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プロフィール
コメント数 678
性別 男性
自己紹介 ソフト化されたタイミングでのレビューが中心です。2008年、子供の頃から夢だった自宅シアタールームがついに実現しました。(100~110インチ程度、音響2.1ch)できるだけネタバレせずに書いていますので文章がおかしい場合もあると思いますが、暖かい目で見守ってやってください。(2014初登録)

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1.  愛は静けさの中に 《ネタバレ》 他の方もご指摘のように、きっかけが「見た目が好みだったから」というのがバレバレでシラケます。出来れば外見が普通の見栄えの女性と中身だけで勝負していただきたかったところですが、それだと映画的に絵がもたないのも理解はできますので、、何ともまあ、もどかしいところではあります。 調べてみるとサラ(マーリー・マトリン)はガチのろうあ者だったのですね。先天性ではないにせよ、障害者であの美貌は驚きです。ジェームズ(ウィリアム・ハート)は主演男優賞ノミネートのみですが、彼もかなり良い演技だったと思います。彼は心底良い人が表現できていたと思うし、先生としての努力や健常者の立場から見た愛する人への苦悩もきちんと描けていたと思います。「君が聴くことができないレコードを聴いてももう楽しめない」は結構深くて、本当に彼女を愛していることを端的に言い現わしていた素晴らしいシーンだったと思います。また、言い争った後、責められた彼女が初めて思いきり大声を出すところもかなり泣けるシーンでした。 全体的にそつなく綺麗な脚本ですが、裏を返せばろうあ者であるということを抜きにすると何だかただの真面目で普通の恋愛映画。ここは思い切ってプールで二人で戯れる美しいシーンをラストに持ってきたほうが良かったかもしれません。また、ろうあ者の世界を表現するためにエンドロールは無音にしていただきたかったと、個人的には思いました。(辛口評価ですが、最近見たような障害者を題材にした映画よりは百万倍良かったので甘めの点数にしてあります)[地上波(字幕)] 8点(2023-11-02 16:31:33)《改行有》

2.  アメリカン・ギャングスター 《ネタバレ》 多分10何年振りの再鑑賞。以前見た時はパッとしない作品だなと思っていましたが、落ち着いて見返してみるとまあ悪くない。決して良作とは言い難いですが、個人的にはアンタッチャブルよりは面白かったです。 そもそもフランク・ルーカス(デンゼル・ワシントン)の苦悩が描かれていないのでいきなり跡目を継いで大物風情になったようにしか感じられないのが違和感でした。バンピーことクラレンス・ウィリアムズ3世の雰囲気が良かっただけに、彼との前日談が見られなかったのは残念です。ただし、フランク・ルーカスの価値観や考え方は非常に魅力的で、人としても一目置くに足る人物だったと思います。この人物は悪ではなく良いことに情熱を注げばきっと大成したことでしょうね。 アカデミー助演女優賞にノミネートされたルビー・ディー(ママルーカス)は流石の演技力で可愛くてか弱く、そして芯が強い素敵な母親を演じていましたが、反面ラッセル・クロウはイマイチでした。イイ人臭は漂っていますが無理にガサツな人物を演じているようで少し役柄に合っていない印象でした。ただ代役を挙げろと言われてもなかなか思いつきませんので難しいところではありますが。あと何気にトルーポ刑事(ジョシュ・ブローリン)が魅力的で、こちらもちょっと勿体ないキャスティングだったなと感じました。彼にはもっと悪として引っ掻き回していただきたかったところですが、淡泊で綺麗に収束させてあります。イタリアンマフィアとの一件もサラっとなぞっただけだし、全体的に3時間でも時間が足りていない印象でした。 実話ベースなので仕方ないと思いますが、終盤の流れがこの映画を地味にしてしまったような気がします。終盤はガッツリ創作でドラマチックに仕上げていただきたかったところです。でもまあ全体的には悪くない、良い作品でした。[地上波(字幕)] 7点(2023-09-18 13:50:19)《改行有》

3.  アンタッチャブル 《ネタバレ》 4Kテレビ放送されていましたので久しぶりに鑑賞しました。忘れている箇所も多くて案外楽しめました。でも裏を返すと「久しぶりに楽しめた」という程度で、古いマフィア物としてはゴッドファーザーほど重厚ではなく、駅でのドンパチ物としはカリートの道ほど洗練されていません。また、ドラマアクションサスペンスとしてもL.A.コンフィデンシャルほどにはハラハラせず、何となく全体的に退屈で凡唐な仕上りだったと思います。(昔見た時はもっと面白かったという印象があったのですが・・) 致命的なのが全体的に話が広がり過ぎている点。禁酒法とカポネという、最初から大風呂敷が広がりまくった状態から4名に収束させる流れはウマいものの、この4名の掘り下げが甘いせいでどうも人物に深みがない。演者の演技力は非常に高く四者四様にキャラ立ちしていただけに、彼らに感情移入できない点はイタすぎました。個人的にはカナダ国境での馬のアクションをバッサリ全カットし、その分でしっかり四人の内面を掘り下げていただきたかったところです。 唯一主人公のネス(ケビン・コスナー)にはある程度の感情移入ができるものの、家族と危険な捜査の間で揺れ動く心情までもは表現されておらず、結局最後は深みも無いまま私情に任せて行動してしまいます。ヘタレのマローン(ショーン・コネリー)の豹変ぶりも違和感、新人のアンディガルシアも完全にオーバースペック気味で無駄になってしまっています。カポネ(デニーロ)も魅力的でしたが、あくまでアイコン化された表面的なイメージしか表現されておらず、そのまま消化不良で終わってしまいます。(バットの一件はいったい何だったのか・・) 決して悪い仕上りではないものの、2時間に納めるには無理があり過ぎました。個人的には可もなく不可もなくといった微妙な点数で、ここで高評価されているほどの映画だとは感じませんでした。[地上波(字幕)] 6点(2023-07-18 12:38:14)《改行有》

4.  アルマゲドン(1998) 世紀末の1998年、「アルマゲドン(ハルマゲドン)」という恐ろしい単語をギャグにしてしまった偉大な映画。いたって真面目に作った「ディープ・インパクト」を”地味”の一言で切り捨てる一般観客を大量に排出してしまった作品でもありますが、どうあがいても本作のほうが派手でカッコいいからしょうがないっちゃしょうがない。 マイケル・ベイ監督の作風はあまり好きではありませんが本作は非常に面白かった。出演者全員バカなの?死ぬの?という点を除けばイケイケノリノリの映画で、当時アエロスミスのあの音楽が流れるとウルウルする人は多かったと思います(今でもそう)。途中で若干間延びする時間帯がありますが、終盤への”タメ”としてきちんと機能しており、構成的なバランス感覚をよく知った人物が作っていることが伺えます。 特にハリー(ブルース・ウィリス)のキャラはド定番の脳筋大バカ野郎として描かれていますが、彼は彼なりに愛の為にのみ行動していて、それが最高にカッコいいから困っちゃう。音楽も含め、AJ(ベン・アフレック)やグレース(リヴ・タイラー)のバカップルも最高に見栄えが良く、エンタメとしては本当に良くできた作品でした。ただし、、真面目に考えると考察的には(失笑)部分も多く、普通なら宇宙飛行士候補生のエリートに掘削を教えたほうが早くね?的なツッコミなどが出がちですが、それは禁句だったりもします。 いわゆる素人向けの愛すべきエンタメ作品として評価するのが妥当な映画ですが、個人的な印象としては頭の良い人はディープインパクト派、ノリ系の人はアルマゲドン派という感じできちんと住み分けできていたような気がします。(ディスっていますが意外と好きな映画だったりもします)[ブルーレイ(字幕)] 5点(2023-04-07 14:19:08)《改行有》

5.  アザーズ 《ネタバレ》 この映画は二回目の鑑賞のほうが断然面白いです。初回ではどうしてもグレース(ニコール・キッドマン)の美しさばかりが目立ってしまって映画に集中できない問題があります。また、最後の最後まで答えを見せない作風であるにも関わらず、序盤から伏線が多いので意味が判らないようなシーンも少なくありません。 しかしオチを理解した上でもう一度同じシーンを見返してみると、全く違った見え方になるのが素晴らしいです。なぜ娘(アン=アラキナ・マン)があれほど母を毛嫌いしていたのか?序盤は意図的に娘を悪者に仕立て上げる流れで、ミスリードのさせ方としてはちょっと悲しいですが、娘にしつこく朗読させていた聖書、最初に描いたアザーズの絵と彼らに出会った回数、ビクター(アレクサンダー・ヴィンス)との関係性、老婆になっていた件などなど、非常に丁寧かつ巧みに伏線が仕込まれています。(実際娘は悪くないし、母への不信感から悪態をついていたと理解できるラストも泣かせます) 三人のメイドのセリフや旦那(クリストファー・エクルストン)のセリフなども巧みで奥深く、とても上手にミスリードを誘っています。特に旦那(父)が出てくるあたりから幽霊オチ確定の雰囲気が漂ってきますが、しかしそれでもなお、まだ誰が幽霊なのか判らない曖昧な展開は本当に秀逸でした。 終始暗い話と神経質過ぎる美しい母のせいでうんざりするようなシーンも少なくありませんが、とにかくオチが素晴らしい。おそらく光アレルギーと掛けてあるであろう子供たちの顔色も、後から考えると悲しくも素晴らしいし、この作品で提示された新しい視点で考えると、途端にこの物語の全てがリアルに感じられてきます。逆転の発想とはまさにこの映画のこと。シックスセンスとは似て非なるもの、本作も複数回見たくなる非常によく出来た素晴らしい作品でした。[インターネット(字幕)] 9点(2022-09-13 10:48:53)《改行有》

6.  アイ,トーニャ 史上最大のスキャンダル 《ネタバレ》 正直なところマーゴット・ロビー(トーニャ役)はあまり好きな女優ではありません。でも本作の彼女はとてもよくハマっていて、ほとんど本人に見えるくらい同化していました。今思い返すと「ナンシー・ケリガン襲撃事件」の当時の私はハタチくらいで、オリンピックも襲撃事件も軽く流す程度でした。大分叩かれまくっていたトーニャご本人ですが、同年代ということもあってか「普通に可愛いんだよなあ」といった印象が今も残っています。映画ではどこまでが真実でどこまでが作り物なのかはよく判りませんが、エンディングでのリアル映像を見比べると関係者全員非常に良く似ていますね。 この映画を見て最初に感じたことは「やっぱり教育が全てだよなぁ」ということです。もちろん母(アリソン・ジャネイ)の育て方は間違っていますが愛が無かった訳ではなさそうです。旦那のジェフ(セバスチャン・スタン)も同様。全ての登場人物にいえる問題は「教育が行き届いていなかった」ということに尽きます。教育がゆきとどいていない人間が母になり、そして実子を教育しようとしたことが全ての元凶で、当時、もし3歳のトーニャをコーチ(ジュリアンヌ・ニコルソン)に委ねておけば、もしかしたらもっとまともな人間に育ったかもしれません。 映画の展開は本当に素晴らしかったです。ストーリーの展開のさせ方も素晴らしいのですが、最初から貫くインタビュー形式の構成は最高でした。たまにあるカメラ目線やセリフも素晴らしいし、何よりリアル本人と雰囲気がそっくりなほどの完成度の高さです。襲撃の緊張感、その後犯行が見つかるかもしれない緊張感を保ちつつほころびが広がる感じも上手くて、トーニャだけが「またオリンピックに出られるわ♪」と喜んでいるいびつな構図もよく観客に伝わっていました。何度も見たい映画ではありませんがボクシングのシーンも含めて〆も文句なし!私は恥ずかしながら存じ上げておりませんでしたが、、グレイグ・ギレスピー監督は本当に素晴らしい仕事をしたと思います。[インターネット(字幕)] 8点(2022-09-08 14:54:55)(良:1票) 《改行有》

7.  アラビアのロレンス 完全版 《ネタバレ》 名作と名高い本作でしたが横目で受け流すこと数十年、今回仕事がひと段落して気持ちに余裕があったのでついに鑑賞しました。227分のレストア版でしたが、オリジナルが1962年であることを考えると今回見た227分(レストア版)は恐ろしいほどに綺麗な画質でした。映画館には劣りますが自宅100インチオーバーのスクリーンで鑑賞しましたので、壮大な雰囲気は十分に味わえたと思います。 アラブ系・中東系の話なので時代背景に明るくないと非常に難しい映画です。私は一応簡単に時代背景を勉強してから鑑賞しましたが、それでもよく判らないまま流れに任せた感があります。一番の問題はロレンス=エル・オレンス(ピーター・オトゥール)の演技がミュージカル風味なので違和感を感じた点です。1962年という時代背景のせいかと思いましたが他の演者はそうでもないので、変人といわれていた本人に寄せたのかもしれません。この点は激しく違和感を感じました。また、インターミッション後の後半の彼の人格がおかしくて感情移入しにくくなっています。元々起伏の激しい人物だったのか、それともついには心を病んでしまっていたのか判りませんが、、とにかく神経衰弱のように見えるのです。 ただし、エル・オレンスの置かれていた立場と戦闘の大きさを考えると致し方ないような気もします。しかしながら元々は自分から進んで事を初めている訳ですので、同情の余地はないでしょう。今も混沌としている中東系ですので、この当時はもっともっと過酷であったと思わまれます。そういった観点から考えるとイマイチそういった過酷な部分までは映画化できていないなぁとも感じます。名作に敬意を表して、また雄大な映像に敬意を表して点数は少し甘めです。[インターネット(字幕)] 6点(2022-09-08 14:31:53)《改行有》

8.  アメリカン・ビューティー 非常に面白くて奥深い作品ですが、レビューを書こうとすると途端になんとも表現しにくい映画だったりもします。 アメリカの(ちょっと変わった)中流家庭のどうでもいいような日常が描かれている作品ですが、不思議なことにそれぞれの立場なりに結構共感できちゃったりします。精神的に大人になれば今まで経験してきたことの記憶や後悔などから、それぞれの年齢なりの状況がそれなりに理解できるものです。パパのガキっぽさ、ママのめんどくささ、娘のやるせなさ、隣のパパママ息子の異常な状況を他人事のように眺めてしまったり。。それぞれのキャラクターに割と簡単に共感できてしまうのは、やはりこの映画が万国共通認識である「家族愛」や「DNAに組み込まれた人間の感情」を描いているからではないでしょうか。 映画が好きな人間にはリッキー(ウェス・ベントリー)の美への価値観などは判りやすいかもしれません。また、世のおっさん連中にはレスター(ケヴィン・スペイシー)の感情はドストライクかもしれません(笑) アンジェラ(ミーナ・スヴァーリ)が可愛くて、まさかのアノ展開に・・ ありがちといえばありがちですが、最後に大人の感情を見せたレスターには拍手と共に、(本心では残念な私は)なんと大人げないことかと・・  色々書くと面白さが半減してしまうので、前知識無しで気軽に鑑賞したほうが良いと思います。共感と共に笑えるシーンも多くて見どころ沢山です。どんな人間にも表と裏の顔、表と裏の感情があるものですが・・ でも、シコシコはやっぱり笑えるのです(笑)[インターネット(字幕)] 8点(2022-04-23 16:07:38)《改行有》

9.  ANNA/アナ(2019) エンドロールで初めて監督名を見ました。この名前を見たらなるほど納得ですよね(笑)ある意味、誰が監督をやっているのか知らずに見たのが功を奏したようで、おかげで非常に楽しめました。(ベッソンだと判って見始めていたらきっと変な色眼鏡で見てしまったかもしれません) 他の方もおっしゃるようにニキータのセルフリメイク風ですねこれ。ご丁寧に活動拠点はフランス、指南役のおばさんや子守役のナイスガイまでいます。ファーストジョブも定番ネタなのに陳腐にならずアクションや表現もキレッキレで、見ていて気持ちが良いくらいの流れ(流儀?)が出来上がっていました。二転三転する謎もよく考えられていて、実は裏ではこうなっていたという種明かしも実にスマートで見ていて楽しかったです。モデル事務所に所属しているという体も大正解で、表向きの日常が非常に美しく目の保養ヨロシク、見ていて飽きません。ただ、作中でも言及されますが、若く美しい女性=ハニートラップやそれに準じた仕事しかできないのは仕方がない部分でしょうか。結局身体の関係ばかりなのはやはりゲンナリしてしまいました。 見たら忘れる巷の駄作ほどの軽さは無いものの、重厚な雰囲気も特になく、そういった意味でもベッソンらしかったかもしれません。ベッソン監督の集大成として考えれば大変素晴らしい作品でしたが、手元に置いておきたいというほどの作品でもなかったです。とても楽しめたので少し甘めの点数ですが、ある意味どうでもいい映画=ベッソンらしい作品でした。(皆さんおっしゃるように主演女優も素敵ですが、それよりも周りを固めている大物俳優陣の雰囲気がなかなかの見所)[インターネット(字幕)] 7点(2022-04-21 13:20:56)《改行有》

10.  あと1センチの恋 《ネタバレ》 意外にも優しい評価が多くて驚きました。率直にいって中高生くらいの感覚じゃないですかねぇこの感じ。まあ確かにこういうのが青春かなって感じはしますが、、ちょっと幼い。さすがに大学生くらいになったらもうちょっとまともな恋愛観や倫理観をもって、先のことを考えて行動するんじゃないでしょうか。実際私自身もそうだったし、周りでも大学時代にきちんと付き合ってそのまま結婚したって人は少なくない印象です。 ロージーに関しては、相手の気持ちを気遣って自分の気持ちを押し殺す感じは素敵です。パソコンの文章を書き直すシーン、妊娠を伝えずに送り出すシーン、アレックスの「矢になった夢」のメールに対してきちんと聞いてあげるシーンなど、随所に素敵なシーンが多かったです。(ルックスもイイだけに、、キュンです) ぶっちゃけアレックスのほうはもっとロージーの気持ちに気付かないとダメでしょ。というか、気付かないふりをしてるだけ?とすら感じました。バカじゃない設定なのにここだけバカなのは少し矛盾だし、そもそもファーストキスの設定も矛盾するでしょ。救いなのは終盤の夜の屋上で子供たちをダシに自分たちの気持ちを伝えあうシーン、ラストのホテルでの清々しいワンシーンも素敵でした。 見て損したというほどではないものの・・ くだらない映画だった印象。まあ、題材が題材なだけに仕方ないとは思いますが、最初は楽しそうだっただけに少し残念な印象が残る作品です。[地上波(吹替)] 5点(2022-02-25 17:35:24)《改行有》

11.  愛人/ラマン ロリータ(エイドリアン・ライン版)はなかなかドキドキさせられましたが、ラマンはちょっと退屈してしまいました。もっとこう、イメージ的に「青い蕾」感を期待しましたが、期待の仕方が間違っていたのかどうも淡いエロというものはほとんど感じられませんでした。(まあ、私の見方が悪いんでしょうねえ) チャンスがあればもう一度見てみるかもしれませんが、前半はちょっとダルいし後半はなかなかヌルいしで、思った以上にメンドクサイ映画でしたから無理かも。[インターネット(字幕)] 3点(2021-12-31 12:59:59)《改行有》

12.  アニマトリックス 一部魅力的に感じる描写もありましたが、全体を通して見てみると複雑怪奇で退屈な作品が多かったです。映画マトリックス三部作の大ファンである私ですらそう感じるのですから、普通程度のファンでしたら大して面白くなかったってのが本心でしょうか。 ハッキリいってしまうと、面白かったのは一つ目とラストの作品だけ。それ以外の作品は映画マトリックスへの解釈さえも破壊してしまうほどイミフな作品ばかり。厳しめに書くと、これらを駄作と呼ばずになんと呼ぶのでしょうかって話ですよ。できればもっと単純明快に、映画マトリックス三部作の裏話のみで構成されていればもっとずっと面白かったでしょう。哲学を前面に出し過ぎてしまったがため、明らかに無くてもイイ作品集に成り下がってしまった感じがあります。うん残念だ。[ブルーレイ(字幕)] 4点(2020-08-11 11:48:22)《改行有》

13.  アス 元々、ゲット・アウトも世の評価ほど良いとは思えず、今作もさほど期待せずに鑑賞しました。やはり根本的に地下道やドッペルゲンガー、政府の方策への言及が弱く、だから何なの?的な流れになってしまっています。(ドッペルたちが13日の金曜日のジェイソン並に強くてイミフですが、そもそも彼らに言及したらダメな映画なのかもしれません) ただ、オープニング1986年のアデレードのパートは非常に素晴らしく、ラストの伏線としてはとてもよく効いています。子役の演技も素晴らしく、オープニングの音楽も良かったです。しかし反面、終盤に出てくる「ハンズ・アクロス・アメリカ」のパロディは大して面白いとも思えず、結局何も解決していない点がモヤモヤします。 オープニング&オチのつけ方は最高、ドッペルゲンガーに初めて遭遇した時の家族全員の顔芸も最高。これらに免じてこの点数で。[インターネット(字幕)] 5点(2020-02-22 11:29:20)《改行有》

14.  アナイアレイション -全滅領域- 《ネタバレ》 映像=キレイ、設定=面白い、キャスト=素晴らしい、雰囲気=素敵、流れ=良い、脚本=微妙。 エクス・マキナ監督の新作ということで期待しましたが、予想以上の難しさ。原作を知っている方には意外と評判が良かったみたいですが、映画だけ見た人には「???」が多い脚本でした。ぶっちゃけ、脚本以外の部分はかなり良い感じなので、脚本(特に謎解きの部分)もう少し何とかならなかったの?と少々残念でした。(謎が残ること自体はOKですが、本当に何一つ解決しないままシマーが消滅しちゃうんですよねぇ) 旦那の別人感も最後まで生かされず(ラストのサプライズとして残したのでしょうが)、そもそも主人公が最初から最後まで「わからない」を連発していて、これでは観客には伝わらないよねっ、と。。まあしかし仮に主人公にストーリーテリングさせていたとしても結局は内容が難しすぎてついていけない感じが溢れていますので、どちらにせよこの本の映画化を選んだ時点で微妙になるのは想定内でしょうか。 映像も綺麗だしシマ―内の事件の数々、登場人物のバックボーンも面白く、あれもこれもいちいち意味深で興味深いです。個人的には人型になる植物の件はもう少し掘り下げて欲しかったです。。また、目的意識のシッカリした人間が多数シマ―内に入った場合どうなるかも興味が湧きました。JJリーの最期がイミフでしたが、ラストの得体の知れない恐怖のドッペルゲンガーは秀逸でした。 個人的にはドゥニ・ヴィルヌーヴなんかより断然アレックス・ガーランド派なので今後も頑張っていただきたいです。(好きなジャンルなので若干甘めの点数で)[インターネット(字幕)] 7点(2020-01-14 11:30:13)《改行有》

15.  アリータ:バトル・エンジェル 《ネタバレ》 アニメや日本的背景などに興味がなく、予備知識なしで純粋に一つの映画として鑑賞しました。大作風でキャメロン脚本・ロドリゲス監督ときたら期待値も上がるというもんですが、表面的にも内面的にも想像以上に浅い描写の数々、CGIありきで派手なアクションを沢山見せられてもシラケるばかりでした。昨日「アド・アストラ」を厳しく評価しましたが、アリータより大分マシだったのかもしれないと思う自分がいます(唖然)。。 主人公がデカ目でキモイ的な意見が見られますが、アニメっぽくて可愛らしかったと思います。町の描写も精細で良かったです。それよりもヒューゴの人物設定やアリータの頭脳の状態とか色々キモくて嫌でした。人間でないもの(アリータ)が人間以上の感情を有していて(泣いて愛して)、そしてその物体を完全体である人間(ヒューゴ)が愛する。もうこれ一部が機械になった準人間(人造人間アリータ)という設定にしてくれたほうがよっぽど感情移入しやすいんですけど。 私はアバターも大概面白くなかったもんですから、もしかしたらキャメロン作品とは相性が悪いのかもしれません。それと手足がモゲたのに生きてる描写はキモいから要らないです。まあそもそも、いい加減に子供向け映画からは卒業すべきなのかもしれません。(PS 麗しのジェニファー嬢も御歳を召してしまいましたね・・)[インターネット(字幕)] 5点(2020-01-13 10:45:09)(良:1票) 《改行有》

16.  アド・アストラ 《ネタバレ》 酷評なので覚悟して観ましたが確かに一般受けが難しそうな映画でした。良くいえば重厚、悪くいえば退屈、「惑星ソラリス」「地獄の黙示録」「2001年宇宙の旅」などのエッセンスを含んだ正当派の作品ですが、重厚な割に散漫で雑な描写も多く、トータルとしてはやはり微妙な仕上がりだったように思います。 映像は綺麗でオープニングの大アンテナは息をのむ美しさ、月や地球、海王星の神秘的な様も非常に素晴らしいものです。しかし月面でのチェイス、猿の一件、火星ロケットへのあり得ない突撃等々、明らかに不自然と思えるパートも多く、意味があるのかないのかよく判らないシーンにばかり力を入れていてテンポが悪くなっています。 笑顔の裏で異なる主人公の心情も非常に興味深く、火星でメッセージを送るまでの前半パートはなかなか印象的で面白かったです。しかし火星以後がどうにも面白くありません。本来監督が描きたかったのは後半部分だと思われますが、主人公親子の内面に深く切り込んでゆくハズの後半パートがどうにも薄っぺらく、サクサク進んだ挙句に出てくるラスボス(パパ氏)のどうでもイイ感ときたら。。 この映画は老いた父(常軌を逸した天才)に引導を渡しに行く息子の物語で、明らかに哲学の映画です。宇宙サーフィンや爆破を動力にして帰還する件など、不要なことは思い切って削除し、父が息子を突き放すような会話など主人公の葛藤や苦悩をもっと描いて欲しかったです。なんとも惜しい作品。(好きなジャンルなので甘めの点数で)[インターネット(字幕)] 6点(2020-01-12 12:00:47)《改行有》

17.  アリー/スター誕生 《ネタバレ》 ストーリー的には大物アーティストに認められてトントン拍子にのし上がるサクセスストーリーが気持ち良い映画です。歌声という意味ではガガ様の配役は大正解ですが、役者という意味ではガガ様はガガ様にしか見えない点がちょっと残念でした。でも彼女の演技がとても自然で上手だったのには驚きました。全体的に話のバランスもよく、概ね完成度の高い仕上りだったと思います。 バラ色の人生を歌っておいてバラ色のラストにならなかった点は物悲しくも素敵です。ジャクソン・メイン(ブラッドリー)が酒とドラッグによってあのようなラストになる訳ですが、酒とドラッグで破滅する人間に不慣れな日本人にとっては少々わかり難いラストだったかもしれません。また、兄との確執もちょっと中途半端でわかり難いモノになっていたように感じます。最終的に献身的なアリー(ガガ様)が可愛そうだね程度にしか感じられなかったラストが本当に惜しいです。 音楽的に素人のブラッドリーが大物アーティストを演じ、音楽的に大物であるガガ様が素人役を演じている点も非常に面白いです。また映画内楽曲のほとんどを彼らが書き下ろしたそうで、サントラもなかなか完成度が高いものばかりです。特に「シャロウ( Shallow)」などは正しく名曲でしょう。総評としては、まあまあ素敵な映画でしたが何となく粗も目立つ微妙な作品でした。(ブラッドリー&ガガの多彩な才能には拍手ですが)[インターネット(字幕)] 6点(2019-10-13 11:40:22)《改行有》

18.  アンジェラ(2005) 《ネタバレ》 芸術性とエンタメ性のバランスがよく非常に洗練された映画でした。画面に映るパリの風景がとても美しく、特にカメラワークとアングルが素晴らしい。二人が橋の上を歩く引きのシーンなどモノクロームならではの美しさが堪能できます。 ストーリー的にも切ない気持ちが刺激される素敵な恋愛映画で、「どうしよう? 神様、どうしよう?」と悩むアンジェラに対して「神様なんかほっておけ」といって二人でほほ笑んでキスするシーンなど泣けてくるほどの名シーンです。(普通ならベタですがこの映画だと意味深) ダメ男に関してかなり厳しい意見が見られますが、彼はアンジェラのおかげで本当の愛を知り、自分の内にある優しさと男らしさを理解します。アンジェラのほうも決して完璧な天使なんかではなく、ルールを破ったり苦悩したりする人間らしい一面を持った不完全で愛すべき天使です。最後にはダメ男は自分の本当の気持ちをアンジェラに伝え、そして一緒に歩む選択をした時点でもう十分に男として成長したといえるでしょう。 マンセーしていますが、少し無駄なシーンも散見されます。特にラストが本当に残念。アンジェラも常々苦悩していたわけですから、互いに男女の泥沼を演じたのは全く問題ありませんが、しかしながら天に召される=羽はあまりにも安易。できればオープニング同様橋から飛び降りて天に召されたほうがドラマチックでした。タバコの超能力も蛇足で、できれば彼女の正体をできる限り曖昧にしたほうが奥深い余韻が残るでしょうから残念でした。(個人的には序盤のエロイ流れも一切不要だったと思っています) ラストカットだけでもカラーになったほうが彼女の美しさも確認できたし色んな意味で素敵だったと思います。(特典も全てモノクロームなので監督はカラーで見せる気はないようですが)とても素敵な映画でした![ブルーレイ(字幕)] 7点(2019-09-07 16:07:49)《改行有》

19.  アトミック・ブロンド 《ネタバレ》 東西冷戦時代の女スパイものでレッドスパローと同じ感じですが、こちらはオシャレでスタイリッシュ。パートカラー風にしてみたり80s音楽も効果的ですが全体的に軽く、冷戦の緊張感や恐怖がほとんど伝わってきません。アクションシーンが高評価なようですが階段からの一連のシーンがやたらリアルでキモ怖く、これを長回しでやる必要があったのか疑問です。やはりボーンシリーズのようにスマートでプロっぽくないとダメだなって感じてしまいました。 ストーリーはよく捻ってあり最後まで目が離せませんが、全体的に軽いので映画自体の深みがなくありきたり、悪くいえばアメリカ風です。(まあ結果的にはCIAだったわけですが) また、セロン嬢も相変わらず綺麗ですが年齢を考えたらリアル魔女みたいでキモイともいえます。 見たら忘れる系の映画の一つですが暇を持て余してる方には無難な娯楽作品です。[インターネット(字幕)] 5点(2019-08-19 12:38:28)《改行有》

20.  アデライン、100年目の恋 《ネタバレ》 全人類、究極の夢である「年を取らない(老けない)」をリアルに表現するとこうなるのですね。非常に興味深かったのと同時に、全く幸せになれないことに驚きました。家族と一緒に年齢を重ねることができず自分だけ取り残されることがいかに残酷で悲しいことなのかよく表していました。(隠したアルバムを見て泣くシーンは素晴らしい) 元彼との昔話も年を取ってから振り返るからこそ懐かしむことができる訳で、アデラインの場合はいつになっても懐かしむことができません。そしてまた、元彼の息子と同じことを繰り返そうとしていることのむなしさ。(まあ冷静に考えたら見た目が若いだけの100歳の婆さんが若い男に欲情するのかって疑問も残りますが・・) オープニングのナレーションと偽装ライセンスのシーンは意味深で良かったですが、これが隠れて暮らすためだけの設定になってしまったのは残念でした。元々が失笑設定なんですから、ソコをリアルに描く必要があったのかと。まあ映画自体は悪くありません。ミステリアス系の恋愛映画に興味があれば見て損のない作品です! それにしてもアデラインさん、大人の色気プンプンの超美女でした。実際に出会ったら気後れして話できないと思う(笑)[インターネット(字幕)] 7点(2019-08-19 10:41:04)《改行有》

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