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1. 国宝(2025)
《ネタバレ》 歌舞伎は世襲の世界。
門閥外から血筋を押しのけて名跡を継ぐなどよほどの実力がなくてはできない。いや実力があってもできない。
喜久雄は悪魔と取り引きをし、芸の道を登っていく。半二郎も万菊も、血筋が可愛くない訳はない。しかし、芸を極めてきた者だからこそ、喜久雄の芸を認めてしまう。
そして、血筋という甘えを捨てた半弥も芸の道を登っていく。
芸の神でもある悪魔と契約した喜久雄は求道者となり人が見られなくなる。ふと、「どこ見てたんやろな」と省みる。
何かに見られているとは芸の神であり、求めていた景色は芸の神域なのだろう。[映画館(邦画)] 8点(2025-06-14 23:21:27)《改行有》
2. ゴールデンカムイ
《ネタバレ》 原作リスペクトが感じられます。
料理もできるだけ本物をつくったとか。アイヌの小物も本物を用意したとか。
キャストも豪華。アシリパもいい!
でも、どうやって2時間で話としてまとめるのかと思ったら、最後はほとんどぶつ切り。
やはり「つづく」か…
そこが残念。[映画館(邦画)] 6点(2024-02-02 23:43:43)《改行有》
3. ゴジラ-1.0
《ネタバレ》 原点回帰したゴジラでした。
ヒューマンドラマの面もありますが、途中、首をかしげるような極端な感情表現などもありました。
最後、ハッピーエンドに終わったように見えますが、黒い雨を浴びた敷島、首筋の大石と今後の暗転を暗示させる
エンディングは好みが分かれるかもしれません。
いっそ大石はやはり亡くなってしまって、その辛さから敷島が立ち直ろうとしている一方、ゴジラは復活の予感を
感じさせるというエンディングの方がスッキリするような気がしました。[映画館(邦画)] 6点(2023-11-15 22:03:05)《改行有》
4. コクリコ坂から
今作のジブリは、冒険やファンタジーではなく、少女マンガ雑誌「なかよし」に掲載された作品を原作とした、高校生の淡い恋を描いた作品。下宿屋コクリク荘を切り盛りしている女子高生・松崎海が、学校新聞を発行している風間俊に惹かれ、ガリ切りを手伝うようになる、というのが話の発端。「ガリ切り」って分かる人は少なくなってしまったのではないでしょうか。うちにも鉄筆が何本か有りました。
東京オリンピック開催をひかえながらも戦争がまだ遠い昔のできごとになっていない昭和38年。横浜に路面電車が走り、オート三輪が街中を行きます。
監督は宮崎吾朗。近藤喜文が生きていれば本作の監督は彼だったでしょう。[映画館(邦画)] 7点(2011-07-18 00:38:59)(良:1票) 《改行有》
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