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41.  サマーウォーズ 《ネタバレ》 田舎の雰囲気はいいし、登場する一族の面々もいい味を出していて、この一族の絆はよく描けていたと思う。しかし、それがどうもネット上の仮想空間で起こっている事件との釣り合いがうまくいっていないように思うし、面白いんだけど、なにか詰め込みすぎな感じ。細田守監督初のオリジナル作品ということだが、終盤は「デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム!!」そっくりの展開で、正直、もっと頑張ってほしいと感じた。それでも、栄の部屋の黒電話や、何度も出てくる一家全員で食卓を囲むシーンなどレトロ感がよく出ている演出がいいし、有名芸能人による吹き替えもそんなに気にならなかった。(これは普段テレビを見ないせいで、馴染みのある人が少ないせいもあるのだが。)とくに、栄を演じた富司純子がよく、アニメ声優として見るのはおそらく初めてだと思うけど、素直にうまいと思えた。見終わってとくに何かが残る映画かと言われれば正直微妙な気がするのだが、栄が家族に宛てた手紙を読むところは思わずジーンとさせられる。侘助というキャラクターは伊丹十三監督がモデルだそうだが、「お葬式」での山崎努と同じ名前なので、やはりオマージュなのだろう。さっきも書いたけど、仮想空間の混乱と田舎のある一族の絆を描くというのにちょっと無理を感じるし、どちらか一方だけをテーマに据えたほうがよかった気もするが、おそらくヒット要素として仮想空間の混乱を描いているのだろうけど、二つの要素を混ぜたことでドラマとしての深みがそれほど感じられず、個人的には仮想空間での事件という要素はなくてもよかったんじゃないかと思う。(そうなると地味すぎる映画になってしまうが。)あまり自分の評価は高くないけど、はっきり言って「時をかける少女」のほうがドラマとしての見ごたえはあったと思う。さらにいえば、細田監督は東映アニメーションの出身なので、オリジナル作品を作るとどうしても東映アニメーションの少年ジャンプ系アクションアニメ的な要素が入ってしまうのかもしれない。ところで、小惑星探査機が原発に落下しそうになるクライマックス、東日本大震災後の今見たらなんか現実の原発で起こっていることと妙に重なってしまって少し怖かった。(このシーンを理由にしばらくこの映画のテレビ放送はないかも。)[DVD(邦画)] 6点(2011-07-12 23:17:27)(良:1票)

42.  砂漠は生きている 砂漠の動物たちの日常を描いたディズニーのドキュメンタリー。見たのは今回が全く初めてだったのだが、今になって見てみると、動物がストップモーションアニメのような動きをしていたりするなどドキュメンタリーとしては違和感を感じる部分が多く、本格的なドキュメンタリーとしてはテレビの同様の番組のほうが面白いと思う。しかし、動物たちのユーモラスな動きは見ていて楽しいし、作為的な部分もあまり気にならない(そりゃあ「子猫物語」なんかと比べたら、天地の差を感じる。)し、全体的にディズニーらしい映画で最後まで楽しめた。石田太郎の日本語版ナレーションもどこかユーモラス。それにしても、もしこの映画を子供のころに見ていたらどう感じただろう。「メリー・ポピンズ」のように子供の頃に見ておきたかったとまでは思わないが、そんなことをつい思ってしまった。[CS・衛星(吹替)] 6点(2010-07-29 11:50:53)

43.  殺人遊戯 《ネタバレ》 「遊戯」シリーズ第2作。前作「最も危険な遊戯」のエピローグはコミカルなものだったが、今回の鳴海昌平(松田優作)はどことなくコミカルで、「探偵物語」の工藤俊作の原型を見ているよう。でも、キャラクターとしては工藤のほうが好み。(「探偵物語」も十年以上前に再放送で見たきりなのだが。)むしろ後半の喋れなくなってからの鳴海はその前のおちゃらけた鳴海の姿があるので、それと対比して鳴海=松田優作のクライマックスの戦闘シーンのかっこよさが際立っている。ただ、村川透監督の演出は今回も雑で映画というよりはテレビのアクションドラマを見ている感が拭えない。それでも中島ゆたかを殺すシーンはかなり印象的だった。佐藤慶演じるヤクザの親分がなんとも渋くて主役の松田優作よりもかっこいい。今年亡くなってしまったのは本当に残念だった。その部下を演じる佐藤蛾次郎は「男はつらいよ」シリーズの源ちゃんのイメージが強すぎて本作での風貌になにか違和感を感じる。[DVD(邦画)] 6点(2010-07-07 19:32:16)

44.  サイボーグ009 《ネタバレ》 主題歌の出だしの部分は知っていたが、今までテレビアニメも漫画も見たことがなく、この映画版で009に触れるのは全く初めてだったんだけど、同じ原作者だけあって悪の組織によってサイボーグにされた主人公がその悪の組織に立ち向かう設定など「仮面ライダー」と共通するものがあり、けっこう楽しめた。敵に向かって「サイボーグダブルオーセブン」と名乗る007がお茶目。そりゃあ「007」と言えばねえ。[CS・衛星(邦画)] 6点(2008-03-29 13:30:36)

45.  錆びたナイフ 《ネタバレ》 裕次郎主演のアクション映画。たぶんそんなに面白くないだろうと思ってあまり期待してなかったが、そんなにつまらなくはなく、まあまあそこそこ面白かった。裕次郎のほかに小林旭と宍戸錠が出ているので、日活三大アクションスター豪華共演という感じがしなくもないが、まだ二人ともそんなに知られてなかったのか裕次郎の引き立て役に終わっているという感じ。杉浦直樹が毒饅頭食べて死んだり、黒幕の男が座頭市みたく仕込み杖を武器に使うあたりは現代劇なのに時代劇を思い浮かべてしまい、つい笑ってしまった。[CS・衛星(邦画)] 6点(2007-09-15 10:50:00)

46.  座頭市と用心棒 《ネタバレ》 ここから製作が大映から勝プロに完全移行したシリーズ第20作。岡本喜八監督作品とあって前々から見たかった映画だったが、勝新がプロデュースもやってるせいか、喜八監督の映画としてはなんかイマイチ。三船は黒澤作品の三十郎とは別人と割り切って見たものの、衣装とかメイクがまんまだったのでちょっと違和感を感じた。「用心棒」を意識したのか終盤、死人が出まくって街中血まみれになるのもシリーズほかの作品となにか違う気がして「座頭市」シリーズとしてもちょっとなあという感じ。でも、勝新と三船の共演は楽しめたし、「用心棒」の仲代達矢を思わせる殺し屋を演じた岸田森がとてもクールでカッコよかったので甘めに6点。絶対無理だと思うけどもしこの映画を黒澤明が監督していたらどんな映画になっただろうとつい考えてしまう。[DVD(邦画)] 6点(2007-05-09 02:04:26)

47.  THE 有頂天ホテル 《ネタバレ》 以前にも劇場やDVDなどで計3回は見ている映画なのだが、年末というこの時期に改めて久しぶりに(10年以上ぶりくらいに)見た。劇場で初めて見た時はかなり面白かった映画だったのだが、その後にDVDで見返してみるとイマイチだったという記憶があるので、果たしてどう感じるだろうと思っていたが、群像劇としての面白さはそれなりにあるものの、全体的になにかとっちらかったオールスター映画のような印象で、それぞれの登場人物に見せ場を作ろうとして逆に薄みになるというこの手の大作映画特有の落とし穴にはまっている感じ。三谷幸喜監督は舞台出身のためか、映画でも舞台となる場所を一か所に限定していることが多いが、本作は主軸となるストーリーがはっきりせず、せめて宿泊客の中にでもほかの登場人物たちを客観的に見る狂言回しのような存在がいればとも思ってしまうが、そういう存在も見当たらないために、ただのドタバタに終始している印象があり、一応、登場人物たちそれぞれの人生というものをテーマとしているようだが、それも何か取ってつけたような感があるのも少し残念だった。とはいえ、何も考えなければじゅうぶんに楽しめる映画だと思うし、(少なくとも「ギャラクシー街道」のようながっかり感はない。)冒頭にも書いたように劇中の時期に合わせて見たせいか新年を迎えるラストシーンに高揚感というか、リアルタイム感というのか、そういうのはあったし、(実際の大晦日の夜10時前頃から見始めるとちょうどいいかも。)数多い出演者の中でも「新撰組!」の出演者が多いのは、やっぱり時期的なもの(最終回放送後1年ちょっと後の公開)もあるのだろう。そのつながりでオダギリジョーと麻生久美子も出演しているのだが、本作では絡みはないものの「時効警察」を見た後になって見るとやっぱり桐山と三日月のコンビをつい思い出してしまった。(2021年12月30日更新)[DVD(邦画)] 6点(2006-02-18 22:29:58)

48.  座頭市の歌が聞える 1作目の平手造酒役が印象的だった天知茂が再び座頭市の敵役として登場するシリーズ13作目。でも、思ったより出番が少なく、脚本の書き込みが足らないのか女郎屋から妻を出す金を手に入れるために市に挑むという悲壮感が1作目に比べてあまり伝わってこないのが残念だった。でも、市に憧れる少年や、盲目の琵琶法師とのエピソードは良かった。とくにこの琵琶法師を飄々と演じる浜村純がすごく印象的だった。[ビデオ(邦画)] 6点(2005-09-11 17:52:23)

49.  座頭市(1989) 勝新による「座頭市」シリーズ最終作で、勝新本人が監督・脚本・製作も兼任するという相当な意欲作。シリーズとしてはテレビシリーズを経た久々の劇場公開作品ということもあってか、勝新の並々ならぬ意気込みが感じられる映画になっていて、勝新の座頭市への思い入れの深さも伝わってくる。勝新の殺陣はもうこの頃は晩年だというのにスピード感があり年齢を感じさせないほどの凄まじい迫力で、とても見ごたえのあるものになっているし、「座頭市二段斬り」に出演していた三木のり平(この人の起用はなんか嬉しい。)とのやりとりなども見ていて微笑ましく、かつてのシリーズのようにさりげなく笑えるシーンを挿入しているなど娯楽時代劇としてはじゅうぶん満足いくものになっている。しかし、昔、勝新の追悼番組でテレビ放送された際も見ている作品だが、大映のシリーズをほとんど見た状態で改めて見てみると妙な違和感を感じてしまうのも事実で、市を演じる勝新に貫禄がつき、一層渋みが増しているのはいいのだが、それがかえって市のキャラクターが大映のシリーズとどこか違うなと感じてしまい、また流血シーンのリアルさは黒澤明監督の「用心棒」や「椿三十郎」を意識してるのかもしれないが、「座頭市と用心棒」でも少し思ったんだけど今回はそれ以上にやりすぎ感があるような感じがするし、樋口可南子との濡れ場も大映のシリーズを見慣れているとかなり違和感がある。それに主題歌が英語というのもこのシリーズにはそぐわない感じがしたのが残念。とはいえ、さっき書いたように純粋な一本の娯楽映画としては存分に楽しめる出来になっているので見ていて退屈はしない。でもやはりシリーズとしては大映時代のもののほうが好きだな。(2009年12月17日更新)[DVD(邦画)] 6点(2005-07-18 21:20:34)(良:1票)

50.  座頭市海を渡る 《ネタバレ》 たけし版にも出演していた大楠道代(当時 安田道代)がヒロインをつとめている。脚本が新藤兼人なせいかいつもより娯楽性がやや薄めな感じだが、池広一夫監督の演出は見せ場をよく心得ていて、ここぞという時に盛り上げてくれる。ただ、やはり座頭市に匹敵する用心棒が登場しないのは寂しい気もする。[ビデオ(邦画)] 6点(2005-03-12 15:59:38)

51.  サラリーマン忠臣蔵 《ネタバレ》 忠臣蔵のストーリーを現代(製作当時)のサラリーマン社会に置き換えた東宝の喜劇映画で、一応、社長シリーズの一篇ということになっているが、ストーリーの展開上、森繁久彌は社長(浅野)ではなく、専務(大石)ということになっているなど、従来のこのシリーズの設定とは異なる部分があるのだが、このシリーズを見るのがものすごく久しぶり(本作自体は見るの二度目だけど。)なせいか、ほとんど気にせずに見ることができた。全体的に見て東宝らしい明るい軽めの喜劇映画なのだけど、思ったよりは真面目に忠臣蔵をパロディー化している印象で、吉良(東野英治郎)をレセプション会場で殴ってしまった浅野(池部良)が謹慎を命じられ、その後に事故死する件や、フランスから帰国した大石が浅野の墓参りをするシーンは少しシリアスに描かれているし、浅野の後任の社長に就任した吉良が自らの意に沿わない社員を次々と左遷していく展開もしっかりした描き方をしている。でもだからこそラストで吉良に反旗を翻す大石たちの行動は見ていてスカッとするものがあった。従来の社長シリーズ同様に二部作構成で、後編まで見ないとストーリーが完結しないのだが、元が有名な話で結末まで分かっているとはいえ、見終わって続きも見たいと思わせてくれるところが良い。東宝サラリーマン喜劇100本記念映画で、三船や池部良をはじめ、志村喬など普段はこの手の映画であまり見ることのないような豪華な俳優陣が脇で出演していて、プチオールスター映画としても見どころのある映画だ。(2018年3月23日更新)[DVD(邦画)] 6点(2005-03-06 19:18:54)

52.  ザ☆ドラえもんズ ゴール!ゴール!ゴール!! 《ネタバレ》 ドラえもんズシリーズ最終作となる第7作。ドラえもんズ(ドラえもん除く)がアチモフ軍団とサッカー対決をするという内容は明らかに日韓ワールドカップに便乗したものと思うが、10分未満の短編でほぼ試合のシーンしかなく、ストーリーも無いに等しいのでいくら子供向けのドラえもんズシリーズとはいえこれはちょっとなあという感じが否めない。でも、全編セリフ無しのサイレントというのは挑戦的ではあった。本作でドラえもんズシリーズも終わりなのだが、全7作でドラえもんズのメンバーも7人なら1作ずつでメンバー1人ずつに主役が回ってくる構成でも良かった気はする。[DVD(邦画)] 5点(2023-03-18 13:47:35)

53.  ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ? 《ネタバレ》 ドラえもんズシリーズ第4作。今回の主役は王ドラとエル・マタドーラで、このコンビがけっこういい味を出しているのだが、舞台や登場人物がアンパンマンのような世界観でさすがにこれはちょっとと思うし、15分ほどの短編でほぼずっと主役の二人にドラえもんズの同級生であるジェドーラを加えた三人で話が進むので、後半になって登場するほかのドラえもんズの出番が少なく、活躍もほとんどないのがなあ。山寺宏一が本作でドラえもん初出演というのがけっこう意外。[DVD(邦画)] 5点(2023-03-02 20:00:23)

54.  ザ☆ドラえもんズ ムシムシぴょんぴょん大作戦! 《ネタバレ》 ドラえもんズ見るのもかなり久しぶりなのだが、現在ではすっかり忘れ去られた存在になってるためか、少し懐かしさもある。とはいえ、このシリーズは完全に子供向けなので今になって見るのもどうかと思ったが、割り切って見ればそこまでつまらないわけでもない。(特に面白いわけでもないが。)ただ、ドラえもんズを合格させるためとはいえ、校長のハゲ頭が光って日没前というのはやっぱり強引すぎるよなぁ。横山智佐が声を演じる黄色いドラえもんが2度目の登場を果たしていて、まさか再登場している作品があるとは思っていなかったので思わず懐かしさを感じた。主題歌を歌っているのが神崎ゆう子というのも、まさに「おかあさんといっしょ」で歌のお姉さんをやっていた頃にドンピシャで見ていたので、少し意外に感じたが、これも懐かしかった。[DVD(邦画)] 5点(2023-02-23 17:13:11)

55.  桜田門外ノ変 《ネタバレ》 桜田門外の変を描いた時代劇だが、事件に至る経緯がメインではなくて、大老暗殺に参加した藩士たちのその後がメインになっているのが若干の肩透かしを感じる。冒頭で桜田門外の変を描き、そこに至る経緯はそのあとの回想シーンで描かれているが、この構成が本作をちょっと分かりにくいものにしていると思うし、藩士たちの逃亡劇にドラマがあるというわけでもないので歴史をなぞるだけに終始し、純粋に物語として面白味がほとんどなく、まさしく歴史の授業で見せられる映画という感じ。いちばんの見せ場である序盤の変のシーンはけっこう力が入っているが、そこに至るまでが描かれていてこそカタルシスを感じられるのにそれは後回しなので見せ場として非常に物足りなく感じ、もっとそこを描くべきだったと思う。大作感は佐藤純彌監督の前作「男たちの大和」に続いて巨大なセットを使った撮影に見られる。キャストの中では藩士の一人を演じる生瀬勝久はコミカルな役どころの多いイメージがあるが、(今BSで再放送されている「トリック」を見ていることもあって矢部のイメージが強くなってる。)それとはまったく違うシリアスな役柄を違和感なく演じているのが印象に残る。ほか、主人公を匿う本田博太郎や温水洋一がいい味を出していた。それだけに、映画に物語としての面白味があればなあと思ってしまう。[DVD(邦画)] 5点(2015-12-30 12:12:39)

56.  最後の忠臣蔵 《ネタバレ》 杉田成道監督の「北の国から」以外の作品を見るのは初めてで、だからどうしても「北の国から」のような雰囲気のものになっているのではないかと思ったが、かなり淡々とした時代劇で、「北の国から」とは全く異なった雰囲気の作品になっていて、杉田監督の器用さを感じる。(もし、主題歌や挿入歌にさだまさしを起用していたらそれだけで「北の国から」を連想してしまっていたかも。)赤穂浪士の生き残りを描いた忠臣蔵の後日談ということで、同じ原作者の「四十七人の刺客」(市川崑監督)の続編のような内容で2本セットで見てみるのも面白いかもしれない。ただ、映画としてはそこそこよく出来ていると思うものの、やはり、最後の瀬尾(役所広司)の切腹シーンはくどいし、なにもあんなに直接描かずに観客の想像に任せておいたほうがよかったのではないかと思う。瀬尾が切腹することは映画を見ていても容易に分かるので、ここは観客を信頼して結婚式のシーンで終わるべきだった。それでも映画は見る前の想像よりは面白かったと思う。大石内蔵助を演じていた片岡孝夫は野村芳太郎監督の「配達されない三通の手紙」や「わるいやつら」での印象があるのだが、この映画では随分と貫ろくがつき、演技も渋くなっていてちょっと驚いた。最後にちょこっと出ている田中邦衛は、最近はリアルタイムではほとんど見かけなくなり、DVDなどで若い頃の出演作(若大将シリーズや「仁義なき戦い」シリーズなど。)ばかり見ていたため、なんだか突然老け込んでしまったような感じだった。[DVD(邦画)] 5点(2011-12-29 13:40:39)

57.  座頭市逆手斬り 約1年半ぶりに見た「座頭市」シリーズだったが、いたって普通の印象。勝新の殺陣シーンは相変わらず凄いが、時間がいつもより10分程度短いのもあってか何かちょっと物足りない気がする。百太郎のニセ座頭市は笑えるし、市とのやりとりも楽しく、演じる藤山寛美の魅力が伝わってくる。しかし、少しキャラクターが立ちすぎな感じで勝新が食われ気味なのが残念。敵側に凄腕の用心棒がいないのもこのシリーズ見るの久しぶりだったからか少しさびしいなあ。[DVD(邦画)] 5点(2008-12-08 14:07:26)

58.  ザ☆ドラえもんズ ドキドキ機関車大爆走! 《ネタバレ》 ドラえもんズシリーズ第5作。今回の主役は1作目に続いてキッドなのだが、前作よりは主役であるキッド以外のドラえもんズの面々も一応ちゃんと活躍の場があってそこは前作よりも良かったかと。今回から監督と脚本家が代わっているが、印象としては特にこれまでと変わらず。エンドロールのバックでヒロインを追いかけてドラえもんズが走っている中、ドラえもんだけがタケコプターで飛んでるのがなんかすごい浮いてる。(2023年3月11日更新)[DVD(邦画)] 5点(2006-04-29 01:05:01)

59.  座頭市果し状 《ネタバレ》 医者とヤクザ者である座頭市とのふれあいを中心に描くシリーズ第18作。医者の役に志村喬を起用しているため、黒澤の初期の傑作「酔いどれ天使」を彷彿とする内容になっている。しかし出来はイマイチだった。[ビデオ(邦画)] 5点(2005-02-28 18:00:53)

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