みんなのシネマレビュー
鱗歌さんのレビューページ[この方をお気に入り登録する

◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

プロフィール
コメント数 3870
性別 男性
年齢 53歳

投稿関連 表示切替メニュー
レビュー表示レビュー表示(評価分)
その他レビュー表示作品用コメント関連表示人物用コメント関連表示あらすじ関連表示
コメントなし】/【コメント有り】
統計メニュー
製作国別レビュー統計年代別レビュー統計
要望関連 表示切替メニュー
作品新規登録 / 変更 要望表示人物新規登録 / 変更 要望表示
要望済関連 表示切替メニュー
作品新規登録 要望済表示人物新規登録 要望済表示
予約関連 表示切替メニュー
予約データ 表示

評価順12345678
投稿日付順12345678
変更日付順12345678

61.  ゴースト・エージェント/R.I.P.D. 街で時々、美人とサエない男のカップル、ってのを見かけます。アレ不思議だったんですけど、そういうことだったんですね。正体はジェフ・ブリッジスかも知れないってことなんですね。さて、オバケ警官のオバケ退治、という作品なのですけれども。ナンセンスな設定を連発して、そりゃまあデタラメでバカバカしい方が確かに楽しいんですけれども、そういうのも「頃合い」ってものがあって、本作のナンセンスはいささか過剰。やや作為的なものを感じさせ、要するに「考え過ぎ」ってヤツですね。で、アホな設定をブチまけ、映画を散らかしてそのまま終わっちゃう感じですが、一応、その散らかり具合に釣り合うだけのハチャメチャなスペクタクルをクライマックスに持ってきているので、とりあえずよくわからん妙な満足感はあります。ただ、登場するオバケにあまり魅力がなくって(ただのデブだったりするし)、その点はゴーストバスターズの楽しさに遠く及ばないですね。[ブルーレイ(字幕)] 7点(2014-09-21 08:11:49)

62.  ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 先日、あべのハルカスの大阪芸大キャンパスで「大ゴジラ特撮展」ってのをやってて、会場にはゴジラの着グルミがいくつか展示されておりましたが、着グルミのサイズが最もデカく、顔も凶暴(目が白目)で迫力あったのが、本作のモノ。異彩を放っておりました。ちなみに会場ですれ違ったオジサンの顔をみたら大森一樹監督だったのでさらにビックリ(後で考えりゃ、芸大のセンセイなので、会場にいてもおかしくないのですが)、こちらも大きくて迫力ありました(笑)。さて本作、ゴジラシリーズに金子修介監督が登場し、ゴジラがガメラの軍門に降ったような塩梅ですが、それでゴジラ映画がパワーアップするなら大歓迎。実際、「大怪獣総攻撃」なる時代錯誤なイカついタイトルを裏切らぬ、素晴らしい怪獣バトルを見せてくれます。メチャクチャ強いゴジラに対するは、バラゴン、モスラ、ギドラ、という3頭の護国聖獣。中でもギドラは(あのさらにメチャクチャ強い宇宙怪獣ではなく)若く弱い成長過程の怪獣。バラゴン倒れ、モスラ倒れ、彼らの魂を受け継いだギドラは怪獣王へと決死の戦いを挑む。これはなかなか斬新な設定ではないでしょうか。ただ、映画途中から途中から現れたギドラに対し、どこまで「ギドラかんばれ!!」と感情移入できるのか、というモンダイはありますけれども。あと、主演の新山千春さんはいささか残念な演技で、ちょっと主演としてはキツいのです。一方、脇役チョイ役の配置には色々と遊び心が感じられます。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-09-15 15:42:04)(良:1票)

63.  荒野の一つ星 マカロニウェスタン恒例の、オープニングのアクションシーン。今回は、遠くから狙撃されてひとりの男が倒れるのだけど、見ればそれはジュリアーノ・ジェンマ。別に弾が当たった訳でもなく、死んだフリでその場を切り抜ける。これを見ると、本作の主人公はきっと、(いかにもジェンマらしい)チャッカリしたキャラクターなんだろう、と思っちゃうのですが、本編に入ると必ずしもそうでもなくって、結構ちゃんとした保安官なのでした。これだから、マカロニのオープニングはよくわからない(別にいいけど)。そんでもって、内容はというと、ジェンマ保安官が派遣されてきた町では、ある悪だくみが行われており、その悪事に手を染める連中からすれば、他所者が保安官としてやってきたことが面白くない。できれば身内のものを保安官にし、自分たちの身を安泰にしたい。と言う訳で、ジェンマ保安官の身を狙い、彼を蹴落とす策略を張り巡らす。これに立ち向かうジェンマ。という比較的単純な構図で、意外な真相とかドンデン返しみたいなものは特にありません。その代わり、ジェンマの活躍、ジェンマのアクションを、ディテール豊かに描かいており、その意味ではアクション映画らしいアクション映画です。悪人どもの行っている悪事というのが、でき過ぎというか、トンチが効き過ぎているというか、まあこれもオモロイからいいんですけれども。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-08-28 13:32:36)

64.  ゴジラVSメカゴジラ アメリカ製の『トランスフォーマー』なんていうシリーズを観ていると、乗り物があっという間にチャカチャカとロボットに変身しちゃう。そういう目まぐるしい変身シーンが見所のひとつでもあるんだろうけれど、肝心のトランスフォームの様子を、もっとじっくり見せてくれてもいいんじゃないの、と思っちゃう。テレビのスーパー戦隊モノなんかで、巨大ロボットの変身やら合体やらの過程を逐一(使いまわしの映像で)見せてくれるアレ、ああいう多少鈍重なメカニックへの嗜好。本作の、「メカゴジラ製作中」とか「ガルーダ発進」なんかにも、そういうメカに対する愛着みたいなものが感じられて、いいんですな。ガルーダとメカゴジラの合体なんて、「やっぱり、こうでなくては」と(笑)。一方ではゴジラとラドンも合体しちゃったりして、ゴジラドン。さすがにあのチビゴジラは、見なかったことにしたい気持ちが無い訳でも無く。クライマックスの幕張での死闘は、本当に見ごたえアリマス。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-08-19 22:03:01)

65.  午後の曳航 《ネタバレ》 「午後の曳航」といいますとあの、刑法41条にて処罰対象外とされる13歳の少年たちが、よってたかって大人を殺しちゃう、三島由紀夫の小説ですね。三島作品なので、ある程度、解析的な図式によって構成されてます。未亡人である母と船乗りの男との凡庸な恋愛ドラマを描く心理小説の面がある一方で、主人公の少年が属するグループの「首領」少年の存在は、極めてドライで観念的。前者の面は大人の側で閉ざされていて、主人公の少年はそれを外部から眺め、大人の世界に憧れなり畏怖なりを感じている。それは子供らしいと言えるとともに、やはり観念的なものであり、それが「日常」によって実は汚染されていたことを知った時の憎悪が、衝撃の結末に結びついて行く。この観念(論理)と憎悪(感情)の結びつきが、物語小説としての肉付けの上手さ、他の三島作品と比べた完成度の高い低いはともかく、例えば「金閣寺」で主人公が放火に踏み切る過程よりも、この作品の方が、何となく「腑に落ちる」感じがするのです。で、この映画。なかなかよく出来てます。原作が良いんでしょう(笑)、では身も蓋も無いですが。原題は「午後の曳航」の英訳版と同じですから、「小説を映画化しました」であることは間違いなく、実際、細かいところで意外に原作に忠実です。一方で、大人側のドラマの比率を原作よりも下げて、少年の視点を中心にしているのは、これは映画化にあたり妥当なアプローチでしょう(母と船乗りのラブシーンで流れるバッハの有名なへ短調協奏曲が、ベタなメロドラマを演出)。「首領」の美少年ぶり、彼のカリスマ性がよく出ていて、そこがコワさでもあります。あるいは情景の美しさ。心理や感情を書き込む小説に対し、「美」を描き込むことで、古典悲劇みたいな論理性を映画らしく演出しており、ラストシーンのロングショットなんか、いかにも「ばっちりキメてやったぜ」という感じです。ただし「美」でキメ過ぎれば、鼻についたりもする訳で、そこに限界もあるのかも知れませんが。[CS・衛星(字幕)] 7点(2014-05-11 08:53:01)

66.  コント55号と水前寺清子のワン・ツー・パンチ 三百六十五歩のマーチ 大金を持って鹿児島から上京してきた、やや鈍重なところのある二郎さんと、江戸っ子で気風がいい、というよりノリがやたら軽い板前の欽チャン。ひょんなことから二人は意気投合し、新しい料理屋を構えようとするも、店舗購入には資金が足りず、そればかりかうっかり手を出した競輪でスッてしまって、前途多難。さらには欽チャンたちが住むアパートの立ち退き問題も巻き起こる。ってな内容は、さすがにこのタイトルからは想像できませんねえ。しかし「汗かきベソかき」ってのは、いつもコントで欽チャンに無理難題をふっかけられ訳の分らぬ奮闘を繰り広げてきた二郎さんにピッタリの歌詞。本作でも、演出なのやらホントの汗なのやら、大奮闘。「ボケに対するツッコミ」というより「ツッコミに対するボケ」みたいなところがあります(今でいうとサンドウィッチマンの芸風が少し近い?)。当然ながら欽チャンはさらに若く、実に溌剌。さらに脇を固める面々も賑やかで(キックの沢村に、浪曲社長の圓歌師匠、西村黄門様に仮面ライダー1号。マエタケもいれば、財津一郎も忘れないでチョ~ダイ。あ、そういえばチーターもいたけっか)、物語は手堅くって派手さはありませんが、実に楽しい映画です。[CS・衛星(邦画)] 7点(2014-02-16 10:14:52)

67.  コットンクラブ ひっさしぶりに観ましたが・・・と言ってもまあ、ぜーんぜんストーリーを覚えてなかったので初めて観るも同然か。⇒いや実際、ストーリーなんて、特に、無いんです。『ゴッドファーザー』も本作も、「ある状況がじっくり描かれ→→→状況を変える“事件”が短く挿入され(あまり前振りも無く突然に)→→→また次の状況がじっくり描かれる」という感じですが、『ゴッドファーザー』がその路線でも緊迫感を失うことなく成功していたのに対し、本作は、やや停滞を招いていますかね。バンドマン(リチャード・ギア)の物語とタップダンサー(グレゴリー・ハインズ)の物語が、特に噛み合うこともなく、気まぐれに描かれていきますが、ギア様が映画俳優として成功していく過程などもいまいちピンと来ません(“過程”というものに関心が無いらしい)。その代わり映画の関心は風俗描写へとトコトン偏っており、ダンス、歌、ショー、これらについては、思う存分堪能することができます(←これらを堪能したい方限定)。と言う訳で、特に堪能したくない方(私)にはやや騒々しい部分もありますが、非日常の雰囲気にじっくり浸れる2時間、という意味では、魅力を感じる作品でもあります。[CS・衛星(字幕)] 7点(2011-09-04 01:11:22)

68.  ゴーストライダー ニコラス・ケイジの似合わないカツラ顔(地毛だったらゴメン)に始まり、世にも情けない妖怪対決が次々に展開される、抱腹絶倒のアメコミヒーロー映画。大体、「落ちてる火を拾って投げつける」なんている攻撃方法、ありますか。この映画、意識的に笑いを狙ってますね。そこがズルイとも言えるし、痛快とも言えますな。“ゴーストライダー”の攻撃は、よくわからないモノが多いですが、とりあえず敵が焦った顔になったときは、攻撃が効いているらしい。[地上波(吹替)] 7点(2010-08-13 18:13:02)(笑:2票)

69.  告発 重いテーマながらもあくまでファンタジーとして描いており、よーするに娯楽映画なんですけれども、でもそれがイヤミにならないのは、ケヴィン・ベーコンの、まさに執念の役作りのタマモノですね。クリスチャン・スレーターのややトボケたような人懐っこい表情との対比が、印象的。ただ、「経験の浅い弁護士が、絶望的な戦いに挑む」ってなオハナシだと思って観てたら、主人公の弁護士より数枚うわ手だと思っていた敵役連中が、いざ裁判になるとまるで形無しなもんで、不謹慎ながら「おいおい、刑務所側も、もっとガンバレ」と思ってしまいました、ハイ。ところで、噂には聞いていたけど実際にはお目にかかったことの無かった英語の慣用表現、「as cool as cucumber」ってのが、裁判シーンのセリフに出てきて、ついニンマリ。字幕では「氷のように冷静」となってましたが、直訳では「キュウリのように冷静」。これはかなり冷静そう。[DVD(字幕)] 7点(2010-04-30 06:18:46)

70.  ゴースト・オブ・マーズ 要塞警察とかザ・フォッグとか物体Xとかを混ぜ合わせて、変な映画を作ってみました、ってな感じの作品。火星にオバケがいて、オバケに憑依された人は(ヘヴィメタ化して?)他の人間に襲いかかる、というSFホラーアクション映画。何つうか、その、どっかのスタジオに適当にセット組んで、ひっそりと、誰にも邪魔されずに好きな映画を撮ってやろう、みたいなノリ。うん、実際、誰も止める人がいなかったみたいですね。これが「芸術」かと言わればよくわかりませんが、「骨董」には成り得るんじゃないですかね、そのうち。しっかし、ナターシャ・ヘンストリッジが「カクカクシカジカでした」と証言するシーンを観ていると、「ああ、もしカート・ラッセルがこの役を演じてたら、飄々といい味出してたのでは」と思い、はたまた「このアイス・キューブの役もカート・ラッセルが演じてたらカッチョよくキメてくれそうだなあ」なんて思う。カート・ラッセルは、一人では足りない。つくづく、貴重な役者だよなあ、と思えてきます。[DVD(字幕)] 7点(2010-02-18 00:07:29)(笑:1票)

71.  荒野の1ドル銀貨 そりゃまあ、完成度が高いか低いかと聞かれれば、高くは無いのだけれども、波乱万丈、危機また危機で飽きさせない娯楽作品として観れば、完成度が高いか低いかと聞かれれば、決して低くは無いだろう(だからと言って高くもないだろう)、という、いかにもマカロニらしいマカロニウェスタン。わかりやす過ぎるBGMが、映画を盛り上げるとともに、映画を安っぽく見せてしまうのだけど、ここまで音楽の使い方がわかりやすいと、何かミュージカル映画でも見ている気分になって、意外に悪い気はしない。そしてこの映画、何と言っても伏線の張り方が上手い、上手過ぎる。ほとんど反則。ここまで上手いと妙な感動を呼んでしまう。これが、この映画のポイント。[CS・衛星(字幕)] 7点(2009-12-06 23:00:28)

72.  コックと泥棒、その妻と愛人 《ネタバレ》 不条理な世界ではありながら、サスペンスとして一応楽しめるだけの、物語性のある映画にはなっています。まあ、全く一般性の無い物語ですが。ナゼかすべてを支配するヒゲ親父と、彼の目を盗んで愛人との浮気に励む妻。映画に出てくるのは、マズそうな食べ物と、ワケのわからないヒゲ親父の演説と、楽しくもなさそうな中年のエッチばかり。さらに、しつこく流れるマイケル・ナイマンの音楽も、本作に関する限り、はっきり言って凡庸だと思うぞ。というわけで、当然ゲンナリしてくるが、観ている側としても簡単に負けるわけにはいかない、ここがふんばりどころ。で、観ていると、何だか不思議とクセになってくるのが、この映画の舞台であるレストラン(?)の、いささかエキセントリックな調度。というよりは、その反復性、ですかね。食堂~厨房~裏口を、人が、カメラが、何度も行き来するうち、この映画の世界に変に馴染んできてしまう、麻薬性。そして、妻と愛人がドロドロのハダカで脱出するシーンのトホホぶり、こいつはまさにとんだ失楽園だわい、と脱力しつつも「おお、こうでなくては!」と変に感心してしまう。何に感心しとるねん。そうそう、あと、ですね、この映画の露悪ぶり、ついつい『ピンク・フラミンゴ』を連想しちゃうんですけどね。特に、ラストの拳銃を構えるヘレン・ミレンが、完全にディヴァインと重なって見えちゃいました![地上波(字幕)] 7点(2008-03-09 23:04:13)(良:1票)

73.  こま撮りえいが こまねこ 冬休みということでBSで放送しておりましたので、録画して家族で観ました。2歳3ヶ月の娘も大人しく観ていた(半分寝てたのかも?)のですが、最終話のいよいよという場面になって突然、手を左右に振りながら「ちわう(違う)!」と言って逃げていってしましました。何がどう違うのか、今もって判りませんが、きっと何かが違っていたのでしょう(汗)。ま、とにかく、デジタル時代のこま撮り映画、マニアックな印象は皆無で、人形アニメならではの愛らしい動きがたまりません(その一方で、アナログ的ギクシャクこま撮りも楽しめる親切設計)。上はおじいちゃんおばあちゃんから、下は幼児(3歳以上)まで、皆で楽しめる映画だと思います。2歳以下の場合は、お子様とご相談ください(ちなみにコレを書いている今、娘にもう一度見せています)。[CS・衛星(邦画)] 7点(2008-01-06 18:01:17)

74.  コーラス 公開時に、会社の後輩がガラにもなく「感動の作品っす!!」とか言って勧めてたんだけど、観てみりゃなんのことはない、ほとんど現実味の無い物語、コメディ一歩手前の映画。どうしようもなくガラの悪い生徒達を、合唱でラクラクと纏め上げ、一方、生徒達の方も不気味なほど歌が上手かったりする。音楽というものをナメとんか~。という気も(ホンの少し)しないではないけど、ま、面白いから、いいか。楽しい映画です、ハイ。映画の最初は画面が暗くて登場人物の表情が見えにくいのが、映画の進行とともに画面が明るくなり、表情が活き活きと伝わってくる(ような気がしたが、気のせいかもしれない。うひょひょ)。ラストも、あの、窓から子供たちの手が出ているのが、なんか素朴で、しかもちょっと意外性のある素朴さでもあって、いいなあ、と思った。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-24 22:54:08)

75.  コングの復讐 《ネタバレ》 できちゃった結婚ならぬ、できちゃった続編、といった感じの映画。とりあえず作っちゃった、はははは。70分ばかしの短尺ながら、コング島(?)にたどり着くまでに映画の半分ほどを、どーでもいいようなやり取りで費やしてしまうという、この贅沢さ。じゃなかった、この貧弱さ。やっと島にたどり着く⇒するとコングJrを発見、しかも偶然にも底なし沼(?)にハマって青息吐息⇒助けてやったら怪獣をやっつけて恩返ししてくれた⇒と思ったら突然島が沈没してオシマイ。この強引な終わり方、アッシャー家の崩壊もビックリだよ。大都会で暴れるシーンも勿論無く、ジャングルで怪獣と戦うだけなので、前作より明らかに見所激減ですが、それでも何でも、怪獣バトルには手に汗握ってしまう、困った私。ラスト、島と共に沈み行くコングの手には、包帯が。この感動的なラスト、『ターミネーター2』で泣けた人なら、間違いなく号泣モンでしょう。私はちっとも感動しませんけどね、へへへ。[DVD(字幕)] 7点(2007-01-09 21:56:22)

76.  殺しのテクニック なんだかハウツーもののようなタイトルですが。出だしの暗殺シーンがカッチョよく、これは殺し屋の生き様を描いた実録風の映画か・・・と思いきや、そっから先は、ほどほどにアクションあり、ほどほどに謎解きあり、というフツーにハードボイルドな映画でした。しかし思わぬ展開をみせるストーリーはミステリとしてもなかなかのもの。そしていかにもガンコそうな主人公、思わぬ鋭い推理を見せたりもして(自殺死体を他殺と断定するくだりなど、推理が鋭すぎて逆にマグレとしか思えない)、意外な真相に突き進んで行く姿、やっぱりカッチョいいぞ。やる気を感じさせないカーチェイスなんかも、ああ、こういうの結構好きだなあ。カメラワークも、「部分→全体」をしつこく繰り返し、安っぽくもワイルドな味わい。そうそう、中盤でフランコ・ネロ(なのか?これが)がタコ殴りされるシーンなども、短いシーンだが忘れがたい。リンチを受けている背景には、ラジオからのベートーベン『英雄』が流れ、おお、このシーンはゼッタイに『時計じかけのオレンジ』に影響を与えているに違いない! え?そんなわけがない? いやまあ、こういう強引な態度こそが、「映画鑑賞のテクニック」というものでありましょう。[CS・衛星(字幕)] 7点(2005-10-21 22:33:52)

77.  ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 小泉博の登場に一部のマニアが狂喜したという本作(職場の先輩にも約1名)。小泉博と小美人の対面シーンさえ観れば、あとはお釣りみたいなもの。いやそれは言い過ぎ。本作のテーマは、機龍と整備士の、生物非生物の境界を越えた禁断の愛! 子供に見せていいのか~(勿論)。本当の見所は、ゴジラ vs モスラ親子&機龍の、丸一夜にわたるハンディキャップマッチ!(モスラの幼虫、あんな速度で泳いで、よく間に合ったなあ)。出てくる怪獣もお馴染みなら、戦いの舞台も例によって東京、という一種の正攻法で勝負、しかしその一方で、地下鉄構内をバイクで疾走するアクションなども挿み、飽きさせません。ただ、ほとんど大したパニックが起こらないところと、怪獣のバトルにイマイチ盛り上がりが無いところが、物足りない気もしますが。そうそう、怪獣「カメーバ」、今回初めてそのお姿を拝見することができました。ラッキー(笑)。[地上波(字幕)] 7点(2005-09-23 13:10:54)

78.  ゴースト&ダークネス なんともまあアッサリした展開に拍子抜けの部分もあり、もうちょっと勿体をつけて盛り上げてくれたってバチ当たらんだろうに。「えっ今ので死んじゃったの?」みたいなツッコミを何度も入れてしまうこのアッサリ感・・・。しかしそれを差し引いても、なかなか面白かったと思いますよ。自然の猛威との闘いというテーマそのものに、シートン動物記でも読んでるようなワクワク感があります。ちょっとシャレたセリフなどもあり、脚本がなかなか魅力的。最初の方でパターソンと助手が木の上でライオンを待ち伏せするシーン、助手が腹痛を訴えるのはこりゃ明らかに仮病なんだけど、わざわざセリフではっきり示したりはしない(セリフで説明しちゃうと映画がどんどん薄っぺらくなる)。こういうのも「観る」楽しみだったりする訳で、割とこの映画は楽しめましたよ(まだ足りないという声はあるかもしれませんが)。しっかし結局、観ててどうしても、「何でヴァル・キルマーやねん!」「何でマイケル・ダグラスやねん!」という根源的な疑問(というかツッコミ)は払拭されませんでした。ミスキャストと呼ぶだけでは済まされない何か異様なものがありますな、わっはっは。マイケル・ダグラスのキャラにはもう少しアクがあってもよかったですかね。[地上波(字幕)] 7点(2005-05-22 01:52:33)

79.  ゴースト/ニューヨークの幻 《ネタバレ》 「ゴースト/血のシャワー」から10年、今度はゴーストがNYに現れた! ってな訳ではないですが(しつこいですね、すみません)、ボクらの世代では、観た事無い人いるの?と云うくらい、この映画流行りましたね。なんででしょうね(笑)。ま、確かに、インチキ霊媒師ウーピーの存在で、ぐっと面白い映画になっとります。さらによいのが、幽霊になったパトリック・スウェイジの前で、ワルモノとデミ・ムーアがいちゃつくシーン、ゴツゴツしたP・スウェイジの顔が何とも情けなく・・・じゃなかった、何とも可哀想で、哀れを誘いますなあ、ウヒョヒョヒョ。で、ですね。超常現象をマスターしたP・スウェイジが、運良く首尾よく生意気にも、ワルモノをやっつけちゃうとこまではよかったんですが。「おー生前のワルモノには幽霊の姿が見えなかったもんだからP・スウェイジは攻勢に出られたが、ワルモノも死人となり、これで立場は互角。スウェイジ危うし! いよいよ幽霊同士のバトル勃発か!?」とひとりで興奮、なかなかよくできたストーリーだわい、と感心してたのに! あの黒い連中、いったい何なんですか!?まるで悪役レスラーが反則した瞬間に即刻反則負けになってしまった時のような中途半端な気分。これからいよいよ面白くなるところだったのに~。7点(2005-01-18 23:22:52)(良:1票)

80.  五福星 これは確かジャッキー主演などというあまり良心的でない宣伝をしていたため、真に受けて観に行ったジャッキー・ファンの友人がオカンムリだったのですが・・・それを気にしなければかなり面白い映画。ま、私は、クルマをたくさんぶっ壊す映画が良い映画だと思い込んでいたので、トテモ満足できました。いや、それを別にしてもなお、やっぱり面白いんですが・・・。7点(2004-04-24 01:28:00)

030.08%
1190.49%
2411.06%
3731.89%
41614.16%
53619.33%
663116.30%
7122131.55%
888522.87%
93749.66%
101012.61%

全部

Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS