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1. 殺人者はライフルを持っている!
《ネタバレ》 撮影時間が限られていたこともあり、準備や後処理のシーンを丁寧に(悪く言えば冗長だが)撮影している。ルーティンワークを淡々とこなす映写技師と行きあたりばったりなスナイパーの差。映写機で作業する技師と家族の死体を処理するスナイパーの決定的な差!無計画に山ほど武器を装備して、逃げ出すときも大慌てで遺留物を残しまくる。何とお粗末な!年寄りを腐す内容が多いアメリカン・ニューシネマの中で、老人age若者sageの設定は異例。シネフィルは偉大なハリウッドへのあこがれを捨てられなかったということか。スナイパーが世間(ここでは家族)から離れ、暗い廊下を歩く時に彼の顔はシルエットになる。情事笑みを浮かべる彼の表情がうかがい知れないというショットによって彼が抱える闇を表現するなどの工夫は見られるが、話があんまり面白くないので台無し。[DVD(字幕)] 5点(2017-02-15 00:37:22)
2. サイコ(1960)
《ネタバレ》 すげえ面白い。こんなに面白いサスペンス映画初めて見た!前半は金を持って逃げる女の捕まるのではないか?という恐怖感と不気味な男の存在自体の恐ろしさで見事に引っ張り、前半だけでも映画として成立するレベルのクオリティだと思います。さらに有名なシャワーシーンもあり、後半の導入部として優れているだけでなく、見どころに溢れていて感心します。後半は私立探偵が活躍するのかと思いきやミスリードで不安を煽り、男の本性が明らかになるにつれ恐怖が増していくホラー・サスペンスとして完璧な流れを経て精神科医の種明かし。こちらもただの解説にとどまらない恐ろしさがあり、ラストショットがより恐ろしく感じられるようになっています。女が車内で想像していた被害者たちの声が演出上の伏線になっているのも凄いんですよね。完璧な映画じゃないか。俳優の演技も良いし、大満足です。[DVD(字幕)] 9点(2015-06-30 19:32:06)
3. 猿の惑星
残念なのは、この映画のパロディが出尽くした現在に初鑑賞したことです。同年公開の2001年宇宙の旅と比べると残念な美術、古臭くなってしまった問題提起、衝撃的だったラスト…公開当時に見ていたのなら、どんな感想を持ったんだろう。[DVD(字幕)] 4点(2013-08-17 01:07:55)
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