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Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 2101
性別 男性
自己紹介 善人が苦労が報われて幸せになるハッピーエンドの映画、
悪人が出てこないゆる~い世界観の映画、
笑いあり、涙ありの人情喜劇が好きです。

2008年11月19日の初投稿から、早いもので10周年を迎えました。
この間、みんシネのおかげで出会ったいい映画もいっぱいありました。
管理人様、レビュワーの皆様、いつもお世話になっております。
これからもよろしくお願いいたします。
2018.11.19

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41.  かぞくモメはじめました 《ネタバレ》 しかし何というひどい邦題を付けるのだろう・・・。いい映画が台無しの邦題ですよ。 日本未公開だから、どこかで聞いたことがある(「かぞくはじめました」)タイトル付けてちょっとでも注目してもらおうとしましたか? ビリー・クリスタルとベット・ミドラーという濃い2人が主演。 娘夫妻が仕事で留守にする間に3人の孫を預かる騒動を描いた作品で、 ドタバタコメディでもあるのですが、実に心温まる家族愛の物語でもある。 最後はまさか感動させてもらえるとは思ってもみませんでした。 フェイスブック?ツイッター?アプリ?何それ?というビリー・クリスタル演じるおじいちゃん。 ベット・ミドラー演じる妻と、孫の面倒を見るためにやって来た娘夫妻自慢のハイテクハウス。 ハイテクには疎いですが、人間にとって大切な心の触れ合いで孫と接していく。 時代は凄いスピードで進歩していくけど、大切なのは心なんだよ。そんなことを訴えかけているようです。 雨でびしょ濡れになりながら孫たちと缶蹴りのシーンや、 3人の孫たちがそれぞれに抱えている問題を自分の力で乗り越えていこうとする終盤の展開は感動的です。 そして本作はエンドロールがいいんです。どれもいい写真ですよ。ぜひエンドロールまでご覧ください。 大して期待していた訳ではないのですが、このエンドロールまで含めて、 久々に楽しくて温かみのあるいいアメリカン・ホームドラマを見させてもらいました。[DVD(字幕)] 8点(2014-05-29 21:50:32)《改行有》

42.  カルテット!人生のオペラハウス 《ネタバレ》 同じ年に製作の、本作と同じくイギリス映画「マリーゴールド・ホテルで会いましょう」と同じく、(両作品ともにマギー・スミスが出ています)イギリスのベテラン俳優のアンサンブルが楽しめる作品です。 ただ本作の場合、トム・コートネイとマギー・スミスが演じる、かつては夫婦であった2人がストーリーの軸になっているのですが、作品の中では非常に地味な役どころになってしまっています。 対して、カルテット(四重奏)のあとの2人の方が登場人物のキャラとしては魅力的で、実際にストーリーの軸になる2人よりもかなりキャラが立ってしまっています。年をとるということを時にコミカルに、時にシリアスに見せてくれるのもこの2人です。 また、こうした音楽モノのラストはやはり、主役がステージに顔を揃えてのパフォーマンスの様子を見せてくれて、観客の拍手の中感動のフィナーレを迎えるというのが定番だと思うのですが、本作にはそれが無いのも残念なところです。[DVD(字幕)] 5点(2014-04-16 20:17:10)《改行有》

43.  カルラの歌 《ネタバレ》 まずは前半のグラスゴー。ニカラグア人女性カルラと、心優しきバス運転手ジョージが出会う。2人のラブストーリーを軸にしながらも、ケン・ローチらしく移民や貧困といった問題を絡めた話なのかなと思いながらの鑑賞でしたが、後半、舞台がニカラグアに移って以降は本当に厳しい映画でした。 ケン・ローチは近年もイラク戦争とアメリカの問題を告発する映画を撮っていますが、本作でもCIAの影がちらつくニカラグアで何が起こっているのかを映画という形で告発する。 様々な形で介入しては、都合が悪くなると逃げ出す。アフリカやアジアなど、色んな映画でこんなアメリカを中心とした強国の姿を見てきました。本作のジョージも結局はニカラグアを去って行きましたが、彼に関してはこれ以上自分には彼女を守ることができない。あまりにも世界が近いすぎる彼女の祖国の現状を目の当たりにして身を引かざるを得なかったということでしょうか。 ラストの“カルラの歌”がとても美しかった。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-03-05 21:37:30)《改行有》

44.  崖っぷちの男 《ネタバレ》 か弱き小さな個の正義が巨悪に立ち向かう。この構図の映画の場合、実話モノの場合は途中の展開も厳しく、鑑賞後も心にズシリと重いものが残る映画が多い。 一方、本作の場合にはそのような重さも無く、スリルや緊張感を持続させながらも基本的には非常にうまく話が運び、その展開もいいスピード感があります。なぜ主人公の男がこんな危険を冒しているのか真相を明らかにしていく過程も簡潔に分かりやすく挿入されています。 エド・ハリス演じる悪の親玉から証拠の品を入手し、無実が明らかになる瞬間の爽快感も格別。最後は必ず正義が勝つ!こういう分かりやすいエンターテイメントもいいものです。[DVD(字幕)] 7点(2014-01-26 13:56:56)(良:1票) 《改行有》

45.  鑑定士と顔のない依頼人 《ネタバレ》 まずは名優ジェフリー・ラッシュの時に凄味を見せる、時に弱味を見せる名演を堪能しました。ラッシュが演じる男は確かな目を持つ美術品の鑑定士として富を築いた男。その一方でずっと女性と縁が無く1人で生きてきた孤独な男でもある。彼の恋愛の相手は秘密の隠し部屋の壁一面に飾られた女性の肖像画。 そんな男が受けた、電話のみで決して顔を見せない女性からの鑑定の依頼。ここから静かにドラマが動き出します。どこにいるかも分らない依頼人。しかし、ついに依頼人の居所を突き止めるが、彼女がいる部屋の扉は開かない。次第に顔の無い依頼人に恋をしてしまう男。しかし鑑定士だけでなく、見る者にも声だけでその姿を見せない。 彼女は何者か?その容姿は?謎の依頼人の女性に興味が尽きないミステリアスな前半。鑑定士と見る者に少しずつ彼女の姿を見せ始める緊張感のある中盤から、後半の孤独な鑑定士に幸せが訪れるロマンス、といった展開の組み立ても見事。 しかし、トルナトーレがただ幸せなロマンスを撮るとも思えなかった。最後には思わぬ落とし穴が待ち受けています。彼が初めて恋した1人の女性。更にはビリーにロバートといった登場人物と鑑定士との関係。どんな贋作にも騙されなかった彼の、生身の人間の真贋の見極めの結末は・・・。最初はたった1つの部品。そこから少しずつ輪郭を現していく機械じかけの人形、屋敷の向かいのカフェの小人・・・鑑定士と依頼人の周囲にあるものや登場人物も印象に残る哀しき男の人間ドラマ。[映画館(字幕)] 8点(2013-12-21 10:00:29)(良:1票) 《改行有》

46.  カトマンズの男 「リオの男」の続編のような映画ですが、これも面白い。ベルモンドが笑わせてくれます!殺し屋からの逃避行で幾度となく生命の危機にさらされる。なのにこの緊張感の無さ!これがサスペンスなら×ですが、お気楽ドタバタコメディに徹しているので◎です! まずは冒頭、自殺願望のある大富豪の男(ベルモンド)がクルマごと崖からダイブする。なのに無傷のベルモンド。そうか、こういう映画なんだ。あとは気楽に笑っていればいいだけです。 殺し屋から逃げるために海に飛び込む→漁船の網に引っかかる→今度は船のクレーンに吊り上げられる→そのまま町まで放り投げられる。でもまたまた無傷のベルモンド。これはもうマンガのような可笑しさ。 以降も色々と、本当に色々とあるのですが、どこまでもお気楽な空気の中、ベタベタのギャグも満載で息つく間も与えないほどのコントみたいなシーンの連続が楽しい。空気はユルユルですが作品のテンポはキビキビと小気味いいドタバタ冒険活劇です。[CS・衛星(字幕)] 8点(2013-11-23 21:14:07)(良:1票) 《改行有》

47.  樺太1945年夏 氷雪の門 1945年8月15日。日本が戦争に負けた終戦の日。しかしその日以降も樺太で多くの民間人を犠牲にした、こんなにも悲惨な戦争が続いていたなんて知らなかった。 樺太、ここの南半分も日本だったんですね。樺太の戦闘は語られることもメディアで取り上げられることも少なく、忘れられてしまっている場所のような気がします。それはこの場所で8月15日以降もこんなに悲惨な戦争が続いていたことも、多くの方が犠牲になったことも・・・。 それを今に教えてくれる実に立派な映画だと思う。この史実を風化させてはいけないと思うし、それゆえこの映画の存在意義は大きいと思います。[DVD(邦画)] 8点(2013-09-28 00:06:08)《改行有》

48.  華麗なる賭け オープニングから音楽も雰囲気もアラン・ドロンでも登場しそうなフレンチ・ノワールを思わせる。監督は名匠ノーマン・ジュイソンに主演マックイーン。当然アメリカ映画ですが、音楽はあのミシェル・ルグランですからね。多用される画面分割、そこに流れるルグランの音楽とお洒落な雰囲気の中に、マックイーンが男の色気を静かに漂わす。僕にとってのマックイーンのベストの映画ではないですが、今までに見たマックイーンの映画では、彼のカッコよさランキングではかなり上位に来る作品です。[CS・衛星(字幕)] 7点(2012-10-07 20:20:41)

49.  かげろう(2003) 第2次大戦中、戦火からの逃避行の途中に出会った2人の子どもを抱えた母親と一人の青年のお話。何も起こらない淡々とした空気の映画は好きなのですが、本作の場合、登場人物に常に一定の距離感を持たせ、シチュエーションや音楽の使い方など、結構何かが起こりそうな雰囲気があるのですが何も起こらない。特に途中で2人の兵士が登場する時間帯はそんな雰囲気だけは十分ですが、結局ここも何も起こらないまま立ち去っていく。今ひとつ登場人物の心が感じにくい作品です。[CS・衛星(字幕)] 4点(2012-08-22 00:06:07)

50.  川の底からこんにちは 女優満島ひかりさんの素晴らしさをたっぷり見ることが出来る作品。もう完全に彼女の独壇場ムービーですね。 序盤から人生への閉塞感や諦観を漂わせつつも、シュールなノリでクスリと笑わせてくれる。こういう笑いも好きだったりします。彼女の存在が本作を独特の味わいと可笑しさがある作品に押し上げたのだと思います。 佐和子さんの置かれている状況はかなり厳しいのですが、そんな状況を程よくユーモラスに淡々と演じつつも、工場のオバサマ方の心を鷲掴みにした演説やラストなど、時折感情を爆発させるところも良かったです。 そんな満島さんの演技のお陰かどうか?僕は佐和子さん結構好きだったな・・・。[CS・衛星(邦画)] 7点(2012-07-16 22:57:15)(良:1票) 《改行有》

51.  カリブの白い薔薇 《ネタバレ》 キューバにはこんなビジネスで富をなしている人が実際にいるのでしょうか・・・。 アメリカへの密入国を斡旋、しかしその実際は人々をどこかもよく分からない孤島に置き去りにするだけで後は運任せ。そして若く美しい女性を集め、金持ちに売り飛ばす。 いつも通り主人公シモンと仲間達がアメリカを夢みる人々を孤島に置き去りにし、その帰りにアメリカの巡視船に見つかり、命からがらキューバに戻るというサスペンスフルな冒頭。 しかしそれは冒頭のみで、キューバに戻って以降は結末も含めどこかで見たことがあるような話で。エロくなりそうでそうでもなく。小ぢんまりとしたメロドラマでした。 淡々とした雰囲気は嫌いではないし、ヒロインの女優さんがとても綺麗な映画でした。 [CS・衛星(字幕)] 5点(2012-06-16 16:35:36)《改行有》

52.  カオス・シチリア物語 冒頭で鈴を付けて大空に放たれる1羽のカラス。青空の中、シチリアの上空を飛び回るカラスの眼下に見えてくる岩がむき出しになった険しい山々に乾いた風景、古代遺跡、家々も見える。そして遠くに広がる海。風景、自然、歴史・・・本作の舞台であるシチリアを見る者に提示するプロローグの映像から作品の世界に引き込まれます。そこに描かれるシチリアに生きる人々の物語。時には悲しく時にはコミカルに。親子、夫婦、そして今は亡き人とのつながりが描かれていく。どの話も手抜きが無く、風景も音楽も美しい。3時間越えの長編ですが、全く長さを感じさせない。80年代、タヴィアーニ兄弟の全盛期。本作も素晴らしい作品です。 [CS・衛星(字幕)] 8点(2012-04-12 21:26:42)《改行有》

53.  カバーガール 赤毛のセックスシンボルと表現されることが多いですが、本作はダンサー、リタ・ヘイワースの魅力が堪能できる作品です。この頃のリタをカラーで見ることが出来るというのも嬉しい。まさにタイトル通りカバーガール!ある時は可愛く、ある時は脚を、ある時は肩や背中を強調した衣装も楽しい。歌にダンスに陽気なミュージカルシーンもたっぷりと挿入されています。ジーン・ケリーに、作品のムードメーカー的役割のジーニアスなど、登場する男たちもいいキャラ揃いで、途中は色々ありながらもラストは3人で歌い踊ってしっかりハッピーエンド。やっぱりミュージカルはこうでなくっちゃ!陽気で楽しい映画でした。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-29 21:31:03)

54.  ガンモール/おかしなギャングと可愛い女 マルチェロ・マストロヤンニとソフィア・ローレン。まさに鉄板!の名コンビが魅せるかなりおバカなドタバタコメディ。 この邦題もいい。“おかしなギャング”マストロヤンニ。ちょっと、いや、かなりマヌケで情けないギャングのボスをコミカルに演じる。こういう役を演じると絶品の味わいがあります。そして“可愛い女”、ソフィア。勿論本作でも彼女のゴージャスな魅力を堪能できますが、本作の彼女は本当に可愛いんですよ。この名コンビと絡むマストロヤンニの子分(こいつも相当なマヌケですが)を演じたアルド・マチオーネの貢献度も高いですね。 ソフィアが裏切り工作に打って出る。この時は彼女の台詞を歌にして実に楽しくテンポよく見せる。終盤のカーアクションもコミカルな音楽に乗せて一気に見せる。音楽の使い方も巧い。 序盤から全盛期のリタ・ヘイワースの姿が何度も出てくるのですが、ソフィアが「ギルダ」の中のリタ・ヘイワースのダンスを連想させるダンスで締めくくるラストも何とも粋でした。 残念だったのはDVDの画質の悪さ。もうちょっといい画質で見たかったですね。[DVD(字幕)] 7点(2012-02-28 22:57:26)《改行有》

55.  風が吹くとき 《ネタバレ》 田舎で平和に暮らす善良な老夫婦。政府が作成したいい加減な核兵器使用後の放射線対策を何の疑いもなく信じ、国は迅速にして適切な対応でもうすぐ自分達を助けに来てくれるとひたすらに信じ続ける夫婦のどこかコミカルな描写が冒頭から続きますが・・・。 少しずつ体に異変が出始めるにつれ、終盤は見ているのが辛くなってくる。悲しみと共に核や放射線の恐怖を感じずにいられません。本作は今こそ多くの人たちに、政治家達にも見てもらいたい映画です。政府の発表をひたすら信じ、助けに来てくれると信じ続ける夫婦の姿からはそんなことも感じました。本作の背景にある東西冷戦は終結したけれど、今を生きる僕たちにもズシリと重い問題提起を投げかけられた思いです。 今回吹替版で見ましたが、森繁さん、加藤治子さんの声の演技が本当に素晴らしかったです。[CS・衛星(吹替)] 9点(2012-02-05 12:08:13)《改行有》

56.  戒厳令(1972) 南米のとある国におけるアメリカ人誘拐、その裏には・・・。という筋書きはコスタ=ガヴラスの作品では「ミッシング」を思い出す。しかしこちらは誘拐犯と誘拐された者との会話、政府や議会などの見解や主張が繰り返され、冒頭はどういう組織の何が目的の行動なのか分かりづらいですが、これらを通してアメリカの他国の政治への介入や、体制の問題点を浮かび上がらせていく。原題の意味は分かりませんが、戒厳令が敷かれた動乱の街の描写などはあまり登場せず、勿論エンターテイメント性もありません。長く感じる作品ではありますが、作品を覆う緊張感、力強さには特有のものを感じます。 [CS・衛星(字幕)] 6点(2011-12-25 23:43:33)《改行有》

57.  カラー・オブ・ハート 《ネタバレ》 現実の世界の住人がテレビや映画の世界に入り込んでしまって、毎日何の疑問も持たず決まった行動を繰り返すモノクロの世界に巻き起こす騒動。ウディ・アレンの「カイロの紫のバラ」などを思い出します。 異なる属性の視点をカラーとモノクロのパートに分ける手法も珍しくは無いですが、本作の素晴らしいところは、登場人物が己の感情を素直に表現したり、感受性が豊かになるにつれて、色の世界が広がっていくという、本来人の目に見えない心の内を色という形で極めて分かりやすく表現する事に成功しているところでしょう。 終盤の「有色人種お断り」の看板や裁判のシーンに現実世界の問題をシニカルすぎる感はあるけど上手くプレザントヴィルの世界に挿入しており、僕たちの住む現実世界にも色々な場所がありますが、自由の素晴らしさなども感じさせてくれる作品です。 トビー・マグワイアという人は喋り方も、表情も、フワフワとした独特の雰囲気があってファンタジーの世界がよく似合いますね。[DVD(字幕)] 8点(2011-12-18 11:48:53)(良:1票) 《改行有》

58.  カウボーイ&エイリアン 《ネタバレ》 楽しかったんですが、考えてみればアホな設定の映画です。エイリアンが地球にやって来た目的が地球の征服とかじゃなく、金を採掘(西部劇らしいんですけど)に来たという微妙なセコさ、人間を一杯捕獲しても、そのまま放置してるだけで見張りも無く簡単に救出成功!最後の見せ場である人間対エイリアンの大決闘もなかなか笑えます。空から攻撃すれば何の問題も無いものを、取り合えず人間に向って無防備に突撃しては山賊のピストルと、インディアンの弓矢の餌食となる。これら数々のツッコミ所はあるんですが、面白かったので良しとしましょう。主演ダニエル・クレイグがカッコいい。面構えもいい。戦いが終わり、ヒーローは平和が戻った村を見届け、馬にまたがり静かに旅立っていく。お約束なんですが、やはりこうじゃなきゃいけませんね。[映画館(字幕)] 5点(2011-10-30 15:19:35)

59.  カントリー・ストロング 僕はカントリーは聞きませんが、カントリーの映画は好きなんです。最近ではジェフ・ブリッジスの「クレイジー・ハート」が記憶に新しい。 スマートでオシャレな都会派ロマンスとかと違う、栄光の日々からの転落や挫折、苦労を抱え、アメリカの片田舎を行く公演の旅。そんな作中のカントリー歌手の生き様のようなカントリーの飾り気の無い歌詞がいい。 酒に溺れた、再起を期すかつてスターだった女性シンガー(「クレイジー・ハート」のジェフ・ブリッジスと重なりますね)とその夫に、一人の下積みの男性シンガーと、一人の若い女性シンガーの4人が絡み合う人間模様。淡々とツアーの日々を流す中盤はちょっと長く感じますが、グウィネスが素晴らしい。ラストのステージも見事。スターのオーラを感じたし歌も上手かった。しかしこの結末はどうなんだろう?あのステージで大団円で良かったのではないかな。 何度か作中に登場したロレッタ・リンという名前。この名前を初めて聞いたのは、シシー・スペイセクが素晴らしい演技と歌を披露した「歌えロレッタ愛のために」だった。ロレッタ・リンという人は本当に大スターなんだなと改めて感じたのでした。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-25 23:04:34)(良:1票) 《改行有》

60.  カンパニー・メン 《ネタバレ》 リーマンショック後のアメリカ。巨大企業の不採算部門の統廃合により生じる余剰人員。37歳、ポルシェに大きなお屋敷、幸せな家庭。典型的勝ち組男を中心に、50代後半の工場の工員からの叩き上げの男、創業時からの功労者の人情副社長、三者三様のエリート・カンパニーメンのリストラ後の人間模様。 脇を固めるケビン・コスナーもいい味を出していて、シブい豪華キャストが流石のいい仕事をしています。トミーリー演じる人情副社長vs社長のドラマや、50後半男の「俺一人破滅したところで誰も気付かない!」この男の悲哀に満ちた叫びに、業績や成果第一のアメリカ流の会社のあり方への強いメッセージを感じました。 しかしテーマやストーリーの割には作品全体としてはそれ程重さは無い。家族や身内の描写がよく、最後は少し年収は下がったけどそれでもいい仕事を得てハッピーエンドとなりますが、人と人のつながりを感じるいい再就職のラストでした。 それにしてもトミーリーさん、BOSS片手に「この惑星の住人は・・・」と、いつ言い出してもおかしくないお姿が一杯ありましたね。[映画館(字幕)] 6点(2011-09-30 22:12:12)《改行有》

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