は次から次に人が殺されていきますが、ホラーというよりはドラマ性が強い気がしますね。 ビリーは被害者でもあり加害者でもある。というより、被害者である自分から逃れるために加害者に変わってしまったというほうが正しいかも。 何かの本で読んだことがありますが、人は自分が最も恐れるものから逃れるために、その恐れるものに自分自身がなってしまうことがあるそうです。ビリーにとってはそれがサンタクロースだった。 ビリーに同情しすぎて、ラストの折檻シスターが間一髪で助かってしまったことがむしろ残念でした。[DVD(字幕)] 8点(2012-04-01 18:32:03)《改行有》 130. 赤毛のアン/アンの青春 完全版〈TVM〉 前作と比較すると、きれいにまとまりすぎた印象を受けます。それでもギルバートとの恋愛が絡んでくるので、前作とは違う雰囲気の楽しみ方ができて良かったです。 要所要所で、若干状況が把握しづらい場面があったのはおしい。ですがそれをふまえても完成度は高く、前作同様飽きずに楽しめる良作になっています。 映画よりドラマにしたほうが面白いものが作れそうな気はしました。[DVD(字幕)] 8点(2012-03-19 04:09:48)(良:1票) 《改行有》 131. 青い珊瑚礁(1980) 《ネタバレ》 古い映画ですが、映像はかなりきれいです。特に生き物や南の島の景色、海が相当きれい。生き物好きな人は映像だけで楽しめるかもしれないです。 ストーリーはやや退屈ですが、他の方のレビュー見て納得しました。 寝ている間にボートが少し流されて、オールも流されて、って、ずっと南の島で暮らしているのに今更そんな初歩的なミスするかな。しかもすぐに生きることをあきらめちゃって。もっと大変なことがいくらでもあったろうに。ラストだけ適当に終わらされた印象でした。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-14 13:18:20)《改行有》 132. 悪魔の追跡 《ネタバレ》 途中ですぐに気付いてしまいますが、道中出会う人達が警察も含めみんなグルだという発想はとても良かったです。 はじめは逃げてばかりだけど、次第に戦う意思を見せ始めるのも好感が持てます。しかも結構善戦します。 カーチェイスや、蛇や、最初の儀式は、楽しめますが怖くはないです。緊迫感もそれほどには感じません。 むしろ、最初の町を離れてしばらく進んだところで着いたキャンプ保養地。安全なところまで来たという安心感を与えておいて、プールに入ったら、周りの人がみんな見ている。あのシチュエーションが一番怖いです。 人は見えるものより、見えないものに恐怖を感じるものですね。[DVD(字幕)] 5点(2012-03-01 10:17:42)《改行有》 133. 悪魔の沼 ホラー映画なのに眠気を誘われてしまった。その時点で0点です。ですが、出てくる女優さんたちが、みんなきれいな方たちだったので1点だけ。 とりあえずホラー映画としては0点。 サスペンスとしても0点。 見所はありません。[DVD(字幕)] 1点(2012-02-27 00:48:03)《改行有》 134. 赤毛のアン/完全版〈TVM〉 《ネタバレ》 赤毛のアンは今まで触れたことがありませんでした。ここのレビューを拝見しなければ、おそらく一生見ることはなかったでしょう。 今まで3時間超えの映画を観ていて中だるみしなかったのは、本作が初めてです。 はじめ、あんなにうっとうしかったアンが、次第にその才能を開花させ、周りの人たちから少しずつ認められ、頼る立場から頼られる立場へと移行していく。その様子がとても自然で、ストーリーがなめらかに進んでいきます。 これは、教職を目指している方にはぜひ一度ご覧になってほしい映画です。 教育上とても良い映画です。お子さんのいらっしゃる方は、一緒に鑑賞されることをオススメしたいです。[DVD(字幕)] 10点(2012-02-22 00:14:58)(良:1票) 《改行有》 135. 愛は霧のかなたに 《ネタバレ》 もしガイドのセンバガーレがいなかったら、この映画の評価は大きく変わっていたかもしれません。気が強く利己的で、自己主張の強いダイアンに、普通だったらそこまで共感はできなかったでしょう。しかし、センバガーレのレンズを通すことで、彼女の愛情の深さや弱さ、彼女の人としての良さに幾度となく気付かされました。 動物愛護には賛否両論あるかもしれません。僕自身勉強不足で、何が正しくて何が正しくないのか断言はできません。 食料として殺される家畜や、鯨は、余すところなく食料として使われ、食べられないところまで有効利用されることもあります。ある意味、自然の一つの形ではないかと思っています。 ですが、ただ灰皿にするためにゴリラの手を買う人。その人たちにゴリラの手を売る人。そのためだけに殺されるゴリラ。しかも手と首以外の遺体は野ざらしで放置されるだけ。やはり賛成はできません。本当に生きるためであれば、ゴリラの遺体を隅々まで有効利用すべきです。[DVD(字幕)] 9点(2012-02-20 12:54:33)《改行有》 136. アンタッチャブル 《ネタバレ》 退屈だった最初の手入れ失敗シーン。後になって、あのシーンだけでカポネによってシカゴが支配されているのだとわかります。警察は誰も信用できない。はずなのに、そこで偶然出会うマローン、まだ町に染まっていない警察学校生のストーン、そして外部から派遣されたウォーレン。アンタッチャブル結成。無駄が無く、個性が光り、説得力のあるメンバーです。 個人的には、4人で騎兵隊と連携してカポネの部下達を追い詰めるシーンが一番良かったと思います。一番地味で足手まといになりそうだったウォーレンが、熱い活躍を見せます。脇役好きの僕にはたまらない演出です。弾がきれたら銃で殴りかかるところなんか、帳簿係とは思えません。 ネスとマローンが次第に本音で行動し始めるのも良かったです。当初こそ聖人君主にふるまっていたネス。「法のゆるす範囲ならなんでもする。」という言葉に象徴されています。ですが、仲間が殺された辺りから、聖人君主のメッキがはがれ始め、人間臭さが出てきます。その究極が乳母車と屋上からの突き落としだと思います。 マローンも、「生きていることが大事。」とはじめこそ言っていたのですが、4人の中で最も目的を達成することに情熱を燃やし、危ない橋を渡り、最後は命を落とします。 そして、「禁酒法」という設定。ほとんど悪法です。犯罪を作り出すのは法律かもしれないということに気付かされます。最後のネスのセリフにそのすべてが集約されている気がします。[DVD(字幕)] 7点(2011-11-04 11:37:10)《改行有》 137. 赤い靴をはいた男の子 登場人物たちが皆キャラがたっていて良かったです。 それぞれはまり役で、おかげで物語に入り込めました。 個人的にはマディ(ロリ・シンガー)が一番良かった。 なんでもないことを、これだけ深読みしまくると、さすがに笑えますね。 モリスがからむシーンだけ、やたらドリフっぽいネタが多くなっているのはなぜ?[DVD(字幕)] 6点(2011-11-01 11:01:40)《改行有》 138. 赤ちゃん泥棒 《ネタバレ》 冒頭の15分と、赤ん坊を返しに行くラストが最高に良いです。 中盤のおっかけっこ、謎の賞金稼ぎとのバトルは要らないです。 ゲイル(ジョン・グッドマン)とエベル(ウィリアム・フォーサイス)うるさい。 グレン夫妻はいらいらします。 おそらく、夫婦としても親としても未熟なハイとエドのために、反面教師として登場させたのでしょう。 「赤ちゃん欲しい。赤ちゃん可愛い。」そればかり考えていた二人が、あほな登場人物たちのおかげで、子供を育てていくことの大切さや親としての責任を学んでいきます。そして最終的には、子供を安易な気持ちでさらってしまった自分たちを反省する。 言いたいことはすごくよくわかるんですけど。 演出や登場人物に不愉快な部分が多すぎて。コメディ要素を入れたいからとハチャメチャにしすぎたのも好きになれません。 一度ライダーが正夢になったので、最後に見た夢も未来の正夢だとわかって、後味は最高に良かったです。[DVD(字幕)] 5点(2011-10-23 11:14:05)《改行有》 139. 愛が微笑む時 《ネタバレ》 かなり期待してしまったことと、吹き替えで見てしまったのが良くなかったようです。 シングルマザーのペニーとウェイトレスのジュリアにはそれぞれ大切な人たちがいます。事故にあい、亡くなり、ゴーストになり、赤ん坊のトーマスにとりつきます。展開が読めません。どうなるのだろうと思って見ていたら、トーマスがどんどん成長します。ペニーとジュリアもトーマスのことばかり気にかけています。ちょっと、肌に合いません。(確かに屋上で二人がお互いの大切な人たちのことを気にしているシーンはありますが、今更という感じがして・・・) トーマスが27歳になって、ようやくそれぞれ思い残したことをやり遂げ始めます。でも、27年も経っています。感情移入しづらいなあ。それでもペニーとハリソンとマイロのエピソードは良かったです。ですがジュリアはどうなんでしょう。特にジュリアのフィアンセは気の毒すぎて。 だからジュリアとトーマスの最後のやりとりもとってつけた感がぬぐえません。 なんか中途半端なハッピーエンドストーリーです。 [DVD(吹替)] 5点(2011-10-18 11:48:58)(良:1票) 《改行有》 140. ANA+OTTO/アナとオットー 《ネタバレ》 5年ほど前に、深夜に「視線のエロス」という映画がありました。タイプは違いますが、雰囲気が良く似ています。幻想的な風景描写と、リアリティのある心象風景のバランスが好きです。僕にとっては、数少ない「退屈にならない平坦な恋愛映画」です。 きっとこの映画のテーマは「偶然」です。前半から中盤にかけて、数多くの「偶然」が、二人を結びつけ、二人の絆を強くしていきます。 ですが、OTTOにとってもう一つの大切な絆である母親の死を境に、OTTOは自らANAとの絆を断ち切ってしまいます。 二人は離れ離れになった後、再びお互いを求めるようになります。ですが、もはや「偶然」が二人の味方をしてくれることはありませんでした。今度は「偶然」が二人を遠ざけ、引き離そうとします。ですが、二人の思いは強く、遂に二人が再びめぐり合うかと思ったそのとき、最悪の「偶然」が二人を・・・ 振り返ってみると、OTTOはANAといっしょにいたいがために、母との絆を断ち切り、その結果母を失ってしまいます。そして今度は母を失った罪悪感を紛らわすために、ANAとの絆を断ち切ってしまいます。その結果ANAまで失ってしまうことに・・・ OTTOの行動は、極めて自己中心的です。もしOTTOが初めから、母とANAのことをもっと考え行動していれば、こんな悲惨な結果にならなかったのではと思うと、やりきれないです。 [DVD(字幕)] 7点(2011-10-11 23:12:44)(良:1票) 《改行有》
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