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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 524
性別 女性
ブログのURL //www.jtnews.jp/blog/22089/
年齢 52歳
自己紹介 点数表記にむちゃくちゃムラが・・・。

9点以上 特別
7~8点 面白かった(人に基本的におススメできる)
5~7点 面白かった(人様におススメするのはちょっと・・・)
3~5点 そこそこ(なんとか)面白かった(でも難あり)
1~3点 むぅ・・・
↑上記例外あり(見直すのも面倒なのでこのまま)

3点とか5点、7点が重なっているのはご愛嬌。
細かな点数の上下は、そのときの気分ってことで。
こう見ると、なにげに3段階で点数つけてるよーな気が。

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評価順12
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1.  アパートの鍵貸します ↓【まぶぜたろう】様、こんにちは。確かに、ビリー・ワイルダーって赤川次郎系ですよね。(えっ?そんなこと一言も書いていないって? 失礼しました)でも、私は好き。赤川次郎はあまりにも冊数が多く、小中学の頃ですでに飽きてしまいましたが(好きで読み漁りすぎたというのもあります 汗)、幸いなことに映画は本数が少ない。私の単純な脳は、まだまだ“しつこいくらいのお約束”を欲しているのです(笑)。この欲求を満たすためには、三谷幸喜さんテレビドラマよろしくお願いします!って感じですが。またまたそれてしまいましたね。この『アパートの鍵貸します』は“映画は娯楽”という精神に徹しています。登場人物の動きひとつとっても、普段、何だかウキウキと楽しい気分のときについつい真似てしまっている自分がいます。「ライト、レフト、ライト、レフト、ワン、ツー、ワン、ツー」とかよくやってますねぇ~。場面はS・マクレーンが睡眠薬で自殺を図った後の場面なので、本当は深刻なはずなのに、むちゃくちゃ明るい。J・レモンが会社で鍵のやりとりをするため、メッセンジャー・ボーイに封筒を渡すという、どうってことない場面でも楽しくなってしまうのです。バドの喜怒哀楽に一緒になって、浮かれたり、ハラハラしたり、挙げ句は風邪気味なのに寒風にさらされるのまで、追体験しそうになっています。『ハリーの災難』ではちょっと野暮ったかったS・マクレーンもめちゃくちゃ可愛くなっているしね。そうそう、この映画で彼女にメロメロになった男性の皆様、S・マクレーンのアイドル映画ともいうべき『凡ては夜に始まる』という作品もご覧あれ! 反則なくらいカワイイ(くれぐれもストーリーを本作と比べてはいけませんよ)。ひとつ、そちらのほうもよろしくお願いします。<2004.1.30追記>↑【りく&あん】様、もう1本の本作品と同年製作S・マクレーン主演映画に興味を持っていただいてありがとうございます。マジかわいいっス(笑)。レンタル屋さんにあるといいですね。9点(2003-12-07 22:45:41)(良:1票)

2.  明日に向って撃て! 《ネタバレ》 とにかくエッタにジェラシー感じまくり。2人に囲まれた彼女があまりにも羨ましかったので「へんっ!キャサリン・ロスってあんま美人じゃないよね。(私でも大丈夫だよねぇ~ん)」なんて暴言をはいてしまった。本当に申し訳ない。深く反省をしております。何が羨ましいって、この際サンダンスの恋人っていうのは置いておくとして、ブッチにまで甘い言葉を囁かれているところよ!! いや、お互いに恋愛感情がないのは解っている。あくまで友人なんだけれど、かっこいい友人に「一緒に自転車に乗ったら結婚してるのも同じ」って感じの言葉をもらえるなんてぇ~っっ。ゼーゼー。ちょいと取り乱してしまいました(汗)。まぁ、最終的には彼らと別れなければならない運命だったので許してあげます。彼女は、ボリビアに行くときの約束「あなたたちの死は見ませんからね」を決行したんですよね。ああ、辛すぎる。結局、「畑仕事はできない」し「牧場はつらい仕事」だと言う彼らに泥棒稼業を辞めるなんてことはできなかったわけだし。エッタを引き留めなかった彼らにもわかっていたんでしょう。ただ悲観的になることはなかった。最期まで“今回は逃げ通せる”と信じていたんだから。ははっ、もしかしたら生き延びたかもしれないし、ネ。なんて、そう思いたくなるくらい彼らが魅力的なんですよ。つまるところ。9点(2003-10-17 06:23:27)(笑:2票) (良:1票)

3.  愛情物語(1956) 《ネタバレ》 こりゃあなた、ナミダなしでは観られませんぜ。「人は死んだらお星様になるの」(こんなセリフはなかったけれど)というのを地でいっている。このとても上品で、希望に満ちて、そして控えめな孤独がある映画は、邦題通りの「愛情」であふれている物語。主人公のエディが、生きていくうえで感じた希望や絶望を助け、癒し、そして許してもらう。うーん、愛情って許しでもあるんだよなぁと、心に沁みました。そして、幸せになろうと努力し、幸せであろうとして人々に接すると、運命はどうあれ「生きててよかった」「出会えてよかった」という人生が送れるような気がします。2人で観たニューヨークの美しい風景を今度は新しい3人で観ることができたんだろうな、と場面にない場面を想像する。後妻(っつーのも変だけれど名前を覚えていないの)の彼女は、どんな気持ちなんだろうと考えると、また涙が出る。そもそも「ノクターン」って切ない音楽だと思っていたけれど、弾き方によって楽しかったり、落ちついていたり、そしてやっぱり切なかったりするんですね。新しい発見でした。8点(2004-12-11 16:11:31)(良:2票)

4.  あなただけ今晩は 《ネタバレ》 ムスタッシュのキャラが冴えています。娼婦とヒモ、客と警官の経済輪廻を語ったかと思えば、「愛の国フランス」を弁護にもちだそうとする。主人公たちに花を添えるエッセンスとして、最高の存在でしたね。“余談ながら”そんな彼の前歴は、経済学の教授、軍の大佐、賭博や、銀行強盗に弁護士、そして産科医だったりとさまざま。つつけば、まだまだ出てきそうですねぇ~(笑)。つつきがいのある人って好きです。それはそうと、この映画の中で最も仰天したのが脱獄シーンです。鉄格子を素手で広げ(さすがに市場で力仕事をしていただけのことはある)、緑のストッキングをつたって降りる。その下には警官がいるが、簡単に煙に巻いて堂々と逃走。こんなに簡単な脱獄って見たことないかも。ところで、先日テレビでニュースを見ていたら、どこの国か忘れたけれど脱獄の話題が。映像を見ると、窓からヒモがぶらさがっていました。この映画と同じだったので、それにも仰天。本当にビックリです。ここでイルマに一言。「いいかげん気付けよっ!」。         <これ以降、2003.11.10更新>あの有名な「それはまた別の話」ってセリフ、どこだったんだろう?って気になっていたのが、やっと判明しました。私が観た字幕は「余談ながら」に変えられていたんです。コレって詐欺だと思いません?8点(2003-10-31 12:20:21)

5.  雨に唄えば この映画を観て以来、他の映画で“Good morning”“Good morning Mr.○○”なんて挨拶を繰り返しているのを聞くにつけ、歌を口ずさむようになってしまった……。恐るべし。8点(2003-10-17 02:41:44)

6.  アメージング・ハイウェイ60 なんとなくパッケージが気に入って(茶色がかったトーンで道路が描かれている感じ)手に取った作品。日本では劇場未公開ってことでタイトルなどは全く知らなかったんだけれど、マイケル・J・フォックスとクリストファー・ロイドが出てるということ。この二人とくれば『バック・トゥー・ザ・フューチャー』シリーズですよね♪ お目当て?の二人はチョイ役だったけれど、とても楽しい内容でお得な映画。少々毒気はご愛敬。大人が観て楽しめるファンタジーだったように感じます。珍道中的要素を含むロードムービー&願いごと系の話って大好きなんです。これに宝探しなんて要素が加わっていると最高だったんですが、それでもニールが届けた包の中には何が入っているんだろう?と興味津々で観ることができました。8点(2003-10-17 00:44:25)(良:1票)

7.  赤い風車 傷つくのがイヤで、好きな女性に対して威張ってみせたり、卑屈になったり…。アルコールに依存して、自分の肉体と精神をいじめ続けるロートレックに対して「できれば前向きに生きて欲しい」と、彼の母親のように願うことしかできない。私には、とうてい彼のような極端な生を理解することはできない。映画の前で、というより、ある人生の前には誰もが無力だ。ロートレックは人からの視線と言葉に傷つき、自分をいじめることで、彼のために心を痛める人をいじめ、周りの人からの陵辱をアルコールで緩和してきた。ロートレックの描くムーラン・ルージュのイラストは、踊り子たちがとても健気にみえる。というのも踊り子を囲む紳士たちが冷たく感じられるからだ。絵に何の知識もない私が感じることなのでまったくトンチンカンなことを言っているだけかもしれないけれど、踊り子の健気さにちょっと感じるところがあり、若い頃、このムーラン・ルージュのポストカードを部屋に飾っていたことがある。このお話は、映画なので一部を描いているだけでまったくの事実ではないけれど、あのポストカードにはこんなストーリーがあったのかと思うと、感慨深いものがあった。かなりつらいお話なので、お勧めはできないけれど、私は興味深く見ることができた。7点(2005-02-13 23:19:38)(良:1票)

8.  アメリカ交響楽 ♪ぷわぁぁぁぁぁぁぁん、ぷわぁん、ぷわぁん(中略)ぷぁん、ぷぁん、ぷわわぁぁん、ぷわわわぁぁぁん♪(『ラプソディ・イン・ブルー』より)ガーシュウィンの伝記です。恩師から“アメリカの声”になれ!ってさんざん言われ続けたガーシュウィン。ショー音楽で成功する彼をもったいなく思っていた恩師が、とても印象的でした。ショーにかまけてクラシックをやらないガーシュウィンを“アメリカの声”としてやるべきことはあるはずだ、と声をかける。かといって、今のガーシュウィンをまったく認めていないわけではなく、ただ残念に思っているだけで、成功は成功で喜んでいるところがいい。ちなみに、オスカー・レヴァント本人役ででています。7点(2004-11-13 22:46:04)

9.  愛と追憶の日々 《ネタバレ》 漠然と「50歳になったらオープンカーに乗るぞ」と思っていたのですが、この映画を観て妙に現実的な夢となりました。ふふふ、スカーフまいてオープンカーでブイブイいわそう。まぁ、さすがに砂浜を足でハンドル操作なんて無謀な真似はしませんが(笑)。だって砂浜走ったら、車が塩で傷むじゃない!自家用車でそんなことはできないわ……なんて言いながら、ちゃんと砂浜だけれど車を走らせることのできる場所があるのです。能登半島に。ただそこは……観光バスなんかがうにょうにょいるので雰囲気がダメ。じゃあどこで走らせるか。ヘヘヘ、他にも候補はあります。そう、それは北海道。そこは砂浜だけれど車が走っている。そう、昆布とりのための軽トラがタマに走っているのです。そこだと雰囲気出るかなぁ。ただ問題としては、その砂浜の正確な位置を忘れていること。どなたかご存知なら教えてください(ペコリ)。さて、どうでもいい話に終始してしまいましたが、この映画は基本的に母と娘の確執と愛情の物語です。私は娘の立場で、母親に反抗する気持ち、それでも大好きな気持ち、なんとなくわかります。そうして、娘を見送ったときのシャーリー・マクレーンの言葉。きっと看病をしたことある人なら誰もが感じることなんでしょう。私はまだ本格的に人の看病をしたことはありませんが、そういうところが胸にずしんときました。7点(2004-06-13 02:43:41)

10.  歩け走るな! まずは『シャレード』を観た後に観ることをオススメします(笑)。なぜって、私の一番好きなシーンが『シャレード』ネタだからです。そう、ケイリー・グラントがコーヒーを入れるシーン、あの場面は、『アパートの鍵貸します』のジャック・レモンのテニスラケットでパスタの湯切りをするシーンに匹敵します。なんていうのでしょうか、同じネタをしつこく繰り返す、このリピートにやられてしまう心境っておわかりになるでしょうか? アパートの階段にひつこくいる子どもやミルクをとるときに締め出しをくらう場面……最低2回は繰り返してくれるおとぼけお笑いシーンに、観ているこっちがニヤニヤしてしまいます。単純でくだらない映画が好き!って人はぜひとも『シャレード』を観た後にご覧ください。単純でくだらない映画ってことは保証します。そうそう、申し遅れましたが、この映画の舞台は東京オリンピックに沸く日本。作りモノっぽい日本を堪能できるという楽しみもあります。ベタベタなお約束展開映画をお楽しみくださいませ~(笑)。7点(2004-06-13 01:00:53)(良:1票)

11.  赤い河 《ネタバレ》 かっこいいジョン・ウェインが、年をとってただの頑固オヤジっぽくなってしまっているのが残念でした。せっかくついてきてくれた人たちの気持ちをわからず、人が離れていき、挙げ句の果てには追放されてしまう……。なんだか悲しくなってきます。義理の息子のモンゴメリー・クリフトがまともなだけに、ジョン・ウェインが不憫で不憫で……。まっ、ラストで仲直りできたから良かったのですが、それまでのやりとりで不満爆発。やるせなさばかりが残り、寂しかったなぁ。そうそう、オープニング部分だってさ、ジョン・ウェインが恋人を置いていくと、彼女がいる隊列がインディアンに襲われてしまう。なんかなぁ、寂しいんだよねぇ。でもまぁ、『リオ・ブラボー』にも出ていた、呑気なおっさんがいい味を出していたので(入れ歯の質種とか)、その部分でほっと楽しめた作品ではあります。そうそう、皆さんが大絶賛なさっている牛の暴走ですが、ウチのテレビが19型だからか、それほど迫力を感じませんでした。どっちかといえば、牛に踏みつぶされた人が可哀想で……。でも、その踏みつぶされた人の遺志をついで、彼女へプレゼントをする赤い靴を送るジョン・ウェインはやっぱりかっこいい。このときまではとってもしびれていたのよぉ〜(涙)。ぜひ、劇場で観たい作品の一つですね。もし大画面で観たら、私も絶賛しているかもしれないです(えへへ)。7点(2004-04-18 16:17:25)

12.  青空に踊る 《ネタバレ》 アステア自身が振り付けをした映画だそうですね。自身がやったからかどうかはわからないけれど、タップのシーンが超楽しいです。まっ、アステアのタップはホントにいつも溜息なんですがね(笑)。今回のアステアは軍人さんの役。第二次大戦中の話で、10日間の休みの後日本へ送られる空軍人なんですが、さすがはアステア!それに伴う悲壮感なんてみじんも感じさせない。休暇中に女性と出逢って恋をするのです。なんせ休みが10日間しかないもんだから、アプローチも電光石火! 彼女をウチに送ったその夜、彼女の隣りの部屋を借りてしまうという素早さなんです。超ネクタイをしたアステアがフライパン片手に卵焼きを作るシーンが、なかなかコミカルです。ただ、軍人さんという設定からか、アステアが恋した女性を他の人とくっつけようとするエピソードもあります。まっ、アステアに恋のキューピッドなんてできるはずもないので、ちゃっかり彼女と恋人になっちゃうわけですね(笑)。こういうノリは大好きです♪ ただ……ラストが……やっぱり戦争に行っちゃうんですよぉ。でもね、アステアだったらピンピンして戻って、「やぁ、会いたかったよ」なんて歌を唄っているような気がするので、これもアリかなぁって軽い気持ちで観られます(笑)。7点(2004-02-20 03:06:58)

13.  あの頃ペニー・レインと ツアーバスの中、みんなで合唱した「Tiny Dancer」のシーンは、楽しげなんだけれど、どこか儚げで……。すごく印象に残るシーンですね。監督自身の思い出を回想しているだけあって、美しい感じがしますね。ペニー・レインって、不思議と透明感のある女性です。現実味がないっていうのかな。手を伸ばしたらスルリと抜けてしまいそうな軽やかさがあって、つかみどころがない。あんな女性って、ちょっと憧れてしまいます。 あんなお姉さんを身近に感じた少年は、もう……たまったもんじゃないでしょうね。ドキドキしっぱなしでしょう(笑)。 現在、青春真っ直中という人より、青春時代を懐かしく思っている人向きの映画かもしれませんねぇ〜。7点(2004-02-12 14:22:43)(良:1票)

14.  アマデウス サリエリとモーツアルトは表裏一体です。神の音楽を理解する者と、作り上げる者として、そのどちらかが欠けても珠玉の音楽はこの世に誕生し、生き続けることはできなかったのではないでしょうか。そんな天才たちのおかげで、一般人の私も芸術に触れることができるんだなぁ〜と、シミジミしてしまいました。モーツアルトはすばらしい。人間の精神に何かの影響を与えてくれる旋律。マイナスイオンじゃないけれど、癒し効果抜群だと思います。ある意味、神が人間にプレゼントしてくれた良薬なのかも。って言いながら、神の存在なんて私にはよくわかりませんが……。とにもかくにも、モーツアルトは天才でしょう。あんな少年期から作曲を行えるというのは、先天性の才能としかいいようがないですよね。対するサリエリは努力の人って感じがします。いえ、モーツアルトが努力してないわけではないのですよ。彼だって、相当の努力をしているだろうし、道化(っぽく描かれている)顔のウラには、自分自身がバランスをとるためにいろんな葛藤があると想うのです。でもきっと、サリエリの方が既存の音楽を研究し、発展させていくという地道な仕事をしていたと思うんです。そういったコツコツと積み上げていく力と、音楽を理解する耳を持っていたという点で、サリエリもまた凡人ではなかったと思います。無学な私はサリエリという人物が実際に存在したのかどうかはわかりません。実存したとしてもサリエリ作曲の音楽として、そのメロディを耳にすることはありません。でも、サリエリのような人がどの世界にも、どの世にもいたんだってことを認識することができる。こういうのってすばらしいじゃありませんか。ただ私はサリエリのような力はいりません。モーツアルトのような天才になりたいとも思いません。しんどそうだし(笑)。素晴らしい作品に嫉妬することなく、凡人として映画なり音楽なり本なり美術品なりを楽しんでいきたいと思います。う〜ん、ついつい、熱くなってしまいましたね(恥)。えっと、この映画で一番印象に残ったのは……なんといっても、モーツアルトの笑い声でした(笑)。7点(2004-02-12 13:26:53)(良:2票)

15.  アバウト・ア・ボーイ 《ネタバレ》 マーカス母子のテーマソング“killing me softly”はコワイ曲だ。ひたすらリピートしてしまい、ウィルじゃないけれど「永遠に歌い終わりそうに思えない」と感じてしまいます。頭の中をぐるぐる回ってしまう後遺症あり。マーカスが母親の自殺を止めるための苦肉の策が、この歌を校内コンサートで歌うこと。ウィルはこの行為を“社会的自殺”と称しています。ちなみにマーカスが授業中につい口ずさんでしまうカーペンターズの“rainy days and monday”もひらすら暗い曲です。私もつい自転車に乗りながら歌ってしまうことがタマにありますが……(笑)。えっと、話を戻しましょう。どうもレビューが散漫になってしまう……。で、“killing me softly”の続き。そしてマーカスの学内コンサートにギターを持ち込んで、アカペラの恥ずかしい歌に伴奏をつけてあげるところなんて、もう感動ものです。今までが自己中男だっただけに、感激もひとしお。さらに恥を忍んで歌を唄いつづけるところは、マーカスに対する父親とも兄とも友達ともいえる愛情を感じます。これが結局、レイチェルとうまくいくためのきっかけになるんですから、世の中つながってますね。“情けは人のためならず”といったところでしょうか(笑)。正直、ウィルがマーカスと関わりを持ちはじめるまでは結構つまらなかったのです。でも、マーカスが学校でいじめられていると知った時のウィルの行動には、すごく共感するところがありました。何をするって? マーカスは学校に乗り込むのかと思ったようですが、実際はかっこいいスニーカーをプレゼントするんですね。ダサイ格好(と妙な歌)がイジメの大きな原因だったから。80ポンド(もしかして60ポンドだったかも?あやふやでスミマセン)で親切ができたと、自己満足をするウィルに微笑しました。それにしても、いつもいつもレイチェル・ワイズの存在感には圧倒させられます。後半チラッと出てきただけなのに、全部もってっちゃったね(爆)。彼女にはホントやられてしまっちゃいます(あはは)。7点(2004-02-12 13:04:53)

16.  赤と黒(1993)<TVM> 聖職者を志すといいながら、欲望いっぱいのユアンが……うん、ユアンだから許す(笑)。大工の息子でありながら完璧なラテン語を身につけたユアンは、貴族の家に家庭教師や秘書として雇われるんだけれど、そこんちの奥さんやお嬢さんと……いい仲になっちゃうんですねぇ〜。女たちを惑わす何かがあるんでしょうね。そりゃああたしだってメロメロですもの。ユアンには。それにしても、ユアンにしてもレイチェルにしても、脱ぎっぷりがスゴイ! 私のイメージでは、イギリス人俳優っつーのはホント、脱ぎっぷりがいいねぇ〜。だって、レイフ・ファインズだってすごいじゃない?(笑)。けっこう重たい内容なんだろうけれど、あたしはユアンのお尻、レイチェルのお尻が印象に残ってしまいました。こんな見方で良かったのかなぁ〜。甚だ疑問……。 ところで、相変わらずレイチェルの存在感はすごいですねぇ。『アバウト・ア・ボーイ』でもそうでしたが、後半に出てきてもってっちゃう(前半出てきた女性の印象がなくなってしまう 汗)は見事です。7点(2004-02-10 19:28:58)

17.  愛と青春の旅だち 一時、社会現象を起こしていたような映画だったので、初めて観たときからストーリーを知っていたのが問題でした。真っ白な状態で観られたら、どんなに良かったでしょうか~(泣)。それでも、ひとつひとつのエピソードにのめり込めたし、登場人物には感情移入できました。坊ちゃん坊ちゃんした士官候補生に、玉の輿にギラギラした女性の恋愛……男が遊ぶか真剣か、女が騙すか真剣か、いろんなバージョンが考えられるんでしょうね。十人十色の恋愛模様が繰り広げられる。さらに、友情や仕事などが複雑に絡み合って、がんじがらめになったりして、ドロドロに悩む登場人物たちが、やけに青春(といっても20代特有の青春でしょうが)を感じさせられました。また、音楽が爽やかで、感動を呼ぶものだったので、汚いものをすべて洗い流してくれていました。たいしたものです。ウンウン。ラストの盛り上がりなんか、もう胸がいっぱいになって、R・ギアのファンでもなんでもないのに「ギア様~、おめでとう」状態になっちゃうもんなぁ~(汗)。 7点(2004-01-01 22:21:52)

18.  アンリエットの巴里祭 《ネタバレ》 物語にぐい~んと入り込むタチなので、話の途中で血生臭い方向に進むたびに中断されてしまい、初めて観たときは疲れて途中で寝てしまいました。で後日、仕切り直したんですが、ストーリーを外れるときはカメラが斜めになっているということに気付いた後は、自分で切り替えながら観ることができて楽しかったです。オープニングで監督、脚本などのクレジットが“?????”になっているのが、ラストでは出演者にクレジットを言わせる演出なんかがとてもオシャレですねぇ~。劇中で作られた作品も楽しかった(特にアンリエットにハッピーバースディと言って花屋の花をぜんぶ買うあたり気持ちよかったし、ラストの左手で握手する場面も清々しかった)けれど、二人の脚本家があれやこれやといろんなバージョン(歯磨きしたり、奥さんとベッドにいたり←二人の脚本家は同居しているのか?、散髪したり、歩いてたり……)が面白く、次はどんなシチュエーションで脚本を考えるのか楽しみにしている自分がいました。音楽も思わず踊りだしたくなるような楽しさ。巴里祭のウキウキした気分が追体験できる、いい音楽でしたね。7点(2003-11-22 00:53:08)(良:1票)

19.  アサシン(1993) どーしよーもなかった不良少女がレディになっていく過程が楽しかった。礼儀作法をしっかりと身につけて、身だしなみに気を使うと美人になれるのかと勘違いをしてしまう。彼役のダーモット・マローニーがただののんき者に見えたのが残念っちゃぁ残念だけれど、まぁ、のんき者だからこその味もあるわけで。彼のお陰で、ブリジッド・フォンダがより真摯に見えたのも良かったかも。[DVD(字幕)] 6点(2005-07-24 21:12:40)

20.  暗黒街の顔役(1932) 《ネタバレ》 X[エックス]が×[バツ]に見えて、×=[消すぞ]という予告殺人的なところにドキドキ感が煽られます。秘書とうまく発音できないおじさんが、ずっと最後まで彼につきそっているあたり、(いかにもトニーがチンピラから成り上がったって雰囲気があって)ちょっと和むのですが、結局は破滅の道に突き進んでいくわけで……。作り手側が「デタラメな社会に提言する」って思想が入っている割には、重苦しくなく面白く見せてくれた映画ではあります。でもトニーがすんごくマヌケで執着心が強く、短気な性格という描かれ方をしているのが、なんとも哀れで。秘書のおじさんも哀れ。妹もやっぱりおバカで哀れ。できれば主役は死ぬにしても格好良く。自らが作らせたバカげた要塞にこもって……だなんて、あまりにも哀れすぎて、映画を楽しむどころではないのがマイナスでした。6点(2004-11-13 20:39:20)(良:1票)

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