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1. サウンド・オブ・ミュージック
序盤はミュージカル特有の突然歌い始めて台詞を表現するという演出があったけど、しばらくすると面倒臭くなったのか普通に台詞を喋るようになって見易かったです。
初めて見るはずなのに何故かストーリーを知っていて、これってトラップ一家物語だったのか!って気付いた途端、急に親近感が湧きました。
僕の知ってるトラップ一家物語とは子供たちの設定が違っていたけど、長女にスポットを当てた展開は大好物な感じで良かったです。
マリアが魅力的に描かれているのはもちろんだけど、ライバルの男爵夫人もちょっといい人で、去り際も綺麗で高貴な女性の貫禄があって良かったです。
終盤は長女のロマンスが伏線になってて感動的に締め括るのかと思ったけど、なんだかよくわからないうちにコメディタッチのオチでハッピーエンドというのが斬新でした。
ストーリー展開に合致した歌詞が伏線として機能していて、再登場の際には思わず上手いなぁって感心させられました。[CS・衛星(字幕)] 8点(2014-03-21 19:18:29)《改行有》
2. 秋刀魚の味(1962)
冒頭からセクハラで訴えられそうな展開にハラハラドキドキ。
でも、この時代にはセクハラという概念自体がなかったようで、その後もやりたい放題。
嫁にやるとか、貰うとか、ほとんど物扱いではあるけど、そこには愛があるように感じられた。
序盤は淡々としていて物語に起伏が感じられなかったけど、縁談が動き出した中盤以降は一気に面白くなった。
行き遅れたら負け組という前提条件はどうかと思うけど、嫁に行けるかどうかの瀬戸際にそれぞれの登場人物の優しさのようなものが感じられて感動的でした。
あと、稀にぶっ込んで来るつまんない嘘も滑稽で面白かったです。[DVD(邦画)] 8点(2012-04-19 16:38:30)《改行有》
3. 猿の惑星
この作品は猿が言葉を話すというオカルトをパラドックスによって肯定してしまう。その説得力は凄まじいとしか言いようがない。衝撃的である。9点(2004-04-05 06:06:46)
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