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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. カイロの紫のバラ 《ネタバレ》 映画の中の虚像世界も世俗的だけど、たかがファンタジーをここまで作り込むのは流石。登場人物の気のきいたセリフが皮肉っぽくてとても可笑しい。ヒロインの幸せのハードルが低いので、現実世界に飛び出した虚像俳優同様思わず手を差し伸べたくなるけど、結局実在の人物の虚ろな愛の方を選んでしまう。絵にかいたような薄幸ヒロインが大好きな映画を見ながら笑顔になっていく前向きなラストに切なさを感じてしまう。[CS・衛星(吹替)] 9点(2016-11-23 23:33:33) 2. ガンジー ガンジーの超人ぶりに比べると映画の出来は物足りないが、人間の優越感や宗教の排他性の根深さがよく分かるし、英連邦のインドが親日なのもなんとなく伝わってくる。非暴力が常に上手くいくとは限らないが、正義や真実や愛が勝つ史実には癒される。[CS・衛星(字幕)] 7点(2016-11-20 00:51:59) 3. 家族ゲーム 日本の家族の虚構性をシュールに描いたコメディといった寸評をどこかで見たような気がしますが、確かに一体感の無い横並びの食卓とか受験によって変っていく家族の描写は非現実的です。人間のストレスは周囲との優劣という相対的な関係に強く影響されるように思いますが、兄と弟の評価が逆転していく様子をもっと丁寧に描いてほしかったです。全編せわしない飲食音が効果音になっているようでちょっと鬱陶しいですが、その後に続くバブル時代の虚栄の始まりの雰囲気が伝わってくる映画でした。[CS・衛星(邦画)] 7点(2016-03-12 01:41:23) 4. 海峡 時々目にする一部の子供向けドラマのような粗雑なシナリオに取ってつけたような演出。主人公は最後までエンジニアというより渡世人のようだった。健さんをはじめ豪華なキャスト陣や実際に施工に携わった人たちが可哀相。[CS・衛星(邦画)] 3点(2015-11-11 21:08:49) 5. 風の谷のナウシカ ストーリーはとても面白いのですが、この作品から伝わってくる偏狭的な価値観とも思えるメッセージのようなものに違和感を感じます。[CS・衛星(邦画)] 6点(2014-09-23 17:06:11)
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