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1. 権三と助十
《ネタバレ》 伝説の伊丹万作作品をついに観たぞ!
素晴らしい!
人のいい長屋の大家と、クセのある長屋の面々。
ある日、長屋の一人が無実の罪に問われる。
そして長屋の彼らが大岡越前に挑む!
大家が計略を図る。そして真犯人を捕まえるべく、大あらわ。
まさかのどんでん返し!
(大岡様はすべてお見通しだった~!)
気持ち晴れやか大団円♪
もう映画の楽しさ、満載![ビデオ(邦画)] 8点(2019-09-12 23:05:51)《改行有》
2. 河内山宗俊
《ネタバレ》 山中貞雄監督作品は何度も観てる。よくあの若さで、こんなに密度の濃い、気の利いたエスプリの混じった人情ものを創れたものだと感心してしまう。やはり天才だったのだろう。山田洋次監督が時代劇を創ったのは、山中さんのような人情ものを創りたかったからでは、などと山田ファンでもある自分には思えてしまう。それほど山中作品は、人情ものの創り手には、魅力的な作品群であると思えてしまう。時代劇の形をとっているが、戦後まもなく生まれの自分には、戦後の闇市のどん底時代の人情ものに通じるものを感じる。みかじめ料みたいなものを集金したり、江戸が舞台とはいえ、金は天下の回りものって感じで話が進むし・・。でも山中さんは、戦争で亡くなられてるわけなのだが。それにしても、いい気なもんだね、の弟のために苦労する清純なお姉さんのためには一肌も二肌も命さえも投げ出してしまう、二人の男の友情と心意気。それをさらりと描く、また創り手の心意気。[DVD(邦画)] 8点(2014-05-22 06:43:32)
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