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1. 生きる
歴史的な作品に臨む場合には、どういうスタンスに立つかで評価が変化してしまいます。当時の技術水準や文化的背景を基準とするのか、現代に生きている自分が現在存在する数多の作品の一つとして鑑賞するという立場に立つのか。私は後者です。
手元の自分の記録では、26年前に見た時には最高点を付けています。今回は、そうは感動しませんでした。良く出来たプロットだとは思いますが、あっさりとまとまり過ぎと思えました。物語の規模が小さいのも痛いところですし、予定調和的に進行してしまうことにも物足りなさを感じます。過去のメモでさえ「ステレオタイプ」「技術的に稚拙」とあります。
映画の水準がどんどん向上し、それを数千本鑑賞してしまった後では高い評価を出せなくても無理はないでしょう。
まあ、初心に帰る的な意義はあると思います。[地上波(邦画)] 6点(2025-04-03 12:00:56)《改行有》
2. 今そこにある危機
見終えてからここをチェックすると、アッと驚く5.51ポイントという低評価。そんな筈はと、「映画.com」を見ても3.4ポイント(こちらは5点満点)とやはり高くありません。これは何か投稿せねばと。
本作は27年前にも見ていて、自己採点メモでは5点満点で5点となっています。今回見て、内容を何も覚えていないことに、まず唖然とした…ということは置いておいて…。
初見時のメモには「プロットも様々に入り組み飽きない」とありましたが、この人だれだっけ?とか、この女秘書はなぜ殺されるのか?とか…加齢ゆえか?と。「複雑」とか「入り組んで」とかの投稿があり、ちょっと一安心しました。
主人公のヒーローぶりが鼻に付くし、米の秘密作戦やら生き残りメンバーの救出やらのモチーフにも もはや新鮮味はありません(公開時はあったのでしょうか?)。しかし、テンポの良さと持続するスリリング性で、飽きることなく見ることができました。まあ、満点を付けようとは思いませんでしたけど。無駄に規模の大きい爆破作戦も見事でした。また、女子供を巻き込んでも構わないという冷酷さについても、政治・軍事とは何かについて考えさせられました。[地上波(字幕)] 8点(2025-03-01 21:57:35)《改行有》
3. 愛しのアクアマリン
人魚と人間の恋物語という、またかよという物語。こういうモチーフを扱うのであれば、何らかの革新的要素があってしかるべきでしょう。が、何のひねりのない陳腐なものに終っています。そもそも二人の個性や周りの環境が、脇役二人ほどにも描かれないというのはどういうつもりなのでしょう?。若い男女という所謂「記号」に堕しています。志しの低い作品と言わざるを得ません。[地上波(吹替)] 2点(2023-08-10 10:15:17)
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