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プロフィール |
コメント数 |
58 |
性別 |
男性 |
自己紹介 |
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1. 穴(1960)
まず、映画でこんなに興奮したのが久しぶりだった。これがあるからやめられない。映画の楽しませ方をすごくよく理解してるし、そんな映画で失われがちなリアリズムもしっかり守る。そんな姿勢に惚れ惚れしてしまった。床ブチ破る過程や鉄柵をぶった切る過程を全部フィルムにおさめる事なんか不可能な訳で、そんな過程をどこまで見せるべきか、どこを見せるべきか、それがここまでうまくいくと、まるで全過程見たような気分にすらなるんやなぁ。長回しで拘ってそんなシーンを見せてくれた事に感謝すらした。鳴り響く音にアドレナリン出るわ。実はそのために色んなシーンが落とされてる訳やけど、落とされてる事が分かる以上要らん訳やしな。動機と結果、表情、セリフで伝わるものの大きさを再認識した。ラスト当然の流れで裏切ったガスパールに対しての、「情けの無いやつだ」の言葉。シンプルなのに身震いするような冷静さと余裕と哀愁と。。。ジャック・ベッケル・・・こんな作品が遺作になるなんて、なんと充実した監督人生哉。[ビデオ(字幕)] 10点(2006-06-16 03:39:07)
2. アパートメント(1996)
すごく良く脚本が作りこまれてるし、回想も絶妙。王道的な恋愛を一切排除してて、永遠の愛・・・的なキナ臭い事をなくす分、紛れも無くサスペンスな展開の仕方で魅せてて、すごく映画的に仕上がってた。恋愛の中で盲目となってしまう本人をよそに、思いもよらない感情を抱き事情を持っている相手という部分が怖い怖い、ああ怖い。時間とともに移ろってしまう想いや、移ろわない想い。本人にしか分からない地点で、個々のベクトルは変化して、思いもよらん所で足引っ張られたり、悲劇的な結果を生む。あと、靴をプレゼントするシーンや、溝に捨てた鍵を取り戻そうとするシーンは印象的。異色な作品でした。 最後の最後まで多方面から足引っ張られ続けたモニカ・ベルッチ・・・ドンマイ。[ビデオ(字幕)] 9点(2006-06-14 19:41:29)(良:1票)
3. 赤ちゃん泥棒
純粋にコメディー映画。なかなかまとまってるんだけど面白みに欠けるかな。典型的すぎてて、もっと冒険した所があっても良かったように思う。小ぢんまりまとまりすぎててるんやろうな。ただ、このほのぼのした世界をキッチリ作れる実力があるからコーエン兄弟は強いよな。コメディーの基礎がしっかりした作品だと思う。[ビデオ(字幕)] 4点(2006-04-20 00:11:00)
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3 | 1 | 1.72% |
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5 | 2 | 3.45% |
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6 | 6 | 10.34% |
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7 | 7 | 12.07% |
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8 | 13 | 22.41% |
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9 | 10 | 17.24% |
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10 | 9 | 15.52% |
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