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1. キャビン
《ネタバレ》 正直嫌いではないですね~、こういう作品。たえず監視モニターで、行動を注視され、それを笑いの対象にしている部分なども、不謹慎と思いつつも、あるある的展開につい笑ってしまいました。その辺は、劇中でも、賭け事に興じる人々とそれには乗らず常に違和感を感じている黒人の方と二手に分かれるように、鑑賞する方も乗れずに嫌悪を感じる人と楽しめる人、分かれるでしょうね~。楽しむチームは、 ホラーのオールスター達の登場(itのピエロなど懐かしい~)やあるあるシチュエーションなどを楽しみ、細かいツッコミはご法度かもしれないけど……。愚者の人、かなり深く刺されてたけど、あんなに動けるのか~!処女も、桟橋でボコボコだったけど、回復はやっ!地下の施設、セキュリティー、甘っ!…………ヤボですね、そんなこと言っちゃ(笑)。ただ、多く差し引いたとしてもちょいとシラけちゃったのが、ラストのシガニーの登場と、神様を生贄で鎮める云々の結末。あれだけの施設なのだから、もっと科学的な理由(ウィルスとか)の方が、今の感覚だとしっくりくるんじゃないんでしょうかね。
[ブルーレイ(字幕)] 6点(2013-09-17 17:14:06)(良:1票) 《改行有》
2. キャリー(1976)
《ネタバレ》 幼き小学生の時、どうしても観たくて、親にせがんで連れていってもらい、結果その日は一切ご飯は食べられず、三ヶ月位キャリーに取り憑かれました(笑)。今まで繰り返し何度鑑賞し、何度泣いた事か。シシー・スペイシクは、今でも私にとってベストアクトレスです。成人して、また中年になって観てみると、登場人物の見方も変ってくるものですね。例えばコリンズ先生。教育熱心で、弱き者の味方で、と当初見てましたが、その潔癖さゆえに自身の思慮の浅さに気づいていない。あんな形で罰を与えたら、クリスのような傲慢ないじめっ子はキャリーに矛先を向けるでしょう。スーもしかり善人だからこその正義感もあったのでしょうが、そういう味方であろう人達の行為も、悲しい事ですが少しずつあの惨劇に滑車を推し進めていたのでしょう。辛く哀しいキャリーの最期。しかし、やはりキャリーは死ぬしかなかった。彼女は哀しいけど、深く罪深い。惨劇のあとのキャリーは、すっかり壊れてしまったのでしょう。もはやトミーやコリンズ先生などへの言葉は一言もありません。自分を憐れみ、母の胸を求め、罪を認識せず、母と同じ道を行くと口にする。そんなキャリーは、無垢で子供のように純粋なのだけど、命を閉じるしかない。どなたかが、デパルマは泣きながらキャリーを殺す、と表現されてましたが、まさに私達も泣きながら彼女の死を見届けなければいけない。今度生まれ変わって来る時は幸せな人生を、と祈りながら。。。プロムのあと、何も起こらずキャリーが、誘ってくれたトミーと笑顔で二次会に行く、、、そんな幸せな姿、来世では叶えてあげたいです。[DVD(字幕)] 10点(2013-08-06 01:42:07)
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