|
1. 黒部の太陽
《ネタバレ》 三船敏郎、石原裕次郎!監督は熊井啓!
この日本映画の全力投球ぶり!
すごいっよね~!
ゼネコン土建屋の現場の凄まじさが分かる。
まるで戦場のような緊迫感。
束ねる人間も半端じゃ務まりっこない。
破砕帯との戦いがメイン。
死闘する現場に、上の者も命がけで打開策を探す。
平成の今はよく知らないが、この頃はトップも猛者が揃ってたんだね。
もうただただ頭が下がります・・[DVD(邦画)] 7点(2018-05-03 15:10:51)《改行有》
2. グループ
《ネタバレ》 社会派ルメットの辛口女性友情ストーリー。8人の女性の友だちグループを長い期間見つめた映画で「セントエルモスファイアー」や「再会の時」のように男女ではなく、女性だけの集まりなので、見分けがつくのに時間がかかる。いろんなタイプがいる。内気な女性、中性的な女性、自分のことばかり考えてる女性、同性愛の女性などなど。最初観た時、淡々とした話なので、実はよく分からなかった。だがルメット監督が亡くなられたので、追悼の意もこめて、再見した。ルメット作品は時として、セリフで説明するなど地味な演出で話を進行させて、ラストにひねりを加えるパターンもあり、2度目に観た時の方が面白い事がある。今回のもそう。それでもラスト勢ぞろいの時、8人の女性のうち、1~2人、あれ?この女性誰だっけ?なんて始末。それでもこの作品を創ったとき、ルメットは四十前半。こんな地味な話でこれだけの人物を描き分けたのは大したものだと思う。結局、見栄の強いケイが派手な職業の男性と最初に結婚して、破綻し、事故死してしまう。その間、みんなそれぞれ幸せをつかむのだが、時代の社会性が彼女らにまとわりつく。政治問題、風俗問題などなど。でも女性として一番確かな幸せをつかむのは、内気で奥手の女性だったのでは?という感じが自分はした。地味な作品なので、地元の図書館に置いてあった作品である。レンタルで探しても見つからないだろうな。最初にレビューできて良かったが、このあと他に誰かレビューしてくれるだろうか?[ビデオ(字幕)] 7点(2011-04-25 04:23:20)
|