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プロフィール
コメント数 2524
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ホームページ http://coco.to/author/aniyan_otakoji
自己紹介 レビューを相当サボってしまってるの、単に面倒になっちゃってるからなんですよね。トシのせいか、色々とメンド臭くなっちゃって。
映画自体、コロナ禍以降そんなに見に行かなくなったのだけど、それでも年に70~80本は見てるワケで(でも今年は50本行かないかな?)、レビュー書けよ自分、って思ってる、でもなんか書かない、みたいな。
これからは今までよりも短文でレビューを上げてゆきたいな、と思う次第であります・・・微妙だけど。.

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41.  さや侍 《ネタバレ》 今日、渋谷に見に行ったら、たまたま主演のおっちゃんの挨拶&お見送りなんてのをやっておりまして、映画が終わった後、握手して一緒に写真撮って貰いました。だけど、このおっちゃん、何者やの? さて、映画のナカミですが、万人に判って貰う映画を作ろうとする意識と、松ちゃんの笑いのオリジナリティとは何ぞや?って追及とが具体的なカタチになって表れて、そしてその葛藤のままに作品になったような感じがしました。これまでの作品よりも、マトモな映画に見えて、それは逆にちょっと居心地の悪い感じ。意識が映画から離れてゆかない分だけ、これまでよりも格段に見易くなっているんですよね。ある意味、快適。だけど、これまでの松ちゃんの映画から考えたら、その快適さってのは、なんだか気味が悪いぞ、って感じで。30日の期限の間に繰り広げられるネタの数々はコント集風で、それが映画的な物語の流れになっていて、徐々に盛り上がって行って、ってここら辺で妙に媚びている感じに思えて、だからラストのあの選択で黙らせちゃう、あそこでそれまでのノリをガクッと落としてしまう、そこに松ちゃんの、ちょっと意地の悪い意図が隠されているような気がしなくもなく。そういう、通俗的な表現を一貫させながら、最後に冷や水を浴びせる作りは多分、計算されたものなんでしょう。だけど、じゃあ、それが望まれたカタチなのかなぁ?と。映画だの映画じゃないだのって煩い連中の言葉なんぞ聞く事なんてなくて、ただ裸の松本人志ってのを突き進んでいいんじゃね?みたいに思うんですよ。イソップの『ろばをかついだ親子』である必要はないでしょ。今回は「映画」を意識し過ぎた感じかな。[映画館(邦画)] 6点(2011-06-17 20:37:17)(良:1票)

42.  ザ・タウン 《ネタバレ》 凶悪な犯罪者のドラマなので、基本的に感情移入はできず。だから自分の中では追われるシーンや包囲されるシーンでも、少なくともサスペンスものとしては成立してないんですよねぇ。悪い奴らなんだから、さっさと捕まってくださいな、って思いながら見ておりました。環境や生まれ、血のせいにすんなよ、みたいな感じで。ゆえにラストは、あれってアリなのか?って。結局、彼は最後に花屋で一線を越えてしまった訳じゃないですか。たとえ倒すべき悪であっても。あの時点で最早歩むべき道はないよ、と思ったら・・・。でも、これってつまりはかつてベンが脚本を書いた『グッドウィル・ハンティング』のダークなマイナスベクトル版。この映画の内容じゃあ、とてもじゃないけれど「悪いのは君のせいじゃない」とは言えないんですけどね。ベン、90年代のセンスをずーっとひきずってるんじゃない?みたいな。映画を見ていて他に思い出したのって、同じ90年代の『パーフェクト・ワールド』『ヒート』『ショーシャンクの空に』だし。こういう犯罪映画が予め定石を踏んでゆくのが見えているっていうのって、なんかどうも毎回ピンと来なくて、だからってラストだけ意外?で納得できるかって言うと、そんなワケもなくて。ただ、映画的にはテンポ良く、見せ場もあって退屈はしませんでした。街の空気を匂わせるような風景描写も生きていましたし。そして、それだけ。[映画館(字幕)] 6点(2011-02-09 15:07:54)

43.  ザ・ウォーカー 《ネタバレ》 本が○○だったらつまんないなぁ、と思ったらモロに○○で、あーあーって。その上、終末の世界で文明崩壊してて人食いがあったりして、悪夢の『ドゥームズデイ』の再来か?と。近未来SFって言ったって、基本、西部劇ですしね。でも、クライマックスからオチで「そう来たか!」って。オチだけで「ああ、面白かった」って。個人的にはオチを楽しむ映画。それに盲信的な信仰に対する批判の映画でもあって、必ずしも一方的価値観に基づく物語でもないのだなぁ、と。主人公が啓示を受けて行動しちゃってる時点で、西洋的価値観の世界の話ではあるのですが。色のない退色した世界の渇いた感覚が絶妙で、でも金門橋にたどりついたあたりから空に色が着いているのは、そこにまだ文明の光明が残っているからか、それともそこから新たな再生が起こる事を意味しているのか。あのオチを見た後だともう一度見直したい気持ちもあるのですが、もう一度お金を払うだけのものかと言うと・・・うーん。[映画館(字幕)] 6点(2010-06-22 16:18:26)

44.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 信州の武田勢の旧家って言ったらウチの母方のご先祖の天敵ですなぁ。それはともかく。楽しめはしたのですが、なんだこのマンネリ感、ってところで。細田監督の引き出しはこんなにも少ないの? 毎度のリング状電脳空間、夏、入道雲、画面に平行な構図。やってることずーっと同じ。いい加減飽きますって。『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!』と本家『ウォー・ゲーム』(83年のジョン・バダム監督のヤツね)をベースに、あと『どれみ』やら『時かけ』やらでお馴染みな細田エッセンスを振りかけたら出来上がり、みたいな。もっと新鮮な驚きを見せてよ、お願いしますよ。キャラが意外なまでに面白味に欠けるのもどうなんだろうなぁ、と。主役かと思われたヒロインなんて延々と役立たずだし、おばあちゃんが頑張るのかと思えばあれだし。大家族という一集合体が1つのキャラとして成立してる、って点では面白いのですが、個々ではそんなにはねぇ。家族ってシステムと仮想システムとの対比から「こころ」に触れてゆこうとするテーマはいいと思います。だけど、この作品には広くアピールするだけの一般性も普遍性も足りてない感じがしました(もっとハッキリ言うとオタクくせー)。大体、OZのシステム自体が疑問だらけなのですが、抵抗なくみんながみんなあのシステムを受け入れているという設定があり得なさ過ぎて、テーマを語るためのハッタリだとしてもアナログな人々の頑固さを実感しまくりながら生きてきた身としては説得力がまるで感じられません。あと、『時かけ』に続き「泣く」シーンを特異点として入れてるのは宮崎アニメを意識し過ぎかな。元々「泣く」シーンは宮崎アニメのポイントなのですし。宮崎アニメの呪縛から逃れられない限り、宮崎駿は越えられないですわな。次はもっと全然違った色を期待します。[映画館(邦画)] 6点(2009-08-02 16:30:04)(良:2票)

45.  ザ・マジックアワー 《ネタバレ》 「黒い・・・何十人の女よ!?(笑)」って、そういう映画のお遊び部分は大変楽しませて頂きました。前半は笑いっぱなし、笑いまくり。見る前は『サボテンブラザース』や『バグズ・ライフ』『ギャラクシークエスト』の更なる亜種として認識していて「大丈夫かいな?」と思っていましたが、実際はそれらにそんなには似ず、オリジナルな楽しさを醸しておりました。ただ、後半に至って(そう「これ、もしかして映画じゃないな」なところから)失速。本来どっかんどっかんと畳み込まないとアカンところからがモタついて残念。上映時間長過ぎはここら辺の過剰な思い入れのせいかぁ、って(憧れていた俳優が云々、マジックアワーの語源が云々のあたり)。2時間以内に収めようよ。そして、それに結びつくように大変気になってしまったのが、せっかくだから、勿体ないから、みたいな作られ方。最後のひと押しは、最初から考えてたオチなのでしょうが、どう見ても「せっかく用意したのに勿体ないから」付け加えたって思えてしまうんですよね。そして映画の作りそのものがそんな感じ。ゲストキャラを無理に突っ込んでるのも勿体ないから、上映時間が長いのも勿体ないから、そして、エンドクレジットにあんな無粋な映像を流すのも「勿体ないから」。映画はさぁ、最後に幕が閉じるまでが作品でしょう(まあ、最近は幕付きなハコが少なくなりましたが)。アレはDVDの特典映像にでも入れておけばいいのに。いかんせんアレはクドいよ。カントクもこれで映画4本目になるんだから、そろそろ切り捨てるべきモノは切り捨てる、ってのを覚えて欲しい気が。そうそう、忘れてました。女優さんをもう少し綺麗に撮ってくれませんかねぇ。深津さん鈴木京香さんはやつれてる風、戸田さんは魔法使いのオババ風、綾瀬はるかさんは野暮ったくて『僕の彼女はサイボーグ』の美しさとは別人みたい。[映画館(邦画)] 6点(2008-06-12 20:33:58)

46.  ザ・シューター/極大射程 《ネタバレ》 かつて優秀な軍人だった男が今は一人山に引きこもっていて、でもそこに軍幹部が訪れて、ってなんだかセガール映画みたいだなぁ、と思ってましたが、結局そういう映画の世界から全くブレる事のない正統派B級映画でした。上院議員や軍幹部の陰謀はなんだか雑ですし、やってくる敵のみなさんはみんなマヌケ、全身丸出し状態で走っても弾が当たらない、悪の権力者なんぞ殺してしまうのがいちばん、というイケイケ(死語)なオチまで含めて、誠に正しい姿をしております。綿密に張り巡らされた陰謀と情報合戦の世界を描いた息苦しい映画かな?と思ったのですが、見終わってスッキリな筋肉系シネマだったので、まあ個人的には嬉しい誤算ですか。でもマーク・ウォールバーグってば、そういう路線を突っ走るつもりでなんでしょうかねぇ? だったらもう少しアクションで見せて欲しい気もしましたが。セガールだったら何十人やってこようが全部拳で倒してるぞ、って思ってしまいました。もっともそれじゃこの映画での主人公のスキル設定そのものが無意味になっちゃいますね。[映画館(字幕)] 6点(2007-06-02 16:44:51)

47.  魁!!クロマティ高校 THE MOVIE 《ネタバレ》 うーん。「クロ校」の映像化は上手くいってますし、キャスティングも原作のイメージにピタッピタッとハマっていて気持ちいいです。オリジナル要素となるキーワード「阿藤海」「宇宙猿人ゴリ」「少林寺」もまたバカでよろし。でも、この監督の短編自主映画「手鼻三吉とトゥワイス志郎が往く」の超バカなパワーに比べると、良くも悪くもマトモだなぁ、と。あれを見てしまうと、今回の映画は長編に臨むにあたってパワーをセーブしてるんでない?なんて思ってしまったり。原作のエピソードは沢山あるのですから、この尺の中に倍は詰め込めたんではないの?とか。メカ沢ベータにはもっと出てきて欲しかったし、神山と山口ノボルのハチミツボーイVSアジシオ太郎とか、ネット上では礼儀正しい番長・藤本貴一とかも見たかったなぁ、とつい贅沢な望みも出てしまいます。地球防衛軍を膨らまし過ぎと思いましたけど、どうしても物語の芯は必要かな? 別に芯のない映画でもいいんじゃないかな、なんて。まあ、あの原作を映画化するという事自体が無謀で、それを期待に違わぬチープさで見事に映画化してくれただけでも良しとすべきなのかな。[DVD(邦画)] 6点(2006-07-21 00:21:29)

48.  ザッツ・エンタテインメントPART2 「がんばれ!ベアーズ」を母と見に行った時に予告で流れていて、母にはかなり刺激されるものがあったようで、私は母に着いてゆくような感じでこの映画を見ました(今考えると私って随分とお母さんっ子だったのかな)。私にとっては、まだ映画ファンになりたての頃に見た映画なので、次々と流れてゆく映像に何らかの感慨がある筈もなく、むしろ細切れ状態な映像よりも本編が見たいよ!って思ったものでした。そこに登場する人々がどれだけ偉大な、ステキな人々なのかを理解するには、20年早かった、というところですね。母はその5年後にこの世を去ってしまいましたが、母が愛していた世界を今は気軽にDVDで触れる事ができます。もう少しだけ当時の映画を見たら、もう一度この映画を見直してみたいですね。きっとこの映画を見た時の母の気持ちに少し近付けるような気がします。6点(2004-04-09 11:23:22)(良:1票)

49.  サンキュー、ボーイズ 子離れできないママ状態のドリュー。うーん、あのちびっこかったドリューがママ役ですよ。しかもその子供、ラストの方じゃチビじゃなく青年状態。時が進む早さをひしひしと感じる今日この頃。それはともかく、この映画は、人生いろいろあって、夢もそう簡単には叶わないけど、それでも私は生きてゆくの!とゆー、ちょっと鬱陶しさを伴わなくもない半生記。えーと、少し反省もしたら?なんて言いたくなる感じもあります。共感できない物語な上、途中どんどん映画の焦点がボヤケてくるので、かなりキビシいです。世の中、実話の凄さというのもあるのですが、これは実話なりの退屈さ、というのを味わわされた映画でした。6点(2003-12-05 22:20:13)

50.  ザ・プレイヤー 皮肉で面白い映画だと思う一方、所詮はアルトマンの僻みなんじゃないの?なんて意地悪く思ってしまったりも。自分の映画で勝負すれば済むものを、結局ハリウッドが気になって仕方ないんです!宣言しちゃってるよーなモンで。土俵の広さを認めずにひとり相撲を取ってる、まるでアメリカの井筒監督のよーな感じがしちゃいますよん。6点(2003-12-05 19:41:23)(笑:1票)

51.  ザ・フライ テーマと描写が、必ずしも一致してるとは思えないなぁ、と思いました。取りつかれた男と、それを愛した女の哀しみを語っても、一方で描きたいのはぐちょぐちょホラーなんでしょ?って感じがしてしまって。ぐちょぐちょに意味を持たせてる映画に、私は作者の「自分がやりたいのは哲学的な事なんです」という言い訳がましさを感じてしまうんですけど。まあ、クローネンバーグの場合、そのぐちょぐちょ(肉体に異物が入り込んでくる恐怖)こそが永遠のテーマだったりするので、判らないでもないんですけど、いかんせん、この映画、ホラーホラーしてましたからねぇ。ホラーを低く見てるつもりはないんですけど・・・。6点(2003-12-05 19:32:28)(良:1票)

52.  ザ・デイ・アフター 放射線がもたらす人体への影響をしっかり描いてはいなくて、核戦争になっちゃったら、こんな悲劇が訪れるんだよ、というエッセンスを描いたにとどまっているんですが、存在意義はある映画です。ただ、「トータル・フィアーズ」などを見ると、アメリカ人、まだ核爆弾を、ただのでっかい爆弾、だと思ってるフシがあったり・・・。ハリウッドが、そのものズバリを描けないのは、ウラに核開発事業や軍事開発のカラミがあるのかなぁ、なんて勘ぐったり・・・。6点(2003-12-05 14:38:18)

53.  ザ・エージェント この映画を見に行った時、2列前の黒人男&日本人女のカップルが、ずーっと喋り続けだったんです。周りの人達が何度も何度も注意するんですが、それでも喋り続け。お陰で映画に集中できなかった私、トム・クルーズの演技がやたらに力みっぱなしのオーバーアクションにしか見えませんでした。ウザい兄ちゃん、くらいにしか思えなかったワケで、当然、どんなドラマが展開しても「あー、はいはい」って。この映画は私の中で、「渋谷はもう映画を見るべき世界じゃない」という事を強く認識した映画、でしかなくなってしまいました。6点(2003-12-05 13:04:55)

54.  サイレント・ムービー 今の時代(と言っても30年近く前ですが)にサイレントムービーを作ろう!という題材をサイレントムービーにした映画。でも、ポール・ニューマンが車椅子レースしたり、バート・レイノルズが全裸でアブナい事になったり、っていうネタは、ちっとも笑えなかったりします。メル・ブルックスの笑い自体がその場その場の思いつきみたいに流れてゆくものですから、物語にちっとも魅力がないんですよね(原作のある「メル・ブルックスの大脱走」は別ですけれど)。アン・バンクロフトの意外な芸には感心させられますが、サイレントで人を笑わすには、みんな、もっともっと体を動かさないと。6点(2003-12-04 13:34:03)

55.  猿の惑星/キングダム 《ネタバレ》  これまで大して惹かれるワケでもないけど(普通にお猿さんだしねぇ)なんとなく全部見てきて、見ればそれなりに楽しくて、でもあらあらまだ続くのぉ?っていうのが今回見る前の感想で。前作で一応の完結を見たような感じだったワケじゃない、で、更に続けるとなると期待しちゃう部分も出てくるワケで・・・  今回の主人公ノアはワリとヘタレで弱っちいのよね。父を殺され家族を奪われ、旅に出て仲間と出会い・・・なんだか『ライオン・キング』みたいなハナシだわよ。ヘタレの物語ってワリと見てるのがシンドいわね。強くなるまでの過程に尺取られる感じで(今回長いわ)。  物語は人間が遺したテクノロジーを巡るお猿たちの攻防を主軸に展開してゆくのだけど、なんかどっかで見た画が連なってる感があるのね。そんなに新鮮じゃないわ。人間がお猿さんに置き換わってはいるけど。  で、更に続く、みたいなオチになって、期待しちゃう部分ってのが全く期待ハズレで結構ガッカリしちゃった。この作品はじゃあいよいよ昔の『猿の惑星』に繋がる物語になるの?って思ってたのね。人間が言葉を失ってて狩られる存在になってて。もうコーネリアスとかジーラとか自由の女神とか宇宙船とかヘストンとか出てきちゃう?みたいな。これが全然。このシリーズってもしかしてそっちに繋がる世界線ってワケじゃないの?って。勝手に思い込んでたアタシが悪いんだけどさ。  シリーズ通じてお猿と人間、或いはお猿同士がわちゃわちゃモメてる状態が続いてて、なんかもっとこう、うーん、他に無いの?って思っちゃったワケで(猛禽使いなところは面白かったけれど)、もう少し先に進んでくれないかしらねぇ。  っていうか、ラカって後からバーン!ってカッコ良く出てくると信じてたんだけど、アレで終わっちゃったのねぇ・・・[映画館(字幕)] 5点(2024-05-30 16:54:29)《改行有》

56.  THE WITCH/魔女 -増殖- 《ネタバレ》  前作も物語は薄めで冗長って感じたのだけど今作も一緒。ごくごくシンプルな物語に複雑化させる要素を盛り込む事でゴテゴテと水増ししてる感があるわ。  その上、前作のヒロインはキャラが明確に存在していて、その上で・・・っていう仕掛けが面白かったのだけど、今回のヒロインはずっと施設に幽閉されていたがゆえに最初のうちはほぼキャラ無し状態。少しずつ人間性を獲得してゆく、って流れは後半はともかく前半はどうにもこうにも人間的な面白味が無いのでツラいわね。  で、今回はモロに西部劇だわ。悪党に土地を奪われそうな姉弟と流れ者の正体不明の少女。そのままシンプルに悪党を倒す展開ならば良かったのだけれど、そこに更に超能力集団と組織の暗殺グループが絡んできてスッキリとは流れないの。もちろん前作との絡みも必要だし、って。結果として物語は混迷気味でスカッ!とする娯楽映画というワケにはいかなくて。  ヒロインのパワーは前作と比較しても圧倒的、絶対的でその描写は爽快だったわ。だからそこを中心にして映画を組み立ててくれたら良かったのだけど、なんだかあれこれと盛り込み過ぎちゃってて。超能力集団のメンバーには魅力的なキャラもいたけれど、ちっとも有効な活躍を見せないままに退場状態になっちゃってたりして残念なカンジよ。クライマックスも派閥抗争でバタバタしていてヒロインが介入するのは結構取り返しつかなくなってからだし。終わってみれば姉弟と獣医が不憫ね、ってばかり。っていうか姉弟の行く末も曖昧なままだし(死んじゃったんじゃないの?)、ヒロインのオチすらも曖昧だし。やっぱりここから続編があって次ではなんとかスッキリするのかしら?みたいな。随分と勿体付けるわねぇ。  次があるのならばゴチャゴチャさせないで2人のヒロインの痛快な協力バトルの世界を見せていただきたいものね。[映画館(字幕)] 5点(2023-06-19 15:57:31)《改行有》

57.  ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー 《ネタバレ》  アタシはゲーム好きではあるけれど贔屓がセガ~マイクロソフトというイバラの道を歩んでいるので京都のヒゲ親父はメガドライブ版『テトリス』発売中止事件以来の宿敵だと一方的に思っているわ。  とは言え任天堂ハードもファミコン以降全て(バーチャルボーイまで含めて)購入している程度にはハードオタクでもあるのでマリオもメインのシリーズは大体プレイしてるのね。『2』は1-1で100人マリオやったってクリア無理って状態だけど初代、『3』『ワールド』くらいはクリアしてるわ。『64』以降、途中で飽きちゃうのだけど。  ってコトで宿敵マリオの映画、わざわざ10日間限定のスーパーマリオシアターで見てきたわ(あくまでファンではないわよ、ワクワクでかけました、とかじゃないからね!)。  さっさと結論から言っちゃえばマリオでこその映画。  ハッキリ言ってアメリカ産CGアニメーション映画としてのデキは平凡。ここ数年の諸作品と比較してもクオリティはそんなに高くない方ね。毎回そんなに予算かけないイルミネーション作品としても『ミニオンズ・フィーバー』や『SING2』よりも野暮ったいデキよ。  物語やエピソード、映像に特に新鮮な、そして刺激的な要素は感じられない、保守的な作りってイメージで、それはゲームとしての『マリオ』の現在の保守的なカンジが反映されてるのかしら?って気もするわ。発売当時革新的だった初代、挑発的でマニアックに走った『2』に比べると『3』以降は広い世代にアピールして間口の広い可愛らしい(媚び媚びな)ゲームへとなっていったわ。そのニオイが映画からも感じられて、ヌルいわね、って印象。  ちょっと現代的な感覚があったのはピーチ姫が動きまくって活躍する点ね。ヘタするとマリオなんかより主役よ。助けなくっちゃならない昔のピーチ姫ポジションはルイージで、ピーチ姫は国を背負って立ち上がるわ。  『マリオカート』や『ドンキーコング』『ルイージマンション』なんかの要素を盛り込みつつ展開する世界はマリオや任天堂のゲームに触れてきていれば楽しいし(『パルテナの鏡』懐かしかったわね)、そうでなければ短尺ながらダルめ。もっともマリオ知らずにこの映画見に行く人なんていないでしょうから、これで正解なんでしょうけど。  ベタな既成曲を何曲も使ってしまったり、ブルックリンの配管工としての生身な人間としてのマリオ兄弟を長めに描いたり、ピーチ姫の出自を匂わせつつも全く何も解決させないあたりに疑問を抱きつつ、まあこんなモンでしょう、って納得しちゃったりするのはイルミネーションと任天堂の成せるワザってところかしらね。クッパの人間(?)性に特殊なアクセントがあったあたりでまあまあ、少しはアレだわね。  もう少し弾けてても良かったんじゃない?とは思うのだけど。[映画館(吹替)] 5点(2023-04-29 15:44:02)(良:3票) 《改行有》

58.  ザ・ロストシティ 《ネタバレ》  爆発をバックにサンドラを乗せた手押し車をチャニングとブラピが押して爆走するカット、大晦日の『笑ってはいけない~』(去年は無かったわね)のクライマックスの映像そっくりで笑っちゃったわよ。『笑ってはいけないトレジャーハンター』みたいなモノ? 実際はコメディなのにあんまり笑えなかったのだけどね。ブラピが突如アレなシーンとかチャニングのスレスレヌードとかむしろドン引きだわよ(あれ、女性がやったら批判されまくると思うのだけど男ならいいの?)。  映画は『ロマンシング・ストーン 秘宝の谷』とか『バイブス 秘宝の謎』とかを思わせる、女性が主人公のわりと展開がユルめなアドベンチャーね。大々的なアクションとか見せ場とかの連続!ってワケにはいかないので(ブラピがそれなりのアクションを見せてくれるけれど)、大スターが揃ってるワリに大作ではなくてB級一歩手前のそこそこなイメージ。しかもみんなイメージ通りの役なので意外性はないわ(ブラピが突如アレなシーンはともかく)。ダニエル・ラドクリフなんか最近すっかりああいうあんまり強くないアタマばっかりの悪役ってイメージになってきたわね。ちょいとセクシーでドジでドタバタしてますわよ、ってサンドラ姐さんもいつものサンドラ姐さん。いまだそのイメージを維持できてるのは凄いと思うけれど。  秘宝の謎もそんなに凝ったモノではなく(そこだけに集中してるので一点豪華主義的だけれども決して豪華じゃないっていう)、サスペンスもそんなに持続しなくて。カーチェイスあたりはちょっと頑張ってたかしら。火山結構ヤバめだったように思うのだけど、結局どうなったのかしら? 秘宝の正体が判って登場人物がどうなったか描かれたら後は別にどうでもいい、ってトコ? まあとにかく肩の力を抜いてなーんにも考えずにまったりと見てくださいね、ってカンジ。  映画館で見るほどじゃない気もするけど、家で見てたら途中で寝そうね。  エンドロールの途中に1エピソード入るのでさっさと席を立っちゃうと損するわよ・・・って言いたいところだけど、なんじゃそりゃ???みたいなエピソードなので最後の最後に脱力すること間違いなし![映画館(字幕)] 5点(2022-07-03 13:52:17)《改行有》

59.  ザ・プレデター 《ネタバレ》  『プレデター』って、元々悪趣味でアタマ悪い系なシリーズって印象で、そーんなに大層なモンじゃないって思ってるんで、ハナからこの映画に何かを期待するコトもなくて。  『ザ・プレデター』、悪趣味でアタマ悪い系って点では純度高いわ。ただ、それで楽しませてくれるか?っていうと色々ダメ。いろんなものをいっぱい詰め込んで、とりとめのないドタバタ劇になっちゃいました、ってカンジ。  人間側もプレデター側もそれぞれにゴタゴタしていて、そのゴタゴタした同士で更に戦うって状態だから、一体なにをしてるの?みたいな。  映画が始まってすぐにかなりな残酷シーンが出てきて「うわぁ」って思ってるそばから、少年が出てきて、学校でイジメられて、なんかジュブナイル?ってカンジになって、かと思うとハミダシ者の軍人達がチームを組んだり、もう方向性がバラバラ、あっちこっち手を付けてみました、みたいな映画。  で、色々やってみたはいいけれど、どれも何かしらの作品を思い出す、みたいなオリジナリティの無さ、寄せ集めっぷりで。  そんなカオスな世界のまま、そこから映画のパワーが高められることもなく終わっちゃった感がして。  んー、ドタバタコメディとして見ればよかったのかなぁ?  そこは笑うべきところ?みたいなシーンはいっぱいあったんだけど、どれも笑っていいのか悪いのか、微妙なカンジで。  とりあえず、女性学者が最強キャラなのは笑いどころ、ツッコミどころよね。多分、彼女、1作目のシュワちゃんより強いわ。  これ、人を殺しすぎる映画ね。プレデターが殺すだけじゃなくて、主人公側もやたら人を殺しちゃって、えっ、そこ、殺しちゃう?って展開いっぱい。ソレもブラックコメディってコト? 少年に人殺しさせたり(少年が直接殺した訳じゃないけど)、少年の前で父親が人殺したり、もうモラルとかどうでもいいカンジに壊れてて、でもそんな映画で英雄達がカッコよく散ってみせても、それも笑うトコ?みたいにしか思えないし。  でも、残酷な『プレデター』はこれが最後かもしれないわねぇ。20世紀フォックスがディズニー傘下になったら、ねぇ。最後にひと残酷咲かせたかったのかな?[映画館(字幕)] 5点(2018-10-02 21:11:26)《改行有》

60.  三度目の殺人 《ネタバレ》  色々とひっかかってしまう部分の多い映画で。  まず、司法に対する疑問、個人の主観や感情によって人を裁く事に対する疑問を投げかけている訳ですが、じゃあ極端に言うと法の裁きなんて要らない、無法地帯にでもしろと? いや、そういう事が言いたい映画じゃないのは判ってますけど、ここにはだからどうしろって提示は全く無い訳ですよ。「無責任なお前ら」って映画も無責任に喚いてる状態。しかも被害者側の「生」をあえて排除する事でそれはどんどんと偏向してゆきます。これって人間そのものに対する絶望の映画なの?  次に、役者の力を信じ過ぎ。カメラは演技をじっくり捉えて醸されてくるものを待ち続けますが、クライマックスではそこまでどアップにしなくちゃならないの?みたいな状態にまでになって、いや、他にも方法はあるでしょうよ、と。結果的には役所広司と福山雅治のどアップばかりが印象に残る映画。  あと、市川実日子嬢を昔から見てきてる目からしたら、『シン・ゴジラ』の尾頭さんをそのまま持ってきただけみたいな安易なキャラ造形にも抵抗を感じます。アレが彼女の総てではないでしょうに。  画的には逆光&銀残し的なトーンで市川崑ですかいな、みたいな。  この監督、どうなんだろ? 本当に上手いのかなぁ? 毎回、もっと上手く撮れる人がいるような気がしてならないんですよね。じゃあ誰?っていうとシーンごと、素材ごとに違ってくるんですけど。[映画館(邦画)] 5点(2017-10-16 22:43:54)《改行有》

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