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1. グラン・トリノ
《ネタバレ》 ストーリーはシンプル。ラストシーンは見事。
シンプルなストーリーなんだけど、魅せます。面白いです。
■そして、盛り込まれたテーマは多くて、深い。テーマ盛り込みすぎなんだけど、それが鼻につくことも無く映画に没頭出来ます。見終わったあとは色々と考えさせられます。アメリカ人に向けたメッセージなんですけど、日本人の自分が見てもあの国の負ったものが見えてきます。
■この監督が何度も何度も描いてきた「反戦」テーマも強く盛り込まれています。暴力映画でその虚しさを感じさせるという逆説的に盛り込んだ作品も多いですが、今回はストレートにズドンときます。
■グラン・トリノという車種はアメリカという国そのもの象徴です。アメリカの現状と未来についての物語です。次世代の若者にアメリカを託すわけですが、それはもう白人中心のアメリカではありません。真の多民族国家として新たなアメリカが始まります。
■イーストウッドは「許されざる者」で暴力や報復の虚しさを描きました。その映画で西部劇俳優のイーストウッドに引導を渡した。この映画では刑事映画俳優のイーストウッドに引導を渡しています。[映画館(字幕)] 10点(2009-12-24 01:04:16)(良:1票) 《改行有》
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