みんなのシネマレビュー |
|
41. 銀色の髪のアギト 《ネタバレ》 誰でも気付くだろう香り立つ宮崎駿の亜流臭。しかも微妙に歪んでいる。そこらにあるアニメの寄せ集めだ借り物だと言われているのが大いに納得できる。世界観が世界観として完成していなく、説明すると行動に矛盾が出来てしまうという体たらく。どのキャラクターも魅力がなく描きこみも足りない。感情表現も稚拙。悪役の男の理屈も理念もまったく共感を呼ぶものでないためにタダの我が儘悪い奴。なんの重みもない。ミンカとがいうアギトの幼馴染のキャラクターは知能指数幼稚園児レベルで、喋り方から行動まで全て苛つく。アギトが戦士になる下りも妙に唐突だ。やけに光沢のある3DCGのメカと2Dの融合も、それは「青の6号」で十分やったんだから、もういいじゃない。やるならやるで今度はいかに違和感なく融合させるかに焦点を当てるべきだったんじゃないのかね。発色がわざとらしすぎます。声優陣は最近の流れよろしく俳優さんが多くやられているが、ちょっと演技力不足の人が多いか。まあ言うほど悪くはないが、ここではもう少し声量が欲しいとか、ちょこちょこ思った。これは監督がもうちゃんと要求して声を撮れば解決する程度の問題という気もする。喋れればそれで良いという感じでOKを出したんじゃないかと疑いたくなる。声質が今の声優さんにないタイプの人もいてそれは良かった。最近は声に特徴のある声優さん少ないもんなぁ。[CS・衛星(邦画)] 2点(2008-02-29 18:56:56) 42. キスキス,バンバン 内輪ネタ満載のお気楽サスペンス。内輪ネタは嫌いではないけど、これはあまり面白くない。どうも全体に鬱陶しさが勝ってしまった感じ。[DVD(字幕)] 2点(2007-03-21 21:54:55) 43. 虚栄のかがり火 《ネタバレ》 こういうのがアメリカ人は好きなのかなというような内容。アメリカ人には分かるんだろうネタらしきものがちょこちょこ見られて、何気に文化の違いを感じます。記者の語りで進行するが、主人公を「切っても切れない存在になる男」などと言う割りに二人の距離感がまったく遠い。最後まで二人に大した進展も無く結びつきも薄いままだし、第一、記者自体の影が薄い。これでは、この男に語り部の役割をさせてもマイナス要素にしかなりません。終盤のM・フリーマンの演説への持って行きかたも、ちと強引。演説でもさせなきゃ締まらんと思ったのかもしれないが、したところで締まるもんじゃありません。[CS・衛星(字幕)] 2点(2007-01-08 22:16:28) 44. 君のいた永遠(とき) 《ネタバレ》 こんな映画が撮ってみたいとかいう語りから始まるが、要するに自分の恋愛昔話を撮りたいだけ。今と学生時代、そして青年期と3時代ぐらいを行き来して話が展開する。どうにもたるい。観ていてたるいだけだ。女はまだ見た目が少し似てもいるので今と学生時代が繋がるが、男は金城から似ても似つかない感じの男になってるために暫く誰だか気づかなかった。キャラもかなりじじむさくなってしまっている。[CS・衛星(字幕)] 2点(2006-09-03 15:01:18) 45. ギャング・オブ・ニューヨーク どうにもこうにもならない映画だった。ところどころ面白くなりかける部分はあるのに、全てが退屈な方向へ流れていく。本当にどうでも言い話。悪党で埋め尽くされてることが、そもそも嫌い。[DVD(字幕)] 2点(2006-04-17 12:17:29) 46. 機関車先生(2004) 《ネタバレ》 声を失いながら教壇に立った主人公だが、殆ど彼の人間性が見えてこない。まるで人格すらないひとのようだ。なんだかお飾り的に存在しているようで悲しい。彼が何かをするたびに誰かが彼の言わんとすることをいちいち解説するので、尚のことそう思えてくる。これではコミュニケーションと呼べないし、心が通じたとも思えない。彼に難癖をつけるチンピラも殆ど無理矢理突っかかって行っていて、なんだそりゃだ。彼が何か行動を起こして、それに対して因縁をつけるというようにしないと。突然「いい気になってんじゃねぇ」では何のことだか判らない。単によそ者が気に入らないというのであれば、それをちゃんと描いて欲しいもんだ。「にやにやしてんじゃねえ」とボコボコにするが、これまた何故か主人公の顔は見えず。本当にニヤニヤしてたのかしてないのかもわからないってどういうことよ。剣道大会に優勝出来ると聞いて網元が彼を出場させようと画策して、周りの人間も子供達の期待に応えてやってと嫌がる主人公を大会に無理矢理出場させようとするのも疑問。主人公の心情に対して誰一人顧慮しないとは身勝手過ぎる。そして、その大会で相手が強いから主人公が負けるかも知れんと網元を脅して、誰々の借金を棒引きにすれば勝てると、何の根拠もない話をふっかけて何故か網元はそれを信じた様子。なんのこっちゃ。大体、普通なら、大会に勝てば主人公を島においてやってくれとまず頼むんじゃないか?何故島を離れて、北海道の学校で教えることが彼の挑戦になるのか。島の子供達はどうでもいいのか?そして大ラスは子供達の手話でのありがとう。いつの間に手話覚えたんだよ。感動させるために突如出現した設定に興醒め甚だしい。[CS・衛星(字幕)] 1点(2008-03-09 18:38:27)(良:1票) 47. 救命士 やっと終わってくれたって思える映画でした。[DVD(字幕)] 1点(2006-05-10 09:41:21)(笑:1票) 48. 君とボクの虹色の世界 出てくる人間、みんなどこか頭がおかしい人間ばかり。なんじゃそりゃの連発。まあ薄っぺらいこと限りなし。全てにおいて鬱陶しい。ああ、感想書くことすら鬱陶しい。[CS・衛星(字幕)] 0点(2007-05-29 20:15:49)(笑:1票) 49. 北の零年 とにかく退屈。セリフ回しにも詰めの甘さが目立つ。人物の行動に説得力がまるでないため、物語が破綻している。ええじゃないかの演出は意味不明だが、他の部分も悪しき日本映画の典型のような演出に見える。何にしても、これで2時間50分は長すぎる。[DVD(字幕)] 0点(2006-05-28 19:07:36)
|
Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS