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1. 劇場版 SHIROBAKO
《ネタバレ》 TVシリーズは名作だと思うけど、本作にはがっかり。
登場キャラは同じ、アニメを制作するストーリー構成も同じ、でも、決定的に違う点が1つある。
作中で制作するアニメの魅力が雲泥の差なんです。
TVシリーズで制作していた第三飛行少女隊はとても魅力的な作品で、本当に制作されて放送されたなら見てみたいと思えた。
だからこそ無事に完結したことが嬉しくて、とても感動的だった。
本作で制作する空中強襲揚陸艦SIVAはどこに魅力があるのかさっぱりわからない。
こんなアニメを必死になって制作する意味があるのだろうか?
会社存続の為に仕方なく制作したのだとしても、この程度の作品で収益があるとも思えない。
もし本当に制作されて劇場公開されても絶対に見に行かないレベル。
下手すると大赤字で、今度こそ倒産しちゃいそう。
ラストで無事に完成しても感動は皆無でした。
お金を払って空中強襲揚陸艦SIVAを映画館で見た人が気の毒になります。
空中強襲揚陸艦SIVAに点数を付けるとするなら0点でもいいくらいです。
アニメ制作を描く作品なのだから、彼女らが制作するアニメも魅力的であるべき。
細部にまで拘った本気のアニメ制作が見る者の感動を呼び起こすんだと思う。
その肝心のアニメに魅力が感じられないというのは致命的でした。
TVシリーズで愛着のあったキャラが再集結したのは嬉しかったので、プラマイゼロの平均点という評価にしておきたい。
あと、第三飛行少女隊2期が否定的に描かれていたけど、あれはあれで面白そうと思えた。
ガンダムですら乳揺らす時代なんだから、あれくらいやらなきゃ生き残って行けないんだろうな。[インターネット(邦画)] 5点(2023-04-13 12:43:56)《改行有》
2. 劇場版 鬼滅の刃 無限列車編
TVシリーズに登場した鬼たちにはそれぞれ事情があって、鬼になった理由が描かれているので、単純な鬼退治ではない切なさがある。
禰豆子や珠世さんのように鬼でありながら人を襲わない鬼も存在するので、鬼との共存の可能性すら感じさせてくれる。
本作に登場する鬼たちはその辺りのバックボーンの描写が弱いので、物語として薄っぺらくなっているのかも知れない。
一方で、鬼殺隊側では煉獄さんの人となりが幼少期から描かれているので、魅力的に感じられる。
柱合会議では斬首を主張してたけど、ほんとは良い人という印象になっている。
後半は禰豆子がほとんど登場しなくなって残念だったけど、前半の活躍は相変わらず可愛くて癒されました。[地上波(邦画)] 6点(2021-12-01 15:50:07)《改行有》
3. 劇場版 メイドインアビス 深き魂の黎明
《ネタバレ》 これは潔い第14話ですね。
TVシリーズを見てない人はお断りという感じに何の説明も無く始まるのが良い。
相変わらずSAN値を削ってくるけど、ミーティのお陰で耐性が出来てたようで、発狂するほどではなかった。
それが良いことなのかどうかよくわからないけど、深淵を覗くには必要な耐性なのかも知れない。
これまでリコがやってきたことは冒険ではなく、実験というのは薄々感じていた。
レグの構造を調べようと色々と試したのは、ボンドルドのそれに通じる。
リコがボンドルド側の人間という認識は正しいのかも知れない。
子供を連れてきて実験していたのは既に明かされていたけど、プルシュカがアビス産まれと聞いて嫌な予感がした。
連れてくるのが難しくなって、産み育てることに切り替えたのだろうか。
イドフロントに大人の女性は居なかったので、繁殖計画は失敗したのか、そこまで非人道的なことは出来ず断念したのか。
プルシュカ以外のカートリッジも愛情を注いで育てたはずで、そうじゃないと呪いを引き受けてくれない。
他に子供は残されておらずカートリッジは使い切ったようなので、最終実験に付き合わされたということなんでしょうか。
実験は成功で、今後は人体実験はやらないということで話が付いたのかも知れないけど、心の痛む顛末でした。
あと、白笛の製造方法が明かされたことも衝撃的でした。
ただの笛じゃないだろうとは思ってたけど、ミーティが白笛になりたいと言ってたのが皮肉過ぎて泣きそうになる。
せめてナナチの白笛になっていれば、少しは報われたのかも知れない。
ボンドルドの白笛がボンドルド自身ということはわかったけど、他の白笛の白笛が誰なのか気になります。
2期の制作も決まったので、今からSAN値を回復しておきたいと思います。[インターネット(邦画)] 8点(2021-05-14 23:33:38)《改行有》
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