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1. アヒルと鴨のコインロッカー
《ネタバレ》 原作を読んで、どういうふうに映像化されているのか興味があったのでDVDを借りて見た。あのトリックを映像化っていうのは難しいんじゃないのかなぁと、もともとあまり期待していなかったのも良かったようで、映画の出来にはかなり満足。
最初はちょっと退屈だったけど、松田兄が出てきたあたりから俄然おもしろくなる。濱田、瑛太、松田兄は役にぴったりで素晴らしい。特に瑛太が良かった。あんなに良い俳優だったとは。両人格演じ切れていたし、派手すぎず地味すぎず、ちょうど良いさじ加減の演技だったと思う。原作を読んでいるときから琴美があまり好きじゃなかったけど、映画の琴美にも魅力を感じなかった。これは個人的な好みなので仕方ないのでしょう。
原作を読んでいると、瑛太の流暢な日本語も、本屋が事件後すぐに本屋で働いてたわけじゃないことも、麗子さんの関わり方も、ちゃんと時系列や背景のことがわかるので違和感なく受け入れられるけど、原作を読んでいないと「どうして?」と感じることもあるかと思います。
めずらしく原作ファンを裏切らない良作。見て良かった。[DVD(邦画)] 8点(2008-09-06 21:59:17)(良:1票) 《改行有》
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