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1. コクリコ坂から
《ネタバレ》 NHKで宮崎親子の特集をやっていて、その流れで「見てみっか!」と映画館で鑑賞。事前情報で、酷評されてたのは知っていたが、"ジブリ"ということを度外視してみれば、意外と普通だと感じました。(少なくとも、ゲド戦記よりは頑張ったな、ゴローちゃん!!)しかし、総じてみるとやっぱり「面白くない」ということになるでしょう。TVでは、宮崎駿監督が、息子の監督就任を頑なに反対したと言っていたが、何となく分かる気がした。宮崎駿監督は、映画をより面白くすることに非常に貪欲で、「如何に面白くするか」しか考えていない風だが、息子のゴロー氏は、映画を仕上げるだけの雇われ監督のように感じられる。(実際、「監督やってみない?」と言われて引き受けたそうだ。「どうしても監督をやりたい!」という気概の宮崎駿監督とは、ココが違う。)
具体的な内容で言えば、先ず冒頭で海が起きる場面。しっかりもののイメージを出したかったのだろうが、朝起きて伸びもせずあくびもしない。階段を軽快に降りてくるのは分かるが、全くの無表情でまるでロボットのよう。
全体を通じて表情が乏しく、楽しいのか悲しいのか怒っているのか、感情移入がまるでできない。(ここ最近のジブリ映画は、総じてこの傾向にあるような気がする。)TVでゴロー氏が言っていた、ラスト付近の二人が船に飛び移るシーンでも、「親心から、二人が抱きあうようなシーンにした」ということだが、この行為は、普通に想定される流れであり、ゴロー氏の思いが全く観客に伝わらない。「そんな親心があるなら、最後に二人の真実が明確になるシーン、あの場面で手の一つも握れよ!」と心の中で絶叫してしまった。
ここらで一発、ラピュタ並みのものを持ってこないと、ホントに終わるぞジブリ・・・。
最後に、声に俳優やタレントを持ってくるのは、いい加減やめませんか?上手けりゃ良いけど、ほとんどズッコケてますよ?[映画館(邦画)] 4点(2011-09-11 22:55:20)《改行有》
2. GOEMON
《ネタバレ》 予告編の江口洋介を見て、あまりのハマリ具合に興味をそそられた作品。キャシャーンのときと比べると格段の出来だと思います。ただしアクションシーンはちょっとやり過ぎ感アリ。CGのところと実際に演じている部分のギャップが大きすぎ。もう少しCGの躍動を抑えた方がより自然に見れたのではないでしょうか。また、CGによる背景も、もう一歩と言ったところ。やはり作り物感が多大に感じられたことが残念。それでもあのキャスティングは見事。大沢たかおの死に際のセリフなんて鳥肌もんでした。次回作に是非期待したいと思います。[ブルーレイ(邦画)] 6点(2009-10-12 20:58:22)
3. 恋しくて(1987)
《ネタバレ》 今までホロリとくる映画は多くあったが、嗚咽が出るほど泣けた映画はこれだけかもしんない。メアリー・スチュアート・マスターソンの「ワッツがどれほどキースを思っているか」という演技と、エリック・スツルツの「ワッツはあくまで親友」という演技が非常に卓越している恋愛映画ではピカイチの映画です。(特にライブハウスでのマスターソンの半泣きになりながらの演技は圧巻。)だからこそラストの号泣シーン→大どんでん返しパターンに見事に嵌ってしまう。また、ラストに流れる曲が鬼のように素晴らしい。誰の選曲だこれ?ハッキリ言ってこれを選んだヤツは天才です。これほど二人のイメージにあった且つ二人の今後を祝福しているかのような曲は他には思い浮かびません。いつまでもこの雰囲気に浸っていたいがためにエンドロールの最後まで見てしまった作品は初めてでした。でもラスト付近のリー・トンプソンが男を殴るシーンはパーではなくグーの方が良かった・・・。[DVD(字幕)] 10点(2008-07-20 08:40:35)(良:1票)
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