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1. サテリコン
まるで夢の断片をつなぎ合わせたかのような不条理感満点のとんでもない作品で、意味不明加減ではあの『8 1/2』より強烈やったんやけど、それゆえにおもろいっちゅう妙な映画的魔力に満ちた作品で、フェリーニ監督の演出力にはとにかく感嘆。まあちょっと支離滅裂すぎてついていけんところもあってんけど、不思議で、怖くて、おもろくて、不快な、なんとも珍妙でたまらん作品でありました。まさに悪夢やねこれは。
[DVD(字幕)] 8点(2012-01-01 11:44:51)《改行有》
2. THE LAST MESSAGE 海猿
映画としてのスケール感と災害映像の迫力はシリーズ中最高の仕上がりで、しっかり作ればおもろくなる要素は多分に存在しとったっちゅうのに、そういう期待をいだかせたんは中盤ぐらいまでで、とにかく圧倒的にドラマ部分が貧弱すぎた。だいたいこの災害における危機や困難のなかでドラマを形成しなければならんはずやのに、出てくんのはいま起きている事態とは関係ない過去話ばかり。根本的なドラマの作り方が間違ってるねん!
[地上波(邦画)] 3点(2011-12-22 10:15:51)(良:1票) 《改行有》
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