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【製作年 : 1980年代 抽出】 >> 製作年レビュー統計
1. 居酒屋兆治 全体的に散漫でわざとらしい。だいたい「高校野球のエースが肩を壊す→貧乏になる→彼女と別れる」という経路がよくわからない。甲子園に行けなかった球児、行っても勝てなかった球児、勝ってもプロに行けなかった球児、プロに行っても早々に引退する球児は世の中にゴマンといるはずで、そのたびに貧乏になっていたとしたら、日本は貧乏人だらけになります。あまりにも短絡的ではないでしょうか。実際、その後に高倉健は大手風の造船会社に就職し、それなりの役職を得ていた様子。貧乏時代との関連がよくわかりません。 それに伊丹十三のキャラも変。やたら暴力的で理不尽で、単なるイヤなヤツでした。言い換えるなら人物造形が薄っぺらい。こんな役を演じることに懲りて、伊丹十三は自ら監督する道を選んだのではないかと推察したくなります。 ただしちあきなおみに驚き。歌だけじゃなく、演技もできる人だったんですね。[CS・衛星(邦画)] 4点(2016-07-12 02:01:34)《改行有》
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