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1. 告白(2010)
冒頭でさっさとネタばらしをして見事に引き込まれる。
どうやってこのあとをまとめるのだろうかと心配になったが
心配ご無用、視点を変えながら深く掘り下げていく手法に感心した。
なにより松たか子さんの評価がかわるほどの鬼気迫る名演。
能面のように無表情な難しい演技は
わざとらしくなる紙一重ぎりぎりの線を綱渡りしながらも
見事に演じきっている。
最後のシーンの表情はぜひ見ておきたい。
しかしながら、
生徒役の俳優の若さか、そもそも筋に無理があるのか、
犯人A・犯人Bの動機や内面の狂気があまり伝わってこない。
犯人Aの行動や生徒たち、熱血教師の行動にどこかリアリティがなく、
若干冷めてしまうところもある。
邦画で、しかも誰もが身をもって知っている学校という
難しい舞台を扱うことで
ハードルがあがってしまっているのもあると思う。
2度見たいとは思わないが、1度はみておきたい一本。[DVD(邦画)] 6点(2011-02-21 04:41:22)《改行有》
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