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プロフィール
コメント数 615
性別 男性
自己紹介  洋画は字幕版も吹き替え版も両方観た上で感想を書くようにしています。
 ネタバレが多い為、未見映画の情報集めには役立てないかも知れませんが……
 自分と好みが合う人がいたら、点数などを基準に映画選びの参考にしてもらえたら嬉しいです。

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【製作年 : 2000年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
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1.  50回目のファースト・キス(2004) 《ネタバレ》  何が凄いって、ヒロインの記憶障害が治らないままハッピーエンドを迎えるのが凄い。  ファンタジーな設定ではありますが、一応は「難病もの」に分類される内容だったし、これは「無事に病気が治って二人が結ばれる」「病気が治らず、別れる」のどちらかだろうと予想していた身としては、完全に意表を突かれましたね。  こういう「病気は治らなかったけど、二人で頑張って生きていこう」なレアパターンエンドだと(でもさぁ……結局、その後が大変で別れちゃうんじゃない?)なんて疑念が浮かび、素直に楽しめなかったりもするんですが、本作に関しては心配無用。  「二人で頑張って生きていこう」と共に未来に向かって歩み出した後、時間が飛んで「頑張って生きて、幸せになった未来」まで見せてくれるんですよね。  ここの見せ方が、また上手くって、朝目覚め、いつものように記憶を失ってるヒロイン同様、観客にも(結婚したのか)(赤ちゃん産まれたのか)という衝撃と感動を与える演出になってるんです。  BGMも併せ、何度観ても涙が滲んでくるような、文句無しの名場面に仕上がってたと思います。  脇役陣も良い味出してるというか、良い人達ばかりで、ヒロインが戸惑わず「いつもの日常」を送れるよう、新聞やら果実やらを用意して「優しい嘘」の世界を作り上げてる描写にも、グッと来ちゃいましたね。  そこに主人公のヘンリーが現れて、そんな嘘の世界を壊してヒロインに真実を伝える訳だけど、そこで「嘘」を教えて彼女を守っていた側と、彼女に「真実」を伝えた側、どちらも正しいというか、どちらもそれぞれのやり方で彼女を愛してるんだと、しっかり分かる作りにしてるのも見事。  全く正反対の方針を取った両陣営に対し、どちらかを悪役に感じさせたりはせず、どちらも良い人達なんだと思わせるのって、本当に理想的。  (これだけ愛を交わせば、起きた後もヘンリーを憶えてくれているんじゃないか)と思っていたら、やっぱり駄目だったとか、コミカルだけど絶望感ある場面を見せてくれたりもして、その辺りのバランスも上手かったですね。  基本的には「明るく楽しいラブコメ」なんだけど、その空気を壊さない程度にシリアスな場面も挟む。  だから笑えるし泣けるっていう、絶妙な形。  中盤にて、ヘンリーが自作の曲を聴かせる場面もロマンティックだったし、作中で何度も交わされる「ファーストキス」の描き方も良かったです。  気になった点としては……  冒頭の場面からすると、ヘンリーは男(あるいは、性転換した女性?)にも手を出してたみたいなのに、中盤で「男とやる趣味は無い」と主張してるので、どっちなんだと戸惑った事が挙げられそう。  あと「シックス・センス」(1999年)のビデオに関しては、間違いで別の映画のビデオが入ってた事にすれば、皆で毎晩新しい映画を楽しめるのではって思えたんですが……まぁ、何度も「シックス・センス」を観せられヒロイン以外は飽き飽きしてるって方が話としては面白いし、これは重箱の隅レベルの不満点ですね。  もし自分が一日しか記憶が保てない身になったら、毎日この映画を観るだけで毎回感動出来るかも……なんて思えてくる。  そんな、素敵な贈り物のような一本でした。[DVD(吹替)] 9点(2023-08-16 22:51:32)(良:2票) 《改行有》

2.  コヨーテ・アグリー 《ネタバレ》  若者が夢を叶えるまでを描いた、シンプルで気持ちの良い映画。  実在の店をモデルにしているようですが、特に柵のようなものも感じさせず、自然に仕上がっていたと思いますね。  アパートの屋上で歌う場面からは「都会で一人ぼっちの田舎娘」という切なさが伝わってきたし、ニューヨークを舞台にした意味も、しっかり有ったんじゃないかと。  一応、部屋に泥棒が入る場面などで「都会の恐ろしさ」も描いていますが「ニューヨークの人達も、良い人ばかり」という、牧歌的な世界観である辺りも嬉しい。  困窮してる主人公を見かねて、見ず知らずのオジサンが食事を奢ってくれる場面とか(良いなぁ……)って、しみじみ思っちゃいましたね。  冷たいイメージのある都会だからこそ、人の好意が身に沁みるという訳で、凄く印象深い。  「夢を叶える為にニューヨークに来たけど、妥協して別の仕事してる人なんて沢山いる」という事が丁寧に描かれているのも、本作に深みを与えていた気がします。    そんな「妥協した大人」の代表であるコヨーテ・アグリーの店長といい、主人公ヴァイオレットの父親といい、魅力的な脇役が揃っている点も良い。  自分としては、ケヴィン・オドネルというキャラクターが、特にお気に入りでしたね。  女性主人公なラブコメの相手役って、高嶺の花である「王子様」と身近で親しみやすい「彼氏くん」に分かれる訳ですが、本作のケヴィンは後者のタイプ。  幾つもの仕事を掛け持ちして、頑張って生きてる姿が眩しいくらいだったし、マッチョな二枚目なのに、意外とアメコミオタクだったりするのも憎めない。  一歩間違えれば「胡散臭い、女性に都合が良いだけのイケメンキャラ」になりそうなもんなのに、同性の自分から見ても好ましいバランスに仕上がってたんだから、お見事でした。  「アメイジング・スパイダーマン」や「最初のサイン」といったアイテムの使い方も上手いし、練習して瓶捌きが上手くなる場面など「働く楽しさ」が伝わってくる内容なのも良い。  そして何と言っても、ヴァイオレットがステージ恐怖症を克服し、唄い出す場面が素晴らしかったです。  これまで彼女を支えてきた人々が、歌声を聴いた途端に、嬉しそうな笑顔になる。  「夢を叶える事」だけでなく「夢見る人を支え、応援する事」も素晴らしいと伝えてくれる、文句無しの名場面だったと思います。  ヴァイオレットに対し、何かと嫌味な態度で接してたレイチェルが、野次を飛ばす客を黙らせる場面も痛快だったし、そういう「ツンデレな魅力」を感じさせるキャラクターが多かった気がしますね。  個人的には嬉しい事なんだけど、誰も彼もが「嫌な人かと思ったけど、実は良い人」ってオチになっちゃうので、その辺は好みが分かれてしまう部分かも。  後は主人公のステージ恐怖症について、描写が曖昧なのも(冒頭、友達と一緒にステージで唄ってるので後の展開と少々矛盾してる)欠点となりそうです。  こういう明るく楽しいノリで、若者向けの映画って、何だかそれだけで「傑作」とか「名作」とかいう言葉が似合わない気がしちゃうけど……  この映画には、そんな言葉より「好きな映画」って言葉の方が似合っちゃうんだから、仕方無いですね。  たとえ映画史に残る名作であっても、一度観れば充分だって感じる品も多いのですが、本作は定期的に観返したくなる。  オススメの一本です。[ブルーレイ(吹替)] 8点(2022-06-30 15:14:53)(良:1票) 《改行有》

3.  コネクテッド 《ネタバレ》  「セルラー」(2004年)ほどのスタイリッシュな魅力はありませんが、アジア映画らしい泥臭さが濃密に盛り込まれており、あちらに負けず劣らずの傑作に仕上がっていますね。  勿論、全編に亘って改良が施されているという訳ではなく(ここは「セルラー」の方が良かったなぁ……)と思える部分もチラホラ見つかってしまうのは、非常に残念。  恐らく「セルラー」で不自然だった箇所を、なるべく自然にしようと改変を行ったのだと思いますが、それによってテンポが悪くなっていたり、逆に説得力が失われていたりもするんですよね。  この「悪くなっている部分」さえ無ければ、あの「セルラー」を越える傑作だと、胸を張って紹介出来た気がします。  中でもキツかったのが「監禁中のヒロインの手枷を解いてあげる犯人達」という場面。  確かに「セルラー」に対しても「なんでヒロインの手を縛っておかなかったんだよ」というツッコミは成立する為「最初は縛っておいた」という形にするのは分からないでもないんですが……それによって「わざわざ一度縛ったものを、何故解いた?」という、より強いツッコミ所が生まれているんだから、本末転倒じゃないかと。  無理矢理に推測するなら「手枷を解いてやる事によって飴を与え、自白させやすくする」という効果を狙ったのかも知れませんが、ちょっと分かり難かった気がします。  「セルラー」では「犯人達が手を縛る事を思い付かなかっただけ」という事で、ギリギリ納得出来る形だった訳だし、ここは変えなくても良かった気がしますね。  と、そんな具合に冒頭部で(こりゃあダメじゃないかな……)と失望させられたりもした訳ですが、その後にどんどん挽回。  気が付けば画面に釘付けになっていたんだから、やはり凄い映画なんだと思います。  先程は「セルラー」に比べて悪くなっている部分を述べましたが、それと同じか、あるいはそれ以上に良くなっている部分も多かったんですよね。  まず、主役格の「青年」「女性」「警官」の三人が、不自然な程に有能過ぎない、等身大な存在となっている点が好ましい。  中でもヒロインのグレイスが「教師だから色んな事に精通していて、何でも出来てしまう」という万能属性を取っ払われて「設計士だから電話を直す事が出来た」「男との揉み合いで勝利出来たのも、偶々刃物が血管を傷付けたから」といった感じに改変されており、これは凄く良かったと思います。  警官に関しても「これまでロクに銃を撃った事も無いはずなのに、何故か物凄く有能」というキャラから「性格に難があって降格させられている元敏腕刑事」という設定になっており、グッと説得力が増している。  極めつけはルイス・クー演じる主人公の青年であり「如何にも頼りない眼鏡姿」「でもやる時はやるという精悍な顔立ち」「経理関係の仕事をしており、頭も良い」「これまで息子に嘘を吐き続けていた為、今度こそ約束を守ろうと奔走する」というキャラクターになっていて、実に自分好みでしたね。  小道具として「バットマン」を巧みに活用し「ヒーローに憧れているはずなのに、現実と妥協して情けなく生きてきた主人公が、今度こそ本物のヒーローになる」というカタルシスを生み出している辺りなんて、見事としか言いようがないです。  誘拐犯のリーダーも貫禄があって良かったし、香港映画らしいカーアクションが盛り込まれている点も、嬉しい限り。  空港での犯人達との駆け引きも緊迫感がありましたし「一件落着かと思いきや、実は……」という、どんでん返しのやり方も上手かったと思います。  ヒロインは人妻ではなくシングルマザーなので、この後に主人公と結ばれる未来が示唆されているんですが、それも直接そうとは描かず、あくまで「結ばれるかも?」と思わせる程度に留めている辺りも、上手いバランスでしたね。  最後に息子に理解してもらえて、親子で抱き合うハッピーエンドになるのも、実に気持ち良い。  人質の命を救う為、止むを得ず息子との約束を破ってしまう主人公の姿が切なかっただけに、この「和解」のシーンは、本当に心に響くものがありました。  (あんなに約束を守ろうと頑張ったのに……)というやるせなさが強かっただけに、約束を破ってでも他人の命を救ってみせた主人公の恰好良さと、それが息子に伝わって仲直りする事が出来たという感動も、更に際立つという形。  「バットマンに転職したら?」との言葉通り、この後の主人公は、貧乏な家族を泣かせるようなヤクザ紛いの仕事なんて辞めちゃって、警官になっていたりもしそうですよね。  あるいは息子をロビン役にして、クライムファイター的なヒーローになるかも?  なんて妄想まで出来ちゃう、実に面白い一本でした。[DVD(吹替)] 8点(2018-12-19 21:30:31)《改行有》

4.  恋するベーカリー 《ネタバレ》  大好きな「ホリデイ」と同じ監督さんという事で、期待を込めて観賞。  女性目線で男二人と三角関係になるという、感情移入しにくいストーリーなのに、しっかり楽しむ事が出来て嬉しかったですね。  特に感心させられたのが、高齢の主人公に対し 「俺達、一緒に歳取るべきだ」 「年齢も君の魅力も一つだよ」  と男達が口説いてみせる件。  (うわぁ、これは言われたら嬉しいだろうなぁ……)と思えたし、普通なら負い目に感じそうな部分を肯定してあげるという、優しい作風である事が伝わってきて、ほのぼのとさせられました。  「元旦那がセックスフレンド」と笑いながら女友達に話す件なんかも、女性の逞しさと、姦しさまで感じられて、好きな場面です。  そんな具合に「これは良い映画だな」と途中までは思っていたのですが「元旦那とヨリを戻すのは止めにして、新しい恋人と良い感じになる」という結末には納得がいかず、全面的に肯定は出来なかったのが残念。  そもそも新しい恋人と急接近したのが「今の妻を優先させる元旦那への当てつけ」という動機にしか見えなかった時点で、あまり二人を応援出来なかったのですよね。  結果的に「元旦那は、今の妻と子供と別れる」「父と母が復縁すると思っていた我が子達を失望させる」という、二重の悲劇が起こってしまった訳で、それまでのコミカルな作風とのギャップが大き過ぎたように思えます。  元旦那が別れを告げてきた妻と子供の姿が、終盤には全く出て来ないというのも、何だかズルい気がして、受け入れ難い。  「傷付いた母子の姿が描かれたら、主人公が嫌な女に思われてしまうから」という理由なのは分かるのですが、だからこそ、そこは逃げずにやって欲しかったなぁ、と。  それでも後味が悪くなかったのは、やっぱりナンシー・マイヤーズ監督の演出が、自分の好みに合っていたからなのでしょうね。  登場人物全般に、何とも言えない愛嬌があって、妙に憎めない。  娘婿となるハーレイの存在なんて、特にお気に入りです。  一人だけ主人公達の不倫に気付いてしまい、他の家族にバレないようにと右往左往する姿が、実に愉快で、応援したくなる。  最後に、家族が分かり合えた事を喜び「僕も入れて」と一緒になって抱き合う姿も、微笑ましくて、温かい気持ちに浸れました。  本作のMVPには、彼を推したいところです。[DVD(吹替)] 6点(2017-01-27 13:03:58)(良:1票) 《改行有》

5.  コンフェッション(2002)  ジョージ・クルーニー初監督作品との事でしたが、その力量に驚かされた一方で、どうも既視感を覚えてしまう作風。  気になって調べてみたら、脚本がチャーリー・カウフマンだったのですね。  あぁ、何かに似ていると思ったら「アダプテーション」かと、大いに納得した次第。  悩めるクリエイターが体験した悪夢のような出来事、という点が共通しているように思えましたね。  とても実話とは思えない破天荒なストーリーだったのですが、それが作中で主人公の悩みにもなっており「こんな話、誰も信じてくれない」と嘆く形になっているのが面白かったです。  リアリティの無い展開になればなるほど、主人公の心境が理解しやすくなるという構造。  豪華な出演陣は画面に彩を添えてくれていますし、コーヒーカップの摩り替えなど、印象的な場面もありました。  ドリュー・バリモア演じるヒロインの、性に開放的な小悪魔のようでありながら、何処か母性を感じさせる女性像も好み。  観賞中は、上述の「既視感」が頭の中でチラついてしまい、あまり映画の世界に没頭する事は出来なかった状態にも拘らず、そういった長所をキチンと感じ取れたのだから、良い映画だったと思います。  一連のお話が真実が虚構かを考えるのは野暮な気もしますが、一つ気になったのは、主人公の妹の名前が「フィービー」である事。  これって、かの著名な小説「ライ麦畑でつかまえて」に登場する主人公の妹と同じ名前なんですよね。  つまり、このお話も創作ですよというメッセージにも思えたのですが、真相や如何に。[DVD(吹替)] 6点(2016-05-13 12:21:34)《改行有》

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