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1. グッドフェローズ
《ネタバレ》 盛り上がりに欠け、淡々としている?それがマフィアのリアルなのでしょう。ノンフィクション本の映画化としてはこれ以上ないほど忠実な描写が多かったのではないかと思います。同じくデ・ニーロが出演した『アンタッチャブル』もノンフィクション本が原作ですが、あちらはかなり脚色されています。劇中のセリフにもありますが、本当のプロはにこやかに近づいてきて、何も言わずに仕事をするのでしょう。
前情報を持たずに見ると、この映画がとても事実を元にしているなんて信じられないでしょう。物語はヘンリーのナレーションのもと、淡々と進行していきますが、クライマックスではヘンリーが観客に向かって語りかけてきます。映像娯楽ジャンルでしか表現できないシーンの後、ラストショットは『大列車強盗』の有名な、映画史上初めて観客に向けて発砲されたショットのパロディをあざ笑うヘンリーの顔。これは「この映画はこれまでの映画と違う。これが現実なんだ」というメッセージでしょう。これまでこの映画を何度見ても何が面白いのか理解できませんでしたが、今なら理解できます。面白い映画です。[DVD(字幕)] 7点(2015-11-16 05:45:59)(良:1票) 《改行有》
2. クリフハンガー
《ネタバレ》 超軽装なのになぜか絶壁の上まで来れてしまった女性が墜落する冒頭のシーンは良かった。絶望感がヒシヒシを伝わってきて、「おっ、これはいいかも」と思ったんですが、それからはバカバカしくて…。なによりも悪役がバカ。行動・決断に明確な理由がないから全く納得出来ないし、どんな結末を迎えても「いや、それお前のせいじゃん」としか思えないんです。無駄に仲間割れして死んでいくし、スタローンの背中を撃ちぬけないし。スタローンは『怒りのアフガン』状態だから撃ちぬけなくて当然なんだけど、そもそもなぜスタローンを殺そうと思ったのか?『怒りのアフガン』見ていないの?[インターネット(字幕)] 5点(2015-07-30 05:35:59)
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