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プロフィール |
コメント数 |
81 |
性別 |
男性 |
年齢 |
43歳 |
自己紹介 |
しがない理系の学生さん。映画・読書共にその趣味は無節操。TRPGとWWE、自転車コギコギな放浪が大好き。Deniroさんの(自称)敬虔な信者。今の望みはTHE SOPRANOS第2シーズン以降のDVDが日本で発売されること。 |
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1. さらば、わが愛/覇王別姫
《ネタバレ》 京劇の中でしか后になれない男性を、実に中性的な振る舞いで見事に表しきったレスリー・チャンさんが強い印象を残してくれました。劇中で、女性としての色々な面をさりげなく、時に強烈に見せてくれたコン・リーさんもことのほか魅力的です。堕ちていく覇王の中に男性の身勝手さを体現したチャン・フォンイーさんも秀逸です。激しく移り変わる世相の中で、それぞれが自分の立ち位置を模索、あるいは堅持しようとする姿に暗い情念をかぶせつつも、ときにユーモアを交えどこか客観的な視点で描ききった監督さんには拍手喝采したい気分です。シーン中の色遣いの見事さや、ときおり挟まれる妖しいくらいの艶めかしさで描かれる人物達などに感心しっぱなしでした。ティエイーさんは、劇中の虞美人になぞらえるという選択しかできなかったのでしょうか?最後の台詞は、きっと間違えたのではなく、彼のあるがままの言葉だと思えてなりません。いつまでも心の深いところで溜まりつづけるような切なさを残してくれる作品だと思いました。レスリー・チャンさんのことについては、本当に残念だというしかありません。願わくば安らかに。余談ですが、陳凱歌監督さんの作風って、本作から明確に違ってきたように個人的には感じられます。今は今で好きなんですけど。9点(2003-08-23 16:15:33)
2. さびしんぼう
ちょっとウレシハズカシなオーラ漂う前半と、すべてが収束していく後半では、全く違う作品のような印象を受けました。人が人を好きになるときには、誰のたもとらにもさびしんぼうがいるんですねぇ。ロマンティックに美化されているとはいえ、そんなことをふとほんとの事のように錯覚しそうになるほどムードがイイと思います。本作の富田靖子さんの透明感は秀逸。8点(2003-07-08 19:17:01)
3. ザ・ファン
怖いと言うより悲しい気がしました。主人公のギルも、キレてるというより寂しい人に見えました。道に迷って、道しるべになるものは何もかも剥ぎ取られて(自分のせいだけど)、どっちにいっていいかおろおろしてるような、そんな感じ。作品の出来自体は大きな穴があるし、撮り方も他にあるだろうと思うけど、妙に感情移入してしまったのでこの点数。ネジ山が潰れたネジは、ちょっとしたことで弾かれるのかも。7点(2002-08-15 23:33:25)
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1 | 3 | 3.70% |
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2 | 2 | 2.47% |
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3 | 3 | 3.70% |
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4 | 5 | 6.17% |
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5 | 4 | 4.94% |
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6 | 8 | 9.88% |
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7 | 16 | 19.75% |
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8 | 19 | 23.46% |
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9 | 13 | 16.05% |
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10 | 8 | 9.88% |
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