みんなのシネマレビュー |
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81. 恋におちたシェイクスピア 《ネタバレ》 シェイクスピアをネタにしたコメディ、という印象でした。いかにして彼の作品が生み出されていったかを、結構テキトーな解釈で面白おかしく描き、一方でみんなが困難を乗り越えながら、一つの舞台を作ってゆく群像劇でもあり、よく出来たファンタジーだなぁ、って。黄門様のような、貫禄たっぷりの女王ジュディ・デンチの登場でケリが付くまで、たっぷり映画の面白さを堪能できました。新しい地をぐんぐん進んでゆくグウィネスの姿を見ながら「ああ、創作とはかくも雄弁にして豊潤なり」と満足(大ゲサ)。でも、ちょっと三谷幸喜臭を感じたのは私だけかなぁ。[映画館(邦画)] 8点(2003-12-03 13:43:35)(良:1票) 82. ゴーストバスターズ(1984) 《ネタバレ》 SFX展、みたいなのやってたんです、この映画の公開前。そこで、モロに撮影で使われた実物マシュマロマンを見てしまっていて、その上でこの映画見たら・・・そうですね、いちばんの笑い所が判っちゃってる状態でガッカリ。マシュマロマンさえ知らずに見ていれば、もう1点くらいは点数上がったのかもしれません。どっちにしろ、予告編で見た部分が面白いところの殆どで、あとはダレダレ、という映画ではありました。もっとバカなのかと思ってたんですけど、クライマックス前でヘンに苦悩されたりすると、「ちょっと違うんじゃない?」なんて。[映画館(字幕)] 4点(2003-11-24 14:41:43) 83. 地上より永遠に(1953) 「パール・ハーバー」の元ネタみたいな映画ですが、数億倍マシな映画となっております。単純に人が死んで悲しいとか、誰それが悪いとかじゃなくって、戦争を背景に、様々な人の様々な感情が生み出す悲劇を描いています。でもラストシーンは、「男ってバカ」って結論に達したような・・・。6点(2003-11-22 21:19:29) 84. ゴースト&ダークネス 宣伝だとまるで未開の地に鉄道を敷く苦労物語、みたいに思えるのに、実際の中身は「ジョーズ」の流れを汲む映画でした。宣伝ミス?「ジョーズ」タイプとしては良く出来てる方、って感じで楽しめました。もう少しライオンが怪物っぽさ爆発!(全長8メートルのライオンとか、口が裂けてて牙が100本くらい並んでるとか)な方がいいんだけどな、とも思いましたが、実話の映画化ですから、そうもいかないんでしょうね。6点(2003-11-22 16:31:25) 85. 獄門島(1977) 『悪魔の手毬唄』から一転、ブルーの海に島影が映えるこの映画は、シリーズ中でも最も明るい色調となり(音楽も明るめ)、軽いタッチの映画になりました。狂い咲く三人娘の描写も煌びやかでなんとなくユーモラスで、その分、モンペ姿の大原麗子は、ちょっとワリ食っちゃった感がありますが。前作からたった4ヶ月で登場したにも関わらず、急ごしらえ感は一切なしの、きっちり作られた一本となりました。原作のイメージからは離れていましたが(テレビの古谷一行版の方がずっと忠実でした)、市川=石坂金田一の楽しさをたっぷり味わえる一編でした。ただ、了沢が「シャア」なモノですから、『ガンダム』以降、この映画を見るたびに「小坊主なのにシャアの声・・・」って。頭の中で了沢に「今はいいのさ全てを忘れて」ってテーマソング付けちゃうし。[映画館(邦画)] 8点(2003-11-22 13:45:44) 86. ゴジラ2000 ミレニアム 最初の15分間は凄いです。「うわぁ、こりゃ『ゴジラ』の、いや、日本の怪獣映画の新しい夜明けだ!」と感激します。でも、そこまで。短距離ランナーがいきなりフルマラソンに出たかのような、グデグデの展開に唖然。物語がどんどんウソくさくなって、退屈で、目をそむけたくなるようなデジタル合成が出てきたりして、見るべきところが、ミニチュアセットはワリと良くできてるね、くらいになって。東宝はゴジラを神格化し過ぎなんじゃないでしょうか。[試写会(字幕)] 3点(2003-11-21 15:50:19)
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