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1. クリクリのいた夏
フランスの田舎の風景、心のよりどころを求めて沼地に集まる老若男女。そんな不思議な魅力は、街と沼地の子供を比べても明らか、悩み、恨みを包み込み心を綺麗に洗浄する、そんな存在。内容云々とうより、沼地を中心とした人間模様を楽しむべき映画かな。ラストの沼地が埋め立てられた映像はいらないかも、そもそも自然を残そうなど明確なテーマがあるわけでもないし、美しい沼地の自然のまま終わったほうが余韻が残ってよかった。それにしても、カエルってあんな簡単に捕れるんですね。7点(2004-03-02 10:26:03)
2. 黒い罠
オープニングはただならぬ期待を抱かせる素晴らしい長回しですが、その後は引きつけられるシーンもなく、個人的にはどうにもなじめない映画でした。奥さんが襲われるシーンなんて先が見えすぎて、なぜ逃げない?という疑問しかわかないし、緊迫感も伝わらない。映像手法が素晴らしいみたいですが、個人的には息を呑む映像美の方を追い求めていて、どうも見所を誤ったみたいですね。6点(2003-05-11 18:31:26)
3. 暗い日曜日
美貌により誰からも好かれるイロナ、そんな彼女に魅了された男二人、だが憎しみ合うことはない、一時の感情の起伏はあるが、それぞれが自分にとってかけがえのない人と認識している。イロナ演じるエリカ・マロジャーンは本当に美しく、観客さえも魅了する。それと実際に存在する楽曲「暗い日曜日」の旋律の素晴らしいこと。それを作曲し楽曲にまつわる「死」の噂に翻弄され、自ら命を絶ったピアニスト。死の歌として有名だが、この映画を見ると愛の歌のように感じられるから不思議だ。最後はいささか綺麗にまとまり過ぎてはいるが、自然と笑みがこぼれる見事な終わり方だ。9点(2003-04-16 17:22:30)
4. クレイマー、クレイマー
こういう親子のふれあいを描いた映画はかなり好み。ダスティン・ホフマンが子供相手に奮闘するところ、かけがえのない存在に変わっていく過程が見事に描かれている。ジャングルジムから落ちた我が子を抱え病院へ運ぶシーンはジーンときました。ただ、離婚裁判がメインになってからは、夢から現実に引き戻された感じになってしまい残念。7点(2003-02-25 23:09:15)
5. グレイス・オブ・マイ・ハート
キャロル・キングを題材にした映画なのに劇中に一切曲が使われていないのはなんとも寂しい。まあ、バート・バカラック、エルビス・コステロ作曲によるオリジナルも70年代の雰囲気が出ていて良かったので、この点はカバーしたでしょう。ただ、どうしても架空の人物のため、実在の人物に比べ説得力に欠ける点は否めない。でも、音楽業界の裏側的なアプローチは大変興味深いし、着眼点は良い。ビートルズとフィル・スペクターのいざこざなんて面白そうだけど、映画化なんてどう?6点(2003-02-15 22:50:31)
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