みんなのシネマレビュー |
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1. カメラを止めるな! 《ネタバレ》 最初に観たときは、あーなるほど!これはうまく作ってるし、やられちゃったなあ、と思った・・・ことを覚えているのだが、どんな映画だったかを全く忘れてしまったので、7年ぶりに久しぶりに見直してみた しかし、「え、だからなんなの?」という感覚しか生まれなかった 素人製作の動画のような、いまいちの動画をみせられたうえで、それの舞台裏(というには「舞台」すらない感じだが)みせられて面白いわけないじゃん、という感覚。 察するに、この8年間、utubeの日常化によって、素人っぽい映像が私の中では飽和状態になっていて、そうした映像を流して観る習慣ができてしまったからではないかと思う ぜひ、みなさんもアフターコロナの時代に、この作品を再度確認してみてほしい ほんとつまらんよ (初見7点+2回目0点→3.5点切り下げて3点)[インターネット(邦画)] 3点(2025-04-24 10:16:35)《改行有》 2. 影の車 橋本忍脚本野村芳太郎監督のペアが頑張ってはいるのだけれども、短編小説を映画にまで拡げた無理がどうしても感ぜられる それに回想場面のエフェクトが、どうにもこうにも気に障る(どうやらものすごい予算をかけて作ったらしいので、引き返せなくなったのだろうが) 昭和40年代の田園都市線の風景が垣間見られて興味深い 金曜日の妻たちは、この作品のオマージュなんだろうか? それにしても、日本旅行と東京生命保険(現T&Dフィナンシャル生命保険株式会社)もこんな不倫ずぶずぶ作品に、よくぞ協力のクレジットを出したものだ いまじゃ、大変な騒ぎになるぞ[インターネット(邦画)] 4点(2025-04-17 13:48:37)《改行有》 3. 関心領域 《ネタバレ》 久々に、自分にささる映画に出会いました まずは、絵柄がとてもきれいです 描く対象の深刻さゆえに、もちろん映像には最新の注意をこめて撮影や処理したのだと思いますが、それにしても美しく、かわいらしく、素敵な映像です カメラワークやライティングや、様々なテクニックのおかげなのでしょう この映像に、ちょくちょく不気味な音や、不気味な絵が入る、というのが、とてもささります そして、私的には、ここで描かれている「関心領域」は、①自分たちの生活が豊かで描いたものであるかどうか、②自分の社会的地位や自分たちの国家・民族が誇りを持てているかどうかというところにあり、それが虐殺するユダヤ人によってもたらされているという非人間的な状況に全く無関心な状況がこの映画の描くところだとすると・・・どこまで意識されてつくられているかどうかが分からないが、最後のアウシュビッツ博物館における③日々生活が淡々と流れる様子(だって、ユダヤ人の大量虐殺という圧倒的な悲劇なんてなかったような淡々とした日常なので)だって、十分関心領域なんだな、と勝手に納得しました なお、私的にはヘスの嘔吐は挿入すべきではなかったと思います むしろ、しっかりと「凡庸な悪」を演じさせてほしかったです 嘔吐するなんて、なにか罪悪感を感じているみたいで、そんな救いのある描写は不要です[インターネット(字幕)] 8点(2025-03-14 00:17:37)《改行有》 4. 顔のないヒトラーたち 真実や正義に敬意が払われるということは、本当に大切なことだと思う 映画的には、後半のヨハンの心の動きについていけず、息切れした感じがする[インターネット(字幕)] 5点(2024-11-22 01:19:31)《改行有》 5. 快楽の漸進的横滑り タイトルの不条理さの割には、わかりやすいサスペンスが始まるのかと思いきや、やっぱり不条理。 面白かったのだけど、わかりやすいサスペンスが始まるのとみせかけたのを、もうちょっとうまく使えるんじゃないかと思った。[インターネット(字幕)] 6点(2024-09-13 21:36:26)《改行有》 6. 過去負う者 邦画でもメジャー作品でないと、こんなにいい役者さんがいるんだなあ、としみじみ思いました。 ただ残念ながら、低予算も原因なんだろうけど、脚本、監督、役者、みんなこの問題に対する現実の理解が浅すぎる。 被害者支援の観点からみても現実から離れすぎたことが描かれていて、愕然としました。 おかげで、「名優はレストランのメニューを読むだけで人を泣かせる」という話を思い出しました。 レストランのメニューを読まれただけで泣く人は少数なんだけどな、とも思いました。 とはいえ、最初から最後まで1秒も寝ないで見られた映画は久しぶりです。[映画館(邦画)] 6点(2023-12-11 00:26:30)《改行有》 7. 鍵(1959) 良い映画だと思いますが、市川-宮川-谷崎の組み合わせに、こう散文的な展開は合わないのではないかと思った。時代の制限なんだろうか。[レーザーディスク(邦画)] 7点(2016-02-16 13:49:02) 8. 華麗なる対決 今見ると、単なるお色気映画だが、当時これがどのように受けたのだろうか。[DVD(字幕)] 5点(2015-07-27 19:58:00) 9. 華麗なるギャツビー(2013) 原作の一部を強調した新しい解釈や演出で、「分かりやすい」ギャツビーになった。しかし、同時に底が浅く、ギャツビーの内面の一部を強調しただけの、軽佻浮薄で、魅力のない人物像ができあがったと言わざるをえない。 (3D:原作・1974年版ともに鑑賞済)[映画館(字幕)] 5点(2013-06-16 08:46:05) 10. 華麗なるギャツビー(1974) 原作のすばらしさを再現した作品。残念ながら、レッドフォードはギャツビーのロマンティシズムを表現できていないし、ファローはデイジーのように魅力的ではない。[インターネット(字幕)] 6点(2013-06-12 06:44:31) 11. 華麗なる賭け 最後の場面を、どんでん返し感があるように組み立てれば、おもしろい映画になったと思うけど。フェイ・ダナウェイって分かりにくい女優だな。[DVD(字幕)] 5点(2012-10-24 08:01:46) 12. 家族の肖像 「教授」の孤独がわかる自分にちょっとショック。当時のイタリアの社会背景を知らないで見たので、リアリティが今一つ感じられなかったのが残念だ。[DVD(字幕)] 7点(2012-08-12 20:57:41) 13. 家庭 シリーズ4作目にして、初めて、最後まで飽きずに見られた。ようやく主人公に共感できるようになってきた。キョウコはなんだかよくわからないが、トリュフォーの脚フェチ、メガネフェチには共感する。[DVD(字幕)] 6点(2012-08-06 16:50:47) 14. 海外特派員 ヒッチコックの円熟期の魅力がすでに凝縮されている。ラレイン・デイが魅力的でないのと、ストーリーの流れがぎくしゃくしているのが残念だが。[DVD(字幕)] 6点(2011-12-29 16:13:23) 15. 喝采(1954) こういう役柄はやってほしいと思わないが、こういう役柄をやらせても、グレイス・ケリーはうまいんだな、と感心する映画。[DVD(字幕)] 6点(2011-10-10 16:12:17) 16. 隠し砦の三悪人 妙な小ネタを知らないほうが、全般にはすっきり楽しめる。上原美佐は下手だが、特別な魅力をうまく撮っているので気にならない。[DVD(邦画)] 7点(2011-05-04 17:42:15) 17. 華氏451 焚書やテレビの危うさといったテーマがちょっと古臭いが、シックな映像にひきつけられる。「時計仕掛けのオレンジ時計」の5年前だから、相当評価してよいのではないか。[DVD(字幕)] 8点(2011-04-12 22:53:31) 18. 哀しみのトリスターナ 昼顔のような説得力にはかけるが、こちらのほうがブニュエルらしいエロは堪能できる。ただ、私もどうもカトリーヌドヌーブは、好きではない。[DVD(字幕)] 7点(2011-04-11 04:02:01) 19. カールじいさんの空飛ぶ家 なんで、奥さんが生きている間に、頑張ってパラダイス・フォールに行かなかったのだろうか。[DVD(字幕)] 6点(2011-01-11 15:51:32) 20. カノン よくできているとは思うが、心動かされることはなかった。同時に、この映画に心動かされない自分に対して、少々、残念に思った。[DVD(字幕)] 7点(2009-08-29 01:32:05)
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