みんなのシネマレビュー |
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1. イヴの総て 《ネタバレ》 イヴの総てでもあり、女の総てでもある。恐怖を残す終劇が秀逸。今の映画の英語は口語に忠実なんだろうがモゴモゴして聞きづらいのに対し、昔の映画の英語は発音が明瞭だし崩した文法でもないので分かり易いと思いました。[レーザーディスク(字幕)] 6点(2025-04-26 20:13:57) 2. 偽りなき者 《ネタバレ》 社会と人間のどうしようもないバグ。その暴き出し方が見事でありえぐい。明日どっちの立場になるのか予想もつかない。ほとんどの人物が大きく間違ってはいないように見えるだけに余計に悲しい。[DVD(字幕)] 7点(2024-10-12 12:12:13) 3. インサイド・ヘッド2 《ネタバレ》 女子中学生の繊細な顔の変化に圧倒された。日本のアニメでは出せない質感だ。アイスホッケーシーンも素晴らしいのだが、完全に想像の世界のはずのインサイドのアイデアあふれる仕掛けや描写が良い。思春期の悩みや葛藤は世界共通な事をあらためて思い知らされた。変に異性への恋心シーンを挟んで来ない所がすっきりしていて良い。シンパイが選択肢を煮詰めすぎてパニくってるシーンは笑ったが、笑うと同時に根っから心配性の私にはあるあるなので、身につまされた。心の中に救ってくれる要素を持っている人は幸せだ。うらやましい。 エンドクレジットで日本語吹き替えに大竹しのぶと多部未華子という女性俳優が混じっていたのに気づいた。声優に交じって全く違和感なかった。[映画館(吹替)] 7点(2024-09-05 19:14:50)《改行有》 4. 活きる 《ネタバレ》 資産家のお坊ちゃんは博打漬けで貧民層に叩き落される。特技の歌で人形劇団を組みどさ周り。劇は時には活路を開くのに役立つこともあるが庶民を襲った時代の波に翻弄される。 共産党を過剰に持ち上げるシーンを多用しそれが逆に批判を示す構成となっているところが興味深い。一家を襲う悲劇の数々はいたたまれないものがあるが大きな時代のうねりなので抗いようがないわけで、もうかき分けかき分けどうにかこうにか生き延びるしか手がない。大変だったろうなーとは思うが映画として見せられても一家の変遷を借りる形でただ時代をなぞっているだけでちょっと面白味は感じづらい。見ようによっては思った通りのストーリー。大きな振幅がない。醸し出す雰囲気が良かっただけにもったいない作品である。 今週の気づいた事:オープニングの博打のシーンだけが光っている。[DVD(吹替)] 5点(2023-11-03 13:23:31)《改行有》 5. いつか晴れた日に 《ネタバレ》 貴族社会において行かず後家は死に直結する時代の話。 姉妹の周りにはいろいろな男性が出現しますが、 この調子だとくだらない恋愛群像劇と見ていましたが、意外と面白かったです。 田舎の貧乏くさい場面が続いた後に華やかな大都会へのシーン切り替えも上手いと思いました。 でもやっぱり緑豊かな自然は良いもんです。[DVD(字幕)] 7点(2022-03-16 20:50:57)(良:1票) 《改行有》 6. イントレランス 《ネタバレ》 百年以上前の映画なので、当然ながら見る前は、有名だけれどもきっと古臭い映画なんだろうと推測していました。 そしてやはり、出だしはあまりの面白くなさに辛さを感じます。しかしやがて訪れるダイナミックなバビロンの攻城戦。これは素晴らしい。 終盤にかけて4つの時代が同時並行で畳み掛けて来るクライマックス。圧巻である。賞賛されるわけだ。 見れてよかった。見なきゃ損です。[インターネット(字幕)] 10点(2022-03-16 20:35:44)(良:1票) 《改行有》
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