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評価順1
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1.  祈りの幕が下りる時 《ネタバレ》 総評として佳作だと思う。5点 脚本でコケてる感があります。それぞれのプロットは良かった。加賀恭一郎の母と親しい彼、浅居博美の父と母、 教師、同級生。それぞれの点が線となって繋がり物語は佳境にすすんでゆく。物語の仕組みは流石東野圭吾と思わせる 血縁や愛情の激流に押し流されるパターンである。 しかし色々と不満がある、せっかく浅居博美の母役に木村緑子を使ってるのに、毒親の描写が殆どない。もったいない。 警部?の春風亭昇太は不要。小ネタを仕込んだつもりかもしれませんが、不要。あれで興ざめ。20歳の浅居博美を 飯豊まりえにやらせる必要があったのか疑問。後半浅居博美が毒親に詰め寄るシーンは迫力が足りない。精一杯の顔芸 だったかも知れませんが怖くない。あれでは鬼になれない。この物語は浅居博美が鬼に成りきらないと。 鬼だよ、鬼、沸点を超えた怒りと哀しみを地獄から蘇った鬼のごとく紅蓮の炎で焼き尽くすんだよ。それくらいの所業 をやってる感が無い。あっさりだ。東野圭吾は若い女性を鬼に仕立てるが、謎解きメインで描写が甘い部分が多いので 仕方ないかもしれませんが。 しかしながら、そういった寸足らずな部分を浅居博美の少女時代を演じた桜田ひよりがカバーしているとも言える。 あのトンネルシーンがなければこの映画は凡作に終わったであろう。 肝心の主役、阿部寛は阿部寛してた。可もなく不可もなく。[インターネット(邦画)] 5点(2021-05-24 17:22:15)(良:1票) 《改行有》

2.  インターステラー 《ネタバレ》 もう一度ゆっくり鑑賞したいと思わせてくれた作品。できれば大画面で。 169分という3時間近い長編ながら、2001年やゼロ・グラビティ等の様な冗長さは感じさせない構成になっており、 展開は以外に早く見るものを飽きさせないのは流石ノーランだと思った。次の決断をしてミッション遂行までの テンポが良いのだろう。また息を呑むような映像とゾワゾワとした畏怖が見るものを惹きつけるのだろう。 最初の本棚のシーンは何かの啓示であることは予測できるが最後に繋がるとは思ってなかった。もちろんクーパーが 宇宙船から脱出したシーンで「あっ」っとなって感慨深かった。娘マーフも幽霊ではないことには気づいていたが、 それが何かは幼少期に気づくはずもなかったが、あの時の父親クーパーの思いを考えると胸が一杯になった。 口数の多い木偶の坊と思わせたTARSが、様々な場面で有能なのも良かった。というかTARSがいなきゃ全滅してた。 -1点は僕の理解が浅いのも理由としてあるとは思うが、様々な解説を読んでも納得のいかない部分があるから。 マン博士の孤独も嘘の信号もプライドもあるとは思うが、あの様な行動に出る必然性が低いかな?もちろん彼が プランCなるものを画策してたならわからないでもないが、それにしても一人では生きて行けない。有能な仲間を 殺害する利点が何一つ無い。と僕は思った。理屈通りにはならないのが人間の愚かさでもあるが。 いずれにしても21世紀SF映画の金字塔として推薦できる作品だと思う。[インターネット(吹替)] 9点(2021-05-07 17:40:36)(良:1票) 《改行有》

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