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1. 96時間 レクイエム
《ネタバレ》 映画を見終わったとたんに内容を忘れてしまうようになってから随分たちます。で、手元のメモによれば五段階評価で、「1」が3点・「2」が4点になっています。
今作も私としては大満足です。主人公が超人チックだったり、ピンチを切り抜けるタイミングが絶妙すぎたりはしますが、プロット的に無駄や不自然さがなく、全編に緊張感が保たれた傑作だと思います。ラストの転換もゴリ押し気味ですが、意外性十分ということで堪能できました。
唯一ベーグルについては、見ている方はすぐに気付くのに、警察は最後まで扱わないのが不満でした。もっと物語りに組み込めば良いのにと。
主人公の娘への勘違い・娘が唯諾々と薬を口にすること・元妻の死・カーチェイスが難点として論じられているようですが、私はキャラ設定や大規模シーンによる作品全体の底上げとして受け入れられました。[地上波(吹替)] 9点(2025-03-26 17:59:25)《改行有》
2. きみの瞳(め)が問いかけている
大感動を呼ぶ傑作というほどではないが、しっとりした情感をたたえた充実作だと思います。まあ、設定や展開の無理さ加減には目をつぶってあげましょう。
だが、ラストの唐突さが、惜しい。ここまで来て、あのラストは手抜きです。なぜ自殺を?。そして、なぜ女がそこに現れる?。出合ったのが恋人と気付いた時に犬を連れて戻り、犬が彼を見つけるというラストをお勧めしたい。[地上波(邦画)] 9点(2024-08-17 11:55:03)《改行有》
3. gifted/ギフテッド
プロットとして一つの王道でしょう。「クレイマー・クレイマー」という親権を争うのが夫婦という有名な映画がありましたよね。
これは名作と思い始めたのは姪と叔父が引き離されてからなので、単に個人的にこういう話に弱いと言うことかもしれません。
ところで、幾つか理解できなかった点があります。
まず、ナビエ–ストークス方程式の解が分かりません。ということは置いておいて…。
里親の下に送り込むのは祖母の策謀だったようですが、その里親を推薦したのは叔父側の弁護士です。都合良すぎませんか?。まさか、弁護士もグルだったなんて…。
母親の成果を祖母に譲る点も分からなかったですが、ネットで調べると、これは姪から手を引かせるための交換条件だそうで。だとしたら、どこまでゲスなんでしょう。普通の母親なら、娘の成果ですと公表しますよ。
下書きを見て感涙するのはどういう意味付けなのかが分かりませんでした。完成した論文があるんだから、今更です。娘の手書きの筆跡に…にしては、「やった!」という部分にという点が不可解です。
ラストは姪の環境としてハッピーエンドですが、もっと早い段階で教育機関が提示できなかったのか?。じゃあ誰が発案したのかという疑問も湧きます。
ちょっと理詰めに過ぎますかね?。ま、作品にのめりこんだが故に抱けた疑問ですね。
猫を保健所に引き渡すエピソードもすさまじく効果的です。よくこんなことを思いつきましたね(祖母・里親がということではなく、原作or脚本的に)。
隣人の黒人女性の存在も良い味出してます。
叔父と教師が一夜を共にした次の日に、姪が「スティーブンソン先生、おはようございます」と言うシーンとかも。
緻密に作られているなあとというは贔屓の引き倒しでしょうか?。
今回の放映は以前の吹替えとは異なるようで、「ダイアンの死後って意味じゃない」と完璧になっています。[地上波(吹替)] 8点(2024-07-06 21:59:57)《改行有》
4. キャプテン・フィリップス
中盤からの尋常ではない緊迫感の連続に目が離せません。犯人たちがただの下っ端だという描写や、まともに生きる道もあるという船長の説得へのアメリカならそうだろうという犯人の回答にに監督の鋭い視点を感じ...?。貧困国の国内事情に終わらせずに、なぜ貧困国が存在するのかという観点を...って、高望みし過ぎかな。こんな題材相手に、並の力量ではできないだろうなあ。[地上波(吹替)] 7点(2020-07-23 14:45:47)
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