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1. 青い鳥(2008)
《ネタバレ》 静かな阿部寛の、優しい目がとても印象に残りました。
何に対しても、静かに、丁寧に、対応する先生、
苛立って教科書をバンバン叩きつけた生徒を、ただ見つめて、
彼が落とした教科書を、静かに広い、丁寧にホコリを払って机に置く。
その穏やかな所作が、もしも、本当にこんな教師がいたとしたら、
太刀打ちできないだろうなと思わせる説得力がありました。
何もかも、見透かされてしまうような。
何一つ解決してはいないのかもしれないけれど、
生徒達の心に、強い印象を残したのは確かだったと思います。
全員が、最期の反省文を書いたわけではないけれど、
書いていない生徒でさえも、
意識していないわけではないと思わされました。
それは反省したとか、しないとかではなく、
自分がしたことを、あらためて思い出したという意味で。
それにしても、阿部寛、よかったです。[CS・衛星(邦画)] 7点(2013-06-08 00:33:25)《改行有》
2. アマデウス ディレクターズカット
《ネタバレ》 サリエリは、
モーツァルトを妬み、羨望し、
同時に、まるで恋焦がれるように
その才をまるごと、独占したかったのだ。
最後の夜、
あれほど追い詰め、衰弱させておきながら、
なんて、嬉しそうだったことか。
[CS・衛星(吹替)] 8点(2008-02-18 00:17:07)《改行有》
3. 愛する(1997)
この監督は、若い人の会話を描くのは、無理だとわかった。
話の内容は感動的なのかもしれない。
でも、こんな話し方はしないだろうと思ったら、拒否反応が出てしまった。
3点(2004-10-02 23:30:53)《改行有》
4. ALI アリ
とても、静かな映画だと思いました。
アリの暴言は、それは、なかなかのもの。BGMも、激しい。
それでも、とても、静かな映画だと思いました。
饒舌じゃない。
主人公のアリの描き方が、少し離れたところから撮っているような、印象を受けました。
アリがどう思い、どう感じ、どう考えてるということは、一切説明しない。
映画が饒舌じゃない。
言葉で表すかわりに、主人公の視点で、観客にさまざまな情景を見せる。
そして、言葉で説明するかわりに、彼の、目を映す。
いろいろ説明されるのに食傷している私には、この描写の仕方は、とても心地よいものでした。
そして、そのせいか、女性関係だらしなくて、挑発的なアリが、とても、真摯な人のように思えてしまいました。
8点(2004-09-30 01:48:06)《改行有》
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