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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 影武者 《ネタバレ》 ここまで映画を観てきたから、言える。 黒澤監督ほど、創る映画が全部、傑作な監督は世界を探したって、いない。 しかも同じことは2度やらない監督で・・ 日本が誇る大巨匠である。 昭和といって、食わず嫌いをする平成のクリエイターに言いたい! 黒澤明を観ないと、人生損ですよ! 影武者は、自分の中では黒澤監督のシェイクスピアへのリスペクトかな?と思ってた節がある。 でも、それは「乱」「蜘蛛巣城」だった。 本作は、日本の戦国史の、日本国民への黒澤監督からのプレゼントだ。 これは是非、国民みんな観るべきだ。 黒澤時代劇は、観ておかないと!ホンットに!![DVD(邦画)] 10点(2018-05-06 23:11:52)《改行有》 2. 火山のもとで 《ネタバレ》 名匠名高いジョンヒューストンが、じっくり異国での男女の愛とその破滅を描いた映画。かつて合法とはいえ人を殺した罪悪感から、友人と妻との間を必要以上に勘ぐり、自信が持てない男をアルバートフィニーが熱演。何とか妻と友人が立ち直らそうと頑張るのだが、友人は戦場から生きて帰ってきたという罪悪感をもつ、ちょっといい男。そんな友人なので、元旦那はもう酔っぱらってばかり。奥さんの献身ぶりがますます旦那を酔っぱらわせる。最後は、地元のワルに金を目当てに女を抱かされ、旦那も奥さんも死んでしまうという悲劇。本当に切ない話。ジョンヒューストンは、「黄金」や「ロイビーン」で男の大味も描ける監督だが、こういう女性の美しさも引き出せるんだね。あぁそういえば、キャサリーンヘップバーンの「アフリカの女王」もヒューストンだったか・・(未見)。今の女性映画に慣れてる向きには、このような女性は男性に都合がいいと思われるかもしれないが、映画全盛時、男らしさ女らしさとはこのようなものだったのですぞ!?[ビデオ(字幕)] 8点(2015-06-06 22:44:11) 3. カリフォルニア・ドールス 《ネタバレ》 これはもう念願のDVD化でした。アルドリッチの遺作である、この映画を輸入盤で入手したものの、いつかは字幕できちんと観たかった。ついに観ましたよ~。アルドリッチといえば、ダーティでも「男」を描く監督と思いきや、こんな女性がらみの映画も撮っちゃうんですね。例え、女性が強くとも(しかもこの映画では体格的にも女性が圧倒的に上)、男は女の花道を飾るためにあの手、この手で準備します。すると女性は、ちゃんとそれにこたえるかの如く、ものすごく強くなっちゃう。(プロレスでも・・笑)結局、女性が強くなるには、ハードなトレーニングもまぁ必要でしょうけど、何より俺はちゃんと見てんだぞ~って男の存在なのかもしれない。これはやはり男の映画ですよ。アルドリッチが人望が厚いのも、うなずけます。やっぱり面白かった!輸入盤、買って良かった~![DVD(字幕)] 8点(2015-05-10 19:13:03)(良:1票) 4. カルメン(1983年/カルロス・サウラ監督) 《ネタバレ》 パワフルなフラメンコ。さすが情熱の国、スペイン。モラルで縛りきれぬ燃え上がる愛の炎。でもきっちり悲劇になるとこが人の世の常。しかしだからといって感情をおさえない国柄だから、あのフラメンコダンスの力強さがあるのだと思う。余談だが「ウエストサイドストーリー」の指をならしてのダンスシーンは、フラメンコが発祥?なんてことも考えた。[ビデオ(字幕)] 8点(2014-02-03 21:37:51) 5. ガキ帝国 《ネタバレ》 井筒監督はお寿司だ!今、観ると、丁寧なありそうな話に仕上がってると思います。[ビデオ(邦画)] 7点(2013-03-10 00:23:54) 6. 喝采の陰で 《ネタバレ》 奥さんが家を出て行って、「自分」を見失ったお父さん。でも子供たちを守ろうと「自分」を取り戻して、その決意みたいのが、彼の創る作品にどう影響与えたか、というところが観たかった。そうすれば、この映画ももっと名作になったのではないかと思います。でも子供たちが魅力的だったので、これで良し、という感じもしますが。やはり劇作家というのは批評が気になるんでしょうね。そのプレッシャーは凄いんでしょう。あの劇が終わってから、劇場の外でソワソワしていたところなんか、大変だなぁと感じました。アルパチーノ扮する父ちゃん、過労で長生きできないよ。しかし、この家を出て行った母ちゃん、めずらしいくらい母性が欠けてますね。悪役に徹してます。当時はあのような生き方も支持を受けたんでしょうか?[ビデオ(字幕)] 7点(2010-04-08 22:00:34) 7. 火宅の人 《ネタバレ》 どうでもいい話。バカにつける薬はない。それが改めて分かった。でも自分のことをベラベラ喋って、金に困らないとこだけが、凄いと思った。[ビデオ(邦画)] 5点(2015-01-22 11:31:07) 8. カルメンという名の女 先に「右側に気をつけろ」を観ていたので、ストーリーを追うのを諦めて、観ていた。 映画の途中で「もう、いいよ」という気になっていた。終って、映画の本を読んでいたら、ストーリーのあらすじが載っていた。あれ、この映画、あらすじあるの?そして、読んでみたら、あ~言われてみれば・・・と言う気になったが、でももう一回最初から観ようとは思わない。「勝手にしやがれ」を観た時は、素直に面白いと感じたのに、政治活動か何かでこんな監督になってしまった。でも有名な作品「探偵」「気狂いピエロ」は観ておこうと思っていますが・・・[ビデオ(字幕)] 5点(2010-03-08 15:15:45)《改行有》 9. 彼女が水着にきがえたら バブルがはじけてから、青春送った人はヤナ映画でしょうね。自分は借金してまで「私をスキーに連れてって」のような映画を教科書に遊んでました。これは舞台が海。みんなの軽いノリがよく分かります。経済って成長しかしないもんだとホントに思ってましたもんね。原田知世ちゃんが仕草も表情もとても可愛い。楽しい映画ですが、内容はないので、まあ5点。[ビデオ(邦画)] 5点(2008-06-17 18:48:08)(良:1票)
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