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1. アンタッチャブル
《ネタバレ》 デ・ニーロとショーン・コネリーの熱演が素晴らしいですね。ただ、ストーリーをとても面白いと思うことはできず…。アル・カポネが腐敗した社会を象徴し、善良な、腐敗していない勇敢な人物がそれを合法的に討つ。カポネとマローン、ネスとニッティが対立し、それぞれがそれぞれを倒して大団円。物語の構造は確かに面白いと思いますが、あまりにもトントン拍子に展開していくというか、私はこの映画のストーリーに裏切られることがありませんでした。古典的ハリウッド映画に忠実すぎるのでは?[ビデオ(字幕)] 6点(2015-11-16 05:57:00)
2. アマデウス
《ネタバレ》 ラストシーンが素晴らしいと思いました。牧師への懺悔を終え、凡庸な人間のトップを自称するサリエリが凡庸以下とも言える当時の精神異常者たちの間を車椅子で通り過ぎていきます。神の間から凡庸以下のさらに下に下っていくように見えます。モーツァルトの葬儀が行われなかったことで彼の残酷な計画は失敗に終わったわけですが、彼はそれに気がついていないようでした。それでいて神に向かってあの態度を示すのですから、仕方がありませんね。気持ちは痛いほど理解できますが、軽蔑せざるを得ないのです。観客の軽蔑を煽りつつも、カタルシスを生じさせるラストシーンに敬服します。[DVD(字幕)] 7点(2013-09-13 18:58:49)
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