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1. イングリッシュ・ペイシェント
何度も観たい映画のひとつです。冒頭の波のように幾重もつながる砂の海。ゆっくりとゆっくりと傷付いた翼は音のない静かな砂漠へと堕ちていく。このシーンだけでも良いくらいです。それくらい美しい。戦争の中でたくさんの命が失われ、死者は数字で表わされる時代。ひとりの男の人生は、あまりにも哀しい。国の為に戦うものと国を売ったもの、彼は後者である。どちらも愛する人の為に必死で生きようとしたに違いない。賞をとるとらないに関わらず、良い映画だと思う。3回程観たが、また何年かしたら観ようと思う。万人に受け入れられる映画ではないかも知れないが、たくさんの人に観て欲しい。涙が止まらなかった。[DVD(字幕)] 10点(2006-03-12 17:37:46)(良:1票)
2. 生きる
「生きる」とは。果たして彼は生きることが出来たのか。ひとつの仕事をやり遂げ、いくらかの市民に感謝された。しかし一方で、家族は彼の苦しみを知ることは出来たものの、理解したとは到底思われない。通夜の席での役所の面々の能書きにもただ黙って聞いているだけとは情けなさ。また同僚達もおなじで、彼のようになろうとは酒の席とはいえ言ったにもかかわらず、またもとのお役所仕事に戻ってしまう。死を宣告された時、自分の人生を振り返る者もいれば、死に屈してしまう者もいるだろう。また何もしなかった人生でも満足してしまう者もいるだろう。だが彼は後悔し、そして人生を取り戻そうと紛争した。そしてわずかではあるが満足感を得て死を迎えられた。周りがどう思おうが本人の問題であろう。歯車の一部と化してしまいがちな日々といかにして戦うか。命短し、恋せよ乙女である。9点(2004-02-22 12:35:10)
3. イギリスから来た男
どうでもいいような話ではあるが、なぜか最後まで見れてしまう。それがこの映画の魅力なのか、それとも短いからだけなのか。しかし仇役のピーター・フォンダがなんとも軽くていただけません。どうみても最初から勝負は見えている。とてもスリリングとは言えません。最後の銃撃戦もなんでこうなるのといった感じで、ダサイです。5点(2004-01-24 01:32:54)
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