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1. 菊次郎の夏
《ネタバレ》 夏の想い出を呼び覚ます。ただその一点においてこの映画が好きだ。
私とたけし監督とは世代も出身も性格も生活も家庭環境も人間関係も全く違うだろうに
等しく「夏」を共有させる。これって何気にスゴいことだと思う。
正男を通して菊次郎が夏休みに帰ったように視聴者もまた菊次郎を通して帰っていく。
たまーに己と向き合う機会ってのは重要で、それをさらっと与えてくれる作品は得難い。
感じるポイントは人それぞれだろうが、皆どこかしらのシーンに各々の夏を見出せるんじゃないかな。いや、知らんけど。
もっとも、たけし一流の悪ふざけや内輪ネタは好きじゃないし、子役にもいろいろアレだ、思う所はある。
それでもあの、天使の鈴をぶんどるシーンの、トンネルを抜けて青いタイルの公衆トイレに腰掛ける一瞬。
あれを見たくて私はまたこの映画を観ると思う。[DVD(邦画)] 9点(2012-12-05 01:59:14)(良:1票) 《改行有》
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